ニュース
「新生FFXIV」札幌からのプロデューサーレターLIVEを開催
2.2から徐々にイシュガルドへの道が開けていく
(2014/3/22 06:55)
2.2から徐々にイシュガルドへの道が開けていく
前廣氏はこれまで「ダイナマイトレーサー」、「ファイナルファンタジータクティクス」、「ベイグラントストーリー」、「プレイオンライン」、「ファイナルファンタジータクティクス アドバンス」、「ファイナルファンタジーXII」、「ラストレムナント」などに携わってきた人物。「新生FFXIV」ではUIチームとして参加したのち、シナリオの担当となった。
「コアメンバーに聞け」のコーナーでは、事前に寄せられた質問に前廣氏が答えていった。
―― シナリオを作る上で1番影響を受けた作家さん、クリエイターさんがいたら教えてください。
前廣氏: 本が好きで、良く本を読むのですが、ゲームのシナリオを作る上で1番影響を受けたのはゲームデザイナーの松野泰己さんですね。社歴の半分以上を、いわゆる松野組というところでやってきたので、ゲームクエストだったり、シナリオの書き方に多大な影響を受けたかなと思っております。
―― 今後追加されるシナリオやクエストで、新規ボイス追加の予定はありますか?
前廣氏: あります。
―― 「旧FFXIV」のストーリーを追体験できるストーリーや、第七霊災後の5年間に何が起きたのかを掘り下げるようなストーリーは今後追加されますか?
前廣氏: ここはプレーヤーの皆さんからの要望が非常に高いところなので、順次対応していきたいと思っています。ただ、追体験という部分のみを分離してクエストにすると、かえって情報が散ってしまう可能性があると思うのです。エオルゼアを深く知るためのものだと思うので、例えばメインストーリーなどの大きな枠の中で順次語って行ければと思っています。
―― メインシナリオ中盤以降、モモディやミューヌ、バデロンなど冒険者ギルドの顔役の活躍がありませんが、彼らが活躍するような新しいシナリオはありませんか?
前廣氏: 活躍するというほどの大きなシナリオは現在想定していないのですが、大きなシナリオのなかで絡んでくることはあります。実は今回もちょっぴり絡んでいます。
―― 世界設定を詳しく知ることができる図書館的な建物を実装して欲しいです。
前廣氏: これも非常にプレーヤーの皆さんからの要望が高いところで、開発の世界設定班からもこういう企画書は上がっています。しかしパッチの実装を優先にしているので、ちょっと後手に回っているのが現状です。語っていない設定も山のようにあるので、そういったものを深く掘っていく場所は僕も必要かなと思っていますので、前向きに検討していきたいと思っています。ただ図書館という箱物をつくってそこに情報を集約するよりも、その場その場のシチュエーションにあった書物であるとか、NPCのメモとか、クエストのジャーナルの世界設定版のようなもののほうがニーズに合っているのかなと思っています。
吉田氏: 僕のところに武器防具全書という企画も来ています。一通りコンプリートすると、その武器防具の由来が読めるというもので、順次そういったものを入れていきたいです。
―― 拡張ディスクで追加されるシナリオは、どういったテーマか教えてください。
前廣氏: さすがに深く語ることはできないので、テーマだけ。「千年戦争」というテーマでがんばっています。
吉田氏: 僕ちょいちょい言ってますが、水か飛ぶかどっちがいいかなと言ってたのですが、飛ぶ方に決めたので、空かなと。結構進んでいるので、ご期待ください。
―― メインシナリオライターとしてゲーム内のカットシーンで、ここの演出がよかったというところはありますか?
前廣氏: どこのカットシーンも力を入れて作ってくれているのですが、今回2.2で某キャラクターが汚名返上とばかりに飛び跳ねているところがあるのですよ。あのシーンは個人的にかっこよくできたと思っています。2.0の範囲だと、イダと帝国のリウィアが激突するシーンがあるのですが、ベタですがああいう展開が好きです。
―― シャーレアンは都市ごと消滅したとのことですが、今後も行くことはできないのでしょうか?
前廣氏: この間、今後のパッチのミーティングに出ていたのですが、シャーレアンと書かれたアートがありました。結構すごいことになってましたよ。ご期待ください。
―― エッダは再登場しますか?
前廣氏: 2.3で新シナリオを引き下げて帰ってきます。
―― 「旧FFXIV」に登場したNPCでフ・ラミンのように再登場してくるキャラクターはいますか?
前廣氏: このキャラクターを出そうというのはなくて、あくまでもストーリーの中で語る必要があった場合ですとか、そういう時に登場する事はあると思います。
―― ダルマスカやベリアスなど「FFXII」のイヴァリースを彷彿とさせるような名称がたくさん出てきますが、ハイデリンとイヴァリースには設定場のつながりがあるのでしょうか?
前廣氏: 誤解のないように言っておきますと、エオルゼアとイヴァリース、ついでに「FFXI」のヴァナ・ディールには直接的なつながりはございません。それぞれ単独の惑星のお話です。その上で、イヴァリースに登場するものや人と「新生FFXIV」のつながりはちゃんと設定してあって、それに準じたストーリーが描かれています。
吉田氏: やっていくうちにだんだんと種明かしをしていくことになります。
―― 竜騎士クエストに名前のみ登場したニーズヘッグと戦う日は来ますか?
前廣氏: ニーズヘッグはイシュガルドのドラゴンなのですね。だからそこに行く日があれば、無理矢理戦うことになると思います。
吉田氏: 行くの? 行かないの?
前廣氏: 行きます(笑)。
―― イシュガルドにはいつ頃行けるようになるのですか?
前廣氏: 実際行くことができるようになるのは、もうちょい先だと思います。今回2.2から話が動き始めて、2.3とか結構近いうちに直接的な動きもあるのではないかと思います。
吉田氏: 異教徒たちとメインシナリオ上で一瞬すれ違っていますけれど、あの辺りがまた色々あるので、ぜひこの次をお待ちいただければ、色々とわかってくると思います。
―― 3都市の建設や、1500年前のグランドカンパニーの設立や、70年前のエオルゼアの地図完成など、これを超える力で追体験できるようになりますか?
前廣氏: 現状では考えていないです。いまは新生したエオルゼアを描いているので、まずはそっちをやってから。その後状況を見て、順次検討していくという流れになるかと思います。
「シアトリズム FF カーテンコール」に「新生FFXIV」からも9曲が登場
恒例のお知らせコーナーでは、4月24日発売の「シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール」に、「新生FFXIV」からもテーマ曲「Answer」や「加重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦」など9曲が入ることが発表された。吉田氏がその場でプレイを披露した。最初は楽勝に思えたが、最も難易度の高い「究極の譜面」では無念のゲームオーバーだった。
4月には恒例のシーズナルイベント「エッグハント」が、4月9日から22日まで開催される。町の装飾がイースター風になる。4月26日、27日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議3」にはスクウェア・エニックスがブースを出展、昨年に引き続いてプロデューサーレターLIVEや声優のトークショーなどのステージイベントが行なわれる。コスプレコンテストの事前応募も募集中だ。その他のお知らせは以下の通り。
(C) 2010-2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.