ニュース
リリース間近! 「ストリートファイターV アーケードエディション」試遊レポート
新キャラクター「さくら」の使用感チェック&新コンテンツの情報もお届け
2018年1月12日 13:00
- PC版:1月17日 発売予定
- PS4版:1月18日 発売予定
- 価格:
- 【通常版】
- PC/PS4(DL版)
- 4,620円(税別)
- PS4(パッケージ)
- 4,990円(税別)
- 【デラックス】
- PC/PS4(DL版)
- 7,398円(税別)
1月17日よりリリースが予定されているカプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」(以下、ストV AE)。現在配信中の「ストリートファイターV」(以下、ストV)から無料でアップデートができるもので、新キャラクター「さくら」の追加をはじめ、「チームバトル」、「エクストラバトル」、「ギャラリーモード」などの各種新コンテンツも収録され、「ストV」をより楽しめる内容となっているのが特徴だ。
あわせて、「さくら」は1月17日~22日までの期間限定で、無料での使用が可能となる。それ以降はBPなどでの購入が必要だが、1月17日と18日に発売される各プラットフォームの「ストV AE デラックス」には「さくら」を含むシーズン3のキャラクターパスも同梱されているので、こちらも是非チェックしておこう。ちなみに通常版にはシーズン1,2のキャラクターパスが同梱されている。
「ストV AE」については去年から弊誌でもその最新情報をお伝えしてきているが、リリース直前となるこのタイミングで、実際に「ストV AE」をプレイできる機会を得ることができた。今回は、新キャラクターの「さくら」を中心に、実際に触れてみた感触などをお届けしていきたい。
ファン待望の新キャラクター「さくら」は初心者でも扱いやすいシンプルなキャラクター!
本作「ストV AE」から新キャラクターとして「さくら」が参戦する。この「さくら」と言えば、カプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイター ZERO2」が初出となるユーザー人気の高い女子高生キャラクターで、さまざまな過去作品にその姿を見ることができる。リュウに憧れるあまり自身もストリートファイターとしてリュウを追い求める……という設定を持ち、リュウと似たスタイルで戦うのが特徴だ。
かつて女子高生だった「さくら」だが、本作ではすでに学校を卒業しており、その身分が「アルバイト(ゲームセンター勤務)」へと変化。トレードマークだったセーラー服こそアルバイト先の制服に変わったものの、現在もファイターとしての活動は続けており、バイトで旅費をかせぎつつ世界各国で修行のためのファイトを繰り広げているらしい。
「波動拳」はもちろん、「咲桜拳(しょうおうけん)」、「春風脚(しゅんぷうきゃく)」など、シリーズを通して使ってきた必殺技は健在。また、特殊技に「フラワーキック」、Vスキルとして「さくら落とし」といった技もあり、かつて「さくら」を愛用していたプレーヤーならば、すぐに手になじむことだろう。
「ストV」には何人もの女性キャラクターがいるが、どれもテクニカル……いわば中、上級者向けのものが多いなか、クセの少ないシンプルな技を取り揃えている「さくら」は、初心者でも扱いやすそうな印象だ。「さくら」をきっかけに「ストV AE」をプレイしようと考えているプレーヤーにもうれしい仕様と言える。
ちなみに、直近のシリーズにおいては「さくら」が「ストリートファイターIV」シリーズに登場しているが、その当時に多用されたコンボによる怒涛の攻め、というようなものは本作の「さくら」にはない。比較的落ち着いた立ち回りから、ワンチャンスを狙っていく……いわば「ストリートファイターZERO2」初登場時の「さくら」に近い感じ、と言えば伝わるだろうか。
そんな「さくら」のVトリガーは、VトリガーIが「春嵐(はるあらし)」、VトリガーIIが「桜旋風(さくらせんぷう)」。春嵐の発動中は波動拳が強化され、通常時、射程距離のある波動拳が飛距離無制限へと変化。また、ヒット時にダウン効果がつき、追撃も可能となる。また、VトリガーI発動中のみ必殺技に「萌芽掌(ほうがしょう)」が追加。こちらは打撃技だが、突き出した手で飛び道具をかき消すこともできる。
もう一方のVトリガー「桜旋風」は、咲桜拳ならびに春風脚が強化されるというもの。咲桜拳には発動時に無敵時間が設けられ、反撃手段として活用できるように。また、春風脚についてはヒット後に相手を上方へと蹴り上げる効果がついた。空中コンボも可能で、春風脚の終了動作をVスキル「さくら落とし」でキャンセルから追撃したり、そのまま咲桜拳を使って追撃を行なう、といったテクニカルなムーブも可能だ。
以上の性能から、飛び道具をからめた立ち回り強化を狙うならVトリガーIを、ワンチャスからコンボを狙っていきたいならVトリガーIIを使って行く形になるのではないだろうか。
Vスキルの「春風(はるかぜ)」は単体で使うとただのふんわりとした前方ジャンプ。しかし、そこからジャンプ中に押すボタンによって、打撃技または投げ技へと派生していくのが特徴だ。春風使用後、そのジャンプ中にPを押すと、おなじみの技「さくら落とし」が発動。これはジャンプ攻撃扱いとなっているほか、合計3回までの空中コンボを狙うこともできる。
同じく、春風のジャンプ中にKを押すと「桜華脚」が発動。こちらは空中コンボの追撃のほか、地上の相手を狙うジャンプ攻撃的な使い方も可能で、地上の相手にうまくヒットさせればそこからコンボにも持ち込める。
もう1つ、春風のジャンプ中に弱PK同時押しで発動できる「花信風」は投げ技となっており、ガードしている相手に対する崩しの手段として有効。ただし、しゃがみガードしている相手は花信風で投げられないため、さくら落としと使い分けていくことになるかもしれない。
クリティカルアーツ「桜の雨(さくらのあめ)」は、遠近いずれの場所で相手に当てたかにより技の効果が変化する。遠いときに放つ桜の雨は、いわば真空波動拳という感じの多段型飛び道具。一方、接近時に放つ桜の雨は、ヒット時に打撃技を合わせて繰り出す。後者をコンボに組み込めば、見た目もさることながら、威力も申し分のないものになるだろう。
その他、細かな部分で気づいたところも挙げておこう。攻める際の動きとして、立ち中Pから「振り子アッパー」へ目押しでつなげていくのは有効そうだ。ヒット確認からの必殺技やVトリガーへのキャンセルによって、さまざまな攻めにもつなげていける。守りでは、しゃがみ強Pによる対空が本作でも健在。特殊技の「顎跳ね蹴り(あごはねげり)」の対空と使い分けていきたいところだ。
「ストリートファイターV AE」の注目コンテンツも紹介!
「ストV AE」には新キャラクター「さくら」の追加だけでなく、新たなコンテンツなども導入される。それらについても簡単に紹介していこう。
・「さくら」のキャラクターストーリー
「さくら」のキャラクターストーリーをプレイすることで、「さくら」にまつわるストーリーを見ることができる。
・チームバトル
これまでは1対1のみだった対戦形式に、3対3~5対5、つまり3~5キャラクターを持ちキャラクターにしたチームバトルが行なえるようになった。「勝ち抜き戦」や「星取り戦」の設定、体力ゲージやEXゲージの持ち越し設定、対戦ラウンド設定など細かく設定可能。大会におけるエキシビションマッチなどではとくに盛り上がりそうなコンテンツだ。なお、本モードはオフラインのみ対応とのこと。
・エクストラバトル
期間限定で配信される「エクストラバトル」が追加。これをクリアすることで新コスチュームやファイトマネーが獲得できるようだ。
・ギャラリーモード
アーケードモードやエクストラバトルなどをクリアした際に獲得できる画像や曲はここで視聴できる。各シリーズのエンディングなども収録されており、ストリートファイター30年の歴史を追体験することが可能。とくに200枚以上も描き下ろされているという画像は必見!
CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.