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PS5のPS Storeに「アクセシビリティ タグ」が追加

“ボタン割り当ての変更”や“QTEの簡素化”などゲームの実装機能がストア上で確認可能に

【PS5のPS Storeに「アクセシビリティ タグ」が追加】

4月4日 発表

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、新機能「アクセシビリティ タグ」の提供をプレイステーション 5のPlayStation Storeにて4月4日から順次開始する。

 「アクセシビリティ タグ」は、各ゲームが対応しているアクセシビリティ機能を、ゲーム開発者がタグ付けできる機能。「アクセシビリティ タグ」を使用しているゲームでは、PS5のPS Storeでゲームハブを見ると、△(三角)のボタンを押すことで、そのゲームが対応しているアクセシビリティ機能が一覧で表示される。

 「アクセシビリティ タグ」には、ビジュアルや音声のアクセシビリティ設定から、DualSense ワイヤレスコントローラーの操作オプション、難易度設定やボイストランスクリプション機能(音声のテキスト化やテキスト読み上げ)などのオンラインコミュニケーションに関する機能まで、さまざまなものが含まれる。

【PS5 アクセシビリティ タグ】

※PS5で「Ghost of Tsushima Director’s Cut」のゲームハブ画面から、「アクセシビリティ タグ」に遷移する映像

PS5のPS Storeで提供されているPS5版/PS4版のゲームで利用できる

 「アクセシビリティ タグ」は、PS5のPS Storeで提供されているPS5版およびPS4版のゲームで利用可能。PS5版とPS4版の両方が提供されているゲームの場合は、ドロップダウンメニューからそれぞれバージョンが対応しているアクセシビリティ機能を比較することもできる。

6つのカテゴリーに分類された「アクセシビリティ タグ」から機能を選択できる

 「アクセシビリティ タグ」を使用することで、ユーザーの多様なニーズに合わせて、プレイしたいゲームにどのようなアクセシビリティ機能が備わっているか簡単に確認することができるようになる。ゲーム開発者は、以下の6つのカテゴリーに分類された50以上の「アクセシビリティ タグ」から、各ゲームが対応している機能を選択できる。

【ビジュアル】 :判読しやすいテキスト、大きな文字、色による表現の代替、音声ヒントの代替や、音の方向の表示など

【音声】 :音量コントロール、モノラル音声、音声読み上げ、視覚ヒントの代替など

【字幕とキャプション】 :字幕のサイズ、判読しやすいキャプション、大きなキャプションなど

【操作】 :ボタン割り当ての変更、スティックの感度調整、長押し/連打/モーションコントロールの不使用など

【ゲームプレイ】 :難易度調整、パズルのスキップ、クイックタイムイベントの簡素化、ゲームスピードの調整など

【オンラインコミュニケーション】 :テキストチャットの読み上げやボイスチャットの文字変換、ピンで場所をマークなど

対応ゲーム

 提供開始の時点では、「Days Gone」、「DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT」、「Ghost of Tsushima Director’s Cut」、「ゴッド・オブ・ウォー」、「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」、「グランツーリスモ7」、「Marvel’s Spider-Man Remastered」、「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」、「ラチェット&クランク パラレル・トラブル」、「Returnal」などを始めとするゲームが「アクセシビリティ タグ」に対応。多くのゲーム開発社と協力しており、今後も「アクセシビリティ タグ」に対応するゲームが増えていく予定だという。