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Microsoft、7.9兆円でActivision Blizzardの買収を発表

Xbox Game Passのラインナップを大幅強化へ

1月18日発表(米国時間)

 Microsoftは米国時間の1月18日、ゲームメーカー大手のActivision Blizzardの買収を発表した。取得価格は687億ドル(約7.9兆円)で、取引が完了すると、Microsoftは、Tencent、ソニーに続く3番手のゲームメーカーとなる。Microsoftのゲームメーカーの大型買収は、2020年のZeniMax Mediaに続くものとなる。

 セクハラ問題に端を発する一連の不適切行為で従業員の退社、流出、処分に歯止めが掛からず、ゲーム開発への影響も甚大となっていたActivision Blizzardだが、最終的にMicrosoftによる買収という形で解決されることとなった。

 Activision Blizzardは、Activision、Blizzard Entertainment、Kingなど10以上の開発スタジオを擁する世界最大規模のゲームメーカー。「Call of Duty」、「Warcraft」、「Overwatch」、「Hearthstone」などなど、人気フランチャイズを多数保有しており、これらがすべてMicrosoftのゲーム部門であるMicrosoft Gamingの傘下に入ることになる。

 買収の詳細についてはこれから発表される見込みだが、早くもMicrosoftのサブスクリプションサービスであるGame Passへの投入を予告しており、実現すればラインナップが大幅に強化されることになる。PS5を擁するソニー・インタラクティブエンタテインメントも、同様のサブスクリプションサービスを準備中と噂されており、今回の発表は、Bethesdaの買収に続く思い切った囲い込み策と言える。

 また、Activision Blizzardは、eスポーツやモバイルゲームについても強みがあり、これらがMicrosoftのゲームビジネスにどのような影響を与えるのか注目されるところだ。