ニュース

簡単操作で骨太なMMORPG体験!「ガーディアンズ」先行プレイレポート

世界を彩る音楽は小室哲哉氏が担当!

6月5日 配信開始

価格:基本無料(アイテム課金制)

広大なマップ・良質なグラフィックは冒険者の心をくすぐる

 LINEとアイディスは、初の共同タイトルであるAndroid/iOS用MMORPG「ガーディアンズ」の配信を6月5日に開始する。

 「ガーディアンズ」はタッチやスワイプといった簡単操作で、片手でも遊べるMMORPG。1人でも複数人でもプレイすることができるだけでなく、スタミナ制ではないので時間に縛られず何時間でもプレイできる。また、音楽監督に音楽プロデューサーの小室哲哉氏を迎えるなど、話題性充分のタイトルだ。今回は、リリース直前に事前プレイの機会を得ることができたので、本作の魅力をレポートしていこう。

【「ガーディアンズ -GUARDIANS-」第1弾PV(キャスト名追加ver)】

手軽に楽しめる・繋がれるMMORPG

 本作は冒頭で述べた通り、簡単な操作で遊ぶことができるMMORPG。フリックによりキャラクターを動かし、タップすることで攻撃やスキルを使用することができる。片手でもプレイできるし、複雑な操作を必要としないのが特徴だ。それでいて、広大なフィールドを自由に探索し、モンスターを倒したり素材を集めたり、クエストに挑んだりとMMORPGの基本要素をしっかりと抑えている。

片手でも簡単に操作できるインターフェイス。また、その場で立ち止まっているだけでHPが回復していく

 ゲームモードは、「ワールドモード」と「クエストモード」の2種類が存在する。ワールドモードではフィールドにリアルタイムでプレイしている他のプレーヤーも登場し、一緒に冒険をすることが可能。同じフィールドでリアルタイムで他のキャラクターが動いているところを見ると、MMORPG“らしさ”をとても強く感じることができる。また、フィールドの奥に行けば行くほど敵も強くなっていくので、マップ上で仲間を見つけながら強敵に挑んでいくような楽しみ方もできそうだ。

 一方クエストモードは強力なボスモンスターの討伐を目指すモードで、こちらはワールドとは異なるいわゆるインスタンスダンジョンのような形式。メンバーを募集したり、募集している部屋に入ることで最大4人のパーティで挑むことができ、クエストをこなしていくことでより上位のクエストが解放されていく仕組みだ。今回は事前プレイということで未開放だったが「特殊クエスト」というものも存在し、こちらではイベントクエストなどが登場する予定とのことだ。

ワールドは難易度の変更が可能。時間帯や天候が難易度によって変わる
クエストボスはかなりの強敵。1人では苦しいのでできる限り仲間と共に戦いたい

 MMOでお馴染みのジョブの概念もあり、初期では癖のないバランス型の「ソルジャー」、遠隔攻撃ができる「レンジャー」、回復役の「プリースト」、スキルを中心に戦う「ウィザード」の4つが用意されている。それぞれの職業に役割があるので、パーティを組む時にはジョブのバランスを考えて構成するとスムーズに進行できるだろう。また、ジョブやスキルはポイントを使用することで強化することができるので、レベルを上げてジョブを強化することで難しいクエストにも挑戦できるようになっていく。

神殿ではスキルの強化やジョブの変更が行なえる。初期の4つのジョブを育成することで転職できる上位のジョブも存在する

 今回の事前プレイではある意味当然ながらほぼソロプレイという形になったため、マップを歩き回って採集ポイントを探したり、手当たり次第モンスターに挑んでみたりしたのだが、進行は正直若干辛いものがあった。クエストモードで登場するボスはかなりの強敵で、フィールドモードでも奥に進んでいくとあっさり倒されてしまうようなモンスターもウヨウヨしている。本作はソロでサクサクと進めるというよりは、突然強敵に出会って瞬殺されたり、その強敵をパーティで攻略するようなまさしくMMO的な楽しみができるタイトルであることを予感させた。

スマホゲームの手軽さが活きるゲームシステム

 MMORPGの中に、スマホタイトルらしい要素をしっかり取り入れているのも本作の特徴だ。装備品はガチャによって入手することもできるのだが、ガチャにはいくつか種類があり、各ジョブの適正装備が確実に出現するものや、選んだ種類の武器・防具が排出されるセレクトガチャが用備されている。

 また、手に入れた武器は鍛冶屋で強化することができ、フィールドで手に入れた素材を使用するだけでなく、いらない装備を合成素材として使うことも可能。自分のジョブでは装備できないものであっても、僅かだがステータスの上がるサブ武器として装備することが可能となっており、不要な装備の使い道もしっかり担保されていて好印象だ。また、ガチャを引くことなどで手に入るオーブを集めればレア度の高い装備と交換することもできる。

運さえよければレア度の高い装備も。運が悪くてもオーブで交換が可能だ

 他にも冒険前にゲーム内通貨を使って食事をとればステータスがあがり、ドリンクを飲めば経験値ボーナスなどを得ることができるなど、冒険やレベル上げを手軽に行なえるシステムも採用されている。こうしたスマホ向けの手軽さと、RPGの要素をうまくマッチさせているのが本作の特徴だと言える。

素材はマップ上で拾うことが可能だ。また、冒険前に食事をとれば様々な恩恵が得られる

 総評として、スマホに最適化された操作感の「ガーディアンズ」はストレスなくプレイができ、それでいてパーティでのプレイや育成・武器の強化などMMORPGの面白さをしっかり搭載。難易度も中々やりごたえがある。また、複雑化してとっつき辛いゲームが増えたMMORPGというジャンルにおいて、手軽に遊べて、気軽にマルチプレイを楽しめる本作はMMO初心者から経験者まで楽しめるタイトルになっていると言える。

 ひとつ気になった点を挙げると、フィールドでのカメラは自動で調整され、ズームイン・アウトが手動で調整できないことだ。これはスマートフォンの狭い画面でやる以上、仕方がないこととも言えるが、可能ならば広大なマップを自由な視点で楽しんでみたい。こちらは今後のアップデートに期待したいところだ。

 オンラインの世界で新しい仲間を増やすのもよし、友人を誘ってプレイするのもよし。それぞれの遊び方で、「ガーディアンズ」の世界を堪能してみてはいかがだろうか。