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メガドラ時代のシューティング「グレイランサー」完全リメイクがプレイアブル出展【TGS2026】

タイトル名は「Gley Lancer:Overdrive」。会場ではNEOGEO版をプレイ可能!

【東京ゲームショウ2026】
開催期間:9月17日~9月21日
会場:幕張メッセ/TKP東京ベイ幕張ホール

 現在幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2026」のNalua Studioブースにおいて、1992年にメサイヤがメガドライブで発売したシューティングゲーム「グレイランサー」の完全リメイク作品「Gley Lancer:Overdrive」がプレイアブル出展されている。

 今回の出展で動作していたのは、オリジナルのNEOGEO版。プレイ可能なステージは3つのエリアのみで、デモ映像などはまだ実装されていないようだった。

 「グレイランサー」は1992年にメサイヤがメガドライブ向けに発売したシューティングゲーム。当時の流行を取り入れた、画面に収まりきらない巨大戦艦の登場や豊富なオプションを装着して戦うスタイルなどシューティングゲームとして魅力的なタイトルだったことに加えて、印象的なキャラクターたちによる美麗なカットシーンを取り入れており、一定の人気を博したタイトルだった。

 その人気から、2019年にはメガドライブやMD互換機で動作するカートリッジが復刻販売されたほか、2022年には30周年を記念した「グレイランサー 30th Anniversary 限定版」などが発売されている。現在ではNintendo Switch版、Xbox Series X版、PS4/5版などが配信されている。

 今回リメイクが発表された「Grey Lancer:Overdrive」はこうした原作のゲーム性はそのままに、ドット絵のグラフィックやアニメーションを完全刷新しているほか、熱いBGMはフルアレンジで収録、攻防一体の新システム「オーバードライブ」が追加されるなど、新要素もふんだんに盛り込まれてパワーアップしたリメイク作品となっている。

 2027年の発売を予定しており、プラットフォームはNintendo Switch、PS4/PS5、Xbox Series S|X、PC(Steam)のほか、NEOGEO AES/MVS版もリリースされる。

【Gley Lancer: Overdrive - Trailer (Neo Geo/Modern Platforms)】
メガドラ用シューティング「グレイランサー」が令和の時代に「Gley Lancer:Overdrive」として復活!
プレイアブルバージョンはどデカいNEOGEO用カートリッジに収録。NEOGEO AES版でプレイできる
Nalua STUDIOのブースはホール9 C35。インディーゲームのエリア内に設営されている

 本作の開発は、ブースを出展しているNalua STUDIOが担当する。Nalua STUDIOは、現在本作の権利を保有するエクストリームの許諾を受けて開発を行なっており、監修についてもエクストリームや当時の開発スタッフが担当しており、日々開発状況や進捗の連絡など頻繁にやり取りが行なわれているようだ。

 また、パッケージデザインについては、オリジナルと同じくあいざわひろし氏が担当。あいざわ氏はパッケージのイラストなどを手掛ける以外にも、オリジナルのスタッフだったことから、本作のストーリーの導入シーンや、ストーリーなどについても協力する予定だ。

ブースに展示されていたパッケージは真っ黒だが、これは未完成とのことで……
よく見ると、製品版のパッケージはオリジナルと同じあいざわひろし氏が担当するとの記載があった
会場では操作方法が書かれたシートが配布されていた

 Nalua STUDIOは、2023年にNEOGEO向け新作ソフト「Vengeance Hunters」を発売したインディーゲーム開発スタジオ。本作はオリジナルながら、令和の時代にNEOGEO向け新作タイトルということで話題になった1本で、後にPS4版「復讐ハンター」としても発売されているようだ。こちらはリメイクではなく、オリジナルのベルトスクロールアクションで、アメリカの昔のゲームのようなベタでバタ臭いデザインが魅力のタイトルとなっている。

 Nalua STUDIOは現在、NEOGEO新作の第2弾として、オリジナルアクションゲーム「Necro Pop」も開発中。こちらも2027年リリースを予定しており、他作品と同様にNEOGEO向けを含めて、PCなどでのリリースが予定されているようだ。

Nalua STUDIOのそのほかのタイトルも全て出展されているので、既に発売中の「Vengeance Hunters」もリクエストすればプレイさせてもらえる
2027年発売予定の新作第2弾「Necro Pop」も同様にプレイさせてもらえる。横に浮いているゴーストだけを操作して仕掛けを作動させるなど、かなり多彩な仕掛けが施されたユニークなアクションゲームとなっていた
いずれもNEOGEOやPCなど多くのプラットフォームで遊べるようにリリースされている

 今回、「グレイランサー」リメイクの話を聞いた時には「なぜNEOGEO?」と思っていたが、元々NEOGEOでの新作ソフトにこだわりを持つNalua STUDIOが手掛けるからというのがその答えのようだ。開発スタッフが好きであり、また日本でも人気であり、何より会社の知名度を高めるためという理由で「グレイランサー」がセレクトされたという。また、タイミング的にはオリジナルのカートリッジと互換性のある新ハード「NEOGEO AES+」がPLAION REPLAIから発表(2027年9月16日発売予定)されており、こちらでの動作も可能となる予定。

 実際に操作してみたが、動きはかなりスムーズ。自機がやられたあとの復活時に画面がちらつくなど、完成度としてはまだまだこれからといった印象ながら、自機移動やオプション操作などの挙動は心地よくプレイできており、今後のチューニングが期待できそうだ。BGMのアレンジも軽く耳を傾けてみたが、オリジナルの旋律がほどよく耳に残るいいアレンジとなっており、製品版でどのような作りになるのか期待が高まる。

 今回のリメイクで新たに実装された「オーバードライブ」は発動すると一定時間はバリアのように敵の攻撃を防げるシールドが自機を包み込み、一定時間が経つと上下左右の任意の方向に向けて発射できる強力な攻撃手段としても使える。発射時の向きの調整が難しいが、慣れてくれば、自機が敵に囲まれた時の脱出時や、ボス相手に大ダメージを与えたい場合などに、効果的に活用できそうだ。

 2027年の令和の世に復活を遂げることとなった準新作の「Gley Lancer:Overdrive」が、最終的にどのような形に仕上がるのか。開発中の動きを見ておきたい人は是非、Nalua STUDIOに足を運んでみてほしい。

ゲームスタート時の移動システムについてもオリジナルを忠実に再現
宇宙のステージをプレイ!特にゲームオーバーなどはなく、心行くまで遊べるようになっている
地上の水面を飛び回るステージでは、水中と地表とでビジュアルが変化する
新要素の「オーバードライブ」を発動すると、自機周辺にバリアが貼られ、一定時間無敵になる。一定時間経過後は、操作キーを入れた方に向けてバリアをそのまま放出して攻撃できる
地下のようなステージもプレイできた。今回出展されているプレイアブルバージョンではこれら3ステージをループする形となっているようだ
NEOGEO AESに赤いカートリッジが栄える