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「新生FFXIV」札幌からのプロデューサーレターLIVEを開催

アイテムレベル上限115など、気になる情報が多数判明

4月21日 開催

会場:北海道・TKPガーデンシティ札幌 きょうさいサロン

「新生FFXIV」のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏(左)と、コミュニティチームの室内俊夫氏(右)

 「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の開発チームが北海道のファンと交流を深める「北海道F.A.T.E.」が開催された。会場からは、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏とコミュニティチームの室内俊夫氏が解説する恒例の「プロデューサーレターLIVE」が放送され、3月27日に迫るパッチ2.2「混沌の渦動」でずっと秘密にされていたアイテムレベルなどの情報が公開された。

 今回で13回目となるLIVE。今回は大阪で発表された前編に続いての「パッチ2.2直前コンテンツ特集 Part2」として、蛮族クエストや、事件屋ヒルディブランドの新ストーリー、装備の見た目を変える「ミラージュプリズム」などパッチ2.2で実装される新要素について、吉田氏が実演を交えて紹介していった。

 また、ゲストとしてイベント統括/メインシナリオライターの前廣和豊氏が登場。前回のプロデューサーLIVEから始まった「コアメンバーに聞く」コーナーで、シナリオに関するユーザーからの質問に答えた。

 イベント終了後には、公式HPで2.2のパッチノートが先行公開された。パッチノートについては、実装直前の長時間メンテが行なわれる3月26日に吉田氏と室内氏による朗読会が今回も開催される予定だ。

【限定公開の「エオルゼアコレクション」】
休憩時間に放送された恒例の「エオルゼアコレクション」。宣伝チームの力を結集して作られたもので、新装備や新ダンスエモート、オリジナルサウンドトラック特典のミニオンなど、見所がいっぱい

ミラージュプリズム、リテイナーベンチャー、栽培の詳細を解説

装備の見た目を変えることができる「ミラージュプリズム
「リテイナーベンチャー」のデモプレイではProducerという名前の吉田氏似のリテイナーを使って解説

 パッチ2.2「混沌の渦動」は、「新生FFXIV」の2回目となる大型のアップデート。蛮神リヴァイアサン討滅戦や、大迷宮バハムート:侵攻編など、新しいバトルコンテンツと共に、様々な新システムも実装される。

 その中でも特にユーザーの期待が高いのが、装備の見た目を変更する「ミラージュプリズム」と呼ばれるシステム。プロデューサーレターLIVEはこのシステムへの質問からスタートした。

 ミラージュプリズムは、装備に別の装備の見た目を投影できるシステム。投影できるのは、そのクラスやジョブが装備できるものに限られ、例えば黒魔導士が戦士の姿になることはできない。またアイテムレベルが低いアイテムに、高いアイテムの見た目を投影することはできない。もちろん季節イベントで手に入れた装備も使用可能だ。

 胴と頭が一体になったカウル系などの装備は、頭を占有する同装備として考えられている。カウル系の装備に、他の胴装備の見た目を投影することはできるが、「普通の胴装備よりは制限が多くなります」(吉田)とのことだ。

 投影にはアイテムレベルに応じた触媒が必要。触媒はクラフターが作れる。ベースの装備と、デザインを投影したい装備を選んで決定するとすぐに見た目が反映される。投影している装備は、キャラクターデータの装備アイコンに「+」マークが付き、アイテム詳細画面で名前が交互に表示される。見た目の元になった装備も、消失したりはせず、ギアセットに登録して使うこともできる。

 「リテイナーベンチャー」は、現在プレーヤーの倉庫兼売店として機能しているリテイナーに、新たに追加されるコンテンツ。

 これは、リテイナーに依頼をして実時間を使ってアイテムを獲得してきてもらうというもの。使える条件は、メインクエストを進めてリテイナーを獲得していることと、リテイナーベンチャー開始のために必要なクエストをクリアしていることだ。

 クエストをクリアすると、リテイナーにファイターかギャザラーのクラスを設定できるようになる。リテイナーのキャラクターデータ画面から、クラスに応じた武器や道具を持たせれば、依頼ができるようになる。依頼には「ベンチャースクリップ」というチップが必要で、こちらは軍票や蛮族デイリーを通じて入手できる。依頼の達成には実時間が必要で、長いものでは8時間ほども必要になる。依頼を途中でキャンセルすることもできるが、利用した「ベンチャースクリップ」は帰ってこない。アイテムの出し入れとマーケットへの出品は、依頼中でも利用可能だ。

 最初は取ってくることができるものの種類も数も少ないが、クエストを達成すると入る経験値で成長していくことで、だんだんと多彩なアイテムがとれるようになる。中には、リテイナーベンチャーでしか獲得できないレアなアイテムもあり、そういったものを手に入れるためには、装備もしっかりと整えてやる必要がある。ただし、例えばプレーヤーの黒魔導士レベルが30なら、リテイナーも30までしか育てることができない。

 また、2.2のタイミングで、リテイナーを追加できるようになる。こちらは有料のサービスで、30日ごとに1体で200円が必要。モグステーションから契約できる。

 「栽培」は、フリーカンパニーが所有しているハウジングを使う新しい遊び。家の庭に設置した畑に種を植えて、アイテムを収穫する。畑はS、M、Lの3種類で、それぞれ植えられる植物の数が異なる。Sの家でもLの畑を置くことはできるが、大きな家の方が、たくさんの畑を置くことができる。

 種を植えた後は、水や肥料をやって世話をする。世話は誰でも可能で、しすぎた結果苗が枯れるというようなデメリットは一切ないので、思う存分世話をしても大丈夫だ。実時間で3日から5日ほどで、アイテムと種が収穫できる。

 一定の確率で隣に植えた別の植物と交配することがあり、種のレアリティが上がる。レアリティの高い種同士を繰り返し交配させることで、レアなアイテムを収穫できる種が手に入る。種を植えたり、苗を抜いたりする権限はフリーカンパニーの党首が設定できる。

(石井聡)