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初めて移植が実現したタイトルが目白押し! 「イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.3」全タイトルレポート
2024年12月18日 00:00
- 【アーケードメモリーズ VOL.3】
- 12月19日 発売予定
- 価格 アーケードメモリーズ VOL.3:8,778円(税込)
- イーグレットツー ミニ専用 コンバインキット+アーケードメモリーズVOL.3:15,356円(税込)
- アーケードメモリーズVOL.3+サイバースティックセット:32,978円(税込)
タイトーは、懐かしのアーケードゲームを収録した「イーグレットツー ミニ」専用SDカード第3弾「アーケードメモリーズ VOL.3」を12月19日に発売する。
本作は、2022年に同社が発売した、歴代のアーケードゲーム40タイトルを収録した復刻ゲーム機「イーグレットツー ミニ」専用の10タイトルをSDカードに収録したもの。SDカードのほかにも、特典DX攻略本「電撃 TAITO STATION VOLUME 4」、全10タイトルの「インストラクションカード ミニ」(※本体上部にセットする、操作説明などが書かれたもの)、本体アップデート手順書が同梱されている。
また本体にセットする台座とミニチュアのゲームセンター用椅子を同梱した「イーグレットツー ミニ専用 コンバインキット」をセットにした限定生産の「イーグレットツー ミニ専用 コンバインキット+アーケードメモリーズVOL.3」や新デザインで復刻された電波新聞社製のコントローラー「インテリジェントコントローラ サイバースティック」と「特典音楽カード」が同梱されたAmazon限定の「アーケードメモリーズVOL.3+サイバースティックセット」も12月19日より発売となる。
本作に収録されているのは、1982~1995年にかけて発売された以下の全10タイトルだ。
- ミスター・ドゥ!(1982年)
- ルンバランバ(1984年)
- ウィズ(1985年)
- メタルソルジャーアイザック2(1985年)
- エクスターミネーション(1987年)
- Dr.トッペル探検隊(1987年)
- トップランディング(1988年)
- アクアジャック(1989年)
- ギャラクティックストーム(1991年)
- あっかんべぇだぁ~(1995年)
以下、全10タイトルの特徴や、おすすめの遊び方をまとめてご紹介しよう。なお「トップランディング」、「アクアジャック」、「ギャラクティックストーム」の3タイトルは「インテリジェントコントローラ サイバースティック」に対応しているが、本稿では「イーグレットツー ミニ」本体のレバーとボタンを用いてプレイしている。
全10タイトルレビュー! 初の家庭用移植が6タイトルも登場
「ミスター・ドゥ!」(1982年)
UNIVERSAL(ユニバーサル)が開発した、懐かしの名作のタイトー販売バージョン。ピエロのような風貌の主人公ミスター・ドゥを、4方向レバーとパワーボール発射ボタンで操作して敵を倒していくアクションゲームだ。
敵の倒し方は、パワーボールを投げて命中させる、またはリンゴを頭上に落とすの2通りがある。パワーボールは連射ができないので、うっかり敵のいない場所に投げてしまうと大ピンチになってしまうが、命中したときの快感は格別だ。リンゴは一度落下させると消えてしまう(※1ブロック分だけ落下した場合は消えずに残る)が、まとめて多くの敵を倒すと高得点のボーナスが獲得できる。
ステージクリアの条件が「画面中央から出現する敵を全滅させる」、「画面内のチェリーをすべて食べる」、「E・X・T・R・Aの文字が描かれた敵をすべて倒して『EXTRA』の役を完成させる」、そして滅多に出現しない、ボーナス得点+1クレジット追加の効果があるアイテム「ダイヤモンドを獲得する」の4通りがあるのも、本作ならではの大きな特徴だ。状況に応じて、どの方法でクリアするかを考えながらプレイするのが実に面白い。
本作は今までに何度か移植されているが、一部の移植版では「EXTRA」達成時のジングルが原曲と差し替えられていたが、「VOL.3」ではオリジナル版と同じジングルが流れる。稼働当時を知るプレイヤーにとっては、まさに朗報だろう。
本稿の執筆のため本作を久々に遊んだが、その面白さは発売から42年が経過した今もなお、まったく色あせていないと改めて実感した。大袈裟かもしれないが、「VOL.3」は「『ミスター・ドゥ!』が遊べるだけでも買う価値がある」と言っても過言ではないオススメの1本だ。
「ルンバランバ」(1984年)
今回初めて移植が実現した作品のひとつ。原始人の主人公ルンバランバを操作して、オノで木を切り倒し、上空を飛ぶ鳥を木が4本以下のスペースに閉じ込めればステージクリアとなる、世にも珍しいルールのアクションゲームだ。筆者は本作を今まで一度も見たことがなく、その存在を今までまったく知らなかった。本作は、おそらく今回の収録タイトルの中でも最もレア度が高いと思われる。
操作は4方向レバーとA、Bの2ボタンを使用する。Aボタンを押すとルンバランバがオノを振り、ボタンを2回または長押しすると木を切ることができる。最初は「何で1回のボタン操作で切れないのかな?」と正直戸惑ったが、ありがたいことにDボタンには押しっ放しで木をどんどん切り倒せるオート連射が搭載されているので、こちらを使用してプレイするのがオススメだ。
鳥が口から吐く炎や、タマゴから孵化する恐竜、または地面から這い出てくるモグラに触れるとミスになる。恐竜とモグラは、マップ上に散在する「ゼニ石」をBボタンとレバー入力を組み合わせて転がし、これを当てることで倒すことができる。
ステージが進むと、敵キャラとは別に雷や火山岩などの障害物が登場することもあり、見た目はとてもシンプルだが、いざ遊んでみると意外に難しい。ステージクリア時に加算されるボーナス得点は、木を切った本数が少ないほど高くなるので、得点稼ぎを意識しながら遊ぶことで楽しさが増す印象。また「ゼニ石」で敵を倒すと1000点が加算されるが、2体同時に倒した場合は、さらに3000点のボーナスがもらえるので、腕に自信のあるプレイヤーは、ぜひこちらのボーナス獲得にもチャレンジしていただきたい。
「ウィズ」(1985年)
セイブ開発が開発した、魔法使いのウィズを操作して、敵を倒していく任意スクロール方式のアクションゲーム。地底、地上、空の1周全3ステージで、空ステージの最終地点にはボス敵にあたるドラゴンが出現する。
ウィズは、無制限に使えるマジックボール(前方に放つショット)のほかに、宝箱から出現するアイテムを取ることでカッター、タイムストッパー、バリヤー、クイック、ボンバー、ファイヤー、ヘルパーの全7種類の魔法が使用できる(※カッターとタイムストッパーは最初からストックしている)。マジックボールが効かない敵が出現したら、敵を貫通するカッターや、触れた敵を吹き飛ばすバリヤーを、ブロックや柱などの障害物が邪魔なときはボンバーで敵キャラごと一掃するなど、状況に応じてどの魔法を選択するのかを考えながらプレイするのが楽しい。
一部の敵は、ウィズと同様にマジックボールなどを連射して攻撃を仕掛けてくることがある。敵のマジックボールは、ウィズのマジックボールで相殺できることもあり、各ステージで撃ち合いがひんぱんに発生する。連射が苦手な人は、オート連射ボタン(※Dボタンに割り当てられている)を使用するといい。
「メタルソルジャーアイザック2」(1985年)
主人公のメタルソルジャーアイザック2を操作して敵を倒していく、任意スクロール方式のアクションシューティングゲーム。アイザック2は、2足歩行のロボットと飛行機の2形態があり、ロボット形態のときはウインドブラスター(ショット)とシャトルパンチ、飛行形態のときはウインドブラスターと、対地攻撃用のマグナボンバーの2種類の武器を使用する。
本作の一番の面白さはズバリ、ロボット形態時にボタンを押しっ放しで強力なシャトルパンチを撃ちまくれること。シャトルパンチは敵を貫通するので、まとめて多くの敵をなぎ倒したときは気分爽快だ。ロボット形態のときは、ザコ敵や敵弾に一度触れただけではミスにならないが、累積ダメージが10になると、ボディが壊れて飛行形態に変化する。
飛行形態になると、敵のUFOなどがしつこくアイザック2を追い掛け回し、加えてアイザック2よりもスピードが速い誘導弾が飛んでくる。しかも飛行形態のときは、敵の攻撃を1回受けると即ミスになるので気を抜くヒマがない。特定の地点に出現する、タマゴ型のアーマードックをマグナボンバーで破壊すれば再度ロボット形態に戻れるので、それまでの間に敵の猛攻をしのげるかどうかが腕の見せどころだ。
ゲームミュージック好きを自称する人は、本作のデモ画面で流れる曲(※後に「ダライアス」のAゾーンなどのBGM「CAPTAIN NEO」として使用された)にもぜひご注目を。
「エクスターミネーション」(1987年)
今回初めて移植が実現した作品。主人公を操作して、ショットと「ESP」と呼ぶさまざまなパワーアップを駆使して敵を倒していく縦スクロールシューティングゲームだ。主人公は敵や敵弾に当たるとダメージを受け、ライフの残量がゼロになるとゲームオーバーとなる。
本作には、前述の「ウィズ」などと同様に、ショットの連射ボタンが用意されている。ステージ1から敵キャラが弾をどんどん撃ち、各ステージの最後に出現するボスの耐久力が非常に高いこともあり、連射ボタンの搭載は実にありがたい。敵を倒すと出現するカラフルなボール状のアイテムは、取ると主人公のライフが少しだけ増えるので、敵の倒し方だけでなく、いかに多くのアイテムを回収できるかを考えながらプレイすると面白さが増す。
特定の場所にある岩などを破壊すると、地下シェルターにつながる階段が出現し、シェルターに入るとさまざまなESPパーツ(パワーアップアイテム)が入手できる。また青色の敵「トットー」をショットで倒すと、主人公の移動速度やショットの威力がアップするなどの効果を持つパワーアップパネルが出現するだけでなく、体当たりで倒した場合は主人公と同じショットを放つオプションが出現する、本作独特のユニークなシステムも大きな注目ポイント。主人公の体にまとわりついた敵はライフをどんどん吸い取るので、もし絡まれた場合はレバーを素早く左右に振って追い払うことを、くれぐれもお忘れなく!
「Dr.トッペル探検隊」(1987年)
自機のモリアオガエル号を操作して、コミカルに描かれた敵の生物たちをショットで倒していく縦スクロールシューティングゲーム。本作も初の家庭用移植となる。
見た目の可愛らしさとは裏腹に、1面の序盤から敵弾が多数飛び交い、自機の当たり判定が大きい感があるので、本作の難易度は非常に高い。各ステージに出現するボスの耐久力も総じて高い印象を受けるので、余ほど腕に自信のある人以外は、ショットの連射ボタンを使用してプレイすることを迷わずおすすめする。
特定の敵編隊を全滅、または特定の敵を倒すとさまざまなアイテムが出現するが、とりわけ重要なアイテムが水色のアイテム「ペル」だ。ペルを取ると、自機と同じショットを放つオプションが装着され、同時に最高5個まで装備できる。さらにBボタンを押すことで、ペルを前方、左右、後方集中型のフォーメーションにいつでも切り替えることが可能となり、フォーメーションを解除すると自機の移動方向と反対側に向けてショットが撃てる。
ペルを利用した攻略パターン作りが本作の面白いところだが、フォーメーションを固定中にペルが敵や敵弾に触れると破壊されてしまうので、5個フル装備させたからといって、けっして安心はできない。また一度ミスをすると、リスタート時に初期状態に戻ってしまうこともあり、たとえ1面でも復活するのは正直かなり難しい。
本作はイーグレットツー ミニ本体のモニターでも十分にプレイは可能だが、敵弾のサイズが小さいため、見辛いと感じた方は、HDMI出力にて外部モニターに接続してプレイすることをオススメする。
「トップランディング」(1988年)
旅客機を操作して、空港に着陸させるフライトシミュレーションゲーム。ポリゴンで描いた3DCGを導入した最初期のタイトルとしても歴史に残る作品で、こちらも今回が家庭用初移植となる。
旅客機の操作に使用するのは、レバーとパワーアップ、パワーダウンの2ボタンだけ。操作自体は極めてシンプルだが、いざプレイするとなかなかどうして難しい。最も簡単な、練習機を使用した東京国際空港ステージでは、機体を水平に直しつつ滑走路上で高度をゼロにするだけでクリアできるが、ほかのステージでは風で機体が押し流されたり、悪天候で視界が悪くなったりするので、軌道を保つだけでもかなりタイヘン。しかも、一度でも墜落またはコースアウトしただけで、即ゲームオーバーになってしまう。
けっして易しいゲームではないが、滑走路が視界に入り、少しずつ地上に接近しているときの緊張感は、何度体験しても本当にワクワクする。プレイ中は状況に応じて、パイロットと管制塔との会話や、フライトアテンダントの機内アナウンスが流れる演出もあり、機体が軌道から大きく外れたときは「RIGHT TURN!」などとプレイヤーに指示するボイスが用意されているのも楽しい。
本体のレバーとボタンでも問題なくプレイできるが、元祖アーケード版は操縦桿を模した入力デバイスと、スロットルを搭載した専用筐体を使用していたこともあり、本作はサイバースティックを使用したほうがプレイしやすく、なおかつ臨場感が出るものと思われる。
「アクアジャック」(1989年)
本作も今回が家庭用初移植となる3Dシューティングゲーム。アーケード版は、スティックとフットペダルを搭載した専用の大型筐体でプレイする(※後に汎用筐体でも登場)仕組みだったが、「VOL.3」では8方向レバーで自機にあたるホバークラフトの移動、Aボタンを押すとバルカンガンを、Bボタンでミサイルを放ち、Cボタンを押すとホバークラフトがジャンプし、Dボタンのアクセルを押している間はホバークラフトが加速する操作システムになっている。
筆者は本作を今回初めてプレイしたが、敵をただ倒すだけでなく、敵弾や機雷、鉄管などの障害物をジャンプでかわす場面が随所に登場するところに、水上が戦いの舞台となる本作ならではの面白さがあるように思えた。一度ロックオンした敵キャラは、たとえ敵が照準の外側に逃げた後でも、倒せるまでショットが自動で命中するのも嬉しい。ミサイルは3発しか使えないが、ステージクリア後に1発補充されるので、特に対ボス戦ではどんどん使用するといい。
照準の操作は、レバーを下に入力すると上昇し、上に入力すると下降する「REVERSE(リバース)」方式になっている。「REVERSE」の操作が苦手な人は、ゲーム設定で「NORMAL」に変更すると上下の操作が逆になるので、こちらの機能を利用するといい。また本体でボタンを操作する場合は、バルカンガンとアクセルボタンが縦並びのため、これらのボタンを同時に押している間は、ミサイルとジャンプボタンがやや押しにくくなる印象を受けた。よって本作に関しては、ボタン付きのスティックで操作ができるサイバースティックを使用したほうが快適に遊べると思われる。
「ギャラクティックストーム」(1991年)
こちらも初の家庭用移植が実現した、アーケード版では専用の大型筐体を使用していた3Dシューティングゲーム。自機は残機ではなくライフ制で、無制限に撃てるパルサーカノンと、初期状態で5発装備している、絶大な威力を誇るDウェポンの2種類の武器を使用して敵を倒していく。
Dウェポンでまとめて敵を倒したり、敵の誘導ミサイルをうまく回避できたりすると実に快感で、終盤のステージは狭い空間で敵や障害物と戦うスピードとスリル感も存分に楽しめる。同じく、タイトーが1989年に発売した「ナイトストライカー」(※「イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.2」に収録されている)が好きなプレイヤーであれば、本作も間違いなく気に入るハズだ。
アーケード版は、モニターに特殊なレンズを搭載した筐体を使用し、各キャラクターがより立体的に見える仕組みになっていたと筆者は記憶している。なので、ビジュアル面ではアーケード版に比べるとインパクトはどうしても劣るが、それでも敵の機体やロボットなどのメカ、背景に描かれた星々は今の目で見ても本当に美しい。
本作の自機の操作は、先述の「アクアジャック」と同様に「REVERSE」式なので、苦手な人はゲーム設定で「NORMAL」に変更しよう。後半のステージでよく出現する狭い通路などで、何回プレイしても操作がうまくいかず壁にぶつかってしまう場合は、設定画面の「レバー調整」機能を利用するといい。「レバー調整」では、レバーのレスポンスの遅い・早いを5段階で設定できるので、好みの設定に変更したうえでチャレンジするといいだろう。
「あっかんべぇだぁ~」(1995年)
1978年に登場し、史上空前の大ブームを巻き起こした「スペースインベーダー」をリメイクしたシューティングゲーム。「VOL.2」に収録された「リターンオブザインベーダー」とはまったく異なり、自機も敵キャラも背景も、すべてコミカルなデザインで描かれているのが最大の特徴と言えるだろう。
本作に登場する自機は全部で5種類。「スペースインベーダー」の自機はショットを単発でしか撃てなかったが、本作では2連射が可能で、加えてボタンを長押ししてパワーをためてから放つと、より強力なショットになる、いわゆる「ため撃ち」も使用できる。通常ショットの性能は、どの機体もおそらく同じだが「ため撃ち」はそれぞれ性能が異なるので、まずは「ため撃ち」をひととおり試したうえで好みの機体を選ぶといいだろう。
画面上部から迫って来る敵キャラを最下段まで侵入させてしまうと、自陣が「占領」されたとしてミスになり、自機のストックが減るだけでなく、ステージの最初からやり直しになってしまうのも本作ならではの特徴だ。元祖「スペースインベーダー」と同じルールを採用することで、より本作の面白さが増しているように思われる(※筆者補足:「スペースインベーダー」は、占領されると即ゲームオーバーになるルールだった)。
自機や敵キャラの多くは「スペースインベーダー」をはじめ、歴代のタイトー作品が元ネタになっているのも本作の見どころ。特に、ラウンド2のボスは「ダライアス」の巨大戦艦がモチーフになっているので、タイトーおよび「ダライアス」ファンは必見だ。
自機の中で、筆者が特に面白いと思ったのが、巫女の小夜ちゃんを主人公とするゲーム「奇々怪界」(※本体にも収録されている)が元ネタである、その名も「御利益一号」だ。「御利益一号」で「ため撃ち」を放つと、着弾時にランダムで「凶」「吉」「大吉」などとおみくじのような結果が表示され、運良く「大吉」が出ると広範囲に爆風が広がり、多くの敵を一掃できるアイデアが盛り込まれているからだ。
「VOL.4」にも期待せずにはいられない
全10タイトルのうち、実に6タイトルが初の家庭用移植となる「イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.3」。さらに「ミスター・ドゥ!」や「ウィズ」、「Dr.トッペル探検隊」のように他社開発や一部外注に委託したタイトルも収録しており、「イーグレットツー ミニ」発売当初からのコンセプトを引き続き実践しているのも、筆者としては実に喜ばしい。
タイトー製品に限れば、もはや移植されていないタイトルの方が「少数派」になっている感すらある(実際に数えたわけではないが……)が、ぜひ「VOL.4」の開発、発売もお願いしたいところ。今後もコンセプトを継承し続け、筆者のように昭和の時代からゲームセンターに通っていた世代はもちろん、発売当時は生まれていなかった若い世代にも「イーグレットツー ミニ」を通じて、ビデオゲームの面白さをどんどん広めていただきたい。
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