ゲーミングノートPC「GALLERIA ZL7C-R37TH」レビュー

GALLERIA ZL7C-R37TH

16型165Hz対応WUXGA液晶搭載、あえて有線LANを廃したハイグレードモデル

ジャンル:
  • ゲーミングPC
発売元:
  • サードウェーブ
開発元:
  • サードウェーブ
プラットフォーム:
  • Windows PC
価格:
299,979円(税込)

 2022年6月17日、パソコンショップ「ドスパラ」を全国に展開しているサードウェーブは、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」ブランドのノートPC 4製品の販売を開始した。今回販売が開始された製品は上位から「GALLERIA ZL7C-R38H」、「GALLERIA ZL7C-R37TH」、「GALLERIA XL7C-R36H」、「GALLERIA RL7C-R35H」であり、すべて16型液晶を搭載した新設計の筐体を採用している。今回は、その新製品の中から「GALLERIA ZL7C-R37TH」を試用する機会を得たので、早速レビューしていきたい。

インテルの最新CPU「Core i7-12700H」とNVIDIAの最新世代GPU「RTX 3070 Ti」を搭載

 これまでGALLERIAのゲーミングノートPCは、上位からUシリーズ、Xシリーズ、Rシリーズの3シリーズ構成であった。今回、発表された4製品のうち、上位2モデルはGALLERIAのノートPCとしては新シリーズになるZシリーズの製品である。Zシリーズは、UシリーズとXシリーズの間に位置し、ハイグレードモデルという位置付けになる。実は、GALLERIAのデスクトップPCは、以前から、Uシリーズ、Zシリーズ、Xシリーズ、Rシリーズの4シリーズ構成だったので、今回からノートPCもデスクトップPCと同じシリーズ構成になったわけだ。

 今回試用した「GALLERIA ZL7C-R37TH」(以下、ZL7C-R37TH)は、今回発表された4モデルの中では上から2番目のモデルであり、GeForce RTX 3070 Tiを搭載する。基本スペックは以下の通りだ。

【GALLERIA ZL7C-R37TH】
16型液晶を搭載したゲーミングノートPC「GALLERIA ZL7C-R37TH」

【GALLERIA ZL7C-R37TH】
CPU:インテル Core i7-12700H(14コア/20スレッド、2.30GHz~4.70GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU(8GB)+インテル Iris Xe
チップセット:CPU内蔵チップセット
メインメモリ:32GB DDR5-4800MHz SO-DIMM(16GB×2)
ストレージ:1TB Gen4 NVMe SSD / HDDなし
液晶ディスプレイ:1,920×1,200ドット(WUXGA)、16型165Hz 非光沢液晶
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:180W ACアダプター(20V)
本体サイズ:358×247×20mm(横×縦×厚さ)
本体重量:約2.15㎏(バッテリー含む)
価格:299,979円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=&mc=11430&sn=0

 今回発表された4モデルは、いくつかの共通仕様を有している。1つ目は、CPUとしてインテルの最新CPUである、第12世代Core i7-12700Hを搭載していることだ。第12世代Core iは第11世代Core iとは設計が一新され、多くの点が強化されている。最大のウリは、インテルのCPUとしてはじめて、性能重視と電力効率重視の2種類のコアを搭載し、高性能と高効率を両立させていることだ。Core i7-12700Hのコア数は14だが、このうち6個が1つのコアで最大2つのスレッドを同時に実行できるPコア(高性能コア)、残りの8個がEコア(高効率コア)なので、合計で最大20スレッドの同時実行が可能だ。ベースの動作周波数は2.30GHzだが、負荷に応じて最大4.70GHzまで向上する。ゲーミングノートPCに搭載されるCPUとしてはトップクラスである。

 また、CPUの熱をヒートシンクに効率良く伝えるために、ヒートシンクとCPUの接触部分に塗るサーマルインターフェースマテリアル(TIM)として熱伝導率が高い液体金属が使われていることもポイントだ。液体金属は一般的なシリコングリスに比べて熱伝導率が格段に高く、より効率的にCPUの熱をヒートシンクに伝えることができ、CPUの性能を最大限に引き出せる。ただし、液体金属は導電性があり、一部の金属を腐食するため、シリコングリスに比べて取り扱いが難しい。そのため、これまでのGALLERIAのノートPCでは、ハイエンドのUシリーズのみ液体金属が採用されていた。今回は、ZシリーズやXシリーズはもちろん、エントリー向けとなるRシリーズまで液体金属が採用されている。

 ゲーミングPCでは、CPUと同等以上に重要なパーツがGPUだが、ZL7C-R37THでは、GeForce RTX 3070 Tiが採用されている。GeForce RTX 3070 Tiは、NVIDIAの最新世代GPU「RTX 30シリーズ」の中でも上位に位置する製品であり、最新ゲームを快適にプレイできる性能を持っている。

 メインメモリは32GBと大容量であり、しかも従来のDDR4ではなく、より帯域が広いDDR5を採用している。動画編集やゲーム実況配信などに利用するにも十分だ。ストレージは、NVMe対応高速SSDで、最新のGen4対応と明記されているため、従来のモデルよりも高速化されていることが期待される。容量も1TBと大きく、大容量化が進むAAAタイトルを複数インストールしても余裕がある。

厚さ20mmの新設計ボディを採用、ACアダプターが小型軽量化

 筐体の基本的なデザインは、GALLERIAの他のゲーミングノートPCと似ているが、設計は一新されている。カバーにはアルミニウム合金が使われており、ダイヤモンドカットされたエッジがキラリと輝く。今回発表された4モデルのうち、RL7C-R35H以外の3モデルのサイズは358×247×20mmであり(RL7C-R35Hのみ358×247×19mm)、従来のXシリーズのサイズは360×244×23mmであり、3mmも薄くなっている。単体GPUを搭載したゲーミングノートPCとしては、最薄クラスであろう。また、重量も公称約2.15kgとゲーミングノートPCとしてはかなり軽い部類だ。

 今回の新製品のうちZL7C-R38H・ZL7C-R37TH・XL7C-R36Hは付属のACアダプターの設計も⼀新されており、従来より軽く⼩さくなっていることも⾼く評価できる。特に上位3モデルは180W仕様だが、従来のGALLERIAノートPCで使われていた180W仕様ACアダプターに比べて、二回りほど小さくなっている。重量は、従来の180W仕様ACアダプターが実測で788g(ケーブル込み)であったのに対し、本製品に付属する180W仕様ACアダプターは実測で483g(ケーブル込み)と約6割に軽減されている。これはかなり大きなポイントだ。BYODとして本体とACアダプターを一緒に持っていって遊ぶ場合も、かなり負担が減る。今回試⽤したZL7C-R37THのバッテリー駆動時間は公称約6.8時間となっている。

 なお、エントリーモデルのRL7C-R35HのACアダプターは120W仕様だが、こちらはコスト重視の設計のようで、180W仕様ACアダプターよりも92g重くなっている。バッテリー駆動時間は公称約6.7時間を確保しており、こちらも十分であろう。

【本体外観など】
ZL7C-R37THの上面
ZL7C-R37THの底面
付属のACアダプターがコンパクトになった
ACアダプターの仕様は20V、9Aである
本体の重量は実測で2,117g
ACアダプターの重量(ケーブル込み)は実測で483gであった

16型165Hz対応WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を搭載

 今回発表された4モデルは、液晶パネルについても一新された。まず、サイズだが、従来のGALLERIAノートPCでは、基本的に15.6型液晶を採用していたが、今回の新モデルはわずかに大きな16型液晶を採用している。また、解像度が従来は1,920×1,080ドット(フルHD)だったが、今回の液晶は1,920×1,200ドット(WUXGA)へと変更されている。横方向の解像度は変わらないが、縦方向が120ドット分増えているわけだ。画面のアスペクト比は、フルHDが16:9だが、WUXGAは16:10である。最近のゲームなら大部分がWUXGAにも対応しているが、フルHDしか対応してないゲームであっても、特に問題はない。シミュレーションゲームなどでは一度に見える範囲が多少広くなるので、より快適になる。

 WUXGA解像度が役立つのは、ゲームよりもむしろWebブラウズや文書作成、表計算などを行う場合であろう。Webサイトは縦長にデザインされていることが多く、120ドットとはいえ、縦解像度が高ければそれだけブラウズ効率が上がる。WordやExcelなどを利用する場合も同様だ。従来の液晶も同じだが、表面が非光沢タイプなので、ギラギラせず長時間使っていても目への負担が少ない。

 ゲーミングノートPCでは、搭載している液晶のリフレッシュレートも重要なスペックだ。リフレッシュレートとは、画面を書き換える間隔のことで、1秒間に何回書き換えが可能かを示すものだ。例えば、リフレッシュレート60Hzの液晶なら、1秒間に60回の書き換えが可能なのに対し、リフレッシュレート120Hzの液晶なら、その2倍の1秒間に120回の書き換えが可能になる。今回の4モデルの液晶は、リフレッシュレート165Hzという仕様である。これも従来モデルに比べると、大きな進化だ。

 従来のGALLERIAノートPCは、最上位のUシリーズのみ240Hz対応だが、Xシリーズは144Hz対応、Rシリーズは120Hzまたは144Hz対応であった。今回、新たに追加されたZシリーズを含め、すべてのモデルが165Hz仕様となっている。144Hzと165Hzの差は誰にでも分かるというものではないが、FPSやTPSでは、基本的にフレームレートが高い方が有利になりやすいので、少しでも高いリフレッシュレートに対応したことは嬉しい。

 さらに液晶上部に、HD画質のWebカメラとWindows Hello対応の顔認証用IRカメラが搭載されていることもポイントだ。また、液晶周囲の額縁部分も狭く、従来の15.6型液晶搭載モデルとボディサイズがほとんど変わっていないことも評価できる。

【液晶ディスプレイ】
液晶は165Hz対応で、解像度は1,920×1,200ドット。表面処理は非光沢仕様なので、目への負担が少ない
液晶上部には、HD画質のWebカメラとWindows Hello対応の顔認証用IRカメラが搭載されている

ホワイトLED搭載キーボードと大型タッチパッドを採用

 キーボードも従来とは一新されている。従来のXシリーズやRシリーズのGALLERIAノートPCでは、テンキー付きの全102キーが採用されていたが、本製品では、引き続きテンキーは付いているものの、変換キーと無変換キーが1つになり、Insertキーが省略された全100キーとなっている。

 また、キーボードバックライトの仕様も変更されている。従来のGALLERIAノートPCでは、最上位のUシリーズがキー1つ1つを独立した色で点灯させられるマルチRGB LED、それ以外がキーボード全体を同じ色で点灯させられるシングルRGB LEDを採用していたが、今回のモデルはホワイト1色で、明るさのみ2段階(消灯を入れて3段階)で変更できるようになった。ゲーミングノートPCというと、レインボーカラーに派手に光るキーボードを思い浮かべる方が多いだろうが、使う側としてはあまり派手に光る必要はなく、暗い場所での利便性を上げるためなら、ホワイトで問題ないので、今回の仕様変更は好意的に捉えている。

 ポインティングデバイスとしてはタッチパッドを採用。タッチパッドとクリックボタンが一体化したタイプだが、このパッドのサイズも従来より大きくなっている(面積はGALLERIA XL7C-R36と比較して35%大きくなっているとのこと)。実測では約134×86mmもあり、操作性も良好だ。ただし、FPSなど細かな操作が重要なゲームをプレイする場合は、基本的にゲーミングマウスなどを接続することになるだろう。

【キーボードとタッチパッド】
キーボードはテンキー付きの全100キーである
キーボードバックライトの発光色はホワイト固定である
キーボードバックライトをオフにした状態
従来よりも大きくなったタッチパッドを搭載

最新のThunderbolt 4を搭載し、インターフェイスも充実。有線LANはついに排除へ

 ZL7C-R37THは、インターフェイスも充実している。右側面にはUSB 3.2 Gen1 Type-AとThunderbolt 4/USB4(DP1.4対応/PD対応)、HDMI出力が、左側面にはUSB 3.2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、ヘッドセット端子、SDカードスロットが用意されている。ただし、ボディが薄くなったことで、有線LANポートが省略されている。有線LANが必要なら、USB経由でLANアダプターを接続すればよい(購入時のオプションとして動作検証済みのサードパーティ製のUSB 3.0対応LANアダプターが選べる)。

 今回発表された4モデルでは、無線LANモジュールとして、インテルのWi-Fi 6 AX201NGWを搭載し、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応。MIMO 2×2仕様で最大2.4Gbpsでの通信が可能である。Wi-Fi 6環境なら、高速、低レイテンシでネットに接続できるので、オンラインゲームも快適だ。

 また、サウンドも強化され、バーチャルサラウンド機能やマイクノイズ抑制機能を備えたNahimicオーディオを搭載している。

※PD対応……100Wまで。USB PD動作時はパフォーマンスに制限がかかる

【ZL7C-R37THのインターフェイス部分】
ZL7C-R37THの右側面
ZL7C-R37THの右側面のアップ。USB 3.2 Gen1 Type-AとThunderbolt 4/USB4(DP1.4対応/PD対応)、HDMI出力が用意されている
ZL7C-R37THの左側面
ZL7C-R37THの左側面のアップ。USB 3.2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、SDカードスロット、ヘッドセット端子が用意されている
ZL7C-R37THの背面

シーズン13「救世主」がスタートした「Apex Legends」もとても快適!!

 GALLERIAゲーミングノートPCの新ラインナップとして登場したZL7C-R37THだが、実際のゲームでのプレイ感覚はどんなものだろうか。まずは、エレクトロニック・アーツの人気バトルロイヤルFPS「Apex Legends」をプレイしてみた感想をお届けする。

 「Apex Legends」は、SwitchやPS4といったコンソール機でもプレイできるFPSとして、幅広い世代に大人気の3人チーム制バトルロイヤルFPSであり、5月11日にシーズン13「救世主」が始まったところだ。PCとコンソール機の間でのクロスプレイも可能だが、PS5やPS4、Xbox Series/Xbox Oneでは最大フレームレートが60fpsに、Switchでは30fpsに制限されており、やはり高解像度かつ120fpsを超える高いフレームレートでプレイできるPC版が最も快適に遊べる。

 まず、画質に関する設定はすべてデフォルトのままプレイしてみたが、動きが滑らかで液晶の残像なども感じず、素早くマウスを振っても、ちゃんと追従する。「Apex Lagends」や「VALORANT」をやりこんでいる息子にもプレイさせてみたが、「普段遊んでいるのよりも、画面が綺麗で、反応も速くてプレイしやすい」という感想であった。普段は、Core i7-7700K+GeForce GTX 1060という旧世代の自作ゲーミングデスクトップPCでプレイしているのだが、「Apex Legends」でのフレームレートを上げるために、いくつか画質設定を落としているのだ。息子曰く、画質の違いは、最初に島に空から上陸する場面ですぐわかるそうだ。

 それでは、実際にどれくらいのフレームレートが出ていたのか、検証してみたい。ここでは、人気ゲーム「Apex Legends」と「VALORANT」、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を用いて、ゲームでのフレームレートやパフォーマンスを計測してみた。なお、解像度は「Apex Legends」と「VALORANT」は1,920×1,200ドット、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」は1,920×1,080ドットで行なった。

 以下の画面のようなビデオ設定(デフォルト)で、Frapsを用いて実際のゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート、最低フレームレートを5回計測し、その平均を採用した。プレイモードはランクマッチで、マップは「ストームポイント」である。

 その結果、平均フレームレートは121fps、最高フレームレートが153fps、最低フレームレートが97fpsという結果になった。デフォルト設定では、ほとんどの設定が最高に近い設定になっていることを考慮すると、とても素晴らしい結果だ。画質を優先してもこれだけのフレームレートが出るのあれば、ほとんどのプレイヤーが満足するだろう。

【「Apex Legends」での検証結果】
「Apex Legends」ではシーズン13「救世主」が始まった
ビデオ設定その1(デフォルト)
ビデオ設定その2(デフォルト)
リザルト画面。3位だったが、7キル3アシストとまずまずの結果

 さきほど、「Apex Legends」のデフォルト設定でのフレームレートを計測したが、せっかく165Hz対応液晶を搭載しているのであるから、ビデオ設定を変更して、平均フレームレートを165fpsに近づけられる設定を探してみた。

 以下の設定での平均フレームレートは160fps、最高フレームレートが198fps、最低フレームレートが121fpsであり、デフォルトよりも平均フレームレートが39fpsも向上している。ゲーム中だと画質の低下はほとんど気にならないレベルだ。プレイ感覚も、デフォルトよりさらに滑らかに動く感じで、165Hz対応液晶の威力を十分に体感することができた。

【「Apex Legends」での検証結果(その2)】
平均165fpsを目指すビデオ設定

「VALORANT」は最高画質で平均222fpsを叩き出す

 続いて、ライアットゲームズ初のFPS「VALORANT」でパフォーマンスを検証した。「VALORANT」は、現時点ではPS4/PS5やSwitchなどのコンソール機ではプレイできず、PCのみでプレイできるeスポーツを意識したタイトルであり、ゲーミングノートPCの性能を測るのに適しているといえる。フレームレートの計測は、グラフィック品質を以下の画面のように(ほぼ最高)設定し、Frapsを用いて実際のゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート、最低フレームレートを5回計測し、その平均を採用した。計測に利用したマップは「スプリット」である。

 その結果、平均フレームレートは222fps、最高フレームレートが286fps、最低フレームレートが147fpsという結果になった。「VALORANT」は、最近のFPS/TPSの中では比較的負荷が軽い方だが、それでも平均222fpsという、非常に高いフレームレートを叩き出しているのは素晴らしい。222fpsというのは、本製品の液晶のリフレッシュレートを超えており、本来は正しく表示できるわけではないのだが、垂直同期の制限を切って計測しているため、リフレッシュレートを上回る値が出る。通常は、垂直同期をオンにしてプレイすることになるが、本製品にはそれだけのフレームレートを出せる能力があると考えていただければよい。

 さらに、国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行してみた。1,920×1,080ドット最高品質でのスコアは18,797で「非常に快適」という評価に、1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)でのスコアは21,532で同じく「非常に快適」という評価になった。このスコアに関しても、筆者がこれまでにレビューしたGALLERIAノートPCとしては最高クラスである。

【各種ベンチマーク結果】
「VALORANT」でもフレームレートを計測
グラフィック品質の設定(ほぼ最高)
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット最高品質の結果
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)の結果

 最後に、「CrystalDiskMark 8.0.4」を使ってストレージ性能を計測したところ、シーケンシャルリード(Q8T1)が6681.60MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)が4,933.38MB/sという非常に高速な結果になった。ロットによって搭載SSDが異なるため、あくまで参考値だが、シーケンシャルリードが6,000MB/sを超えるというのは非常に高速であり、これまで筆者が計測したGALLERIAノートPCでは最速の値だ。最新のPCI Express Gen4対応SSDの威力が十分に発揮できているといえる。

【CrystalDiskMarkの結果】
「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果

無線LANでも有線LANとほぼ同じプレイフィールで遊べる

 前述したように本製品は、スリム化を優先したため、有線LANポートを搭載していない。従って「Apex Legends」も「VALORANT」も無線LAN環境でプレイしている。

 本来は、本製品の無線LAN性能を最大限に引き出せるWi-Fi 6環境で検証すべきだが、筆者宅にはまだWi-Fi 6環境がなく、1世代前のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応ルーターを利用している。普段は、有線LAN接続のゲーミングデスクトップPCで「Apex Legends」や「VALORANT」などをプレイしているのだが、今回、Wi-Fi 5環境でも、特に起動の遅さや操作のラグ、画面のひっかかりなどは感じられず、快適にプレイできたことをご報告しておきたい。

 息子も同意見であり、Wi-Fi 5でもFPSやTPSなどを快適にプレイできるといってよさそうだ。筆者や息子には、有線LANとWi-Fi 5のプレイフィールの違いはほとんどわからず、不満はなかった。1世代前のWi-Fi 5でこれだけ快適なら、より高速でレイテンシが小さい最新のWi-Fi 6環境で本製品を利用すれば、さらに快適なプレイ環境が得られるはずだ。無線LANで本当にFPSなんかできるの?と危惧されている方も多いだろうが、最近の無線LANの性能は数年前とは大違いであり、心配は無用だ。

 なお、どうしても有線LANで接続したいという場合は、USB 3.0ポートにサードパーティ製有線LANアダプターを接続すればよい。本体を購入する際、カスタマイズオプションとして代表的なメーカーの有線LANアダプターを同時購入することができるようだ。

【サードパーティ製有線LANアダプター】
バッファローの有線LANアダプター「LUA4-U3-AGTE-BK」のパッケージ
バッファローの有線LANアダプター「LUA4-U3-AGTE-BK」
LUA4-U3-AGTE-BKをZL7C-R37THに接続したところ
エレコムの有線LANアダプター「EDC-GUA3-B」のパッケージ
エレコムの有線LANアダプター「EDC-GUA3-B」
EDC-GUA3-BをZL7C-R37THに接続したところ

高性能かつ気軽に持ち運べるゲーミングノートPCが欲しい人におすすめ

 今回、レビューしたZL7C-R37THは、最新CPUと最新GPUを搭載したハイグレードゲーミングノートPCであり、16型165Hz対応WUXGA液晶を搭載しながら、厚さ20mm、重量約2.15kgというスリムで軽いボディを実現していることが魅力だ。地味な改良点だが、ACアダプターが小さく軽くなったことも嬉しい。ベンチマーク結果からわかるように、ゲーミングPCとしての基本性能も非常に高く、今後登場するPCへの負荷が高いAAAタイトルも快適にプレイできるポテンシャルを秘めている。部屋から部屋への移動はもちろん、友人の家などに気軽に持ち運べるゲーミングノートPCを探している人におすすめしたい。また、外観もオーソドックスで、キーボードバックライトの色もホワイトのみになっているので、クリエイターやデザイナーなど、高性能なGPUを搭載したノートPCが欲しい人にもおすすめだ。

【GALLERIA ZL7C-R37TH】