【特別企画】
新コンテンツ続々! 「PSO2 ニュージェネシス」、大型アップデート「氷壁を穿つ五つの志」実装で復帰してみた
2022年6月25日 00:00
- 【PSO2 ニュージェネシス】
- 現在 配信中
- 価格:基本プレイ無料(アイテム課金制)
セガは、プレイステーション 4/Nintendo Switch/PC用オンラインRPG「PSO2 ニュージェネシス」(以下、NGS)の大型アップデート「氷壁を穿つ五つの志」を6月8日に実装し、新リージョンと新ストーリーなど多くのコンテンツを追加した。
筆者は「NGS」のサービスが始まった当初、友人と一緒にプレイしていたのだが、ストーリーをクリアしたり、ある程度コンテンツを楽しんだら段々とログインすることが少なくなってしまい、そのまま「PSO2」から離れていった経験がある。
しかし今回、約半年ぶりかつ、「NGS」では2回目となる大型アップデート「氷壁を穿つ五つの志」が配信開始。コンテンツ不足だと言われた本作だが、本大型アップデートにより新たなストーリーはもちろん、雪に覆われた新リージョン「クヴァリスリージョン」や、フィールド上で遊べる新コンテンツ「フィールドレース」、新アクション「フローティングボード」・「投擲アクション」などなど多数の新要素が実装された。これにより遊びの幅が広がったであろう「NGS」。この世界をもう1度体験するため、久々に復帰してみることにしたのだ。
本稿では、本大型アップデートの新要素へと到達したその過程や、体験しておもしろかったことなどをレポートしていく。
新リージョン・新アクション・新ストーリー! 新コンテンツ続々登場の大型アップデート「氷壁を穿つ五つの志」を楽しむ
幻想的な雪の世界。新リージョン「クヴァリスリージョン」追加
今回の大型アップデート一番の目玉は、新リージョン「クヴァリスリージョン」の追加だろう。
「クヴァリスリージョン」は、一言でいうと雪のリージョン。第1章で出てきた緑豊かな「エアリオリージョン」、第2章で追加された砂漠の「リテムリージョン」に次いで追加された。
クヴァリスリージョンは完全に雪に覆われた世界となっており、高い山や急斜面が多い印象を受ける。雪が降っていることで動きにくくなることはないが、吹雪が発生するので、リテムリージョンの砂嵐とはまた違った環境の怖さを感じられる。
また、一緒に行動しているアイナの衣装も防寒仕様になっていてとてもかわいい。
クヴァリスリージョンではメインストーリーの第3章をプレイすることが可能となった。第3章のストーリーはリテムリージョンを終え、ダークファルスとの1戦を終えたあとの物語となっている。メインストーリーではクロフォードの依頼でいなくなってしまった「イルマ」を探しにクヴァリスリージョンへと向かう物語となっている。
第3章では、新たにそこで暮らす「メリ」や「クッカ」と出会うことができる。クヴァリスリージョンでは「クヴァリスキャンプ」というアークスの拠点を中心に「イルマ」を探していく。ストーリーの中心は人探しだが、雪と傾斜の世界であるクヴァリスリージョンの中での人探しはなかなか骨が折れる。しかし、人探しの末にたどり着く場所はかなり美しい場所だ。
新たな移動手段と遠距離攻撃が追加。クヴァリスリージョンの新アクション「フローティングボード」・「投擲アクション」
クヴァリスリージョンでは新しいアクションが2つ追加されている。1つ目はボードに乗って移動やエネミーに攻撃できる「フローティングボード」、2つ目はセクションにある「水晶氷」を砕いて敵やコンテナに投げつける「投擲アクション」だ。もともと筆者はこの新アクションを楽しみにしていた。
セクション内を高速で移動できる「フローティングボード」は、敵に突進してダメージを与えることもできるので、移動とともに敵も倒せるという一石二鳥のアクションだ。操作に慣れるまで若干時間がかかるが、慣れてくるとかなり便利な上、爽快感がたまらない。
筆者は「投擲アクション」が新アクションの中でも特に気に入った。「水晶氷」を壊して拾って敵に投げつけるという非常にシンプルなアクションではあるが、戦闘の中に盛り込むと戦い方にメリハリがついてとても楽しい。筆者はメインクラスがハンターでサブクラスがバウンサーというかなり近接に特化したクラスになっているため、「投擲アクション」が増えることで敵エネミーとの距離をうまく切り替えながら戦えるのがとてもよかった。
今回追加された新アクションで戦闘スタイルと移動手段が増え、多くの敵を1人で相手にしても戦いやすくなった印象だ。
さらにクヴァリスリージョンでは、超高難度セクション「レイヨルド峡江」が登場する。「レイヨルド峡江」では、画面が凍りつくような演出が発生し、HPが削られる。慌てて抜け出そうとしても、谷の岩場から入ってしまうと、滑って抜け出すのが困難だ。強い敵もたくさんいるが、迷い込んでしまっても慌てずに出口を探せば何とか生還できた。
多人数でわいわいプレイ! 新コンテンツ「フィールドレース」で走り回る
次はクヴァリスリージョンだけでなく、3つのリージョンで1カ所ずつ実装されている新コンテンツ「フィールドレース」をプレイした。
フィールドレースは、ゴールを目指し、マップ上の決められたコースを走り抜けるコンテンツだ。セクション内にあるオレンジ色のスコアシンボルを集めてスコアをためながら、3つの黄色いチェックポイントを時間内にすべてくぐることでゴールとなる。フィールドレースには最大32人が同時に参加でき、レースという名の通り、クリアタイムと集めたスコアで順位が決まるようになっている。もちろん、フィールドレースのクリアを目指してソロで楽しむことも可能だ。
各リージョンのフィールドレースは、エアリオリージョンは短距離型、リテムリージョンは高低差、クヴァリスリージョンは長距離型という形で分かれている印象だ。筆者はエアリオリージョンとクヴァリスリージョンのコースを何とかゴールすることができた。みんなでわいわいプレイするとかなり楽しいコンテンツだ。
このほかにも、クヴァリスリージョンでの緊急クエストや、各クラスの新スキルといったさまざまなコンテンツが追加されている。
ハンタークラスには、PAを一定時間以上チャージして発動するとそのPAの威力が上昇する「ソードアーツオーバーチャージ」(ソード専用)や、ガンナークラススキルの武器アクションによる回避成功時にカウンターが発生する「スタイリッシュロールカウンターバレット」(ツインマシンガン専用)、テクタークラススキルの通常攻撃段数が最大4段階に増加する「ウォンドアタックエクストラ」(ウォンド専用)などが追加。ほかすべてのクラスで新しいスキルが追加されている。
復帰は想像以上に楽しかった
今回、筆者は第1章の後半から復帰したので、第2章のリテムリージョン、第3章のクヴァリスリージョンにかかるまで一気にプレイ。砂漠と第2章のストーリーを駆け抜けて、雪山と第3章のストーリー終了まで、40時間ほど楽しめた。
ちなみに筆者にはクヴァリスリージョンで好きなスポットがある。「中央クヴァリス」にある川が流れていて、その周辺にたくさんの鉱石が群生している場所だ。真っ白な雪の世界に色とりどりの鉱石がキラキラと輝いているのはとても幻想的だ。これから復帰するプレーヤーはぜひ見に行ってみてほしい。
また、第2章の終了間際ぐらいからエアリオリージョンで発生するダークファルスの緊急クエストに参加できる戦闘力を身に着けたため、「ファンタシースター」シリーズおなじみのダークファルスとやっと対面できた。今回の大型アップデートで実装された新コンテンツではないが、このエアリオリージョンでのダークファルスの緊急クエストは第2章から第3章にかかる中間のストーリーも体験できる。何より「ファンタシースター」シリーズにとっても大切なファクターであるダークファルスとやっと対峙できるというのは非常に嬉しかった。やはり「ファンタシースター」シリーズをプレイする以上「ダークファルス」と戦うというのは感慨深いし「PSO」をプレイしている実感も手応えも感じられた。
また、今回の大型アップデートでプレーヤーが増えているのも感じられた。どこの戦闘セクションに行っても他のプレーヤーがおり、一緒に戦ったのは非常に楽しかった。やはり誰かと一緒に戦うのは楽しい上に張り合いもあり爽快感も増す。「ファンタシースター」シリーズは誰かと遊べるだけで楽しさが増すので、プレーヤーがたくさんいるのはそれだけで嬉しいし、復帰してよかった。
そして、「ファンタシースター」シリーズといえばゲーム内で行なわれる音楽イベントも魅力だ。筆者はたまたまメインストーリーを進めている最中に居合わせたのだが、リテムリージョンにあるリテムシティではライブイベントが開催されていた。その時に感じたのはとにかくほかのプレーヤーがライブを思いっきり楽しんでいたということだ。たくさんの歌楽曲もある「ファンタシースター」シリーズだからこその楽しみ方だなと実感した。
第3章のストーリーまで駆け抜けても、高難度セクションや新しい緊急クエスト、そのほかにも多くのサブタスクがあるため十分楽しめる。ただ、筆者はまだ高難度セクションや新しい緊急クエストに挑戦できるほど戦闘力を上げきれていないので、もう少し頑張ってこの2つに挑戦したい。
今回、思い切って1人で復帰したみた結果想像以上に楽しかった。新コンテンツも確かに楽しかったが、誰かと遊べるというのが何より嬉しかったし楽しかった。ダークファルスを倒しに行くのもやっぱりプレーヤーがたくさんいて、みんなで倒している感じがとても好きだ。
また、「PSO2」の10周年記念オフラインイベント「ARKS EXPO 2022」が7月17日に東京ビッグサイトで開催される。せっかく復帰したので筆者も参加してみたい。今から非常に楽しみだ。
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