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GALLERIAブースで未発表のゲーミングノートPC2機種が展示【#TGS2023】

動画配信向けモデルに関するトークショーも開催

【東京ゲームショウ2023:GALLERIAブース】

開催期間:9月21日・22日 10時~17時(ビジネスデイ)

9月23日・24日 10時~17時(一般公開日)
会場:幕張メッセ 国際展示場ホール8

【GALLERIA UL9C-R49】

10月 発売予定

価格:未定

【GALLERIA ZL7C-R47】

10月 発売予定

価格:27万円前後

 サードウェーブのゲーミングPCブランド「GALLERIA」が、昨年に引き続き東京ゲームショウ2023にブース出展を行なった。場所は幕張メッセ内ホール8。

 Touch&Tryコーナーには、GALLERIAブランドのゲーミングデスクトップPCやゲーミングノートPC、コラボモデルなどがずらりと並び、最新ゲームの試遊などができるようになっていた。その中に未発表のゲーミングノートPC2モデルが展示されていたので、紹介する。また、9月21日同ブースで行なわれた「GALLERIAの新たな挑戦 動画配信向けモデル トークショー」についてもその様子をレポートしよう。

GeForce RTX 4090 Laptop搭載の17.3型ハイエンドゲーミングノートPC「UL9C-R49」

 GALLERIAの未発表製品「GALLERIA UL9C-R49」は、GALLERIAのゲーミングノートPCとしては久し振りとなる17.3型の大型液晶を搭載したハイエンドゲーミングノートPCである。インテルの最新CPU「Core i9-13900HX」とNVIDIAの最速GPU「GeForce RTX 4090 Laptop」を採用しており、GALLERIAゲーミングノートPCのフラッグシップモデルとなる。GALLERIAゲーミングノートPCで、GeForce RTX 4090 Laptopを採用したのは、本製品が初となる。液晶の解像度はQHD(2,560×1,440ドット)、リフレッシュレートは240Hz対応で、GeForce RTX 4090 Laptopの高い性能を十分に活かすことができそうだ。240Hz対応なら、FPS/TPSプレイヤーも満足できるだろう。

 キーボードバックライトはフルカラーでキー1個ごとの制御が可能だ。インターフェースも充実しており、Thunderbolt 4を2ポート、USB Type-Aを2ポート、HDMI、miniDisplayPort、有線LAN、ヘッドセット、マイクの各ポートを備えている。また、液晶上部には通常のWebカメラと顔認証用IRカメラが搭載されている。ボディカラーも従来のGALLERIAゲーミングノートPCのガンメタリックから、ブラックに変更されている。価格は未定だが、10月にも発売される予定とのことだ。

未発表のハイエンドゲーミングノートPC「GALLERIA UL9C-R49」
キーボードはテンキー付きで、バックライトの発光色はキー1個ごとの制御が可能だ
液晶は17.3型と大きく、解像度は2,560×1,440ドット、リフレッシュレート240Hz対応とスペックは高い
液晶上部にはWebカメラと顔認証用IRカメラが搭載されている
ボディカラーは高級感のあるブラックだ
右側面には、Thunderbolt 4ポートが2基用意されている
左側面には、USB Type-Aが2基とヘッドセット端子、マイク端子が用意されている
後面には、電源コネクタと有線LAN、HDMI、miniDisplayPortが用意されている
UL9C-R49の主なスペック

15.6型ゲーミングノートPCの未発表モデル「GALLERIA ZL7C-R47」

 もう一つの未発表モデルが「GALLERIA ZL7C-R47」である。ZL7C-R47は、Core i7-13700HXとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載したゲーミングノートPCであり、GALLERIAのゲーミングノートPCの中では上位となる。液晶は15.6型で、解像度は1,920×1,080ドット、リフレッシュレートは165Hz対応である。天板のカラーも従来とは変更されており、ヘアライン加工が目立つ。インターフェースはUL9C-R49と同じく、Thunderbolt 4を2ポート、USB Type-Aを2ポート、HDMI、miniDisplayPort、有線LAN、ヘッドセット、マイクの各ポートを備えている。また、液晶上部には通常のWebカメラと顔認証用IRカメラが搭載されている。こちらも発売は10月の予定で、価格は27万円前後になりそうとのこと。

Core i7-13700HXとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載したゲーミングノートPC「GALLERIA ZL7C-R47」
天板にはヘアライン加工が施されている
右側面には、Thunderbolt 4ポートが2基用意されている
左側面には、USB Type-Aが2基とヘッドセット端子、マイク端子が用意されている
ZL7C-R47の主なスペック

ASRockとNVIDIAの担当者が登壇した動画配信向けモデルトークショー

 GALLERIAブースの中央にはイベントステージが設けられており、ゲストを呼んでのトークショーなどが行なわれていた。ここでは、9月21日の13時30分から行なわれた「GALLERIAの新たな挑戦 動画配信向けモデル トークショー」の様子を紹介する。

 このトークショーは、タイトルからも分かるように最近GALLERIAブランドで登場した動画配信向けモデル「GALLERIA ZA9C-R4x」および「GALLERIA ZA7C-R47」がテーマである。ZA9C-R4xについてのこちらのレビューを参考にしてほしいが、ASRockの配信向けマザーボード「Z790 Livemixer」を採用していることが最大の特徴だ。

 トークショーでは、ASRockの原口有司氏とNVIDIAのPeter Chen氏がゲストとして登壇し、ストリーマーのしょぼすけ氏が進行役を務めた。GALLERIA動画配信向けモデルは、最近注目が集まっているゲーム実況配信をターゲットにした製品で、配信に適した高性能パーツをふんだんに採用している。中でも重要なのが、23ものUSBポートを備えたASRockの配信向けマザーボード「Z790 Livemixer」である。原口氏は、Z790 Livemixerの利点について次のように語った。「ゲーム実況配信ではカメラやマイク、キャプチャデバイス、照明などさまざまな機器をUSBポートに接続するので、普通のマザーボードではUSBポートが足りなくなりがちです。しかし、23ものUSBポートを利用できるZ790 Livemixerなら、まず足りなくなることはありません。さらに、Z790 Livemixerでは、通常のUSBポート以外に、レイテンシが小さくマウスやキーボードを接続するのに適したLIGHTING GAMINGと、安定した電力を供給できオーディオデバイスの接続を推奨するULTRA USB POWERが用意されているので、さまざまなデバイスの能力をフルに発揮できます」

 また、原口氏が、しょぼすけ氏やPeter氏、来場者に普段何個のUSBポートを使っているかという質問をしたところ、しょぼすけ氏やPeter氏は15個くらい、来場者も10個や15個と答えた人が多かった。中にはUSBポートが足りず、USBハブを使っている人もいるだろうが、GALLERIA動画配信向けモデルならUSBハブは不要だ。

 続いて、NVIDIAのPeter Chen氏が、GALLERIA動画配信向けモデルに搭載されているGeForce RTX 40シリーズの利点を次のように紹介した。「GeForce RTX 40シリーズでは、内蔵エンコーダーが強化され、新たに「AV1」コーデックに対応しました。AV1は従来主流のH.264よりも圧縮効率が高く、同じビットレートでもより高画質の配信ができます。配信サイトもAV1に対応したところが増えてきていますので、RTX 40シリーズはおすすめです。さらに、GeForce RTX 4070 Ti以上の上位製品ではエンコーダーが2基搭載されており、動画エンコード性能が2倍になり、8K60fps動画の録画も可能になります」

 最後に、原口氏がGALLERIA動画配信向けモデルのサイドパネルを開け、中のパーツを示しながら、水冷クーラーを採用していることのメリットやGALLERIA独自の大型ビデオカードを支えるシステム「リジッドカードサポート」について言及した。

「GALLERIAの新たな挑戦 動画配信向けモデル トークショー」の様子
有名ストリーマーであり、GALLERIAユーザーでもあるしょぼすけ氏が司会進行を務めた
ASRockの原口有司氏
NVIDIAのPeter Chen氏
動画配信向けの「GALLERIA ZA9C-R4x」
GALLERIA動画配信向けモデルとは、ストリーマーの理想を叶えるハイエンド配信特化ゲーミングPCであり、配信を快適にするパーツがふんだんに搭載されている
GALLERIA動画配信向けモデルの特長。23ものUSBポートを備え、水冷クーラーと最高峰SSDを搭載。メモリも32GBと大容量だ
23個のUSBポートだが、その中にはマウスやキーボードを接続するのに適したLIGHTING GAMINGと、安定した電力を供給できオーディオデバイスの接続を推奨するULTRA USB POWERが用意されている
NVIDIAのRTX40シリーズは内蔵エンコーダーが強化され、新たに「AV1」に対応
AV1を使えば同じビットレートでもH.264よりも、より高画質な配信が可能
さらにGeForce RTX 4070 Ti以上ならエンコーダーが2基搭載されており、動画エンコード性能が2倍になり、8K60fps動画の録画も可能
「GALLERIA ZA9C-R4x」のサイドパネルを開けて、中を見せる原口氏
USBポートがたくさんあることをアピール。また、ビデオカードを固定するリジッドカードサポートについても言及した
ブースでは最新ゲームを試遊することができた
「ぶいすぽっ!」のパネルも並んでいた