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SIE、「Halo」、「Destiny」のBungieを36億ドルで買収

マルチプラットフォーム展開は今後も継続

1月31日発表(米国時間)

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは米国時間の1月31日、米国のゲーム開発会社Bungieを36億ドル(約4140億円)で買収すると発表した。Microsoftと縁の深いBungieの買収は、1月19日に飛び込んできたMicrosoftによるActivision Blizzardの買収発表に対するプレイステーションサイドの明確なカウンターとなる。

 Bungieは、Microsoft傘下で「Halo」シリーズを生み出し、2007年の独立後はActivision Blizzardとパートナーシップを組み「Destiny」シリーズで再び成功。元々「Myth」や「Oni」など、ストーリー要素の強いゲームを数多く手がけてきたメーカーだが、これら大型シリーズの成功により、FPSの担い手としての地位を不動のものにしている。

 現在「Destiny 2」は、Activision Blizzardとのパートナーシップは2019年で終え、自社運営が行なわれているが、今後はソニーグループの一員として開発・運営が進められていくことになる。ただし、開発・運営の独立性は今後も保たれ、プレイステーション以外のマルチプラットフォーム展開は今後もサポートしていくとしている。

 今後期待されるのは、「Halo」、「Destiny」クラスのAAAタイトルの創出。現時点では、Microsoft傘下のMojangの「Minecraft」のように、SIE傘下でありながらマルチプラットフォーム、クロスプラットフォーム展開していく存在となりそうだが、噂されているプレイステーション発のゲームサブスクリプションサービスには大きな影響を及ぼす存在となりそうだ。今後の発表に注目したい。