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「NEOGEO AES+」は恐ろしいほどの再現度。「ゼロウィング」の発見も熱いブースレポート【TGS2026】

AV出力対応、オリジナルROMカートリッジにも互換性あり。ラインナップ10本を試遊可能

【NEOGEO AES+】
発売日:2027年9月16日
価格:32,800円
【NEOGEO AES+ Anniversary Edition】
発売日:2027年9月16日
価格:49,800円

 今年の4月に唐突に発表され、レトロゲームファンをザワつかせた新ハード「NEOGEO AES+」。PLAION REPLAIとSNKが協業して開発しており、ゲームカートリッジの互換性をはじめ、当時の「NEOGEO」の完全再現を目指して作られた夢のマシンである。

 先日、残念なことに2026年11月12日の発売から2027年9月16日に発売延期がアナウンスされてしまったが、今開催中の東京ゲームショウ2026のPLAION REPLAIブースにて「NEOGEO AES+」の実機が試遊出展されているとのことで早速実物に触れてきたので、その様子をお届けしよう。

もはや本物!? オリジナル版と見分けがつかない完璧すぎる再現度

 PLAION REPLAIブースは、もう入口から全面的に「NEOGEO AES+」を押していた。そしてブース内は、本体と同時発売される全10タイトルがすべてが試遊できる形になっていた。

NEOGEOオンリーのPLAION REPLAIブース
各タイトルのメインビジュアルが飾られているワクワクの空間である

 まず本体をじっくり見てみたが、率直な感想を言ってしまうと“当時遊んだNEOGEOそのまま”である。サイズ感や形状はもちろんのこと、本体やアーケードスティックのマットブラックの渋いカラーリングと、少しザラつきのある表面の質感までも完全再現されており、これが仮に当時の本物のNEOGEO本体が混ざっていたとしても判別が不可能レベルで再現度が高い。

 まるで板のような武骨なデザインの本体、当時の他ハードとは比べ物にならないほどデカいROMカートリッジ、そしてゲームセンターで遊んでいた頃が蘇ってくるアーケードスティック。令和の時代に新しく作られた物とは思えないほど昔の記憶が蘇ってくる。

「NEOGEO AES+」本体。ROMカートリッジが刺さった状態は存在感がある
近年のアーケードスティックと比べるとボタンが少なく感じるが、NEOGEOのゲームならこれで問題無し
電源スイッチやリセットボタンまでも当時のそのまま

 実際に数タイトルプレイすることができ、モニターに映し出されている映像は懐かしの4:3の比率。当時、狂気の描き込みと言われていた「メタルスラッグ」はやはり今見ても狂気的で、低遅延を謳っているHDMI出力だけありキビキビ動き、プレイしていて非常に快適だ。NEOGEO初期タイトルである「マジシャンロード」が持つダークな世界観も色褪せないカッコ良さがある。

30年以上昔のタイトルなのに今プレイしても楽しい。一体いつまで味がするのだろうか

 「NEOGEO AES+」のすごい所は、HDMI出力など現代的な仕様になっただけではなく、当時のNEOGEO同様にブラウン管テレビに接続できるAV出力にも対応している点。さらに、オリジナル版のROMカートリッジやアーケードスティックもそのまま使えるという後方互換性もあり、NEOGEOのROMなどを所持している人にはたまらない設計になっている。

ブースの人にお願いして少しだけ背面を見せてもらった。HDMIケーブルとAVケーブルの両方の差込が備わっている

 ここまで懐かしさ100%の内容であったが、一方で全く新しいホワイトカラーの「NEOGEO AES+」も展示されていた。

 初めて発表されたときに真っ白なNEOGEOを見たときは、“NEOGEOは黒しかありえないだろ”という老害マインドが少し出ていたが、実物を見てみると思いのほかカッコいい。

 しかも、ホワイトカラーの「NEOGEO AES+ Anniversary Edition」には真っ白な「メタルスラッグ」のROMカートリッジも同梱されており、これはかなり貴重といえるだろう。

少し舐めていたが、実物を実際に見てみるとホワイトカラーも悪くない。というか良い

珠玉のタイトルが並ぶ魅惑のショーケースも注目! よく見ると見慣れないタイトルも!?

 本体の試遊の他に、ブース内のショーケースの中には本体と同時発売されるタイトルのパッケージがずらりと並べられており、NEOGEOのROMカートリッジが収まる厳ついサイズのプラケースは圧巻。当時NEOGEOを通っていたゲーマーなら夢のような絵面で、購買意欲を掻き立てる。

こんなものを見たら全部集めたい衝動に駆られる

 価格は1本9,980円で、これだけ見ると結構良いお値段のように思えるかもしれないが、当時は定価で30,000円以上していたことを考えると何だか安いように思えてしまう。

 しかも、今はNEOGEOのROMカートリッジの市場価格がかなり高騰しており、初代「メタルスラッグ」などは数百万円という異次元な価格で取引されており、そういった背景も相まって非常に惹かれるものがある。

 発売されるタイトルも通好みのラインナップで、アクションゲームに「メタルスラッグ」、「マジシャンロード」。シューティングに「パルスター」、「ショックトルーパーズ」、「ティンクルスタースプライツ」。格闘ゲームには「ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002」、「餓狼 MARK OF THE WOLVES」、「サムライスピリッツ零スペシャル」。

 その他のゲームに「オーバートップ」、「ビッグトーナメントゴルフ」と、“これは分かっている”と唸らせる10本が揃っている――と、思っていたのだが、取材時には全く気が付かなかったが東亜プランの名作シューティング「ゼロウィング」がしれっと1タイトル追加されていた。メガドライブやPCエンジンなどに移植はされていたがNEOGEOに移植されたことは1度もなく、今回初のNEOGEO移植となる。これは事件である。

しっかり写真に収めておきながら、原稿執筆時まで「ゼロウィング」の存在に全く気が付かなかった

 ゲームを遊ぶだけならば、「ゼロウィング」以外のタイトルなら数百円でダウンロードして遊べてしまう時代なのだが、これはもう当時欲しくても手に入らなかったかつてのキッズたちへ向けたロマンの商品である。

 当初発表されていた10タイトルだけでも熱かったのに、さらに新規の、しかも幻のタイトルが追加されたとあっては「NEOGEO AES+」の注目がさらに高まるはずだ

 発売が2027年9月16日と少し先になったので、購入するか迷っていた人はPLAION REPLAIブースで実機に触れてみて今一度じっくり検討してみてはいかがだろうか。