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【FFXIV FAN FES】「漆黒のヴィランズ」の新たな舞台「第一世界」

光の氾濫で滅亡しかけた世界に夜の闇のを取り戻せるのか

3月23日・24日 開催

会場:幕張メッセ

 スクウェア・エニックスは、3月23日、24日に幕張メッセで開催する「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」ファンイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」の基調講演で、新拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」で追加される新たな冒険の舞台についての情報を発表した。

 今回舞台となるのは「第一世界」。「FFXIV」の世界は、1万2,000年ほど前にこの世界の神ハイデリンとゾディアークの戦いによって14の平行に分裂している。現在プレイしているのは分裂前からあった原初世界。残りの平行世界は分裂後はそれぞれ独自の歴史を歩んでおり、似た部分もあるが、種族の呼び名なども少しずつ異なっている。

 原初世界では、闇の勢力に対して光の戦士である主人公たちが対抗しているが、第一世界では逆に光の氾濫によって世界が滅亡の危機に瀕している。「蒼天のイシュガルド」のメインストーリーでは、原初世界にやってきた闇の戦士たちと邂逅する場面がある。今度は謎の声に導かれた光の戦士が、逆に次元の狭間を超えて第一世界へと旅立つことになる。第一世界は光の氾濫によって時間や季節の変化がなく、常に空から荘厳な光が降り注ぐ「光の氾濫」という天気で固定されている。光の戦士はこの世界に天候や夜を取り戻すために戦うことになる。

光の氾濫に抗する最後の拠点「クリスタリウム」

 世界の大部分は光の氾濫によって滅びてしまったが、ノルヴラントという国がかろうじて災禍を免れている。今回プレーヤーの拠点となる「クリスタリウム」はノルヴラントのレイクランドというエリアにある街。レイクランドは「5.0」が始まって最初に訪れる場所だ。原初世界ではモードゥナにあたる場所だが、第一世界にはガレマール帝国がないため、銀泪湖やそこにあるはずの黙約の塔は存在しない。

【レイクランド ウォークスルー】
【レイクランド】

 クリスタリウムは繊細なガラスのドームが連なる美しい街で、光の氾濫に対抗すべく多様な種族が集まっている。町の中にはクラフターが集まる大工房もあり、今までの町とは雰囲気が異なっているそうだ。街のデザインは2005年のE3で公開されたテックデモに登場する街がベースになっている。冒険者ギルドがある植物園のようなドームは「旧FFXIV」のオープニング映像にも登場しており、古参のファンにとっては思い入れの深い場所だ。

【クリスタリウム ウォークスルー】

 街の中央にはクリスタルタワーがそびえており、街はタワーを囲むように広がっている。クリスタルタワーは古代アラグ帝国が建設した塔で、世界が分裂した時にはまだ存在していなかった。そのクリスタルタワーがなぜ第一世界にあるのかについては、物語の大きな謎となる。クリスタルタワーのサブクエストや5.0までのメインストーリーを予習しておけば、第一世界にあるクリスタルタワーとの差を楽しむことができ、さらに物語が楽しくなるはずだ。

【クリスタリウム アートワーク】
街はクリスタルタワーのふもとに広がる

怠惰がはびこる終末の都市「ユールモア」

 トレーラーに登場しているもう1つの街「ユールモア」は、原初世界ではリムサ・ロミンサにあたる場所にある。滅亡に抵抗することをあきらめた富裕層が怠惰に暮らしており、街のシルエットこそリムサ・ロミンサと似ているがけばけばしく装飾されている。街には選ばれた人しか入れないため、街の下層には集まってきたものの街に入れない貧民層がスラムを作っている。

【ユールモア アートワーク】
一見するとリムサ・ロミンサに似てるが、けばけばしく装飾されている
【ユールモア ウォークスルー】
【ユールモアのふくよかなミコッテ】
美男美女ばかりではない体系や容姿で多様性を出すという方針から、今回はかなり太めのミコッテが登場する

これまでとは趣の違う3つの新ダンジョン

 「漆黒のヴィランズ」で訪れることになる多数のダンジョンのうち、今回は3つのダンジョンのスクリーンショットが公開された。1つめは、燃えている村のようなダンジョン、2つ目はダンジョンと呼ぶのが不似合いに思える美しい花畑、3つ目は遺跡の内部ような場所で今回発表された中では最もダンジョンらしいダンジョンだ。

【新ダンジョン】
燃える村のダンジョン
花畑のようなダンジョン
遺跡のようなダンジョン

第一世界ではララフェルが蛮族「ドワーフ」として登場

 第一世界ではララフェルは蛮族として扱われており、兜をかぶってひげをつけた、「FF」シリーズのドワーフらしい姿で登場する。

 ドワーフたちは常にヘルメットとひげをつけている。鉱石などを掘り出すのが得意で、独自の拠点に集まで生活している。その都市は家も家具もすべてララフェルサイズで作られている。そのため、ララフェル以外の種族では家の中に入ることができないらしい。

【ドワーフ】
ドワーフのひげと兜と取ると、中身はララフェル
【ドワーフの街】
ララフェルにジャストフィットしたサイズの街。ララフェル以外の種族は窓の外から中を見ることしかできない

世界から闇を奪った存在「罪喰い」

 この世界の人々は、「闇の戦士伝説」というものを信じて、世界に闇を取り戻すために戦っている。第一世界では光の氾濫によって「罪喰い」という異形の存在に脅かされている。原初世界ではヴォイドからやってくる闇の魔物を相手にしていたが、罪喰いはその真逆の存在となる。

 罪喰いは、第一世界を光に包んでいる元凶で、罪喰いを倒すことでそのエリアは天候の変化や夜を取り戻すことができるという新しいゲームギミックにも関連している。

【罪喰い】
生理的な嫌悪感を催させるような異形のモンスター

 さらに罪喰いの中でも特別な存在として、「全能者イノセンス」という存在も公開された。イノセンスは、剣の生えた羽根を持つ天使のような見た目の敵。大きな秘密を持っており、「漆黒のヴィランズ」の中でプレーヤーが戦うことになる。

【全能者イノセンス】
物語の中で重要な役割を持つというが、まだその正体は謎に包まれている

 これまで謎に包まれてきたハイデリンやゾディアーク、アシエンなどの存在の秘密も「漆黒のヴィランズ」の中ですべて明らかになる。その第0話にもなる「紅蓮のリベレーター」の最後のメインストーリーは、3月26日のパッチで実装される。