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「TERA」新クラス「くノ一」先行体験会レポート

どこまでも愛らしい「くノ一」に来場者は夢中!? 新戦場「鋼の戦場」も好評

場所:e-sports SQUARE AKIHABARA

 ゲームオンは2月27日、Windows用MMORPG「TERA」の新クラス「くノ一」の先行体験会をe-sports SQUARE AKIHABARAにて開催した。「くノ一」は、3月9日に予定されているアップデートにて実装されるエリーン専用の新クラス。当日は、希望者のなかから抽選を受けて来場した80名(40名ずつの二部制)が、いち早くこの「くノ一」を体験することができた。

左から中川敬順氏、コットン太郎氏、山下まみさん、荒木奈々さん

 この先行体験会は、実際にテストサーバー上で稼働しているゲーム内で「くノ一」を使って自由にゲームをプレイできるというもの。その間、壇上では「TERA」日本運営プロデューサーの中川敬順氏とコットン太郎氏、MCの山下まみさん、ゲストの荒木奈々さんによる、「くノ一」の紹介が行なわれた。

 「くノ一」の概要については、先日の中川氏へのインタビュー記事にて触れたとおり。会場では、中川氏らが操作する「くノ一」の映像が正面のスクリーンに映しだされ、特性やスキルの解説が行なわれた。

【先行体験会で発表された「くノ一」のスキル】
なお内容は開発中のもの。「連撃」の「5回連続で攻撃」は「7回連続で攻撃」の誤りとなっている

 「くノ一」は、見た目の愛らしさもさることながら、実際に動いているところを見てみると、そのスピードはかなり素早い。攻撃スキルにも動作が速いものが多く、さらには多段ヒットするタイプのスキルを持っていることもあって、爽快な戦闘が楽しめそうなイメージだ。攻撃面においては、ほかにも「内丹術」というスキルでチャクラを集めてから強力な技を繰り出せる「チャクラスキル」というスキルも使用可能で、こちらは火力もそこそこありそうである。

 また、防御面においては、忍者おなじみの「変わり身の術」で丸太を身代わりにして自分は敵の背後へと回ることができたり、「朧月」というスキルで一定範囲内の味方を3秒間ほど無敵にできるなど、防御面にも光るものを持っている。

 戦闘には直接関係ないものの、こちらも忍者らしい技として「変化の術」も持っている。その効果は相手と同じ姿に変化できるのみで、変化元のキャラクターの使える攻撃などは使用不可能。お遊び的なスキルという位置づけだが、忍者らしさを演出するという意味では面白いスキルだろう。

 壇上の4名は、ゆるいトークを展開しながらこの「くノ一」について解説を行なっていたが、来場者は「くノ一」の操作に集中していたのか、黙々とプレイする姿が印象的だった。当日は遠い場所から新幹線に乗ってやって来たというぐらいに熱心な人もいたようなので、貴重なプレイ時間を大事にしたいという思いもあったのかもしれない。

3月9日アップデート内容
「くノ一」のボイスを務めるのは斎藤桃子さん。2種類のボイスが収録されており、愛らしい妹風ボイスと、ボーイッシュな少女風ボイスの両方が披露された。

 また、当日は「くノ一」の情報以外にも、3月9日に実施されるアップデート内容についても触れられていた。そのアップデート内容の1つ、新戦場「鋼の戦場」は、実際に会場のプレーヤーも参加することになり、大いに盛り上がった。

 このコンテンツは、戦車を使った8対8の戦闘を6分間行ない、生存数の多い、または相手を全滅させた陣営が勝利するというシンプルなルール。プレーヤーは各陣営に用意された「攻撃力重視」、「スピード重視」など、何らかの特性が備わった戦車を任意に選んで搭乗し、思い思いに敵を目指して侵攻していく。

 一定時間が経過するとすべての特性を兼ね備えた強力な戦車が1台だけ戦場の中央に出現。これを確保すれば圧倒的に優位になるので、ゲームはそれを狙って激化していく、という流れになっていた。

 戦車の操作には複雑なテクニックを必要としないうえ、単純にボカスカ撃ち合える爽快感、そして1試合6分という適度な時間設定などがゲストの方々にも受けがよく、プレーヤーも楽しそうにゲームに興じていたようだ。

新戦場「鋼の戦場」。「カジュアルに楽しめるようになっています」とは中川氏の弁
クラウンのアイコンがついているのが、他の戦車の特性をすべて備えた強力な戦車。戦局を決定づけるほどの能力を持つようだ
固定砲台は移動こそできないが、遠距離の相手を砲撃できる。

(泊 裕一郎)