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PS5、2022年度の販売台数は1,800万台の見込み。昨年度比約57%の供給増

ソニー「2021年度 業績説明会」を開催

5月10日 発表

 ソニーグループは5月10日、「2021年度 業績説明会」を開催した。

 ゲーム&ネットワークサービス分野における2021年度の売上高は、前年度比3%増となる2兆7,398億円となった。営業利益に関しては、自社制作以外のソフトウェア販売減の影響があったものの、プレイステーション 5本体の収益性改善などにより、昨年度より44億円増の3,461億円となった。

 また、同分野における2022年度の売上高見通しは、すべてのカテゴリーで増収が見込まれており、前年度比34%と大幅に増した3兆6,600億円となっている。一方、営業利益の見通しは、前年度から411億円減となる3,050億円となっている。これは、Bungieの買収の完了が第三四半期になる前提となっているため。Bungieを含む買収に伴う費用(約440億円)を除いた営業利益は、ほぼ前年度並み。また、自社制作ソフトの強化に向け、既存スタジオのソフトウェア開発費が前年度比で約400億円増加する影響も見通しに織り込まれている。

 なお、当年度におけるPS5本体の販売台数見込みは、現時点でデバイスの調達の目処が立っている1,800万台となっている。2021年度の販売台数予測値1,150万台から約57%増加した目標値となる。

 自社コンテンツ開発力強化に向け、Bungieに加えて、Haven Entertainment Studios(以下、Haven)の買収を発表しているソニー・インタラクティブエンタテインメント。Havenでは現在新しいタイトルの開発も進んでおり、これらによって自社制作のソフトウェアによる売上は高い成長を示しているという。