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円熟味を増した山路ゲラルトが初お披露目! 「ウィッチャー3」DLC「追憶の調べ」日本版デモプレイレポート【TGS2026】

【ウィッチャー3 追憶の調べ】
2027年発売予定
価格:未定

 東京ゲームショウ2026のRed Bull Gaming Sphere On Tourでは、9月18日にCD PROJEKT REDによる「ウィッチャー3 ワイルドハント」の新拡張パック「追憶の調べ」の日本語吹き替え版の実機ゲームプレイプレゼンが行われた。

 今回のデモプレイでは2027年に発売が予定されている「追憶の調べ」日本語吹き替え版の序盤を見ることができた。主人公のゲラルト役の山路和弘氏はもちろん道ですれ違うNPCもフルローカライズ。非常に丁寧な吹き替えが行われているのが確認できた。

 「ウィッチャー3 ワイルドハント」は2015年に登場以来、様々なハードでリリースされた10年以上の歴史を持つゲームである。CD PROJEKT REDはPC、PS5、Xbox Series X|S向けに「リマスター版」を9月29日に発売することを発表した。すでにゲームを所有しているユーザーに向けては無料のアップデートを実施する。

【ウィッチャー3 ワイルドハント 追憶の調べ】

 そして2027年に新拡張パック「追憶の調べ」が登場する。「ウィッチャー3 ワイルドハント」の主人公ゲラルトの新たな物語が始まることとなる。今回、会場では9月29日に発売予定のNintendo Switch 2版「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」が遊べる上、CD PROJEKT RED アソシエイトカントリーディレクターの本間覚氏の解説で「追憶の調べ」の序盤を見ることができた。

 このデモプレイでは新拡張パックの内容と共に、「リマスター版はどういったところが変わるか」の解説も行われた。プレゼンの内容を紹介していきたい。

シアターでのデモプレイ。本間氏がプレイを解説した

親友の詩人ダンディリオンの故郷に隠された恐ろしい秘密

 「追憶の調べ」は、ゲラルトが悪夢から覚めるところから始まる。ゲラルトが目覚めたのは新地域「レッテン」。ここはゲラルトの親友ダンディリオンの生まれ故郷だ。今回はストーリークエストが中心の紹介となったが、レッテンでも様々なサブクエストや隠された宝など、冒険することが楽しいフィールドになっているという。

 そして見逃せないのが「日本語吹き替え音声」だ。ゲラルト役の山路和弘氏はもちろん「追憶の調べ」で続投する。今回も例によって大量の台詞を収録したというが、本間氏が11年ぶりに山路氏に引き続きゲラルトの声をお願いしたところ、「私でいいのか」と言われ、本間氏は「あなたしかいないんです」と即答したというエピソードも披露された。

 さらに今回はゲラルトと冒険を共にする「リラ」という女性がヒロインとなる。彼女はダンディリオンの従姉妹であり冒険に憧れていた。声優はまだ未発表だが、今作にも多彩な新キャラクターが登場する。道ばたのNPCなどもすべて吹き替えられたフルローカライズなので、声優の熱演も期待したいところだ。

【「追憶の調べ」デモプレイ、リマスターによる美しい演出】
レッテンは非常に美しい地方だ

 ゲラルトはダンディリオンの実家へと向かう。彼は実は子爵であり、父が死んだことで急遽故郷に帰ったのだ。しかし彼は行方不明になってしまった。リラはすぐに捜索隊を組織しようとするが、祖母に止められる。彼女は何か秘密を知っているようだ。ゲラルトはリラと共にダンディリオンを探し、この地の呪われた伝説に深く関わっていくこととなる……。

 その伝説とはリラやダンディリオンの祖先ハンバート・ド・レッテンホーフ伯爵にまつわるものだ。この地には「茨の庭園」と呼ばれる場所があり、そこには井戸がある。伯爵は魔女・ナグハブと恋に落ちたが、彼女は村人に切り刻まれてしまう。復讐に狂った伯爵は村人達を殺し井戸に投げ込んだ。彼はその凶行から「狂乱の伯爵」と呼ばれるようになったという。

禍々しい「茨の庭園」

 「レッテン」では新たな怪物も登場する。「スワーミオン」と呼ばれる蜂の大群をまとわせた敵だ。プレイデモでは、ゲラルトに追加された新たな武器「銀の鎖」も紹介された。この鎖を使うことで敵を引き寄せたり、鞭のように離れた敵を打つことができる。敵を引き寄せてすれ違いざまに敵の首を切り落とすフィニッシュモーションも追加されている。

 庭園の茨は獣や人の血を吸って成長しているようで、生き物のように動いてゲラルトとリラの行く手を阻む。そしてミイラのようになり、茨をまとわせたハンバート伯爵がボスとして立ちはだかる。

新しい武器「銀の鎖」で戦いの幅が広がる
印などのエフェクトも強化される
今回のボスとして登場したハンバート伯爵

 デモプレイでは鎖や魔術を巧みに使い敵の攻撃を避け、見事に攻撃を決める非常にテクニカルな戦いを見ることができた。アップデートされテンポが良くなった戦闘システムを使いこなすことで、これまで以上にカッコ良く戦える。「自分もこんな風にゲラルトを操って戦ってみたい」と思わせた。

 怪物と化した伯爵を倒すと彼が塞いでいた井戸が現れる。井戸の暗闇の中にダンディリオンはいるのだろうか? ここでデモプレイは終了となった。

既存のフィールド、冒険にも新しい感触をもたらす「リマスターアップグレード」

 今回のプレイデモでは「リマスターアップグレード」の様々な改良ポイントも語られた。大きな特徴が「ライティングの改善」。昇る朝日に染まる美しい風景を見ることができた。植物相も密度を増し、リアルな質感を実現している。

 そして「NPCの活動」。船に乗ったり、馬車に乗るNPCはこれまでいなかった。「リマスターアップグレード」によって、こういったNPCが道や湖に現れ、世界によりリアルな雰囲気をもたらしてくれる。

【ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター [日本語吹替版] アナウンストレーラー】

 スキルシステム、インベントリのわかりやすさもリマスターの大きな特徴だ。スキルなどは整理されよりキャラクターを成長させる方向性が明確になった。インベントリも必要なアイテムが探しやすくなった。

 戦闘では前述の銀の鎖以外でもフィニッシャーにより戦いの演出が派手になった。「印」のエフェクトも派手になり、敵を捕らえる「イャーデン」は敵を縛り付けるような演出が加えられ、印そのものも見やすくなっていた。戦っているときのカメラワークもより見やすくなっていたと感じた。

グラフィックスは美しくなる
戦闘の派手さや快適さも注目
キャラクター描画もアップデート

 デモプレイに加え試遊台でNintendo Switch 2版「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」もプレイできた。こちらでは操作性の改善を感じた。クエストで塔の中を探索したのだが、たとえば地形に引っかかったり、壁に当たってしまうこともなく、探索を進められた。戦闘でのカメラワークも自然で、敵の攻撃を避けやすく感じた。

 9月29日では既存の「ウィッチャー3」も無料でアップデートされる。新しくなった要素を楽しんでみるためにもう一度最初からプレイしたくなった。「追憶の調べ」の発売も大いに期待したい。

会場では発売に先がけ、Nintendo Switch 2版「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」もプレイできた