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「龍が如く」シリーズの総合監督名越稔洋氏が代表取締役! NetEase Games新会社「名越スタジオ」設立

「このスタジオを風通しの良い場所にする」

1月24日 発表

 NetEaseのオンラインゲーム事業部であるNetEase Gamesは、東京に新会社「名越スタジオ」を設立した。同社の代表取締役には、「龍が如く」シリーズの総合監督を務めていた名越稔洋氏が就任した。

 NetEase Gamesは、「荒野行動」や「第5人格」、「ライフアフター」などで知られるゲーム会社。この度設立された名越スタジオでは、NetEase Gamesによるサポートの下、情熱を注げるゲーム開発を行なわれるという。

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 名越稔洋氏は、1989年にセガ・エンタープライズに入社後、初のプロディース作品となる「デイトナUSA」を1994年に発売。2000年にはセガ開発スタジオ分社化に伴い、アミューズメントヴィジョン代表取締役に就任した。「モンキーボール」シリーズ、任天堂との業務提携タイトル「F-ZERO GX」、「F-ZERO AX」を手掛けた。2005年には総合監督作品「龍が如く」が発売。以降2021年発売の「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」まで「龍が如くスタジオ」ブランドの作品全てに総合監督として携わっていた。2011年セガ取締役COOに就任。2021年セガ取締役を退任し、名越スタジオを設立した。

【名越稔洋氏のメッセージ】

 20世紀後半に始まったエンターテイメントの世界を取り巻く環境の変化は、21世紀に入って更に大きな変化を遂げました。内容も作り方もビジネスモデルも、その全てが技術やインフラの変遷を経てパラダイムシフトを起こし続けながら今なお、加速度を増しつつ変わり続けています。

 ついこの前までカッコ良い! と言われていたものが、気づくとあっという間に古臭い遺物になっている。作り手からすればそれはとても厳しい時代だと思います。でも私は時代がどんなに変わろうと、エンターテイメントに求められる本質は何も変わってはいないと思います。

 人はエンターテイメントに夢を見ます。

 そして生きてゆくための希望や、つらい時の癒し、更には楽しい時間をもっと盛り上げる手段であったりと、様々なきっかけをエンターテイメントに求めます。その欲求そのものは、昔と今も同じなはずです。もちろんその楽しみ方やボリューム、スピード感には今昔ならではの違いはありますが、やはり本質は同じでしょう。そしてその本質を全うするためには、作るべき作品と、作り手の全員が純粋に、そして真剣に向き合いながら、地道に理想の形に近づけることでしか成し得ません。

 私はこのスタジオを風通しの良い場所にすることを目標に考えています。目標としては単純すぎるように聞こえるかも知れませんよね。でもどんなに優れたクリエイターでも、孤独ではフルパワーは発揮できません。良質な作品を作るため、そしてモチベーション高くエンターテイメントの本質を全うするための第一歩は、風通しの良い環境から始まるのだと信じています。

 立場に関係なく言葉を尽くして語り合う。間違いを恐れず、でも間違いは素直に正し、失敗を財産にする。

 そして理想を捨てず、粘り強く理想に近づける。

 当たり前のようで、その当たり前こそ意外と難しく、同時に最も大切なこと。

 ここはそんな環境から世界に向けたコンテンツを本気で目指すスタジオです。

代表取締役社長 名越稔洋 https://nagoshistudio.com/message/