2022年5月24日 00:00
日本のeスポーツシーンの最近の話題といえば、FPS「VALORANT」の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 - Masters Reykjavik」で、日本代表の「ZETA DIVISION」が大方の予想を覆し、世界3位という好成績を残したことであろう。これまでFPSで日本チームが世界上位に入賞した記録はほとんどなく、日本FPS界の歴史に残る偉業である。「ZETA DIVISION」の快進撃により、競技種目である「VALORANT」にも注目が集まっている。「Apex Legends」や「フォートナイト」などに交じって最近は「VALORANT」も熱い存在となっている。筆者の息子も、以前は「Apex Legends」や「Overwatch」などをよくプレイしていたが、最近は「VALORANT」ばかりをプレイしている。やはりeスポーツ振興には強いチームの存在が欠かせない。
「VALORANT」最大の特徴と言えるのは、PCでしか遊べないところだ。GAME Watchの読者の中にも、これを機に「VALORANT」を始めてみようかと考えている方もいるのではないだろうか。そこで今回は、「VALORANT」に最適なインテルの最新世代CPUを搭載した最新ゲーミングPCを紹介したい。GALLERIA(ガレリア)ブランドのゲーミングデスクトップPCとしてはミドルレンジに位置する「GALLERIA XA7C-R36T」である。
インテルの最新CPU「Core i7-12700」と最新世代GPU「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載
「GALLERIA XA7C-R36T」(以下、XA7C-R36T)は、充実したラインナップを誇るGALLERIAシリーズの中ではミドルレンジにあたる製品で、性能が高いことが魅力だ。この性能というのは、もちろん実際のゲームにおけるパフォーマンスを指す。具体的な検証結果については後述するが、今回試用したXA7C-R36Tは、昨年夏に登場したXA7C-R37 第11世代Core搭載より価格が2万円安くなっているにもかかわらず、実際のゲームにおけるベンチマーク結果は大きく向上しているのだ。
CPUとGPUの組合せとしては、旧モデルのXA7C-R37 第11世代Core搭載がCore i7-11700とGeForce RTX 3070なのに対して、今回取り上げるXA7C-R36TはCore i7-12700とGeForce RTX 3060 Tiとなる。CPUは同格、GPUはXA7C-R37 第11世代Core搭載の方が格上となるが、XA7C-R36Tのほうがパフォーマンスが高くなっているのだ。
昨今、ゲーミングPC業界を悩ませている問題がビデオカードの高騰によるPCの高額化だ。実は、世界的な半導体不足やマイニング需要、コロナ禍などの原因によって、ここ数年ビデオカードの価格が高騰しており、ざっくり以前の2倍くらいの値段になっている。例えば、XA7C-R36Tでは、GeForce RTX 3060 Ti搭載ビデオカードが採用されているが、GeForce RTX 3060 Ti搭載ビデオカードの実売価格は7~9万円程度であり、6年ほど前に発売されたGeForce GTX 1060搭載ビデオカードの当時の価格が3万円台半ば~4万円程度であったことと比較しても、やはり約2倍になっている。そのため、ゲーミングPCの価格も以前よりやや高めにシフトしているのだ。
しかし、最新の第12世代Coreを搭載したXA7C-R36Tは、同水準の価格設定を維持しながら絶対的なパフォーマンスは数段向上しており、価格に見合う性能は十分に備えているといえる。それでは、XA7C-R36Tの基本スペックを見ていこう。
【GALLERIA XA7C-R36T】
CPU:Core i7-12700(12コア/20スレッド、2.10GHz~4.80GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti(8GB)
チップセット:Intel H670
メインメモリ:16GB DDR4-3200MHz DIMM(8GB×2)
ストレージ:1TB NVMe SSD
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
本体サイズ:220×440×480mm(幅×奥行き×高さ)
本体重量:約14㎏
価格:239,980円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=30&ft=&mc=10881&sn=0
CPUとしてインテルのCore i7-12700を搭載している。Core i7-12700は、開発コードネーム「Alder Lake」と呼ばれていた最新のCPUであり、第12世代Core iシリーズの製品だ。第12世代Core iは第11世代Core iとは設計が一新され、多くの点が強化されている。最大のウリは、インテルのCPUとしてはじめて2種類のコアを搭載していることだが、Core i5-12600KとCore i5-12600KFを除くCore i5以下の製品では、コアが1種類しか搭載されていないため、その恩恵を受けることができない。第12世代Core i搭載PCを買うなら、Core i7以上のCPUを選ぶべきだ。本製品に搭載されいてるCore i7-12700は、性能重視のPコアを8個、効率重視のEコアを4個搭載した12コアCPUであり、第12世代での進化点をフルに享受できる。Pコアは1コアで2つのスレッドを同時実行可能なので、CPU全体では最大20スレッドを同時実行可能である。
ゲーミングPCを構成するパーツの中でも、特に高価かつ重要なパーツがGPUである。XA7C-R36Tは、NVIDIAの最新世代GPU「RTX 30シリーズ」に属するGeForce RTX 3060 Tiを採用している。GeForce RTX 3060 Tiは、GeForce RTX 3060とGeForce RTX 3070の間に位置する製品であり、4,864個のNVIDIA CUDAコアを搭載、8GBのビデオメモリを備えている。ちなみに、GeForce RTX 3060のCUDAコアは3,584個、GeForce RTX 3070のCUDAコアは5,888個であり、GeForce RTX 3060 Tiは3060と3070の中間よりも3070よりの性能を持っていることになる。また、メモリバス幅もGeForce RTX 3060は192bitだが、GeForce RTX 3060 TiとGeForce RTX 3070は256bitであり、GeForce RTX 3060 TiはGeForce RTX 3060の強化版というより、ワンランク上のGeForce RTX 3070の廉価版というほうがふさわしい製品だ。
GeForce RTX 3060 Tiは、「VALORANT」をはじめとする最新ゲームをWQHD(2,560×1,440)解像度で快適にプレイできる性能を誇っており、フレームレートを重視するFPS/TPSプレイヤーにもおすすめのGPUである。
メインメモリは16GBで、8GB DDR4-3200×2という仕様だ。16GBあれば、通常のゲームをプレイする際に、足りなくなることはないだろう。メモリスロットは2基空いており、最大128GBまで増設が可能だ。ストレージは、PCIe対応の高速NVMe 1TB SSDを搭載。ゲームも年々大容量化が進んでいるが、1TBあれば十分だ。
OSとしては、最新のWindows 11がプリインストールされている。Windows 11登場当初は、Windows 11での動作保証がとれていないゲームも一部あったが、登場から半年以上が経過し、「VALORANT」を含め、ほとんどのゲームがWindows 11を正式サポートするようになっているため、安心して利用できる。
電源を入れるとフロントパネルの周囲が美しく光る
GALLERIAシリーズのデスクトップPCに使われているオリジナルタワーケースは、拡張性や機能性、メンテナンス性の高い、優れたケースである。サイズは220×440×480mm(幅×奥行き×高さ)で、いわゆるミドルタワーである。
フロントパネル中央にシルバーのGALLERIAエンブレムが用意されており、GALLERIAシリーズであることをアピールしている。また、フロントパネル周囲には、RGB LEDが配置されていることも特徴だ。このLEDは、新世界への「ゲート」をイメージしており、電源を入れると美しく光る。デフォルトの発光色は青色だが、LED制御ユーティリティを使うことで、発光色や発光パターンを自由に変更できる。
フロントパネルの上部が斜め45度にカットされていることも、GALLERIAのミドルタワーケースの特徴だ。その斜め部分にフロントI/Oポートや電源スイッチが用意されているので、USBコネクタなどを抜き差ししやすい。フロントI/OポートとしてUSB 3.2 Gen1 Type-A×4とマイク端子、ヘッドホン端子を備えている。背面のI/Oポートも充実しており、USB 2.0×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×3、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、USB 3.2 Gen2 Type-C、サウンド入出力端子や2.5Gbps対応LANポートを備えている。
正面から見て左側のサイドパネルは、一部が透明になっており、内部が見えるようになっている。ゲーミングデスクトップPCでは、LEDが搭載されている光物パーツを多数搭載し、内部が鮮やかにライトアップされるものも多い。XA7C-R36Tは、そこまで派手に光るパーツは搭載されていないが、GeForce RTX 3060 Ti搭載ビデオカードにはLEDが搭載されており、サイドパネルの窓から光る様子を視認できる。また、左右のサイドパネルは、手回しが可能なローレットビスで固定されており、ドライバーがなくてもサイドパネルの脱着が可能だ。トップパネルはハニカム形状の穴が空いた樹脂パネルとメッシュパネルから構成されており、通気性とデザイン性を両立させている。
電源ユニットは80PLUS BRONZE認証の650W静音電源を採用。GeForce RTX 3060 Tiは、電力効率が高く、性能の割に消費電力が低いことも利点であり、650Wクラスなら十分余裕がある。ケースの底面には、電源ユニットのファンへのホコリの吸い込みを防ぐフィルタが装着されている。フィルタは引き出せるようになっているので、メンテナンスも簡単に行える。
大型静音ファンを3基搭載し、冷却性能も十分
GALLERIAのミドルタワーケースは、冷却能力が高いことも魅力だ。XA7C-R36Tでは、ケースのリアとトップ、フロントにそれぞれ直径140mmの大型静音ファンが1基ずつ搭載されており、エアフローがしっかり確保されている。トップのファンは回転数が900rpmと低く、音も非常に静かだ。
Core i7-12700の基本の熱設計電力は65Wと一般的であるが、負荷に応じて消費電力も上がり、最大180Wに達する。XA7C-R36Tでは、大型ヒートシンクとファンを組み合わせた高性能クーラーが装着されているので高い負荷がかかるゲームを長時間プレイしていても、安心できる。
「ファイルナルファンタジーXIV」やストレージ性能のベンチマーク結果も非常に優秀
XA7C-R36Tのパフォーマンスをチェックするために、まずは国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行した。1,920×1,080ドット最高品質でのスコアは24,158で「非常に快適」という評価に、1,920×1,080ドット高品質(デスクトップPC)でのスコアは25,239で同じく「非常に快適」という評価になった。
このベンチマークテストでは「非常に快適」という評価が最高の評価なのだが、その判定基準はスコアが15,000以上なので、その基準を大きく上回ったことになる。これだけ余裕があれば2021年12月に発売された「ファイナルファンタジーXIV」の最新拡張セット「暁月のフィナーレ」はもちろん、今後追加されるであろう拡張セットも快適にプレイできるだろう。
また、「CrystalDiskMark 8.0.4」を使ってストレージ性能を計測したところ、SSDのシーケンシャルリード(Q8T1)は3,446.86MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)が3,024.29MB/sという非常に高速な結果になった。ロットによって搭載SSDが異なるため、あくまで参考値だが、シーケンシャルリード3,000MB/s以上のSSDが採用されているとのことであり、ストレージ性能についても不満はない。
「VALORANT」のフレームレートはフルHD解像度で平均300fpsを超える!
「VALORANT」は、ライアットゲームズが開発したFPSであるが、eスポーツを意識しており、アンチチートシステムが組み込まれているほか、ゲームサーバーのレイテンシの削減にも取り組んでいる。最近のFPS/TPSは、PCだけでなくPS4/PS5やXbox、Switchなどのコンシューマー機でもプレイできるものが多いが、「VALORANT」は現状、PC以外のプラットフォームではプレイできない。
「VALORANT」は最近のFPSとしては負荷が軽い方であり、推奨動作環境もCPUがCore i3-4150以上またはAMD Ryzen 3 1200以上、GPUがGeForce 730以上またはRadeon R7 240以上と、数年前のゲーミングPCでも十分満たせるレベルだ。ただし、フレームレートはできるだけ高いことが望ましく、PCスペックは高くて困ることはない。最低でも60フレーム、できれば120フレームは欲しいところ。ちなみに60以上のフレームレートは、対応しているモニターが別途必要となるので注意したい。
さっそくXA7C-R36Tでどのくらいのフレームレートが出るのか検証してみよう。フルHD解像度で、グラフィック品質を最高に設定し、Frapsを用いて実際のゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート、最低フレームレートを5回計測し、その平均を採用した。計測はメインモードで行い、マップは「スプリット」である。
「VALORANT」でのフレームレート計測結果は、平均フレームレートが303fps、最高フレームレートが406fps、最低フレームレートが182fpsであり、非常に高いフレームレートを叩き出した。フレームレートを重視する上級者でも、十分満足できるだろう。
なお、2021年9月に第11世代のCore i7-11700とGeForce RTX 3070を搭載した「GALLERIA XA7C-R37 第11世代Core搭載」をレビューした。その際、今回と同じように「FFXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」と「VALORANT」でフレームレートを計測したのだが、ファイナルファンタジーXIVベンチマークの結果は、1,920×1,080ドット最高品質でのスコアが21,738、同じく高品質(デスクトップPC)でのスコアが21,957、「VALORANT」での平均フレームレートは226fpsという結果であった。先述したようにGPUの性能はGeForce RTX 3070を搭載したXA7C-R37 第11世代Core搭載のほうが高いのだが、ベンチマーク結果は、CPU世代が新しくなり、コア数が増えたXA7C-R36Tが大きく上回っていることがわかる。ちなみに販売価格は、XA7C-R37 第11世代Core搭載は記事掲載当時は259,980円であり、XA7C-R36Tよりも2万円高い。XA7C-R36Tのコストパフォーマンスは、旧モデルのXA7C-R37 第11世代Core搭載に比べると、格段に高いといえる。
バトロワとはまた違う硬派さとチーム連携が「VALORANT」の魅力
「VALORANT」は、近未来の地球を舞台としたタクティカルFPSであり、「Overwatch」や「Apex Legends」に比べるとやや硬派な印象を受ける。その特徴の一つが、往年の「Counter-Strike」を彷彿させる購入システムだ。ラウンドが進むごとに手に入る資金を元に武器を購入する時間が設けられる。購入フェーズで、どの武器を買うかということも重要だ。
「VALORANT」では、プレイヤーが操作するキャラクターをエージェントと呼ぶが、各エージェントは、独自のアビリティを4つずつ持っている。アビリティには、閃光で敵の目をくらますフラッシュや敵を追いかけるブームボットなどさまざまなものがあるが、必殺技的な位置付けではなく、あくまで武器で相手を倒すための補助としての役割を果たしている。そのため、「VALORANT」で勝つには、正確で素早いエイミングが重要だ。XA7C-R36Tなら、フレームレートが高く、高いだけでなく安定しているため、素早く視点を移動しても動きがスムーズで、遠くにいる敵も狙いやすい。息子も普段プレイしているゲーミングPCよりも、「さらに動きが滑らかで快適にプレイできる」と喜んでいた。
「VALORANT」にはいくつかのゲームモードが用意されているが、メインとなるのは、5人ずつの2つのチームに分かれて、「スパイク」と呼ばれる爆弾を設置・起爆する攻撃側とそれを阻止する防御側に分かれて戦う「メインモード」だ。メインモードは13ラウンド先取で勝ちとなる。基本的にはキルされると復活はせず、1ラウンドあたりのプレイ時間は長くても数分だが、例えば、13-11で勝利した場合は24ラウンド戦うことになるので、決着が着くまでには結構時間がかかる。
なお、攻撃側と防御側は12ラウンド終了後に入れ変わる。また、12-12になると、テニスなどでいうデュースのような状態になり、2ラウンド差をつけないと勝利できない。実力が拮抗しているチーム同士だと、30ラウンドやっても決着がつかないこともある。そうなると心配になるのが、長時間連続稼働させたときの、性能低下やファンの音の上昇だが、XA7C-R36Tでは数時間続けてプレイしていても、熱が原因でパフォーマンスが低下するようなことは一切なく、動作は安定していた。また、ファンから出る音も気になることはなく、快適に長時間プレイできた。
こうしたタクティカルFPSでは、チームでいかに連携をとれるかがポイントで、どの武器を買えばいいのかとか、ラウンド中の役割分担や声がけなど、ボイスチャットを駆使した会話が重要になる。息子は中学3年生だが、ゲーミングPCを持っている友人も増えてきているそうで、毎日友達と一緒に声を掛け合いながら「VALORANT」をプレイしている。息子に、「VALORANT」にハマった理由を聞いたところ、
「前は『Apex Legends』や『フォートナイト』もよく遊んでいたけど、バトルロイヤルタイプのゲームにちょっと飽きてきたんだ。「VALORANT」は撃ち合いがシビアで、チームでの連携が重要なところが面白い。ボイチャで声を掛け合って、うまくチームが勝つと嬉しい。友達とチームを組むのも楽しいし、野良チームでプレイするのも面白い。」
と答えてくれた。自分以外が全部敵であり、最後の一人を目指すバトルロイヤル系FPS/TPSとチームでの勝利を目指す「VALORANT」では、見た目は似ててもプレイ感覚はかなり異なる。「VALORANT」は、ゲーム内にもボイスチャット機能が用意されているが、息子は、友達とのボイスチャットは主にDiscordを使って行っている。XA7C-R36Tでは、「VALORANT」とDiscordを同時に実行してもゲームの動作が重くなるようなことは一切なく、仲間とのコミュニケーションをしっかりとりながらのプレイが可能であった。
また、メインモード以外にも、攻撃側の全員がスパイクを持ち、購入フェーズがない「スパイクラッシュ」や14人対戦の「デスマッチ」、キルされてもリスポーンし、敵をキルすることでレベルが上がっていく「エスカレーション」、チーム5人全員が同じエージェントになる「レプリケーション」といったゲームモードも用意されており、それぞれまた違ったプレイ感覚が楽しめる。性能に余裕のあるXA7C-R36Tなら、どのモードも快適にプレイでき、今後より負荷が高いゲームモードが登場しても余裕で対応できる。
基本無料で遊べるタイトルなので、興味を持った方は是非プレイしてみてはいかがだろうか。
「VALORANT」をはじめ、PCならではのゲームを存分に楽しみたい人に
今回、レビューしたXA7C-R36Tは、GALLERIAシリーズのゲーミングデスクトップPCとしてはミドルレンジに位置する製品だが、ベンチマーク結果から分かるようにそのパフォーマンスはとても高い。旧モデルの上位機種を大幅に上回るベンチマーク結果を叩き出したのには驚いた。第12世代Core iは性能が大きく上がっているというのは耳にしていたが、実際にこれだけパフォーマンスが向上したことを目の当たりにして、ゲーミングPCとしてのXA7C-R36Tの完成度の高さを思い知らされた格好だ。単に「VALORNT」を快適にプレイするだけでいいのなら、もっとスペックの低い製品でも十分だが、「ELDEN RING」や「BATTLEFIELD 2042」といった、PCならではの負荷の高いゲームをプレイしたいのなら、パフォーマンスに余裕がある本製品をおすすめしたい。
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※価格・構成については、2022年5月10日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。