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東京ゲームショウ2018、基調講演や専門セッションの内容が明らかに
基調講演は「eスポーツ、オリンピック正式競技に向けてのロードマップ」
2018年7月24日 18:34
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は7月24日、「東京ゲームショウ2018(以下、TGS 2018)」で開催する「基調講演」、「グローバル・ゲーム・ビジネス・サミット2018」、「専門セッション」の開催概要を発表した。同時にビジネスデイ事前登録を開始し、「ビジネスデイ・ゴールドパス」も発売した。「東京ゲームショウ」のビジネスデイは9月20日、21日の2日間にかけて開催予定。
開催初日となる20日には、「eスポーツ」をテーマにした「eスポーツ、オリンピック正式競技に向けてのロードマップ~ゲーム業界が取り組むべき課題と対策」を開催。「eスポーツ」の今後について、その課題と対策について議論が行なわれる。講演者については8月中頃に発表される。
ゲーム業界のトップ企業や代表者が集まり、全世界におけるゲームビジネストレンドについて意見を交わす「グローバル・ゲーム・ビジネス・サミット2018」では、「日本発グローバル・ヒットタイトルに学ぶ、国産ゲームが世界で勝つ方法~いまどきの海外向けマーケティング、開発、プロモーションの戦略とは?~」と題し、どのようなマーケット戦略が重要となるのか、日本のヒットメーカーから成功体験を学び、日本のゲームが進んでいく方向性を探る。
より現場に則した内容を取り扱う「専門セッション」は21日の開催が予定されており、「eスポーツ」、「VTuber」、「次世代通信技術『5G』」について、それぞれ公演が行なわれる予定。
予定されている「専門セッション」
eスポーツの効果的な伝え方とは?~テレビ局、配信会社によるeスポーツの魅せ方~
eスポーツの普及にあたり、その魅力をどう伝えるかは大きな課題と言える。昨年ごろからeスポーツをテーマにしたテレビ番組や配信番組が登場し、各社とも様々な工夫をこらしている。現状ではどのような課題があるか、テレビ番組、配信チャンネル、実況者など現場に近い方々に語っていただく。
eスポーツのチームやプロ選手が続々誕生!プレイヤーとゲーム会社、eスポーツ大会の幸せな関係とは?
eスポーツシーンの盛り上がりをうけ、これまでのプロチームに加え、IT・アミューズメント関連企業や芸能プロダクションのeスポーツチーム参入が相次いでいる。それに伴い、様々なリーグも生まれている。各チームやプロ選手、リーグがこれから目指す姿とはどのようなものか。また、ゲーム会社、プレイヤー、eスポーツ大会の幸せな関係とは? 三者がどのような関係性になっていくと、eスポーツを盛り上げていけるのか、各立場から展望を聞く。
VTuberが切り開く新たな「XR」の可能性とは?
2018年のヒットキーワードになっている「バーチャルYouTuber/VTuber」。VRのモーショントラッキング技術が生んだ新たなコンテンツが意外なムーブメントを起こし、ゲーム業界としてVTuberをビジネスに生かす方法が模索されている。
一方、「VR元年」と言われたのは2016年。その後、ARやMRなどとも融合して「XR」と呼ばれるようになり、その応用範囲は広がりを見せている。VTuberは、「XR」のキラーコンテンツになるのか――。人気VTuberとバーチャル空間でのトークセッションを通じて、VTuberが切り開く新たなXRの可能性に迫る。
5Gでゲームはどう面白くなるか?
2020年春に商用化スタートが予定されている次世代通信技術「5G」。超高速大容量、低遅延、低消費電力、大量同時接続が可能となる5Gの恩恵を受ける分野の1つが「ゲーム」と言われている。そうしたなか、今、ゲーム業界として取り組むべきことは何か、何を準備すればよいのか――。実証実験を進めている通信事業者の現状と今後のロードマップを聞きつつ、5G時代のゲームの未来予想図を描く。