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火器の煙と鬨の声!ワクワクするような海戦が楽しめる「スカル アンド ボーンズ」試遊レポート
2018年6月16日 19:43
海賊としてインド洋に漕ぎだし、富と自由をその手にすべく略奪に励む「スカル アンド ボーンズ」。
会場では試遊台が用意され、デモ用のモードで本作の魅力のひとつである海戦部分を体験することができた。
火器の迫力はもちろん、リアルに描かれた海と世界、そして音響の良さが海賊感を醸し出しまくりの試遊となったので、こちらの模様をお伝えしたい。
船の操縦の基本は前進と左右転回で、特に難しいところもなくシンプルだ。1ボタンでダッシュよろしく推進速度を上げることもできる。また、操作するのは帆船のため基本的な移動速度は風向きの影響を受け、追い風では速く、向かい風では遅くなる。
また、近代的なロックオンや誘導などはまだ存在しない時代背景ゆえ、火器の発射は全て手作業。画面に表示されるインジケータ―を基に、相手の進路を予想しながらの偏差射撃を行なっていく。そのため、相手の船と交差するような進路であったり、単純に距離が離れたりすると一気に命中率が落ちる。しっかりと狙うか、リスキーだが当てやすい相手の前・後方に位置取るなど、操船にも工夫が必要だ。なお、戦闘では小型の船舶は波に隠れて狙いづらい、なんてこともあった。もちろん実体験ではないものの、構造を考えると「なるほど!」という感じで、リアルさを感じるような細かな設定も盛り込まれていた。
敵船に向けて発射された弾は煙の筋を曳きながら進み、敵船に命中すれば炸裂。外れるとドポォン!という音を立てて派手な水柱が上がる。特に発射時の煙などは現実よりかなり誇張されているのではないかと思うが、彼我の間で幾筋もの線が飛び交う光景は非常にワクワクさせてくれる。
本作は効果音も素敵だ。実は戦闘中にはBGMがなかったのだが、大砲や迫撃砲を発射する際の腹の底に響くような音、弾が船をかすめる時の風切り音、そして船員たちの鬨の声こそがBGMとなって、海戦を盛り上げる。
特に迫撃砲の弾が迫る際の「ヒュルルルル……」という音はかなり恐怖を煽られる。ちなみに、海戦の真っただ中には音で弾の距離を聞き分けることは難しいので、「もう避けられない!」という時はボタン操作で船員たちに耐衝撃姿勢を取らせてダメージを防ぐことなどもできる。音から得られる情報を生かすのも、戦闘を有利に進める1つのコツとなるだろう。
一方、戦闘の合間にはふと静かな瞬間が訪れることもあり、波音や鳥の鳴き声だけが響く。今回の試遊では戦闘がメインとなっていたのですぐにまた鉄火場に引き戻されることにはなったが、製品版ではオープンワールドで自由に航海を楽しむことができる。船の軋む音に包まれながら、海を優雅にクルーズする……なんて楽しみ方もできるのかもしれない。
試遊では海戦部分を存分に堪能することができたが、トレーラーを見るだけでもまだまだ様々なカスタマイズや探索、ストーリー要素などが用意されていることがわかる。
発売は2019年予定とのことでまだ少し時間が空く。今後も引き続き様々な情報が明らかになっていくものと思われるので、続報を楽しみに待ちたい。
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