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香川県の「ゲーム対策条例」、「合憲」との判決が確定

原告側が期限までに控訴せず

10月31日 判決確定

 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」を「合憲」とする高松地方裁判所(以下、高松地裁)の判決が、10月31日に確定した。KSB瀬戸内海放送などが報じている。

 裁判は、子ども(18歳未満)はゲームのプレイ時間を平日60分、休日90分までに留めるなどとする「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」を「憲法違反」だとして当時の高校3年生と母親が訴えていたもの。今年8月30日に「請求棄却」の判決が出ていた。

 高松地裁では判決文を原告本人に届けることができず、「付郵便送達」(裁判所から郵便物を発送した時点で送達が完了したことになる送達法)の手続きを10月17日に実施。その後控訴期限となる14日後の10月31日までに控訴がなかったため、判決が確定したという。