GAME Watch認定ゲーミングPC「GALLERIA XV」レビュー
GALLERIA XV
- ジャンル:
- ゲーミングPC
- 発売元:
- サードウェーブ
- 開発元:
- サードウェーブ
- プラットフォーム:
- Windows PC
- 価格:
- 149,980円(税別)
- 発売日:
- 2019年1月15日
2019年2月8日 07:00
2019年1月、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ最新製品となるGeForce RTX 2060が登場した。GeForce RTX 2060は基本性能としてアッパーミドルクラスに位置する製品だが、一方、レイトレーシングとDLSSに対応したエントリー向けでもある製品。1月15日、さっそくドスパラのゲーミングブランドGALLERIAから、このGeForce RTX 2060を搭載する2種類の製品が登場した。
1つ目が筆者が前回紹介したGeForce RTX 2070搭載のハイコストパフォーマンスモデル「GALLERIA XF」(参考記事)と同価格で、CPUを8コア8スレッドの第9世代インテルCore i7-9700K、GPUにGeForce RTX 2060を採用した「GALLERIA ZV」、そして今回紹介する「GALLERIA XV」だ。
「GALLERIA XV」は、GALLERIA XFと基本構成はそのままにGPUをGeForce RTX 2060に置き換え、お買い得感を高めたモデルだ。前回のレビューを踏襲しつつ、さらに他のタイトルでも検証しつつ、ゲーミングPCとしての性能をチェックしていきたい。
そしてもうお馴染みとなっているがGAME Watch編集部では独自にゲームが快適に動くことを示す指標として「GAME Watch認定プログラム」を行なっており、GALLERIA XVももちろん今回は認定対象だ。コストパフォーマンスモデルということで購入を検討する読者も多いことを想定し、今回は特定タイトルに絞るのではなくいま人気のゲーム5タイトルが快適に動くかどうかをフルHD環境で確認した。
フルHD/120fpsを目指しつつ、コスト削減を徹底追及した意欲作
前回のモデル(GALLERIA XF)はGPUを上位のモデルを選びつつも他のグレードを調整することで価格を20万円台に抑えたPCだった。GALLERIA XVもこの考えを踏襲し、今ゲームに必要な性能は確保しつつ、税別ながら15万円を切る価格を実現。コストをさらに大きく抑えている。
【GALLERIA XV】
CPU:インテル Core i7-8700
GPU:NVIDIA GeForce RTX2060 6GB
チップセット:インテル Z390
メインメモリ:8GB DDR4 SDRAM(4GB×2)
ストレージ:500GB SSD、2TB HDD
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
電源:650W 静音電源 80 PLUS BRONZE
OS:Windows 10 Home
そのほか GALLERIAレーザーマウス、GALLERIA Gaming Keyboard
本体サイズ 207(幅)×520.7(奥行き)×450.2(高さ) mm
価格:149,980円(税別)
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=30&ft=&mc=8494&sn=4357&st=1&vr=10
まずCPUから紹介しよう。GALLERIA XVはインテル第8世代Core i7-8700 / 3.2GHz(最大4.6GHz)の6コア/12スレッドを採用。世代は1世代前ながら最上位クラスの性能を持ち、ゲーミング性能だけならずゲームと同時にTwitchなどで生放送を行なう作業や、YouTubeやニコニコ動画へ投稿するために動画を編集するプレーヤーにも大きな効果をもたらすだろう。最新の第9世代が出ている今ではあるが、決して性能が大きく劣るということもなく、今現在も多数のゲーミングPCで採用されているCPUなので第8世代だからということで心配する必要はない。
ゲームの快適度を左右するGPUはNVIDIA GeForce RTX 2060を採用。2018年半ばに登場したGeForce RTX 2080 Ti/RTX 2080、そして12月に登場したRTX 2070に続く(現時点では)末っ子モデルだ。GeForce RTX 2080 Tiから順に18万円前後、11万円前後、7万円前後と非常に高価な製品であったが、GeForce RTX 2060は冒頭に述べたエントリー向けとして製品によっては5万円を切る価格で登場している。
これらRTX 20シリーズは、従来のGTXシリーズから大きく進化し、レイトレーシングに対応している。レイトレーシングとはゲーム内の反射表現を非常に豊かにするもので現実でもそう反射するかのようにリアルに演算できるのが特徴だ。加えて低負荷ながら解像感が増すDLSS(Deep Learning Super-Sampling)にも対応。これらのほかにも順当にスペックアップしており、現在と今後のゲームをフルHDで快適に遊べる性能を発揮することが期待できる。
そのほかの特徴を見ていこう。ケースはGALLERIAのメインストリームおなじみのガレリア専用KTケース(ATX)だ。ゲーム中でも外気をしっかり吸い込めるように側面に2つの給気口が設けられている。フロントパネルにはUSB 3.0x2、マイク、ヘッドフォン端子。SDカードリーダーと十分な装備。
5つの人気PCゲームタイトルでGALLERIA XVのパフォーマンスをチェック!
続いてこのGALLERIA XVが人気ゲームタイトルにおいて、どれだけパフォーマンスを発揮できるのか検証していこう。今回検証に採用したゲームは5タイトル。初のリアルタイムレイトレーシング対応を行なった「バトルフィールドV(以下、BFV)」、「バトルフィールド」シリーズの長年のライバルであり、バトルロイヤルシステムを新たに実装した「コール オブ デューティ ブラックオプス 4(以下、「CoD BO4」)」、バトルロイヤルといえばおなじみの「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(以下、「PUBG」)」、バトルロイヤルで人気を二分する「「Fortnite」」、そしてeスポーツといえば話題の中心に居続ける「League of Legends(以下、LoL)」だ。
ドライバ、クライアントバージョン情報 | |
---|---|
Windows | Windows 10 17763.253 |
GPU | GeForceドライバ417.71 |
バトルフィールドV | V.23624 |
Fortnite | 7.20(4727874) |
PLAYERUNKOWN'S BATTLEGROUNDS | 5.1.8.1 - D3EC0C - krjp |
コール オブ デューティ ブラックオプス4 | 282.90(77).7.0.40.0.48858 |
League of Legends | V9.2-14191892.14188742 |
各タイトルの計測方法については、リプレイモードがある「PUBG」 / 「Fortnite」 / 「CoD BO4」、「LoL」はそのリプレイを再生させながらフレームレートを計測、リプレイモードが用意されていない「BFV」はプレイ中に計測を行なっている。リプレイデータはまったく同一のアクションであるため、実際のゲームにおける特定のシーンを正確に計測できるが、「BFV」は同一MAPとはいえ毎回展開が異なる環境下で測定していることをあらかじめご理解いただきたい。この条件下で5回ずつ計測を行ない、平均fpsと最小fpsを算出している。
これら人気タイトルが本機ではどこまで快適に動くかというのが今回の検証のメインではあるが、一方で「BFV」と「PUBG」に関しては、公式が告知している推奨環境の一部(メモリ12~16GB)を残念ながら本機では満たしていない。その環境下でいったいどの程度スコアが出るのかという点においても注目して欲しい。
コスパPCながらほぼ全てのタイトルで120fps超え、またはそれに近いスコアを記録
まずはすべてのゲームタイトルをフルHD環境下における最高画質で計測、結果を順におって見ていこう。Core i7-8700とGeForce RTX 2060の組み合わせで本機はどこまでいけるのだろうか?
「BFV」はレイトレーシングOFFだと平均103fps、最小42.3fpsと稀に重さを感じるものの普通にプレイできるレベルだった。一方でレイトレーシングをONにすると平均が48.1fpsまで落ちるという結果に。通常時はカクツキを感じつつもプレイできなくはないが、稀に一時的にフリーズのような状態となる0fpsというシーンにいくつか出くわしてしまった。GeForce RTX 2060はレイトレーシング入門GPUという位置づけだが、現段階ではレイトレーシングをOFFにしてプレイしたほうがよさそうだ。
「PUBG」に関しては平均100fpsを超え、最小fpsも60fpsを超えておりスムーズにプレイできるといっていい。実際のプレイでも索敵やアイテム拾い、そして建物間の移動など快適に行なえた。「Fortnite」は平均139.7fpsと高く、最小fpsも110.6fpsと索敵やアイテム拾い、そして本タイトル独自色が強い建築も支障がでることなく快適にプレイできている。「CoD BO4」は平均118.7fps、最小84.8fpsで動作。新モードBlack Outではスピーディーな移動や索敵をはじめ、扉の開閉にスライディングと様々なアクションを快適な動作を確認。最後に「LoL」は平均196.3fps、最小123.2fpsとミニオン処理やスキルあわせなどストレスを一切感じることなく行なえた。Core i7にGeForce RTX 2060fpsでオーバースペックかと思っていたがこれくらいが極めていくためにはよいのかもしれない。
それでは各タイトルごとに検証方法や結果を詳しく解説していこう。
“ゲームの負荷”がヘビー級タイトルである「BFV」はレイトレーシングON/OFFの両方で計測した。検証したMAPはオブジェクトが非常に多く、入り乱れての乱戦となりやすいROTTERDAMを選択、ゲームモードはバトルフィールドお馴染の32vs32の大人数対戦コンクエストとした。結果としてはレイトレーシングONをすると平均fps自体は48.1fpsとプレイできなくはないものの、残念ながらプレーヤーが復活するシーンをはじめ、特定のところでプチフリーズ(一時フリーズ)のようなところが見受けられた。一方でレイトレーシングをOFFにすると平均103fpsと非常に良好な値を示している。レイトレーシングを採用しているタイトルがまだ1タイトルしかないのが難点なところではあるが、今後実装が増えた際にRTXの名前を冠するからには是非ともGeForce RTX 2060、ひいてはNVIDIAには頑張って欲しいところだ。
一方、「バトルフィールド」シリーズの永遠のライバルポジションでお互い新製品を出すたびに何かと比較される「コール オブ デューティ ブラックオプス4」だ。計測を行なったゲームモードは今作から新たに加わった今流行りのバトルロイヤルモードであるBlack Out。「PUBG」 / 「Fortnite」と同じく最大100人が参加し、最後の1人(1チーム)になるまで生き残りを目指すというルールだ。
計測は冒頭のヘリから飛び降りたシーンから計測を開始している。もともとCall of Dutyシリーズは綺麗な映像美ながら負荷が軽いタイトルの代表格ではあったが、平均118.7fpsと非常に高いフレームレートを計測した。ゲーム内において建物内は比較的負荷が低いものの、見晴らしがいい場所に移動するとフレームレートが伸びづらい傾向を確認している。ただし、最小fpsも84.8fpsとしっかり出ているのでゲームは快適に動いているといえる。
続いてはバトルロイヤルシリーズの先駆けであり、いまなお高い人気を誇る「PUBG」はどうだろうか。「PUBG」は降下後、すばやく装備を見つけて入手、人数が多い間は不意におこる遭遇戦に対処し、最後は敵をいかに早く発見するといった具合に序盤から終盤まで全てにおいて気の抜けないプレイが要求される。
「PUBG」がリリースされた当初は非常に重く、マシンパワーがプレーヤーの腕前を活かすことに直結し、快適に動く環境は高価なハイエンドPCだけの特権だった。今回の計測は「PUBG」を代表する最もメジャーなMAPであるERANGELを舞台に、「CoD BO4」と同じく降下開始した時点から計測を開始した。マンション内の階段などでも安定したパフォーマンスを発揮し、平均102fpsを記録、最小fpsも60を超えておりカクつくことなくゲームをプレイできる。ハイエンドPCの特権だった高画質かつ快適な環境がついにミドルレンジにも降りてきた形だ。
「BF」シリーズに対する「CoD」シリーズと同じように、登場当初はなにかと「PUBG」と比べられた「Fortnite」をみてみよう。今回紹介するゲームの中でも非常に珍しいコンシューマ機やスマートフォンプレーヤーともマッチングするクロスプラットフォーム型のゲームだ。
「Fortnite」はただ撃ち合うだけでなく建築スキルも重視され、すばやく的確に建築を行ない相手に対して優位に立つ立ち回りが要求される。PCはクロスプラットフォームの中でフレームレートの観点から圧倒的に優位にたてるポジションであり、その優位を最大限に活かすフレームレートを出したいところだ。
今回はバトルロイヤルモードをプレイし、バスから飛び降りたタイミングで計測をはじめ、索敵・アイテム収集を行なった間を計測した。結果、平均139.7fps、フレームレートが落ち込んだ時でも84.8fpsと最高画質+フルHDの環境においてゲームが快適に動作することを確認した。建築合戦においてお互い複雑な建物を作り上げ、わずかなチャンスを狙うという状況下で相手が同じPCユーザだとしてもPCパフォーマンスで遅れを取ることはないだろう。1月21日現在では50vs50のモードは閉じられているが、大人数入り乱れての大規模建築合戦になったとしても安定したプレイが期待できる。
最後に「LoL」、今回の検証でも最小fpsですら100fpsを超える結果を示し、ノートPCでも快適に動作することがたびたび謳われる本作を解説していこう。通常のサモナーズリフトでは負荷が高いシーンと思われるシーンがそう多くあるわけではないため、今回はチャンピオンのスキルが飛び交うランダムミッド(ARAM)で計測した。
表には掲載していないがゲーム開始直後は、最高FPSで300という度肝を抜くfpsを記録した。いざチーム同士が対面し、ゲームが始まると平均は196.3fps、最小fps123.2fpsという先に述べた結果になった。非常に快適なゲーム体験ができることを確認したが、言い換えると一見負荷が軽いイメージがある「LoL」が最高画質ではGeForce RTX 2060相当の性能が必要だったという事実だ。
サモナーズリフトにおいてもレーンの状況を見つつ、敵チャンピオンを牽制し、ミニオンを適切なタイミングでうまく処理する能力やチャンピオンが入り乱れている最中にタイミングよく味方にあわせてスキルを撃つことができるかが勝敗に直結するのが「LoL」だ。オンボードグラフィックスでも動くと言われている「LoL」だが、のめり込んでいるプレーヤーであれば次の買い替え時にはぜひ本機を視野に入れたい検証結果が出たとも言えるだろう。
120fpsで動く設定を探る。画質を維持しつつフレームレートは向上できるのか
前段ではゲームの解説を交え、最高画質xフルHDでどの程度ゲームが快適に動いたかを紹介した。すべてのゲームタイトルで100fps超えを計測でき、すでに快適であることはお見せすることができたが、快適に動くだけでなく、戦いに優位に立つためにはゲーミンググレードディスプレイが持つ120Hzのリフレッシュレートを使い切るフレームレート、つまり平均120fpsを狙っていきたい。あと平均100fpsを超え、120fpsまであと一歩だった「BFV」、「CoD BO4」、「PUBG」で勝ちにもこだわったフレームレートをどうやったら出せるのか探っていこう。
フレームレートは画質を下げれば下げるほどビデオカードを中心としたパワーを必要としなくなるのでフレームレートは向上する。せっかく高性能なPCを購入するのだから可能な限り高画質で動かしたいというゲーマーもいるだろう。今回はそんなユーザ向けに画質と性能のバランスを見ながら120fps設定を探り当てた。
なお、画質設定が多岐にわたりすぎていてどこの設定を変更すればどれほどフレームレートに影響するか、わからないし、いちいち探すのは面倒だというユーザにはNVIDIAが提供するアプリケーション「GeForce Experience」を使うと深く考えずにシステムにあったグラフィックス設定を提示、適用してくれる。今回もGeForce Experienceの結果を元に調整することで120fpsを目指している。
まず最初に最も難敵となるであろう「BFV」だ。レイトレーシングをONにした場合の推奨環境がGeForce RTX 2080であるというヘビー級タイトルのため、まず最低画質設定計測を行なったところ、平均74fpsの動作を確認。ただし、最低画質にした場合でもレイトレーシングをONにすると最高画質設定と同じように特定のタイミングでレイトレーシング由来と思われる数秒のフリーズを起こす。パフォーマンス不足か最適化不足かは不明だがレイトレーシングONの状態で運用は避けたほうがいいだろう。このフリーズを除くと比較的安定しているので早期の解決を望みたいところだ。
120fpsを目指す設定は、最高画質設定がすでに100fpsに近かったため、画質に直結するキャラクターや武器といったテクスチャのクオリティのみ高設定、アンチエイリアシングは境界線上のジャギーを低減する一方で負荷もあるため、低に変更し、見えづらいアンビエントオクルージョンはオフ、そのほかは中設定で統一している。結果として平均122.6fpsと大幅に向上した。元々が非常に綺麗なゲームなので設定を下げても綺麗なままなのはさすがといったところだ。
「CoD BO4」はゲーム性に直接影響が薄い映像表現を落とすことでフレームレートの向上を図っている。キャラクターといった重要な影は残しつつ、武器に落ちる影や建物内で雰囲気を盛り上げるためのもの、特殊な光源による影といったものを抑えた。ゲームを盛り上げるためのこだわり演出を中心に削った結果、平均130.8fpsを計測。スピーディーなプレイが特徴の「CoD BO4」において安心してプレイできると言えるだろう。
最低フレームレートが下がっているのについて補足するとプレイ、フレームレートが低下するシーンは建物内のシーンより遠景を見渡している時が低下率が大きかった。最も負荷が高いシーンはヘリから降下するシーンでその次に丘や屋上から周りを見渡している時だ。とはいえ、そのシーンでも60fpsはしっかり超えているので実用上問題ないだろう。
最後に「PUBG」を計測した。「PUBG」に用意されている設定項目は少なく、設定は基本低設定にし、見た目に関わるテクスチャとオブジェクトの境界線をなめらかにするアンチエイリアシングのみ変更している。テクスチャとアンチエイリアシング以外は設定を落としても、オブジェクトの表示タイミングや表現が若干違う程度でゲームの勝敗には大きく影響しなく思い切った設定の変更がきでる。この結果、平均142.5fpsと約1.5倍近くフレームレートが向上した。市街地や森で銃撃を受けていたとしてもスムーズに回避行動をとりつつ、木や建物の陰にぎりぎり隠れた敵もジャギーが少なく判別しやすいため、発見するのに役立つだろう。
パフォーマンスがいい上にお買い得なフルHDゲーマー決定版!
今回の計測ではレイトレーシングを抜けば全てのゲームは設定次第で120fpsを超えており、また最高画質設定でも120fpsを超えるまたはそれに迫るタイトルがばかりだった。今までGeForce RTXシリーズを採用するモデルはどれも20万円前後のものが多かったがここにきて15万円前後で手を出しやすいモデルが出てきたことは歓迎すべきことだろう。レイトレーシング自体まだ登場したてばかりのものではあるが、GeForce RTXシリーズはレイトレーシングだけでなく純粋な性能向上や性能を維持したまま高画質化が見込めるDLSSもあるため、ぜひ検討してほしい。
また今回いくつかのゲームタイトルの推奨環境に対して本機は満たしていなかったものの問題なく動作していることは証明できたと思う。推奨環境を見対していない点もメモリだけであるため、気になるようであればメモリだけ16GBに変更すると安心できるだろう。
さてここで本機の認定に移りたいと思う。計測を通してお分かりいただけたように最高画質また設定を変更すると120fpsを維持することができたことで以下の内容で「人気ゲームタイトルで120fps動作ができるPC」として認定したい。
2018年末から現在にかけては「PUBG」 / 「Fortnite」が引き続き人気の中心にありつつ、「BFV」や「CoD BO4」などが新たな取り組みを始め、息が長いタイトルから新たな変化まで非常にバラエティに富んだゲームが登場している。このゲームトレンドの転換期をぜひ本機で体験してほしい。
GAME Watchは「GALLERIA XV」について以下の項目を認定します
・最高画質設定で「Fortnite」、「League of Legends」が120fpsで動作する
・テクスチャ高設定で「コール オブ デューティ ブラックオプス4」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」が120fps動作する
・レイトレーシングOFFで「バトルフィールドV」が画質設定次第で120fps設定で動作する
・最新GeForce RTX 20シリーズを搭載しつつ税別15万円を切る価格