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香川県議会議員・高田よしのり氏、ゲーム依存症対策条例は“ガチャ規制”が目的であると説明

1月26日 公開

 香川県の社民党県議会議員である高田よしのり氏は1月26日、ネット・ゲーム依存症対策条例に対する説明を自身のブログに公開した。

 高田よしのり氏は、ゲーム依存症対策について、「ソーシャルゲームでのガチャの問題がほとんどすべて」としている。ブログには、誰もがいつでも空いた時間に楽しむことができるソーシャルゲームは、ゲームをすればするほどのめり込むように作られており、ガチャをしなければ手に入らないアイテムの存在が依存症へと繋がるという説明をし、それが社会問題であると述べている。

 そして、ゲーム会社がガチャによって利潤を追求することは制度上問題なく、加減をすることは個人の責任であるというが、子どもはそうはいかないと記載している。射幸心を煽るキャッシュバックのないギャンブルであるガチャを、中高生が簡単に手を出せてしまう現状は恐ろしいことだという。

 また、高田氏は、時間規制は依存症に直接つながっている「課金を伴うオンラインゲームの利用」と決め打ちで書くべきだが、これは具体的すぎて企業活動の妨害といえることから、「ネットゲーム依存症につながるようなコンピューターゲームの利用」と回りくどい書き方になっていると説明している。時間規制など、条例にいれても実効性はなく馴染みがないが、あえて入れた理由として、保護者に意識して家族で話し合ってほしいという思いがあるとしている。

 高田氏は最後に、ガチャの規制など具体的に書けなかったことは残念ながら県条例の限界だが、この条例は国に子どものガチャを法律で規制させる第一歩だと思っている記載している。ブログは、ゲーム依存症は、今のうちに何とかしないと未来に大きな影響があると感じているとして締めくくられている。

 なお、記載された内容に関しては高田氏の個人的認識であって県議会の総意ではない。

□高田よしのり氏のブログはこちら