セガ、PS3/Xbox 360「End of Eternity」体験会を開催
「『最近のRPGがつまらない』と感じる人に手にとってほしい」


1月23日 開催

会場:ソフマップ 秋葉原本館 7階

1月28日 発売

価格:7,980円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社セガは、1月28日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用RPG「End of Eternity」の体験会を1月23日、秋葉原・ソフマップ本館にて開催した。

 株式会社トライエースの勝呂ディレクターと株式会社セガの島野プロデューサーが来場し、「EoE」のコラボレーションTシャツを着用。PS3とXbox 360それぞれ2台ずつの試遊台が出展され、いずれも体験版をプレイできた。

 発売日を迎えるにあたって、勝呂氏は「気に入っていただければうれしいなと思いますが、賛否両論あるんじゃないかなとも思っている。システム的にもRPGの“お約束”を守っていない部分もいっぱいあるので、序盤は取っ付きが悪い部分もありますが」とコメント。島野氏も「新しいシステムなので、最初プレイしたときには、なかなか難しいと感じられるかもしれませんが、いろいろ作りこまれているところもたくさんあり、遊んでいくうちにはまっていくところもあると思いますので、気長に、ゆっくり遊んでほしいなと思います。本当に売れてほしいです」と語っていた。

 独特の「t・A・B(tri-Attack Battle/トライ・アタック・バトル)システム」に関して「当初狙ったとおりのものができたんじゃないかなと。操作も極力シンプルさを心がけて作ったので、慣れてくればシンプルさをわかっていただけるかなと。操作の難しさよりも頭の難しさを狙って作ったシステムなので(勝呂)」、「ルールをわかってもらえれば楽しんでもらえるのでは(島野)」とアピール。体験版をプレイしたユーザーの反応に関しては、「7:3で賛否両論ありました(島野)」という。

 「操作自体は行き先を選んで攻撃ボタンを押すだけでシンプルですが、今までのRPGと考え方が違うので、その意識が変われば……。1時間ぐらいプレイしていただければ、遊んでいる間にわかっていただけると思いますが。体験版は序盤のちょっと難しいところを収録していたので、製品版は体験版よりも難易度の低いところから始まりますから、理解しながら遊んでもらいやすいと思います(勝呂)」、「構成的にチュートリアルのようなものはありませんが、マニュアルを読まなくても遊んでいただけると思います。体験版では戦闘のみ収録していたので、ストーリーなどがわからない分『なにこれ?』といったことはあったかと思いますが、ストーリーと、アイテムや武器を変更するなどして楽しんでもらっていけば、理解していただけるのではないかと思います(島野)」、「『インビジブル・アクション』や『レゾナンス・アタック』を出し惜しみしないで使っていただければ(勝呂)」といったアドバイスもあった。

 周回プレイはもちろん、インビジブル・アタック、レゾナンス・アタックをどれだけつなげられるか、どれだけ回れるかといったところに挑戦してほしいとのこと。クリアまでの想定時間は、大体50時間ぐらい。最速で20数時間ほどまでは確認できているそうだが、プレイスタイルによっては70~90時間ぐらいかかることもあるそうだ。

 

 別記事でも触れているが、着せ替えに関しては、100種類以上あり、組み合わせは数え切れないほどだという。町の人との会話もストーリーの進行に合わせて内容が変化しているので、ぜひ見てほしいそうだ。

 「アクションが苦手な人でも、爽快なアクションが楽しめるRPGということで、今までにないタイトルです。ぜひ買ってください(島野)」、「最近のRPGがつまらなくなってきたという方にぜひ手にとってほしい(勝呂)」と最後にしめくくったお2人。従来のRPGと違った思考が必要となる本作、気になる人はまず体験版をプレイしてみてはいかが?


(C)SEGA
Developed by tri-Ace Inc.

(2010年 1月 25日)

[Reported by 佐伯憲司]