ニュース
FFXIV「第12回プロデューサーレターLIVE」を大阪から公開生放送
PS4版の発売日は4月14日に決定。2.2パッチの詳細もたっぷり
(2014/1/26 00:00)
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(以下、FFXIV: 新生エオルゼア)」のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、最新情報を生放送でファンに届ける恒例のプレデューサーレターLIVE。第12回目の今回は、大阪でのオフラインイベントに合わせて会場に訪れたファンのうち、21時からの収録に立ち会った200名弱を前に公開生放送で行なわれた。
今回のプロデューサーレターLIVEでは大きく3つの内容が発表された。1つは現状に対する改善策や方針・2つめは急遽決まったパッチ2.16の詳細。そして3つめが、今回のメインコンテンツとなる、パッチ2.2の詳細だ。今回の目玉情報パッチ2.2は「THROUGH the MAELSTOM 混沌の渦動」というタイトルと、3月という実装月が発表された。
また、懸念だったプレイステーション4版の発売日もついに発表された。発売日は2014年4月14日。1と4がたくさん使ってある絶好の日となった。開発的には「後2日あれば……」というギリギリの日程らしいが、ファンとしては発売日が確定したのは嬉しい知らせだ。
PS4本体所有者なら誰でも参加できるβテストが、本体の発売日である2月22日からスタートする。吉田明彦氏が描き下ろしたパッケージイラストも紹介された。パッケージ版には通常版とコレクターズエディションがあり、どちらも1月27日から予約が開始される。なお、βテストへの参加方法についての詳細は、2月上旬にオープン予定のPS4版特設サイトにて紹介される。
コレクターズパックにはPS3版やPC版にもついていたインゲームアイテムに加え、ミニオンの「マメットモーグリ」とマウント「デブチョコボ」が付いている。この2つはPS4版発売と同時に、既存のコレクターズエディションアカウントにもモグレターで届く予定になっている。通常版購入者で欲しい人には、コレクターズエディションへアップグレードできるサービスもあるので、ぜひそちらを利用して欲しいとのことだ。
今回のイベントでは、かなりの情報が発表されている。PS4版以外の情報については、以下に順を追って紹介していくぞ。
高価過ぎたハウジングは2月下旬頃をめどに底値に!
12月17日にパッチ2.1が、1月21日にパッチ2.15が実装され、正式サービス後初の大型アップデートのコンテンツが出揃った。新しい遊びが増える中で、いくつか見えてきた問題もある。まずは既存コンテンツに対するプレーヤーからの質問に吉田氏が答えた。
―― ロールボーナス実装後もタンクが不足しているが、更なる対策はあるのですか?
吉田氏: 毎日データを見ていますが、今はタンクを育てている方が多いです。今40前後のタンクが多くなっているので、これから増えていくと思います。ただ、タンクをメインにする方と、マッチングしやすいからとかクリスタルタワーに行くために育てるという方がいるかもしれない。いま育てている方がそのままタンクをするとは限らないことわかっています。しかし母数が増えているので、中にはそのままタンクを続けていこうという方もいつと思いますので、まずはそれを見ていきたい。それでも不足するようなら専用マウントや色々なボーナスも考えていきます。タンクを育てて損無しと思いますので、ぜひやっていただければと思います。
―― パッチ2.15までに実装された各コンテンツについて、吉田プロデューサーの認識と、今後の調整の方向性を教えてください。
吉田氏: リリース直後にいくつかのF.A.T.E.を即時修正させていただいたり、PvPでバランスが崩れている部分についても2.15で修正し、2.2でもレーティングによるマッチングを入れる予定になっているので順次調整をしていこうと考えている。ダンジョンについては、ハイレベルのダンジョンで得られる報酬に対してボスのバランスが難しくなっているので今後調整を入れていこうと考えています。しかし、数字を見る限り、色々なコンテンツに分散して遊んでいただいているので、多方向にコンテンツを足すという方向では、おおむね目的は達成できていると思っています。
―― マーケットの相場が停滞しているが、活性化させるための方策は?
吉田氏: マーケットの価格が下落している原因は3つあります。1つはハウジングが高すぎたために、ギルが使い控えられている。1つは哲学素材が安くなったため、何で稼げばいいのかという話になった。そして最後の1つは、皆さんがコツコツとプレイしてきたことによって、ドロップ装備が揃ったことで全体の装備レベルが高くなって、市場から買わなくなった。この3つがポイントです。ハウジングに関しては、土地を買って遊んでもらえるレベルにします。また装備についてはパッチ2.2で装備のアイテムレベルが高くなり、大量のアイテムと高レベルのクラフトが実装されます。そのためのいろいろな素材も出ます。マテリア禁断があるので、早く強くなりたい人は買った方が早い訳です。ラウバーンではないが、ここに商機があると考えています。「FFXIV: 新生エオルゼア」の経済は、基本的にはずっとこの流れです。アイテムレベルが上がると早く強くしたい人は禁断で揃える。装備が出揃ってくると値段が下落してくる。つまり恒久的にやり取りされるものではなく、新しいパッチが来るたびに経済が大きく変わる。その波が「2.2」で来ますので、そこをぜひ見ておいていただければいいかなと。
―― 今後追加されるバトルコンテンツのギミックはどんなものを想定していますか?
吉田氏: どうしても今極タイタンで落ちてしまってリカバリーが難しいというところが注目され気味です。タイタンはパターンを覚えて、どの攻撃がきたらどの位置に行けばいいかをトレースすればクリアできるゲームになっています。確かに落ちてしまうという心理的なプレッシャーで操作ミスをしやすくもなっているのですが、だからこそランダムを一切入れていない。瞬間的には慌てる要素はなく、順番にやっていけばクリアできるように作ってあるので、あれはああいうものです。むしろここからは、バハムート4層のように敵を倒す順番を考えたり、誰かがギミックを操作しないといけなかったりという色々なバリエーションが出てくると思ってください。
―― ハウジングの値段は下がりますか?
吉田氏: 2月の下旬には全ワールドで底値になり、レガシーワールドと通常の新規ワールドとの価格差も平になるので、おそらく買えると思います。それでも経済状態が難しいワールドがあるのであれば、最低価格自体を見直す可能性もあります。価格はこれから毎週急速に下がっていきますので、たぶんこの1カ月くらいでどこかが買い始めると、早くうちも買わないと土地がなくなるんじゃないかというのが始まるのではないかと考えています。それとハウジングについて補足ですが、一部のネットでSサイズの家は、地下に作る予定の工房が持てないと噂になっていますが、家のサイズで機能に差はありません。Sサイズはフリーカンパニーの共同住宅には小さいなと思われていると思いますが、パッチ2.2か2.2の直後を目指してSサイズの家は拡張しようかなと思っています。地下を作って、床面積が倍になります。7、8人のFCの方だとこじんまりと使いやすくなると思います。
―― 投票除名の悪用について、何か対策はありますか?
吉田氏: 一部の方が初見ですと言うと除名しようとする方がいると確認はしています。それはハラスメントになりますので、基本的には止めていただきたいと思います。再使用時間については延長の方向で検討していますので、調整させていただこうと思います。
―― 蛮族デイリークエストの報酬価値が増えたりしますか?
吉田氏: 蛮族デイリークエストは、基本的に必ずクリアしなければならないものではなくて、毎日少しずつ習慣のようにやって少しずつでもいいからトークンを稼いだり、コツコツやるためのコンテンツです。あまり報酬を良くしてしまうと、毎日かならずやらなければいけないという心理状態になってしまうので、報酬は極端にいいものにしようとは思っていません。ただパッチでアイテムレベルが上がったり、新しいアイテムが実装されると、当然蛮族デイリーの中にも入れていかないと釣り合いが取れなくなっていきますよね。そういうアップデートはします。僕はドレイクのあの低さがたまらなく好きなのですが、ただ色が単色だから色違いが欲しいなというのを開発に言ってみるとか、そういう強さに直接関係するものではなくて遊び的な要素で幅を広げていけたらなと思っています。
急遽決まった2.16はシステム改善が詰まった良パッチ
パッチ2.16は、2月22日にスタートするPS4版のβテスト版クライアントに、パッチ2.2の一部が先行して実装されていることを受けて、他のプラットフォームのバージョンを合わせるため急遽決まったアップデート。大阪のイベント会場にあった試遊用のPS4版には、キャラクターの装備登録リストに平均アイテムレベル表示がされていたりと、既存のバージョンでは見たことがない表示を見ることができた。
新コンテンツはないが、かゆい所に手が届くシステム周りの調整がたっぷりと実装され、プレイが楽になることは間違いない。主な内容は以下の通り。
マーケットボードの「欲しい」機能は、マーケットの中で見つけたけれど今すぐは買えないものにとりあえずマークを付けておける機能。どんな商品が多くマークを付けられているのかはサーバーで集計されて、見ることができる。
ミニオンとマウントのランダム呼び出しは、フォーラムから寄せられたアイデアが実現したもの。「?」マークを押すと、手持ちのミニオンやマウントの中からランダムに呼び出すことができるようになる。
「パーティ募集」新着お知らせは、この機能をオンにしておくと、約15分くらいの間パーティー募集に新しい募集が出るとお知らせがでるようになる機能。
フィールドへのマーキング機能は、「GroundTarget」で1から3まで地面に対してポイントを指定できるようになる。例えばタイタン戦の時に、避難場所にマーカーを置いたり、攻略動画を作るときなどに活用できるようになる。
スクリーンショットを撮るとき、このコマンドを入れると自キャラが自分の画面でだけカメラ目線になるという便利機能。
天候はPS4に合わせて作っていた描画機能で、雨や嵐でキャラクターの表面が濡れたようになる機能。今回は見ることができなかったが、吉田氏によれば「もうすぐお見せできる」ところまでは出来ているそうだ。
パッチ2.2のタイトルは「THROUGH the MAELSTOM 混沌の渦動」
新パッチのタイトル「THROUGH the MAELSTOM 混沌の渦動」のMAELSTOMは黒渦団の英語表記。ハリウッド映画風のロゴはまだ仮ということだが、背景には「2.2」で登場予定の真蕃神「リヴァイアサン」が描かれている。2.2ではリムサ・ロミンサがメインとなるストーリーが展開していくようだ。
・リヴァイアサン討滅戦
今後は大規模パッチごとに新しい蛮神が追加されていくことになるが、パッチ2.2のリヴァイアサンがその第1弾となる。今回入るのは、メインストーリーの中で戦う真リヴァイアサンと、超ハードなエンド系コンテンツとなる極リヴァイアサンの2種類。パッチ2.2ではアイテムレベルも引き上げられ、極リヴァイアサンからもかなり強い武器がドロップすることになるため、相当な難易度となるようだ。逆に真リヴァイアサンは、メインストーリーで行き詰まるのを防ぐために、2、3度挑戦すれば倒せる程度の難易度で調整される。
ちなみに、大阪のイベントで最も多かったという質問は、リヴァイアサンが出ることで召喚士に新しい召喚獣としてのリヴァイアサン・エギは入るのかというものだったらしい。寄せられた質問の中にもそれについてのものがあった。以下にリヴァイアサン関連の質問をまとめる。
―― リヴァイアサンを倒すことで新たなエギを召喚できるようになりますか?
吉田氏: 召喚士にアクションを足すときには、当然全部のジョブにアクションを足さねばならず、そうなると当然レベルキャップが解放された時に新たに覚えるものという考え方になる。すでに拡張パックの製作に入っているので、それがリリースされるときに当然新しいエギも入りますので、その中にリヴァイアサンが入るかどうかを楽しみにしておいてください。
―― 海だけに新たな釣り竿がドロップするなど、漁師が絡む要素はありますか?
吉田氏: 結構シビアな話なので、この船で釣りというのは難しいのですが、漁師の方には「ヌシ釣り」という別の遊びを用意しています。
・新ダンジョン「古アムダプール市街」
「古アムダプール市街」は4人パーティ用の高レベル向けダンジョン。難易度は2.1で実装したダンジョンよりは少し難しいが、新実装されるアラガントームストーン「戦記」が穫れるので、報酬に見合った難易度ということになる。
アムダプールは白魔導士のジョブクエストなど、いくつかのクエスト語られる、かつて存在した古代の王国。キャンプトランキルの西側に現在もある巨大な木のゲートのさらに先に、森に沈んだかつての街がある。すでに「古城アムダプール」という高レベル向けのダンジョンが実装されているが、今回のダンジョンではなぜこの古代王国が滅んでしまったのか、その原因となる敵と戦うことになるそうだ。
報酬としては、新しいアラガントームストーンとアイテムドロップが用意されている。どこで何を落とすかは最終調整中だ。
・「大迷宮バハムート:侵攻編」
大迷宮バハムートの新章「侵攻編」では、「邂逅編」とはおもむきの違う新ダンジョン4層が新たに追加される。パッチ2.2では最高難易度となるエンドコンテンツ。現在最難関の5層と比べてどうなのかという質問に対しては、アイテムレベルが上がるので一概には比べられないとしながらも「イメージとしては初めて邂逅編に足を踏み入れた時の感覚がまた戻ってくればいいかな」と語っていた。
ボスの数は邂逅編と同じ4体。邂逅編にあった3層のような中間ステージはなくなる。「侵攻編」は「邂逅編」の地下を進んでいくわけではなく、「邂逅編」は5層のボス「ツインタニア」を倒した時点で終わり、「侵攻編」は全く別の場所から入る新たなダンジョンとなる。
「侵攻編」のダンジョンに入場するには、ツインタニアを撃破していることが条件となる。と聞くと絶望的な気持ちになる人もいるだろうが、2.2ではアイテムレベルが上がりプレーヤーの強さが底上げされることに加え、段階的に「邂逅編」の難易とが下がっていくという新しい仕組みが入るので「どんどんクリアしやすくなるのではないかと思います」と吉田氏。
―― 新たに追加される「侵攻編」にも攻略進行度の記録は適応されますか?
吉田氏: 記録されます。
―― 「邂逅編」の難易度緩和、1週間の突入制限の緩和などは行なわれますか?
吉田氏: 「侵攻編」が追加されるので、「邂逅編」の制限はすべて解除する予定です。緩和について今検討しているのは、2.2が入った時点から1週間経つごとにプレーヤーに強力な「越える力」がかかり始め、自分たちがダンジョンにいる間は強いという状態になる。最終的にはアラガンロットが爆発しても大丈夫だったわというところまで最終的には落ちていきます。もし強いままで遊びたいならバフを切ってしまえば、先輩たちと同じことができるのかなという。みんなで突破しようという感じは味わっていただきながら、皆さんに強くなっていただこうという仕様で今の所考えています。同じように「侵攻編」に関しても時期が来たら緩和されていきます。
―― 「邂逅編」のコンテンツファインダー対応は行なわれますか?
吉田氏: します。アイテムレベルの制限はつけると思いますが、どの層にでもファインダーをつめるようにしようと思っています。常に1層から順番にいくのではなく、5層だけ何度でも繰り返したり、いきなり5層だけいってもいいということにする予定です。
「えっ」と思うような新しい仕掛けがあるダンジョンらしい。
・その他のコンテンツ
上記3つの他にも多彩なコンテンツが追加される。バトルコンテンツではもう1つの討滅戦として「極王モグル・モグXII世討滅戦」が。さらに、ハラタリ修練場とブレイフロスクの野営地のハードダンジョンも登場する。
蛮族デイリークエストでは、コボルド族とサハギン族のものが入る。また、「2.1」で好評の事件屋ヒルディ・ブランドの新クエストももちろん用意されている。今回は、吉田氏が「大きな橋が…」と言葉を濁していたあの場所に出てきた有名人が登場するようだ。
スクリーンショットや動画は次回のプロデューサーライブへのお預けとなるが、内容についてはある程度見えてきた。高レベル向けの生産レシピ「秘伝書」はクラフター向けの高難易度クエストをクリアするともらえる新しい生産要素。「ヌシ釣り」は、「レベル5の日野さんと食事をしていたら、すべての装備を禁断にした俺の釣り師が活躍する場をくれと言われて、確かにな」と実装を考えたと、笑い話まじりに語っていた。
生放送ライブ準備放送では、高井氏に答えにくい質問が集中
新コーナー「コアメンバーに聞く」では、アシスタントディレクターの高井浩氏が栄えある初回ゲストとして登場した。高井氏はこれまで「FF4」、「FF5」、「ロマンシング サ・ガ(以下、ロマサガ)」、「ロマンシング サ・ガ2」、「ロマンシング サ・ガ3」、「サガ フロンティア」、「聖剣伝説レジェンドオブマナ」、「バウンサー」、「FFXI」、「FFXI ジラートの幻影」、「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-(以下、ミンサガ)」、「半熟英雄4」、「ラストレムナント」、「FFXIV」などスクウェアの黄金期を彩る名作に関わってきた人物。
以前より、「FFXIV: 新生エオルゼア」のPV製作を手がけており、滑るような動きで広がりを出す独特のカメラワークは一部から「高井カメラ」と呼ばれ評価されている。戦士が好きなことでも知られ、「2.1」のPVでは、氏が操作する戦士の姿をあちこちに見ることができる。今回はそんな高井氏が、事前に寄せられた質問に回答した。
―― アシスタントディレクターとはどんな仕事ですか?
高井氏: ディレクターのような肩書きが付く人の仕事は雑用です。開発の皆さんの手を煩わせるようなことをやるのが仕事です。直接見ているという意味では、エフェクトと今だとレベル班でフィールドやダンジョンを直接は見ています。
―― 戦士の魅力を教えてください。
高井氏: 戦士はHPが大きい分、食らうダメージが大きくて特にエンドコンテンツでは1発が重いのですね。そういう意味で、ヒーラーさんが死にものぐるいで回復してくれているのがわかるのです。ガンガン回復してもらっている中を、あの手この手で少しでも軽減しようとバフを回したりなんだったりするのが楽しいですね。耐え忍ぶのが楽しいですね。開発ではドSですけどね。
―― PS3版の「ラストレムナント」は発売されないようですが、PS4では発売しないのでしょうか? また、続編は作らないのですか?
高井氏: 全然、嫌とかいうのはないのですが、皆さんの声がかなり熱い感じになっていかないと。自分にとっても好きなタイトルですから。
―― “高井カメラ”という独自のカメラワークの演出をされていると聞きますが、過去の仕事で演出に関する逸話があれば教えてください。
高井氏: デバッグ環境で撮影しているので、普段のゲーム内では再現できないカメラワークをやっているので高井カメラと呼ばれているんですよ。
吉田氏: 通常はデバッグツールを使っても、普通のカメラワークにしかならないんですよ。だからツールを作った人も、このカメラどうやって回したんだろうと不思議そうに。そういう意味で“高井カメラ”なんですよ。だからずっとPVを作り続けていただきたいです(笑)。
高井氏: 映像演出的な仕事を本職としてやったことはないです。スーパーファミコンの時代までさかのぼると、「ロマサガ」のオープニングタイトルのデモシーンなんかは全部僕が作ってますね。後「レジェンドオブマナ」のオープニングムービーとかもやる人がいないから。後は「ミンサガ」のバトルについているVFXシーンのカメラなんかはほとんど僕がやりましたね。そういうのでカメラワークを勉強しましたね。
―― 「FFXIV: 新生エオルゼア」のもっとも魅力的な部分はどこだと思いますか?
高井氏: 一番はプレーヤーの皆さんの熱だと思います。何かをリリースされたり情報が出たりすると、お褒めの言葉だったり、叱咤激励だったり罵詈雑言だったりがわっと来るじゃないですか。どんなことであれ、ここまでの熱量がわっとプレーヤーから出てくるゲームはなかなかないので、「FFXIV: 新生エオルゼア」のいい所じゃないかと思います。
―― 吉Pに言いたくても言えない秘密を暴露してください。
高井氏: 僕自分でも「FFXIV: 新生エオルゼア」を日々遊んでいてどっぷりハマっているんですが、ちょっとプレイと仕事の両立がしんどいという状況で、休職させてもらえないかというのを心に秘めていたんですが。
吉田氏: 秘めたまま帰ってください(笑)。
―― この件については「よしだああああ!」ではなく、俺に言えという項目があればわかりやすく紹介してください。
高井氏: 例えばエフェクト見づらいとか、ダンジョンで予兆が見えづらいとかだと僕に行ってくれてもいいですかね。ファイアボールとかファイアストームとかの予兆があるじゃないですか、こっそりでかくしてるんです。自分でやって見づらいと思って(笑)。
3月には札幌でのイベントとLIVEの公開放送予定
全国ツアー第2弾は3月に札幌で開催される。大阪と同じ完全招待制で募集人数は200名。第13回のプロデューサーレターライブは、この会場からの公開生放送となる予定だ。
オリジナルサウンドトラック「FINAL FANTASY XIV: ORIGINAL SOUNDTRACK」がブルーレイディスクで発売される。収録されているのは、新生のパッチ2.1までのBGMが全119曲。収録時間にしてなんと6時間強のボリュームだ。さらに未知のボーナストラックも収録されているらしい。また、購入特典としてミニオン「マメット:バハムート」が付いている。発売日は3月26日で、価格は5,000円(税込)。
「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII」の欧米発売に合わせたコラボイベントの再臨や、2月4日から17日までは「ヴァレンティオンデー」、2月下旬からは「プリンセスデー」などのシーズナルイベントも次々開催が予定されている。
(C) 2010-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.