スクエニ、「FF XIV」エオルゼアに暮らす各種族の「部族」を紹介
「ハイランダー」や「サンシーカー」など10部族の存在が明らかに


2010年発売予定

価格:未定


公式ホームページでは、植松伸夫氏作曲のメインテーマを聞くことができる

 株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 3/Windows/用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下、FF XIV)」に登場する「部族」の情報を公開した。「FF XIV」ではプレーヤーキャラクターは5つの種族が存在するが、それぞれ2つずつの部族に分かれている。部族の存在とその名前の一部は既に公開されていたが、今回は各部族の全身像とアップの画像が公開された。

 また、公式サイトの更新に伴いBGMも変更された。「FF XIV」公式サイトでは、ゲーム内で使用されるBGMをいち早く視聴できるが、それが3月30日からは「ファイナルファンタジー」シリーズのメインテーマに変わっている。もちろん、「FF XIV」独自アレンジバージョンだ。「FF XIV」の楽曲は全て植松伸夫氏が手がけているが、今回のメインテーマは、植松氏のカムバックを強烈に印象づけてくれる。



 「FF XIV」は「エオルゼア」という世界を舞台にしたMMORPG。「エオルゼア」には「ヒューラン」、「ミコッテ」、「ララフェル」、「エレゼン」、「ルガディン」という5つの種族が暮らしている。この5種族は更に2つの部族に分かれているのでプレーヤーは計10種類の中から自分のキャラクターを選ぶことになる。

 以下の紹介を読んでもらえればわかる通り、外見はもちろん、同じ種族でもパワータイプと魔法使い、遠距離型と近接型といったふうにキャラクター特性がかなり異なっている。どちらの部族を選ぶかで立ち回りも変わってきそうだ。

【ヒューラン】

中原の民 ミッドランダー Midlander

 人口の多いヒューランの中でも過半数を占める優勢な部族。各地の街や村に居住し、その生業も多様性に富んでいる。幼少より書物に慣れ親しむ風習があるため、比較的知識層が厚いようだ。


多様性に富んだミッドランダーは、外見のバリエーションも多そうだ

高地の民 ハイランダー Highlander

 北部辺境の高地を領地とした、ヒューランの中でも大柄で筋骨隆々の一部族。彼らの都市国家アラミゴが陥落して後は、亡命した傭兵の男以外、他都市でその姿を見かけることは稀になってしまった。


いかにも傭兵らしい、ワイルドで強そうな雰囲気のハイランダー



【ミコッテ】

太陽の民 サンシーカー Seekers of the Sun

 自らを「太陽の使人」と称するミコッテの一部族。太陽神アーゼマの信徒が多く、昼間を活動時間の中心とする。縦に細長い瞳と淡い色の虹彩の印象的な目を持つ。


健康的な小麦色の肌を持つサンシーカー

月読の民 ムーンキーパー Keepers of the Moon

 自らを「月の防人」と称するミコッテの一部族。月神メネフィナの信徒が多く、基本的に夜行性。鮮やかな戦化粧を顔に施しているものが多い。


月光を想起させる白銀の衣装と、ミステリアスな雰囲気のムーンキーパー



【ララフェル】

平原の民 プレーンフォーク Plainsfolk

 アリの巣のように地下でつながった草葺き屋根の住居を建て暮らしていた。「平原の人びと」と呼ばれるララフェルの一部族。草木と似た緑黄色や亜麻色の髪と、モグラのわずかな足音も聞き逃さない大耳を持つ。


探検家のような雰囲気の服装をしたプレーンフォーク

砂漠の民 デューンフォーク Dunesfolk

 大型家畜に背負わせた移動住居に住み、砂地を移動しながら暮らしていた。「砂丘の人びと」と呼ばれるララフェルの一部族。瞳孔を薄膜で覆われたガラス玉のような目を特徴とし、額には宿星を現す宝珠を貼り付けている。


砂漠に住むデューンフォークはエスニック風のファッションを纏っている



【エレゼン】

森林の民 フォレスター Forester

 数百年もの間、うっそうとした森の奥深くで暮らしてきたエレゼンの一部族。鷹の目のごとき遠視を誇り、弓術に秀でている。現在では街に順応した者や平原における遊牧生活に戻った者も少なくない。


弓を得意とする俊敏そうなハンターの部族フォレスター



黒影の民 シェーダー Shader

 数百年もの間、薄暗い鍾乳洞を拠点としてきたエレゼンの一部族。コウモリの如く発達した耳は、敵の衣擦れの音を聞き取るほどで、自ずと格闘術に秀でている者が多い。現代でも半ば盗賊化しつつ穴居生活を続けているものがおり、フォレスター族を裏切り者として軽蔑している。


ダークエルフ風の風貌を持つシェーダーは、近接格闘の専門家



【ルガディン】

北洋の民 ゼーヴォルフ Seewolf

 北洋から襲来する海賊「海の狼」として恐れられていたルガディンの一部族。現在では船乗りや水兵として働く者も少なくない。


見た目通りのたくましく頑強な部族。マッチョが好きなら選ぶしかない?

紅焔の民 ローエンガルデ Lohengarde

 煉獄の門と信じられている噴火口付近に住まう「炎の衛士」と呼ばれるルガディンの一部族。ルガディンの頑強な肉体だけでなく、火渡りの修行により魔力の素質も備えている。


褐色の肌を持つ部族。武器も魔法も使えるハイブリッドなクラスのようだ


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(2010年 3月 31日)

[Reported by 石井聡]