先行レビュー
電動ワーキングチェア「LiberNovo Omni」新モデル体験会レポート。座面内にファンを仕込んだ上位モデル「LiberNovo Omni Pro」など3製品を座り比べてみた
2026年5月29日 22:15
- 【「LiberNovo Omni」シリーズ体験会】
- 5月30日 10時~20時開催
- 場所:渋谷 宇田川町ビルディング
ワーキングチェアを展開する香港の新興企業であるLiberNovo(リベルノヴォ)は5月29日、同社の展開する電動ワーキングチェア「LiberNovo Omni」シリーズの最新モデルとなる「LiberNovo Omni Pro」、「LiberNovo Omni SE」、「LiberNovo Maxis Airflow」3製品のメディア向け体験イベント、並びに来場者向け体験イベントを開催した。5月30日にも渋谷の宇田川町ビルディングにて、一般来場者向けの体験イベントを引き続き実施する。
「LiberNovo Omni」とは、ゲームプレイ時や創作、仕事など、作業時のあらゆる動きに対応するように、人間工学に基づいたエルゴノミック設計のワーキングチェア。今回イベントを実施した新モデル3製品はいずれも、従来モデル「LiberNovo Omni」の特徴を継承しながら、4段階だったリクライニング機能を5段階にアップデートするなど、ブラッシュアップしたモデルとなる。発売日および価格は後日発表予定。
これらのうち、「LiberNovo Omni SE」は電動機能を省略した廉価モデルで、「LiberNovo Omni Pro」と「LiberNovo Maxis Airflow」はアップデートした新機能をフルに備える上位モデルとなる。
なお、初代「LiberNovo Omni」は終売となるが、基本機能はそのままに、5段階リクライニングやバッテリの共通化など、今回の3モデルと仕様を合わせた後継モデルとして「LiberNovo Omni Gen」も用意しており、こちらは「LiberNovo Omni」の在庫がなくなり次第、切り替わる予定とのこと。実質標準モデルとして継続する形となるようだ。
本稿では渋谷の宇田川町ビルディングで行なわれたメディア向け体験イベントにて、実際に座ってみた時の感触や、発表会の様子などをレポートする。
座面に内蔵したファンで通気性を向上する「AirFlow」機能を搭載
まずは既存の「LiberNovo Omni」について簡単に紹介したい。ワーキングチェアとしての最大の特徴は電動で動作する「電動ランバーサポート」によるバックレスト調整機能だ。バックレストが電動で動作し、背骨のカーブを好みに合わせて調整できる。また、5分間、バックレスト内部が稼働して、マッサージチェアのように背中をほぐす「Omniストレッチ」なども備える。バックレスト部は、背骨にフィットする「フレックスフィットバックレスト」を採用する。電動部は内蔵バッテリで動作する。
今回新たにリリースされる最新モデル「LiberNovo Omni Pro」の最大の特徴は座面内にファンを内蔵し、座っている臀部の通気性を改善する「AirFlow」モードを搭載したことだ。また、足部分のキャスターベースにはアルミ合金素材を採用。一体成形でつなぎ目がなく、高い耐久性と洗練されたデザインを両立している。ほかにもデンマークのGabriel社製生地「Atlanticファブリック」を採用したことで、11万回の耐摩擦試験をクリアする耐久性、耐火性を実現しているとする。
2つめの最新モデル「LiberNovo Maxis Airflow」は、かなりユニークなアプローチのワーキングチェアで、体の大きい人が快適に使えるワーキングチェアとして開発されている。具体的には適合身長は178~200cm、適正体重は120kgとしており、これら身長、体重未満の人が使うと、むしろ違和感が出る可能性があるとしている。機能面については最新モデル「LiberNovo Omni Pro」に準じるが、座面サイズが大型化しているほか、バックレストの幅なども大きめに作られている。
もう1つの最新モデル「LiberNovo Omni SE」は電動機能を省略した廉価モデルとしてリリースされる。バッテリは搭載されず、「電動ランバーサポート」も未搭載で、「手動式ランバーサポート」として回転ノブ式の調整機構が搭載されている。
そのほか、全モデルを対象にチェアとしての機能を従来モデルと比べてアップデート。前述の通り、リクライニングの段階を従来の4段階から5段階とし、途中の角度を追加したことで、あらゆるシーンにおいて、自然な姿勢をよりサポートできるように改善された。
また、ヘッドレストも改良されており、高さの調整幅や前後の調整幅、角度調整幅などが拡大されたほか、クッション自体も中央部の厚みを増やしたことで、より優しく首周りを包み込めるという。アームレストも高さの調整幅などが改良されるなど、チェアとしての全体の構造をアップデートし、操作性を向上していると説明している。バッテリは着脱が容易になり、簡単に交換できるようになった。
こうしたチェアとしてのアップデートについては、前述の後継モデル「LiberNovo Omni Gen」にも採用されている。
リラックスしたままでゲームが楽しめる! ほとんど音や振動がない「AirFlow」による通気性も魅力
実際に座り心地についてチェックした。まずは最新ハイエンドモデルの「LiberNovo Omni Pro」についてだが、とにかく多彩なリクライニングが気持ちいい。特に完全にそのまま寝られる160度の角度は、家にあったら間違いなく寝てしまうくらい気持ちいい角度だ。中間角度についても、それぞれの目的に応じたほどよい角度になっており、個人的には135度の「エンターテイメントポジション」がゲームプレイ時などに気持ちよさそうだと感じた。
目玉の「AirFlow」モードについてもチェックした。このモードは通常モードと強力モードの2種類が用意されており、通常モードではファンの挙動は椅子の上からはほとんど感じられず、強力モードにした場合であっても、ファンの吸気がわずかに感じられる程度となっており、座っていてファンの音が気になったり、臀部が涼しくなりすぎるといったことはなかった。
今回は短時間の試用だったため、気づきにくかったが、何時間も椅子に座ったままでゲームに熱中していると、いつの間にか座っている椅子が熱くなってしまい、イヤな汗をかいてしまったということはよくあるだろう。それが内蔵ファンにより、こもった熱が排出され、通気性が改善されるというのはなかなか革命的な機能と感じられる。個人的には長時間座ったままでどのくらい改善されるのかチェックしてみたいところだ。
また、「電動ランバーサポート」によるバックレスト調整はゆったりと動作して最適な位置に調整できるので、この動きがかなり気持ちいい。自分にとって最も気持ちのいい位置をこうして電動で調整できるというのはかなりありがたい機能と言える。
加えて「Omniストレッチ」は、簡易的な「マッサージチェア」そのものがチェアに埋め込まれたような感触となっており、本格的なマッサージチェアを買うほどではないが、たまにちょっとマッサージしたいといった用途には最高の機能と感じられた。
続いて、廉価モデルの「LiberNovo Omni SE」だ。こちらは回転ノブによる手動での調整が必要なので、ちょうどいい位置を探すのが「電動ランバーサポート」と比べるとちょっと大変そうだ。しかし、ノブの位置は座ったままでも操作しやすいところに設置されているので、座ったままで調整しやすい。こちらもワーキングチェアとしての座り心地はかなり気持ちいい。「Omniストレッチ」だけはどうにもならないが、「LiberNovo Omni」の入門編として見れば仕方ないところだ。5段階リクライニングなどは利用できるので、バッテリ不要で快適に利用できる廉価版のワーキングチェアとして見れば、選択肢の1つとしては悪くないだろう。
そして、もう1つの最新モデル「LiberNovo Maxis Airflow」も試した。こちらは座面やバックレストの幅が大きく、かなりゆったりした座り心地だ。前述の「電動ランバーサポート」や「AirFlow」機能などは「LiberNovo Omni Pro」と同等な点もありがたい。一方でバックレストについては、筆者が小柄で軽量な点もあってか、かなり硬く、力を入れて押さないと背もたれが倒れないくらいの作りになっていた。同社によると、体重の重い人が利用した際でも、受け止められるように通常のモデルと比べてスプリングが追加されているとのことで、同社が指定する適合身長や体重に満たない人が購入を検討する場合には、一度座り心地をチェックしてみることをオススメしたい。
最後に、既存の「LiberNovo Omni」の後継モデルとされる「LiberNovo Omni Gen」も試した。こちらは「LiberNovo Omni Pro」と比べると「AirFlow」が搭載されていないが、そのほかの座り心地のさまざまな部分がアップデートされていることもあってか、短時間での試用では、正直なところ、区別がつかないくらいに気持ちよく利用できた。ただし、1度「LiberNovo Omni Pro」に座っていると、チェアの肌触りに違和感を覚えることもあったので、この辺りは座り比べができる今回の体験イベントなどで違いをチェックするのがオススメだ。
世界累計5万台販売の実績などを紹介
メディア向け発表会では、LiberNovoの日本マーケティング責任者(Head of Marketing, Japan)のAllen Li氏が登壇し、LiberNovoについての会社概要や、新製品の特徴などについて紹介した。
LiberNovoは、もともとNASAやDJIなどで開発に携わってきたエンジニアが集まって2023年に設立された。コロナ禍を経てワークスタイルが変化する中で、長時間のデスクワークによる体への負担を、ワークチェアの設計・製造技術の視点から解決すべく取り組んでいるという。
「LiberNovo Omni」については、世界初となる「動きに合わせて体を支える電動ワークチェア」の製品化を実現した製品だ。200名以上の専門スタッフによる研究開発の結果、「LiberNovo Omni」は各所で特にクリエイターを中心に高い評価を獲得しており、現在は世界70カ国以上で展開し、累計5万台以上を販売していると実績を報告した。
クラウドファンディングサービスの「KickStarter」で「LiberNovo Omni」を掲載した際には1,000万ドルの資金調達に成功したほか、日本のクラウドファンディングサービス「Makuake」では、約5,000名から約4.6億円の資金調達に成功し、日本上陸が果たせたとしている。
今回の3製品についての紹介を終えたAllen Li氏は、2026年は非常に重要なタイミングであり、創造性や集中力を支える製品開発を通じて、新しいワークスタイルを提案していきたいとして、プレゼンテーションを締めくくった。
なお、今回新たに発売される「LiberNovo Omni Pro」、「LiberNovo Omni SE」、「LiberNovo Maxis Airflow」については、現在1,000円での事前予約金を受け付けているが、事前予約に参加することで5,000円分の割引クーポンがプレゼントされるほか、購入金額に応じて同社オリジナルグッズなどがプレゼントされる予定となっている。
(C) 2026 LiberNovo All rights reserved.



















































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