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蘇る1980年代! ハセガワ「ブルーバード(U12型)前期」、「スズキ GSX-R750(G)(GR71G)」、さらにはフィギュアで“あのころ”を演出
2019年9月28日 17:11
ハセガワは渋い独特の路線でのアピールが楽しい。 第59回全日本模型ホビーショーでは、1987年の「ニッサン ブルーバード4ドアセダン SSSアテーサリミテッド(U12型)前期」と、1986年のバイク「スズキ GSX-R750(G)(GR71G)」が目玉アイテムとして展示されていた。
80年代の乗り物を現代で新製品として商品化する。この狙いは当たり前だが「そこにニーズがあるから」である。1980年代のこれらの乗り物に憧れを感じる、もしくは実際に乗っていた人達が、プラモデルのメインターゲットなのである。
そして、「その中でも商品化されていないものを狙っている」と担当者は語った。知名度の高い人気の高いモデルでもまだ商品化されていないものはたくさんある。ハセガワはそういった「この乗り物は立体化されていない」というユーザーの想いを汲み取って商品化にチャレンジしていくという。
「ブルーバード(U12型)前期」は、フルタイム4WDが特徴。このため裏面の表現の緻密さが大きなウリとなっている前輪、後輪のシャフトのボリュームのある感じと、メカの密度感。強く印象に残るヘッドライトやミラー、マフラーカッターなどはメッキパーツを使用している。
「スズキ GSX-R750(G)(GR71G)」もまた、ギッシリとしたメカ部分の密度感が大きなウリだ。1/12スケールという大きさを活かし、緻密なパーツ構成を実現している。バイクはカウルを外すとまさにメカの塊である。実車ほど細かい部品分割をせずに実車を前にしたような密度感を実現させるのは、プラモデル設計者の腕の見せ所だという。
そしてもう1つ、昨今はフィギュア原型師を起用したプラモデルフィギュア展開もハセガワの得意路線だ。今回提示したのは「70'sガールズフィギュア」今回のプラモデル商品とは10年離れてしまっているが、時代を再現した服装の女の子と車のプラモデルはよく似合う。ハセガワの注目路線として、今後も楽しみにしたい。