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自転車こいでこいで! 敵を撃破していくVRシューティングバトル「アーティファイト」
「G-Tune:Garage 秋葉原」で汗をかいて、戦いぬけ!
2017年11月2日 23:07
アンビリアル(UNBEREAL)は、現在開発中のガチこぎVRシューティング「アーティファイト」の試遊体験台を、マウスコンピューターが秋葉原に出店している「G-Tune:Garage 秋葉原」で展示する。試遊可能期間は11月3日から11月12日まで。
「アーティファイト」は、HTC Viveのヘッドセットを使ってプレイできるアクションシューティング。他のアクションシューティングとの1番の違いは、移動手段が「自転車をこぐ」という点! フィットネスマシンのようなスピンバイクのペダルをこぐと画面内の自機が動く! 左右への方向転換や敵を狙うのは視線の移動によって行なわれる。このため操作系の基本は、ペダルをこぐこととトリガーを引く2つだけというシンプルなものとなっている。
プレーヤーは、4種類の特徴的な機体から自機を選択し、赤チームと青チームに分かれて対戦する。最大3vs3で戦うことができるが、CPU機体が参加することもできる。今回設置されているのは2台なので、2人で対戦することになる。
選択できる機体は以下の4タイプ。それぞれ連射が可能なノーマルショットと単発だが威力の大きなサブショットが2種類用意されている。さらに、ペダルをこぐとゲージが溜まっていき、満タンになるとさらに強力な「アルティマショット」を発動することができる。
タイプ | マシンの特徴 |
---|---|
FIGHTER | 攻撃力が高く、前線での近距離戦闘が得意 |
GUARDIAN | 防御力が高く、仲間の防衛や相手の足止めが得意 |
SNIPER | 射程が長く、遠距離からの一方的な攻撃が得意 |
RACER | 機動力が高く、相手のかく乱とポータルの破壊が得意 |
フィールドには紫色のポータルがいくつか用意されており、これを破壊するとポイントが入る。さらに、相手チームの機体を攻撃すると、与えたダメージ量によって一定量のポイントを奪うことができる。紫色のポータルは一定時間で再ポップするが、時間経過と共に絶対数が減っていくことになる。つまり、ゲームを開始した時点で紫色のポータルを破壊しあってポイントを稼ぎ、後半では敵との銃撃戦になり、ポイントの奪い合いとなるわけだ。
こういったゲームの展開は、「アーティファイト」がe-Sports寄りのゲームバランスを目指しているところにある。戦い方も思ったより戦略性が重要となっている。敵の背後から攻撃するとより多くのポイントを取ることができる仕様になっているようで、たとえば防御力の高いGUARDIANで敵を引きつけ、機動力の高いRACERで敵の後ろに回り込み攻撃するといった戦法も有効だ。仲間内で声を掛け合ってのプレイも楽しそうだ。現状はボイスチャットは対応していないが、開発要項として既に挙げられており、順次対応していく予定だという。
報道陣を対象とした体験会には同社の前原幸美代表取締役社長がいらしたのでお話を伺ったところ、「アーティファイト」には2つのポイントがあるという。1つは、現状のVRタイトルは体験に主眼を置いたものが多く、1度プレイすると満足してしまうタイトルが多いという問題点に対応するべく、ゲームとして何度も楽しめるコンテンツにしたかったのだという。そういった理由からも、前述のようにe-Sports寄りのゲームデザインであり、バランス取りとなっている。
もう1点は、ゲームを楽しみながらなにか他のことに展開できないかという想いがあったという。「アーティファイト」ではゲームを楽しみながら運動不足を解消することができる。ゲームとして楽しみながら付加価値を提供することを考えアイディアを盛り込んでいったのだという。前原氏は、「自分の視点で展開するVRは、運動と相性がいい」と語り、「アーティファイト」をより洗練されたタイトルとして開発を続けていきたいとしている。
ちなみに……当初、記事タイトルを「ガチこぎゲーム、『アーティファイト』で汗だくになって体験してきた!!」と付けようと考えていたのだが、残念ながら体験することができなかったのだ。実は、現在のバイクの性能では、なんと制限体重90キロまでしか対応できないのだ! ええ、余裕でアウトですとも! 次回のバージョンアップでは制限体重120~130キロにまで引き上げられるということで、ぜひ! ぜひ早急にご対応を!(デブ切実)。
「アーティファイト」は今回、「G-Tune:Garage 秋葉原」にのみ設置されているが、マウスコンピューターによれば今後は他店舗でも設置を検討したいとしている。「アーティファイト」はVRタイトルだが、バイクにまたがってプレイするので、設置面積も狭くてすむ。さらに今後はネットワーク対応も考えているということで、全国対戦も可能となるかもしれない。ぜひとも改良を続けていただき、より楽しめるコンテンツを目指していただきたい。