「EVOLVE Ultimate Edition」レビュー
EVOLVE Ultimate Edition
惑星シーア最後の5日間を描く「脱出」をはじめ、多彩なゲームモード
(2016/1/14 00:00)
惑星シーア最後の5日間を描く「脱出」をはじめ、多彩なゲームモード
ゲームモードの紹介に移ろう。ソロプレイには「クイックプレイ」と「脱出」、マルチプレイには「クイックプレイ」、「狩猟」、「脱出」というゲームモードがある。「クイックプレイ」はどちらのモードでもランダムに選択されたマップで「狩猟」、「防衛」、「アリーナモード」のいずれかにマッチングされる。
「脱出」は、惑星シーアの全住民が5日後にやってくる輸送船で脱出することになり、それまでの生き残りをかけて戦うというもの。「狩猟」、「巣窟」、「救出」、「防衛」という4つのモードはそれぞれ勝利条件が異なっている。5日間のうち、第1日目は「狩猟」で最終日は「防衛」というミッションは固定になっており、それ以外は2つ発生するミッションのどちらかを選択できる。それぞれのモードは以下のような内容だ。
「脱出」では、ハンター側が勝つと次のステージでオートタレットが使えるようになったりと、勝敗によって多少内容が変化する。選べるステージも18のマップからランダムに選ばれていくので、毎回少しずつ違う戦いになるのが面白い。
「狩猟」
モンスターは3段階に進化して、ジェネレーターを破壊する。ハンターはモンスターが進化する前に倒すのが目標。モンスターには、ハンターが降下するまで30秒の猶予が与えられる。ハンターはモンスターの残した足跡や食い残しの死骸に集まってくる鳥の様子を見ながらモンスターを探しだす。狩るか、狩られるかという「EVOLVE」のテーマに一番マッチした殺し合いモードだ。
「巣窟」
基地の周りにモンスターが卵を産み付けており、ハンターはその卵のせん滅を目指す。モンスターは卵や、孵化させると出てくる手下を守るためにハンターと戦う。普段は攻撃一辺倒になることの多いモンスターが珍しく守りに回るモードだ。
「救出」
モンスターの凶暴さがちょっと申し訳なくなるモード。ハンターは逃げ遅れた生存者を発見して脱出装置まで護衛する。モンスターは生存者が脱出するまえにせん滅を目指す。このモードをモンスター側でプレイすると、銃で必死に抵抗してくる生存者を蹂躙するという、本当にモンスターらしいというか、ちょっとハリウッド映画の怪獣気分が味わえる。
「防衛」
モンスターがすでに進化した第3段階の状態から始まる、まさにクライマックスにふさわしいモード。モンスターは基地のジェネレーター破壊を目指し、ハンターはそれを阻止する。ジェネレーターは3つあり、1つ壊すごとに奥への道が開放される。モンスターの手下もたくさん襲ってくるので、気が抜けない激しいバトルが展開する。
マルチプレイモードで、人間相手だから体験できる映画のような緊迫感
さて、ここまではずっとソロプレイで鍛錬を重ねてきたが、パークもレベルもそこそこ貯まってきたらいよいよマルチプレイデビューをしてみよう。マルチプレイでは、まず自分が遊びたいクラスをモンスターも含めて第1候補から第5候補まで選んでおく。その後、どのモードで遊ぶかを選択すると自動的にマッチングされる。マッチングにかかる時間は深夜でも早ければ数秒と快適だ。
「クイックプレイ」の中にある「アリーナモード」は、モバイルアリーナの狭い範囲で戦うモードで、3戦先取で勝利を争う。逃げ回る余地がほとんどないため、スタートしてすぐガチンコの殴り合いバトルになるので、サクサクとテンポよく遊べるのが快適だ。
ただしクイックプレイでは、ランキングは関係なくマッチングされるらしく、ものすごく強いモンスター(ユーザー)と当たることもある。自分のランクと近い人とじっくりと戦いたいなら「狩猟」が一番で、「脱出」は5ミッションすべてをクリアするにはそれなりに時間がかかるため、一方の負けが混んでくると途中でみんな抜けてしまい、マッチングがキャンセルされることもあった。
たくさんのキャラクターや視点があり、最初は複雑そうに思えた戦闘も、慣れてくると似たような特製の攻撃が1つのボタンに集めてあることが分かり、どのクラスでもまあまあ無難なプレイができるようになった。筆者は普段から遊んでいるMMORPGで盾役や回復薬をすることが多いので、今回もサポートやメディックを中心に遊んでみたが、我ながらファインプレイだなと思うプレイができるタイミングで、キャラボイスでも「いいメディックだ!」とほめてくれたりして、嬉しくなる。マルチプレイでは周りもプレーヤーなのでAIではありえない人間的な動きをしているので、セリフと相まって今までにない没入感でゲームの世界を楽しむことができたのは思わぬ発見だった。
本作ではマッチングの開始時やリスポーンのローディング中にカットシーンが挿入されるのだが、それではキャラクターの意外な正体が語られたりと、ストーリーモードはないが、世界感を楽しむ仕掛けは随所に用意されている。世界観になじんでくると、テイクツーらしい濃いめのマッチョキャラも、だんだん味わいが癖になってくるから不思議だ。ぜひこの映画のように迫力満点でスリリングな体験を味わってほしい。
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