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河森正治氏デザインの巨大宇宙戦艦にフィギュア、往年の名車! ハセガワの新発表商品をピックアップ
2020年4月7日 14:14
ハセガワはTwitterや公式ページで、5月に予定されていたホビーショーでの出展情報を公開した。現在公式ページに繋がらないほどの盛況ぶりであるが、本稿では公開された資料を元に注目作をピックアップしたい。
やはり一番最初に目につくのは、「『クラッシャージョウ』コルドバ」だ。モチーフはアニメ映画「クラッシャージョウ」に登場する宇宙巡洋艦である。デザインは河森正治氏。河森氏らしい緻密でSF感溢れるデザインであり、当時のアニメーターが動かすのに苦労したという逸話もある程に見応えたっぷりなアイテムとなりそうだ。
キットのスケールは1/3000、同スケールで主役メカ「ミネルバ」なども付属するので映画を再現する飾り付けも楽しそうだ。ハセガワは「アルカディア号」や「マクロス」などでアニメの宇宙戦艦をプラモデル化している。その技術が本キットにどう活かされるかは注目だろう。
「メカトロウィーゴ」、「NERV官用車」、「VF31改 ハヤテ機」など注目作も多いが、ハセガワで注目したいのが"フィギュア"である。「1/12リアルフィギュアコレクション ブロンドガール」、「1/12 たまごガールコレクション」といったフィギュアプラモデルに力が入っているのがわかるだろう。
ハセガワはフィギュアの原型師に発注し、こう言ったラインナップを強化している。プラモデルなため組み立てだけでなく塗装が必要で、かわいらしく、美しく組み立てるためには技術が必要だが、ハセガワならではの優れた成型技術で造形されるプラモデルフィギュアはファンを獲得している。プラモデルユーザー、フィギュアユーザーにはぜひ注目して欲しい。
プラモデルを趣味とする年配のユーザーに応えるのが「名車のプラモデル」である。「トヨタ カローラレビンAE92」は、1987年モデル。大ヒットを記録したモデルなだけあり、思い入れのあるユーザーも多いだろう。リアスポイラーなどのオプションパーツも再現し、思い入れのあった車を再現可能だ。
「カワサキ 500-SS MACH III」は1969年のバイクである。アメリカで人気を博し、その高出力のエンジンにタイヤが耐えきれず新しいタイヤまでもが開発されたという。プラモデルは懐かしさを感じさせるデザインがまず楽しい。メッキパーツを多用し、組み立てやすいところもうれしい。
ハセガワは「作業機械」のプラモデル化も熱心だ。「日立建機 ホイールローダ ログクラップル仕様機」は木材を運搬するためのアタッチメントをつけたホイールローダ。作業機械はロボットとも通じる迫力を持ったメカであり、そのメカを組み立てていくのはとても楽しそうだ。
他にもたくさんの魅力的なメカがある。現在公式ページに繋がらないほどの人気ぶりだが、弊誌でも今後順次ハセガワの新商品を取り上げていくので、お楽しみに。