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「週刊少年ジャンプ」の歴代のキャラクター達が活躍する「ジャンプチ ヒーローズ」を体験

友情・努力・勝利! プチをタップで消していく爽快なRPG

2月5日~ 事前登録開始

今春 配信予定

料金:無料(アイテム課金制)

 LINEは、メディア向けにAndroid/iOS用友情・努力・勝利! 体感プチプチRPG「ジャンプチ ヒーローズ」の先行体験会を開催した。当日は「ジャンプチ ヒーローズ」のプロデューサーであるLINEの白井雄一朗氏と、ワンダープラネットの鷲見政明氏が登壇し、開発の経緯やゲーム説明などを語った。

「週刊少年ジャンプ」から続々と参戦! 友情・努力で勝利を掴み取れ!

 本プロジェクトが始まったきっかけとして白井氏は「新企画を立ち上げようとしていた時に、ちょうどワンダープラネットが『クラッシュフィーバー』をヒットさせており、そのパズルRPGに対する知見や経験・開発力が、LINE GAMEのユーザー層にマッチすると考え、新企画の件を打診したところ、快諾してもらえました」と説明。

 一方、集英社とは「LINEにて72週連続スタンプリリースや、ワンピースなどの有名IPの公式アカウントの開設を実施していた関係性と、ちょうど週刊少年ジャンプ創刊50周年という節目の年を迎えること、また「ジャンプ」という幅広い層に支持されるIP力があれば、新企画をより進化させることができると考え、集英社を口説き落としました。

 自分自身も、ジャンプ600万部黄金期の愛読者でありジャンプ作品のゲームを遊んでいた世代なので、ぜひ実現したいと思っていたものがゴーサインを出してもらえて嬉しかったです。スタッフ全員のジャンプ愛で現在、完成間近までこぎ着けられたところです」とコメントし、ステージを後にした。

 続いて鷲見氏が登壇し、ゲームの概要を説明してくれた。基本は、フィールド上に表示されている“プチ”をタップして消し、それによって溜まるパワーを使いジャンプキャラクター達に敵を攻撃してもらうというもの。プチを潰す気持ちよさを追求したほか、このシステムを採用した理由として、「週刊少年ジャンプ」が今年で50周年を迎えたということを挙げた。50年前から現代に至るまでの、すべてのジャンプファンに楽しんでもらうにはどうすべきか? その結果として、ルールがシンプルなパズルを選んだそうだ。

プチをタップすると潰れて消え、上から新しいプチが補充される。シンプルなルールなので、誰もが楽しめる

 しかし、ただプチをタップして消せば良い、というわけではない。プチを7つ以上繋げて消すと“必殺プチ”が現われ、これを潰すと必殺ワザが発動する。また、画面下に表示されている友情サポーターをタップすると、メインキャラを助けてくれる友情ワザを使用することができる。こうして攻撃を繰り返すとレジェンドゲージと呼ばれるメーターが溜まっていき、一杯になると“レジェンド召喚”が発動可能に! まさに、「ジャンプ」の三原則である友情と努力の結晶により勝利を呼び込むという、細やかな部分まで配慮したとの熱のこもった説明が行なわれた。

 現時点での「週刊少年ジャンプ」からの登場作品数は29作品だが、今後続々と増えていくそうなので、気になる人は「ジャンプチ ヒーローズ」LINE公式アカウントをチェックしたり、公式Twitterをフォローしておくといいだろう。

これだけの数の作品が参戦予定となっているほか、リリース後には「NARUTO-ナルト-」をはじめとした作品も追加予定に

開発途中バージョンを先行プレイしてわかったことは?

 この後、開発途中のバージョンをプレイできたので、3月6日時点で判明したシステムや感想などをお届けしよう。

 最初は、ゲームルールを把握するためのチュートリアルをプレイする。前述した鷲見氏が解説した内容が実戦で覚えられるようになっているので、しっかりマスターしておきたい。フィールドに表示されているプチをタップして潰せば良いだけだが、複数では無く1つから消していけるのがポイント。思考の制限時間も無いので、老若男女誰もがじっくり遊べるようにできていた。

 チュートリアルが終わると、★5(超激レア)キャラクターを1体だけ自由に選べる10連ガチャが待っている。一通りチェックしてみたが、どのキャラクターも「少年ジャンプ」読者ならば心に刺さること間違いなしだ。リリースされた時には、ここで悩む人も大勢出てきそうと感じた。

このときは「幽遊白書」の浦飯幽助や「黒子のバスケ」の黒子テツヤといった25キャラから選ぶことができた。プレイ時には、間違いなく長考しそうだ

 パーティはメインキャラクターが最大4人で構成され、その人数分だけプチをタップすることができる。4人パーティでステージに挑戦した今回はプチを4回潰すと、消した数に応じた攻撃力で各キャラクターたちが敵にアタックする。1度に多数のプチを潰すと攻撃力がアップするだけでなく、7つ以上消せば前述した必殺ワザが使える必殺プチが現われる。これを潰すと攻撃時に必殺ワザが発動し、敵に大ダメージを与えるのだ。

 また、必殺プチは潰れる時に周囲のプチを巻き込む。このとき、周囲に必殺プチがあれば連鎖が発生し、必殺ワザコンボとなるのだ。この爽快感は格別で、1度体験すると“次も、次も”とヤミツキになってしまう。なお、必殺ワザは発動時に原作のカットインが挿入されるので、読者であれば読んだ当時のことを思い起こして興奮すること間違いなしだ。

カットインが表示された後、各キャラクターが持つ必殺ワザが画面で繰り広げられる。これは、何回見ても面白かった

 巻き込みを考えると、必殺プチはフィールド中央にできた方が便利だが、傾向としては外周に発生しがち。これを上手に中央へ誘導できるようになれば、一気に腕が上がるかもしれない。

 ゲームは1つのエリアが複数のステージに分かれており、それらをすべてクリアすると次へ進めるようになっている。むろん、先のステージに進むほど敵が強くなっていくので、味方のサポートは欠かせない。そこで、戦いが厳しくなってきたところで“友情ワザ”を使ってみた。友情ワザを使用すると1回の行動となり、そのメインキャラクターではプチを潰すことができないので、あらかじめ注意しておこう。友情サポーターのレアリティが高いほど有利なスキルを発揮してくれるようだが、今回期待したほどの結果ではなかったかもしれない。“友情ワザ”を有効活用するなら、パーティを組む時に頭をひねっておく必要があると感じた。

“友情ワザ”はキャラクターごとに変わってくるので、あらかじめ自分の戦い方に合わせたパーティ編成をしておきたい

 敵に大ダメージを与えられる“レジェンド召喚”も試してみた。レジェンドとして設定されていたのは「ワンピース」に登場するシャンクスだったが、発動させると一気に相手の体力を減らしてくれた。使えば間違いなく一撃必殺の技だが、ゲージを溜めるまでに時間がかかるので、使うタイミングでは悩みそうだ。

カットインが表示された後、ド派手な演出で敵に大ダメージを与える“レジェンド召喚”。ベストな使い時を見極めて発動させたい

 全体としてルールはシンプルながらも、どのタイミングで“友情ワザ”を発揮させるか? や、必殺プチを溜めるべきかどうするか? など考える部分が非常に多く、単なるパズルRPGでは無い奥深い形に仕上がっていると感じた。ユニークなのは、次に登場するプチがフィールド上部に1ライン分だけ見える点。潰すことはできないものの、フィールド内のプチをタップした時には連鎖するので、そこまでを含めた戦略が採れるのが面白い。

 さらに、各キャラクターには赤・緑・黄・青という4つの属性のうちの1つが必ず設定されており、キャラクターが持つ属性のプチで攻撃すると攻撃力がアップするほか、有利な属性で攻撃すればダメージ上昇、不利ならダウンという修正も入る。属性を考えて行動するか、潰すプチの数を採るか……そんな戦略性もあるのだ。

【「ジャンプチ ヒーローズ」プレイ動画】
フィールド上部、ゲーム画面の中央部分に小さな丸い点が見えるが、これが次に現われるプチ。そこまで先読みして潰せるようになれば……

 「ジャンプ」という名前が前面に出ているため、“キャラクターもの”という印象が強いかもしれない。しかし、パズルゲーム部分のルールはシンプルで、かつ奥深い戦略が採れると感じられた。これならば、現在はゲームから離れてしまった往年のジャンプファンでも、楽しく遊べるのではないだろうか。現在、今春リリース予定に向けて事前登録を受け付けているので、気になった人は早速登録しておこう。