ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン GALLERIA XA7C-R36T
ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン GALLERIA XA7C-R36T
ついにスタートした「暁月のフィナーレ」を4K/60fpsでサクサク遊べる良コスパPC
- ジャンル:
- ゲーミングPC
- 発売元:
- サードウェーブ
- 開発元:
- サードウェーブ
- プラットフォーム:
- Windows PC
- 価格:
- 209,980円(税込)
- 発売日:
- 2021年10月28日
2021年12月24日 00:00
スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」が12月7日に発売された。「新生FFXIV」から数えて4本目の拡張パッケージとなる本作は、「旧FFXIV」から続いてきたゾディアークとハイデリンを巡る物語の結末が語られる。
「旧FFXIV」から10年を超える開発の総決算的な作品であり、これまで物語に通底していた数々の謎が明らかになる。圧倒的なボリュームで描かれる壮大なメインストーリーは、これぞ「FF」という要素が盛りだくさんだ。
これだけ長い間サービスしていると、通常なら次第に人が減ってくるものだが、「FFXIV」はそんなMMORPG界の常識を裏切り続け、毎回拡張時に過去最大のアクティブを記録し続けている。12月10日に発表された「The Game Awards 2021」では、「FFXIV」が「Best Ongoing Game」と「Best Community Support」の2冠を達成した。
「FFXIV」がファンを増やし続けている理由の1つに、始めやすさがある。本作は新規プレーヤーが、現役プレーヤーに追いつきやすいよう様々な工夫が凝らされており、一部制限はあるものの「新生エオルゼア」と「蒼天のイシュガルド」という2つ分のパッケージをまるまる無料で遊ぶことができるボリュームのあるフリートライアルも用意されている(12月22日現在、フリートライアルは休止中)。
複数のプラットフォームでサービスされている本作だが、おすすめはやはりWindows PCだ。様々なゲーミングデバイスやウルトラワイドモニターなど、自分好みの環境でプレイすることができ、実況配信やスクリーンショットの加工など周辺用途にも活躍する。
ただ、PS4やPS5と違って、PCは多種多様でどれを選べばいいのかわからない、という人もいるだろう。そういった方にオススメなのが、「FFXIV」開発チームが「快適にプレイできる」と太鼓判を押す推奨PCだ。このレポートでは「FFXIV」をPCで始めたいと思っている人に、サードウェーブの「FFXIV」推奨PC「ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン GALLERIA XA7C-R36T」を使って、推奨PCでプレイするとどのくらい快適に「FFXIV」が楽しめるのかレビューしつつ、これから「FFXIV」をはじめるというビギナーに向けてゲームを始めるにあたって必要な情報をお届けしたい。
第11世代Core i7とRTX 3060 Ti搭載のミドルクラスPC
それでは今回「暁月のフィナーレ」をプレイした推奨PCのスペックを紹介しよう。
【ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン GALLERIA XA7C-R36T】
CPU:インテル Core i7-11700 (2.50GHz~4.90GHz/8コア/16スレッド)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti(8GB)
チップセット:H570
メインメモリ:16GB DDR4-3200 SDRAM
ストレージ:1TB NVMe SSD
光学ドライブ:なし
OS:Windows 10 Home 64ビット
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=6&tc=850&mc=10539&sn=0
ケースはガレリア専用SKケース。色はスタンダードなガンメタリックで、電源を入れるとケース正面に「ゲート」を意識したLEDのラインが浮かびあがる。LEDは初期はブルーだが、制御アプリで好きな色に変えたり、消すこともできる。サイズはATXミドルタワーで、220×440×480mm(幅×奥行き×高さ)。拡張性の高い大き目サイズなので、キャプチャボードやストレージなども追加することができる。
天板とサイドパネルの全面はひし形のメッシュ構造になっている。内部には140mmの大型静音ファンが正面、サイド、トップの3か所に取り付けられており、エアフローに気を配った設計になっている。CPUには大型の空冷クーラーが取り付けられている。
CPUはインテルCore i7-11700。8コア16スレッド。定格クロック数2.5GHz、最大クロックは4.9GHz。第12世代が出たこともあり、性能と価格のコストバランスが良いCPUだ。ゲームの快適さを左右するGPUには、NVIDIA GeForce RTX 3060 Tiが採用されている。Ampereアーキテクチャを採用した最新世代「30」シリーズの中ではミドルスペックだが、前世代の「2080 SUPER」に匹敵する性能を持つ。レイトレーシングやDLSSなど、最新の技術にももちろん対応しており、消費電力は少なめ。コスパと性能を兼ね備えたモデルだ。
メモリはDDR4-3200。基本構成では16GBだが、BTOに対応しているので、カスタマイズで最大128GBまで増やすことができる。ストレージは高速大容量な1TB NVMe SSD。「暁月のフィナーレ」では80GB以上というかなりの空き容量が必要だが、1TBあれば容量不足を心配する必要はない。
I/Oポートは正面の斜めになったコンソールパネルに4つのUSB 3.2 Gen1 Type-A、マイクとヘッドフォン端子がある。背面にはUSB 2.0×4、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1を備えている。
「暁月のフィナーレ」を最高の画質で、サクサク快適プレイが可能
まずはパフォーマンスをチェックしていこう。ストレージの性能は定番のCrystalDiskMark 8で計測した。結果は以下の通り。左側が読み込み速度、右側がストレージへの書き込み速度結果となっている。上2つはシーケンシャルアクセスで、大きなファイルデータなど連続したデータの書き込みと読み込みの速度を表示している。ファイルをコピーするスピードなどの目安になる。下2つはランダムアクセスという、不規則な細かいデータを書き込んだり、読み込んだりする時の速度を計測したもの。OSやソフトのレスポンスに関係している。
一般的にSATA接続のSSDでは、シーケンシャルで300~600程度、ランダムアクセスでは100~400程度の速度であることが多いため、本機に搭載されているNVMe SSDの速さが伺える。「FFXIV」の場合、エリアチェンジ時にローディングが入るので、ストレージの速さはプレイの快適さに直結する。NVMe SSDならば、「FFXIV」をプレイする際には高速なローディングを体験できるはずだ。
次に、多くのゲーマーが気になるであろう「暁月のフィナーレ ベンチマーク - ファイナルファンタジーXIV」の結果だ。今回は4K 60Hzモニターと、フルHD 144Hzモニターの2種類をそれぞれHDMI 2.0ケーブルで接続した際の結果となっている。使用したモニターは以下の通り。
「FFXIV」では拡張パッケージごとにベンチマークソフトを配布している。1つ前の拡張パッケージである「漆黒のヴィランズ」では7,000以上で「非常に快適」と判定されていたが、「暁月のフィナーレ」ベンチマークでは、PCの高スペック化に対応する形で判定の数字が引き上げられている。「暁月のフィナーレ」ベンチマークでの計測スコアの目安は以下のとおり。
【計測スコアの目安】
スコア | 判定 | 説明 |
---|---|---|
15000以上 | 非常に快適 | 非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。 |
11000~14999 | とても快適 | とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。 |
8000~10999 | 快適 | 快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。 |
6000~7999 | やや快適 | 標準的な動作が見込めます。余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。 |
4000~5999 | 普通 | 標準的な動作が見込めます。 |
2000~3999 | 設定変更を推奨 | ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はグラフィック設定の調整をお勧めいたします。 |
1000~1999 | 設定変更が必要 | ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。グラフィック設定の調整が必要で、調整により改善される可能性があります。 |
1000未満 | 動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 |
本機の計測結果は、「最高品質」設定で、4Kモニターでは9,267の「快適」、フルHDモニターでは20,252で「非常に快適」という結果だった。どちらでも、どんなに人が多い状況でも最高画質のまま快適なプレイを楽しめる水準を超えている。なお、ベンチマークの数値はいずれも編集部が独自に計測したものとなる。
ベンチマークはあくまでも目安なので、実際のサーバー内にもログインして、システムコンフィグに表示されるフレームレートを計測してみたところ、4Kモニターでは、ゴールデンタイムのリムサ・ロミンサエーテライト前で50前後、それ以外はおおむね60をキープしていた。フルHDモニターでは、同じリムサのエーテライト前で90前後、コンテンツ内では150前後で推移した。ネタバレ防止のため画像はお見せできないが、「暁月のフィナーレ」のボスキャラでも計測してみたところ、こちらでも4Kで60以上、フルHDで150程度の数値が出ていた。
ちなみに、4Kモニターだと画面が広く見えるのはいいが、ご覧の通りそのままだと、ユーザーインターフェース(UI)が極小になってしまう。そこで「FFXIV」では、解像度は4Kのまま、UI表示だけを大きくするオプションが用意されている。サイズは4段階から選択可能となっている。また、アセットの解像度も、4K用とフルHD用が用意されている。どちらもシステムコンフィグから設定することができるので、プレイスタイルに応じて選択したい。
コンソール版とのクロスプレイにはUIバックアップが便利
「FFXIV」ユーザーの中には、PS4版やPS5版からの乗り換え、あるいは両方でプレイするクロスプレイを検討している方もいると思う。いずれの場合でも、アイコンの並び方やヴィジット配置、キャラクターの装備プリセットやインベントリの並びなど、使い慣れたUIをバックアップしておけるサーバーバックアップが便利だ。
キャラクター選択画面の右上にある2つの歯車マークでクライアント共通設定データ、キャラネームの右側にある人型と歯車のマークでキャラクターごとの設定データをサーバーに保存したり、サーバーからダウンロードすることができる。
PC同士ならランチャーのコンフィグ画面から、手動でバックアップデータを作ることもできる。このファイルをクラウド経由で新しい環境に送って、同様の操作で復帰することで、使い慣れた画面のまま新しい環境でプレイすることができる。今回のようなPCレビューでも、この機能があれば筆者のメインPC情報を簡単に持ってくることができるため、筆者にとってはなくてはならない必須機能だ。
「暁月のフィナーレ」で導入された空間オーディオにも注目
PC版ならではのコンテンツに「FFXIV」サウンドチームとEmbodyが共同チューニングした空間オーディオ「Immerse Gamepack FINAL FANTASY XIV Edition」がある。これは、プレーヤーの耳の形状をスマートフォンで撮影して送ることで、個人に最適化したプロファイルが作られ、通常のヘッドフォンでも立体感のあるオーディオが楽しめるようになるサービス。
アーリーアクセスと同時に購入が可能になっており、1月3日までは20%OFFの先行購入期間として、通常価格2,420円(税込)を1,936円(税込)で購入することができる。買い切りのサービスなので、一度購入すればずっと使い続けることができる。2週間の無料体験もあるので、PCでプレイするならぜひ試してみてほしい。
使い方は簡単で、公式サイトからトライアル版をダウンロードするだけ。画面に表示されるQRコードをスマホで読み取って、リンク先の案内通りに右耳の写真を撮影して送る。あとはゲーム内のシステムコンフィグのサウンド画面にある「Immerse Spatial Audio」を有効にするという項目にチェックマークを入れて有効化するだけだ。
推奨PCで快適な「FFXIV」ライフを
アーリーアクセスのスタートから10日以上が経つが、サーバーはまだまだ混みあっており、若葉マークを付けた新規プレーヤーが周りを走り回っている。12月21日には、8人用ノーマルレイド「万魔殿パンデモニウム:辺獄編」が、1月4日には高難度の「万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編」が実装される。
さらに今後のアップデートでは、エオルゼア十二神の謎に迫る「ミソロジー・オブ・エオルゼア」や、無人島暮らしが楽しめる「無人島開拓」という全く新しいコンテンツも実装が予定されている。
せっかく「FFXIV」に興味を持ったなら、どんなコンテンツがきても、ラグを気にせず気軽に参加することができる推奨PCでのプレイで快適な光の戦士生活を送ってみては如何だろうか?
© 2010 - 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. LOGO ILLUSTRATION: © 2021 YOSHITAKA AMANO
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※価格・構成については、2021年12月22日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。