【特別企画】
見ていて飽きないユフィがいい! PS5「FFVII REMAKE INTERGRADE」先行体験レポート
ユフィ要素が盛りだくさん「FF7R EPISODE INTERmission」冒頭をプレイ
2021年5月26日 22:00
- 6月10日 発売予定
- 価格:
- 【通常版】
- 9,878円(税込)
- 【Digital Deluxe Edition】
- 11,501円(税込)
6月10日に発売が迫るプレイステーション 5「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」。今回はその目玉となるユフィの新規エピソード「FF7R EPISODE INTERmission」冒頭をプレイできたので、その手触りをお伝えしていきたい。
「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」は、2020年にPS4で発売された「FINAL FANTASY VII REMAKE」のPS5アップグレード版。グラフィックスがPS5用にアップグレードされているほか、ロード速度の向上、フォトモードの追加、そして今回紹介する新規エピソード「FF7R EPISODE INTERmission」を含んでいる。
なお、PS4版を所有している場合は100円(税込)でアップグレードが可能だが、「FF7R EPISODE INTERmission」は含まれていないためプレイするには別途購入が必要となる。価格は2,178円(税込)。
さて、「FF7R EPISODE INTERmission」の最も素晴らしいところは、他でもないユフィを主人公としてとことん堪能できることだ。ボケとツッコミで言えば終始ボケ側の会話、前向きで明るいキャラクター、素早い動きで敵を翻弄していくアクション、それとルーズソックスを含むオリジナル版準拠のファッション。オリジナル版の発売(1997年)から20年以上経過していても、ユフィにはルーズソックスがよく似合う!
描かれる内容は、「FFVII REMAKE」本編の裏側だ。タイミングは伍番魔晄炉爆破後で、ティファたちとクラウドは離れ離れになっている。ユフィはエピソード冒頭で七番街スラムにたどり着くが、そこではクラウドを気にかけるティファやバレットの姿を見ることができる。では、さっそく内容に入っていきたい。なお、本稿は序盤について若干のネタバレを含んでいる。
ユフィならではのアクションと発言に目尻が下がる!
フィールドを探索し、その先に待つ戦闘をこなしてストーリーを進めていく基本的な流れは「FF7R EPISODE INTERmission」でも一緒だが、ユフィならではのアクションは様々にある。
たとえばユフィが持つ手裏剣は、遠くの神羅ボックスを破壊したり、ギミックを動かすことができる。ギミックを動かして道を作ることで、先への道を作ったり、特別なアイテムを入手できる。
金網を伝って渡るなど、忍者らしい軽やかな身のこなしでクラウドたちとはまた違ったパズルやアクションがフィールド上に盛り込まれているイメージだ。
ユフィは基本的に発言が前向きなので、フィールド上での独り言も聞いていて楽しい。ネズミモンスターのバイオラットを「都会のチューチューネズミ?」と独特の言い回しで表現してみたり、敵と遭遇すると「ユフィちゃんのお通りだよ!」、敵を倒すと「いっちょあがり!」など、ユフィ語録をたっぷりと浴びることができる。ユフィファンなら目尻が下がって仕方がないのではないだろうか。
圧倒的強さ、ソノンとの連携!
ユフィの戦闘アクションは近距離でも遠距離でもどちらにも対応できる万能型。手裏剣は遠くから相手に投げつけられるが、特徴的なのは手裏剣が飛んでいる間の攻撃手段が「忍術」になること。忍術はATBゲージを消費して属性変化が可能で、ここで敵の弱点を突いて一気に攻め立てることができる。
また防御手段として、タイミングよくガードするとダメージが大幅に減る、アビリティに無敵の回避技があるなど、近接攻撃向きにもアレンジが効いている。
「FFVII REMAKE」本編では近距離ならクラウドやティファ、遠くの敵ならバレットと使い分けることで戦闘を有利に進められたが、その点ユフィはどんな距離でも対応できる。1人でなんでもこなせる、万能タイプと言える。「チョコボのように舞い……」とユフィ本人が喋るように、必要に応じて敵に迫ったり離れたり、舞うように敵を翻弄するのがユフィの戦闘の楽しさだ。
武器や装備、マテリアなどの扱いに関しては、本編と変わらない。新しい装備やマテリアは道中で見つかるだろうし、装備とマテリアの成長要素もある。これらは本編と同じような感覚で進めていける。
「FF7R EPISODE INTERmission」における戦闘要素はそれだけではない。ユフィよりも年上だが後輩にあたる相棒「ソノン」が大きく戦闘を手助けしてくれる。
ソノンはプレーヤー自身が直接プレイできるわけではないが、本編と同じように行動の指示を出せる強力なキャラクター。連携モードをオンにすることで、2人の攻撃が連携するようになる。
連携モードになると1人の敵に攻撃が集中するほか、2人のATBゲージを1つずつ消費すれば、一部のアビリティは連携アビリティとして強化された連携技を繰り出せる。
連携アビリティはユフィの単体攻撃、ソノンの単体攻撃よりも何倍もダメージが出る。ピンチを一気に逆転できるくらいの爆発力があるので、折を見ては積極的に使っていきたい技だ。
ちなみにソノンだが、ユフィのボケ具合を優しく見守って(ツッコんで?)くれるナイスガイである。冒頭のエピソードだけでもユフィに何度もため息をついていて心労耐えない様子がよくわかるが、しっかりとユフィを先輩として立ててもいる。2人の冒険がどのように繰り広げられるのか、そちらも楽しみだ。
ユフィちゃん要素盛りだくさんで楽しめる新エピソード
七番街スラムでは自由探索の時間もあり、そこでも様々な遊びが詰まっていたのでご紹介しておきたい。
たとえば「コンドルフォート」。オジリナル版の「FFVII」でも登場したミニゲームで、本作では新たなシミュレーションゲームとしてアレンジされている。
ルールは、自動で進むユニットをお互いに配置して、相手の陣地にある拠点を破壊すれば勝利。他のゲームで言えば「クラッシュ・ロワイヤル」などが近い。「アタッカー」、「ディフェンダー」、「シューター」の3種類のロールがあり、配置のタイミングと相性が勝利の鍵だ。
七番街では「コンドルフォート」プレーヤーがそこかしこにいて、彼らを撃破することがサブトーリーのひとつにもなっている。ちなみに配置できるユニットは、フィールド上の宝箱などから新たに入手できる。フィールドを探索し、戦力を整えていくことも攻略では大切になるようだ。
このほかサブストーリーでは、居酒屋「かめ道楽」のポスター集めや召喚獣「ラムウ」への挑戦(クリアすれば獲得)があった。特に「かめ道楽」では七番街スラム全体を巡ることになり、ミニゲームもある。どうも見たことのあるアパートに訪れるなど、本編プレーヤー向けのサービスが豊富だ。
ちなみに今回のプレビューの体験時間は2時間だったが、こうしたサブストーリーを飛ばしつつ、駆け足で進んでやっと最序盤が終わったなという印象だった。期待以上にユフィを堪能できる予感がビシバシするので、すぐそこに迫った発売を楽しみに待ちたい。
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