先行体験

“MOBA×バトロワ”が驚くほど馴染む「Supervive」を体験【G-STAR2024】

11月20日OBT開始。日本語は2025年第1四半期対応予定

【Supervive】

11月20日 オープンべータ開始予定

料金:無料(アイテム課金制)

Supervive

 11月20日にオープンベータを開始するPC用対戦アクション「Supervive」は、MOBAとバトルロイヤル、そしてヒーローシューターをかけ合わせた意欲作だ。

 ネクソン・コリアの関連会社であるTheorycraft Gamesによって開発されている本作は、「リーグ・オブ・レジェンド」や「エーペックスレジェンズ」「オーバーウォッチ」「Valrant」などの人気作ジャンルから大きな影響を受けながら、ジャンルの掛け合わせの面白さを目指したものとなっている。

プレイ中の画面
【[슈퍼바이브] 멋진 한타를 펼쳐보세요! 11월 21일 OBT 오픈】

 その内容は、見下ろし視点でキャラクターを操作し、マップ上にいる敵NPCや敵プレーヤーを倒しながらレベルアップ。1ゲームのなかでキャラクターを育成しながら、最終的な生き残りを目指すというものだ。ルールは2人1組か4人1組のふたつがあり、いずれの場合も総勢40人が1試合に参加する。

 ゲーム画面はMOBAらしい見た目で、通常攻撃とスキルの発動、経験値を得てスキルをレベルアップするなど、操作やシステムは他のMOBAタイトルにならったものになっている。しかし目的自体は生き残ることなので、MOBAそのものとはまったく異なる立ち回りが求められる。

 今回G-STAR2024の会場では、2人1組のデュオモードを体験できた。自分の操作するキャラクターを選び、マッチングを開始。ゲームが開始されると、マップ上のどこに降りるかを選ぶ。序盤はマップを動きながらレベルを上げステータスを充実させていく。

キャラクター選択画面
デュオモードのため、味方は自分含めて2人

 ここまではMOBAの感覚だが、その後のサバイバルにはバトロワの感覚が必要だ。敵プレーヤーと鉢合わせしそうになったら、戦うか逃げるか、あるいは潜伏するかという判断をする必要がある。

 ここでの選択は、選んだキャラクターの性能も重要。ヒーローシューターも参考にしているということで、攻撃向きだったり、回復役ができたりと、各キャラクターのスキルの方向性はある程度はっきりと決まっている。どのキャラクターが自分にあうか、どのような立ち回りが好みかは、繰り返して学んでいくような形だ。

 なおアクションで特徴的なのは、ジャンプがあること。ジャンプとそこからの滑空が可能で、地形の地形の間を飛んだり、タイミングを合わせれば敵の攻撃を避けられたりする。このアクション性も、ジャンルの掛け合わせならではの発想だろう。

MOBAのような操作とシステムで、バトルロイヤルのような立ち回りが求められる
あっさり負けてしまった。が、次のマッチングへすぐ進むことができる

 本作開発のTheorycraft Games CEOのJoe Tung氏、同「Supervive」エグゼクティブ・プロデューサーのJessica Nam氏によれば、本作はさまざまにある“対戦ゲームの頂点”を目指して開発されたものだという。

 そもそもMOBA、バトルロイヤル、ヒーローシューターを合わせようと思ったのは、それぞれのジャンルにシナジーがあるからだそうだ。合わせることで面白さが増す以外にも、欠点を補える利点もあった。

Theorycraft Games CEOのJoe Tung氏
Theorycraft「Supervive」エグゼクティブ・プロデューサーのJessica Nam氏

 たとえばMOBAの場合は、負けが確定したような試合でも、我慢しながら30分ほどを戦い抜かなければならないことがある。しかしバトロワであれば、負ければすぐに次のマッチへと進める。そうした、各ジャンルのいいところや魅力を打ち出すことができる。

 バトルロイヤルとしての立ち回りでは、ほかプレーヤーの位置情報がわかるようなツールがあるなど、状況判断をしやすいような仕掛けやシステムが用意されている。それを使うことで、先を見越した動きができるようになっているのだとした。

 なお本作の主軸となるのは、4人1組のスクワッドバトルロイヤルモード。もしゲームプレイに慣れていない場合は、2人1組のデュオから始めて、ゲームシステムやキャラクターの性能に慣れることができるようなガイドも用意しているという。

 日本でも11月20日からプレイはできるようになるものの、この時点では日本語は未対応となる。日本語は2025年の第1四半期でアップデート予定。Tung氏は「本作をぜひ楽しんでほしいし、日本からのフィードバックもぜひ受けたい」と話した。大胆なジャンルの掛け合わせがどのようなゲームに仕上がっていくのか、楽しみなタイトルだ。

フィードバックを受けての対応のスピード感も開発チームの特徴だと話してくれた2人。オープンベータの開始が楽しみだ