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ゴンがなかなか見つからない!迷った分だけ楽しめた「ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド」試遊レポート【TGS2026】

迷子を捜しに来た自分が迷子に!

【ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド】
2027年2月16日 発売予定(※Steam版 2027年2月17日 発売予定)
価格:7,480円~

 今年で30周年を迎えた日本最大のゲームの祭典「東京ゲームショウ2026」(以下、TGS2026)。そのスクウェア・エニックスのブースで出展されていたのが「ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド」だ。

 本作は、1995年にスーパーファミコン向けに発売されたRPG「ロマンシング サ・ガ3」を、3Dグラフィックスで新たに描き直したフルリメイク作品である。イベントシーンもフルボイス化されるなど、原作の魅力を残しながら大きく生まれ変わっている。

 今回のTGS2026では、本作初となる試遊台が登場。同ブース内では、世界観や基本的なシステムが楽しめる「魔王殿:迷子のゴンを救い出せ!」と、強敵とのバトルを楽しめる「グウェインの巣:悪竜グゥエイン」という2種類の試遊が用意されていた。

 今回筆者が体験したのは、その中の「魔王殿:迷子のゴンを救い出せ!」である。こちらは、魔王殿に迷い込んだ少年・ゴンを捜すというおなじみのイベントを通して、3Dへと生まれ変わった世界の探索や、新たに構築されたバトルシステムなどをひと通り体験できるというもの。

 実はメディア枠としては2本分遊べるはずだったのだが、魔王殿の中で迷いに迷ってしまい、こちらのクエストでかなりの時間を費やしてしまったため時間切れとなった。だが、その分戦闘なども楽しめたほか、生まれ変わった本作の魅力も堪能することができた。本稿では、そこから分かったゲームの魅力や特徴についてレポートしていく。

TGS2026の試遊版では、ふたつのクエストが用意されていた
【『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』 発表トレーラー】

ドラマチックな演出で世界観に引き込まれる!

 本編同様、最初にカジュアル、ノーマル、オリジナルという3段階の難易度から好きなものを選ぶと試遊がスタートする。今回はデフォルトで設定されていたノーマルでプレイ。ノーマルであってもある程度RPGに慣れている人向けの難易度となっている。

試遊版でも難易度が選べるようになっていた

 今回プレイした「魔王殿:迷子のゴンを救い出せ!」は、ゴンの友達がクラウディウス家の娘ミューズのところに駆け込んでくるところから始まる。なにやら迷子になったミッチを探しに、ゴンが魔王殿の方に行ってしまったのだという。だが、そこでゴン自身が行方不明になってしまったのだ。

 そこで、ミューズの依頼で魔王殿へ向かい、ゴンを捜すというのが大まかなストーリーとなっている。

ミューズの元にとんでもない知らせが届く

 このように、いきなりキャラクターを操作しながら探索をするというわけではなく、冒頭ではしっかりドラマ部分も体験することができた。キャラクターたちの動きやフルボイスによるセリフ、そして、壮大なBGMをはじめとした演出も素晴らしく、ゲーム開始からすぐにこの世界観に没入することができた。

ドラマ部分も本作の見どころのひとつだ

 実際に探索が始まると、チュートリアル的なメニューが出現。キャラクターの動かし方やカメラの操作なども丁寧に説明されていた。実際の操作では、カタリナを操りながら移動していくというスタイルだった。画面右上にミニマップとクエストの目的、目的地の方向などがわかりやすく表示されている。それとは別に、大きなマップに切り替えて表示することもできるようになっていた。

 これは本作の探索の特徴ともいえるが、どこに向かえばいいかは大まかにわかるものの、そこにたどり着くまでのルートがなかなか複雑になっている。そのため、寄り道するつもりはなかったのだが、ついつい迷ってしまうということがあった。

 そうして、ようやくたどり着いた魔王殿。先ほどまでの街並みとは大きく異なり、いかにも邪悪なものが存在している不気味なエリアとなっていた。そこにそびえ立つ建物の中にはモンスターが徘徊しており、かなり危険な場所だ。一刻も早くゴンを見つけ出さなければならない。

タイムラインバトルでテンポのいい戦闘が楽しめる!

 魔王殿の中に入ると、いきなり敵と遭遇。しかし、敵はこちらにまだ気づいていないという状況だ。今回はプレイステーション 5版で試遊したのだが、本作では敵に近づくと頭上に攻撃可能であることを示すマークが表示される。このときXボタンを押すことで先制攻撃を仕掛けることができるのだ。

敵に近づいたときにマークが出たら、攻撃を仕掛けることができる合図だ

 敵に気づかれる前に攻撃すると、不意打ちとなって若干ダメージを与えた状態から戦闘がスタートする。敵が行動する速度も遅くなるため、可能ならば狙っていきたいところだ。

見事不意打ちに成功!

 今回のパーティは、カタリナ、サラ、トーマス、ユリアン、モニカの5人だ。それぞれ技、術、道具という3種類のタブを切り替えながら行動を選択して戦っていくことができるようになっていた。

 ちなみに、本作での戦闘はタイムラインバトルになっている。敵味方の行動順は、画面左上に表示されているタイムラインで確認することができる。たとえば味方を回復した方がいいのか、それとも敵に攻撃を仕掛けた方がいいのかなど、その時々にどのような行動をするべきなのかといったことも、このタイムラインを確認しながら決めていくことができるというわけだ。

 最初は若干戸惑ったものの、慣れてくるとサクサクとコマンドを選べるようになり、バトルもかなり快適に楽しめた。

戦闘では、タイムラインバトルで敵と味方が行動していく

 技は、いくつか習得しているものの中から、敵に効きそうなものを選んで攻撃を仕掛けることができる。それとは別に、キャラクターによっては、いくつかの術を覚えている者もいる。こちらはBPを消費してしまうが、そのぶん全体攻撃や味方の回復ができるなど、有用なものが多いというのが特徴だ。

トーマスの術「スコール」で、敵パーティ全体にダメージを与えることに成功!

 バトル中に使用した武器や術によって、「技術点」と呼ばれる経験値が獲得できる。こちらはどんどん溜めていくことで、武器や術のレベルを上げることができるのだ。逆に言うと、単に所有しているだけでは武器や術はレベルアップしないので、自分の思い描くようなキャラクターに育てていくためにも積極的に使っていくことをおすすめする。

戦闘終了後のリザルト画面で、獲得した技術点が確認できる

相手の弱点を突いて攻撃を仕掛けよう!

 このバトルで重要なもうひとつの要素が、相手の弱点を突くことだ。戦闘中、敵にWeakという表示が出ることがある。これらは実際にコマンドを選ぶときに、武器や術を切り替えることで確認することができる。弱点を突いた攻撃をすることで、敵に与えるダメージも大きくなり、戦闘も有利に進めていくことができるのである。

敵に表示されるWeakの文字に注目して攻撃していこう

 戦闘の途中で連携ゲージが満タンになると、新たに「連携」というタブが増えて使用可能になる。こちらは、複数のキャラクターで技を発動して敵に強力なダメージを与えることができるというものだ。しかも、敵の行動順や相手の弱点に関係なくダメージが与えられるので、積極的に使っていきたいものとなっている。

連携が可能になると、新たにタブが増える
連携は演出部分も含めて楽しめる

 もうひとつ、バトル後には、使用した術に応じて新たな術を習得することがある。このように、戦闘を繰り返していくだけでも、キャラクター自体がどんどんと成長していくので、それだけでもかなり楽しめるようになっていた。

新たな術を閃くこともあった

迷いに迷ったあげく、ようやくボスにたどり着く

 先ほど街中でも迷ってしまったが、一見シンプルに見えるものの、実際は意外と複雑な構造になっており、今回の試遊でかなりの時間を費やしてしまったのが、この魔王殿内の探索である。途中、床が落ちているところから下に行けるようになっているほか、いくつか扉が設置されており、その先も探索できるようになっている。そのため、思いのほか探索できる場所が多い作りになっているのである。

迷子を捜しに来た自分が迷子になってしまった!

 また、ミニマップに表示されたポイントを頼りに探索していたことも、迷ってしまった原因となっていたのだ。そのまままっすぐボスがいると思われるポイントに近づくと、「そこまで、ゴンは遠くに行ってないはずだ」と、同行しているシャールに言われて先に進めなくなってしまう。そして、これを何度も繰り返してしまったのである。

まっすぐ目的地に着いたつもりが、実はゴールではなかったようだ

 そのため、隅々まで魔王殿を探索する必要が出てきた。途中、敵とのバトル以外にも、様々なアイテムを拾うことができる。また、宝箱から武器を入手できることもあった。こうして手に入れた武器は、装備画面で装備することが可能だ。

不幸中の幸いか、迷ったことからいろいろな武器を宝箱から入手することができた
新たに手に入れた武器は、装備画面で変更することができる

 試遊の残り時間もわずかとなり、このままゴンを見つけ出すこともなく終わってしまうのか……と思っていたところ、怪しい敵の姿を見かけた。実は、このオーガこそが今回の試遊に登場するボスキャラだったのである。

今回の試遊のボスとして登場したオーガ

 このオーガは、全体重をかけた攻撃でパーティ全体にダメージを与えてくるかなり厄介な敵だった。そのため、途中で何人かのメンバーが戦闘不能に陥ってしまった。だが、落ち着いて術や道具などを駆使しながらリカバリーし、戦闘を継続していくことができた。

全体攻撃を仕掛けてくるのでかなり厄介な相手だ

 また、戦闘の途中で閃きが発生したほか、連携でダメージを与えていくことができ、なんとか敵を倒すことに成功した。その後、マップを探索していると、迷子になっていたゴンをついに発見。ちょうど試遊時間も残りわずかとなっており、今回の試遊は無事終了となったのである。

戦闘の途中でも閃きが発生!
最後はカタリナがフィニッシュを決め、無事討伐に成功した
ゴンの捜索も完了!

 今回は短時間かつ、ひとつのクエストのみの試遊だったが、それでも十分すぎるほど作品のクオリティの高さが伝わってきた。可能ならば、製品版を最初から最後まで遊びたくなるような仕上がりである。オリジナル版を遊んだ人も楽しめるような出来栄えになっているので、来年の発売が今から楽しみだ。