インタビュー

「FFXIV」プロデューサー吉田直樹氏「パッチ3.1」インタビュー

「パッチ3.1」について。「極ナイツ・オブ・ラウンド」は難しいが楽しいコンテンツ

「パッチ3.1」について。「極ナイツ・オブ・ラウンド」は難しいが楽しいコンテンツ

「魔航船ヴォイドアーク」の外装甲。遠くにエイのようなモンスターが見える
ストーリーのカギを握っているネコは、どこで登場するかにも注目して欲しい

――次に「3.1」で実装されるコンテンツについてお伺いします。まずは新レイド「魔航船ヴォイドアーク」ですが、あれは幽霊船という設定ですが、トレーラーを見ていると海洋生物的なモンスターがたくさん出ていました。あれはどういう設定に基づくものなのですか?

吉田氏: 基本的に「3.0」の空があるエリアは“雲海”という名の海があるという設定です。ですので、外装甲にはその雲海を漂っているモンスターが多いのです。ヴォイドアークの甲板にみんなで降り立って、侵入するまでは割と外なので、そこを泳いでいた雲海のモンスターに襲われるというのが序盤です。

 中に入ってからはシナリオ上、第五星歴時代に建造された船で、とある大災害から人々を守るために作られた船だったのですが、その動力に問題があって……という設定です。大空を彷徨う第五星歴の船に財宝を取りに行こう、という形ではあるのですが、それが一転して結構大変な話になっていくというのが今回のストーリーです。

――今回も3段構えになっているのですか?

吉田氏: 今のところその予定です。クリスタルタワーは古代の民の迷宮を超えてクリスタルタワーを登って闇の世界に入るというもので、基本的には地域がずっと固定されて徐々に上に上がっていくという話でした。今回のヴォイドアークシリーズは、まだヴォイドアークしかないのでそう呼んでいますが、別途シリーズ名を定めます。今回でヴォイドアーク館内の調査は終わり、次はこのヴォイドアーククリア時から繋がる、更なる事件を、追い求めて別の地域に行くことになります。

――ドラヴァニア雲海の奥の方に浮かんでいるもわもわした場所に行くことになるのですか?

吉田氏: どうでしょうね(笑)。今回はヴォイドアークの艦内にある謎を解き明かして、次のレイドではヴォイドアークの根幹となる謎を追うという感じです。

――トレーラーに登場する“ネコ”はどういう役割なのですか?

吉田氏: 序盤からは登場しないです。いつ登場するかも見ていていただきたいのですが、今後の水先案内人には違いないです。彼がヴォイドアークの真相を1番知っているキャラクターですので、彼の言動にご注目下さい。

――トレーラーを見ていると、結構ギミックもあって難しそうにも見えましたが、難易度はどのくらいなのですか?

吉田氏: 闇の世界と変わらないです。闇の世界はフィナーレだったこともあって、ちょっとだけ高めにしたのですが、結局やり応え的にはあのくらいがみんなよかったのかなと。事故ると全滅しかけるくらい、ほどほどの緊張感があって、というイメージです。サボりにくさもあるので、ちょうどいいかなと。最初、わからない時には全滅すると思いますが、理解してしまえばあっさり行けるようになります。その難易度の想定は、今回も変えていません。

――入場に必要なアイテムレベルはどのくらいですか?

吉田氏: 高くはないです。法典装備(アイテムレベル170~)が揃っていれば大丈夫です。

――獲得できる装備のアイテムレベルは?

吉田氏: それについてはパッチノート公開までお待ち下さい。でも、サブジョブには非常に有用なアイテムレベルだと思います。

――禁書強化素材は今回アクセサリー用だけですか?

吉田氏: アクセサリーと装備の強化素材に選択交換可能な「古銭」というアイテムが手に入ります。宝箱ではなく、クリア報酬になるので、宝箱のヴォイドアーク装備を取りつつ、クリア時に「古銭」を入手。それを強化素材に交換という流れです。

「雲海探索 ディアデム諸島」のハードは、FCの飛空艇でしか入れない
トレーラーに登場している巨大な恐竜はレアポップモンスター

――次に「雲海探索 ディアデム諸島」についてお伺いします。いま現在、エアシップボイジャーで飛空艇を育てている人たちと、育てていない人ではスタート地点は違うのでしょうか?

吉田氏: そもそもフリーカンパニー(FC)の飛空艇で雲海探索へ行く場合と、イシュガルドのアインハルト家を通じて行く場合では、選ぶことのできる難易度が違います。FCで行くときのみ、ハードと呼ばれる島に行くことができます。もしFCに所属していないけれど、ハードに行ってみたいという方は、ぜひパーティ募集をよく見ておいてください。FCによってはそのときの探索に足りない人をパーティ募集をしているところもあると思いますので、そこそれらを通じて一緒に行ってもらえれば嬉しいです。それが縁で仲良くなり、FCに入ってもらいたいという気持ちももちろんあります。

 後は、FCの飛空艇でディアデム諸島に探索に行くときには1隻あたり8人、3隻で24人まで同時に同じ島へ探索に向かうことができます。ただ、難易度ハードの島はエアシップボイジャーを通じてその島を発見していないと目的地にすることができません。だからちゃんとエアシップボイジャーをプレイし、飛空艇のランクを上げていれば「3.1」リリース後、比較的早い段階でハードの島を発見できると思います。発見以降はいつでも行けるようになります。

――かなり奥まで探索にいける飛空艇でなければ、ハードの島を発見できないのですか?

吉田氏: ある程度は。ですので一生懸命エアシップボイジャーをやっていた人が先行しやすいかもしれません。

――自分たちのFCでハードに行こうと思ったら、エアシップボイジャーで育てていかなくてはならないのですか?

吉田氏: そうなります。ハードの島は確かに良い宝箱を入手しやすいです。しかし、その一方で敵が強く、モンスターの体力も高いので、あまり強くないパーティーだと、モンスターを倒すのに時間が掛かりすぎたり、全滅するなどのロスをして、結局効率が悪くなる可能性もあります。パーティの実力に合わせた島に行き、モンスターを狩りまくる方が、効率が良くなると思いますので、ノーマルやイージーも選択肢にいれ、話し合うことが大切です。

――トレーラーに映っている巨大な恐竜がハードのモンスターですか?

吉田氏: あいつは条件次第なのでなんとも……。

――レアモブですか?

吉田氏: 出会う機会はそう少なくないと思いますが、カテゴリ的にはレアな部類です。また、何か固有の強力なアイテムを落とすのではなく、あくまで良い宝箱を落とす期待値が高い。張り込んでPOP待ちをして狩る、という遊びではありません。

――ここでアイテムレベル210の装備が出るなら、「零式」を頑張る必要がなくなるということになりませんか?

吉田氏: 考え方次第だと思います……。確率周回やロット勝負など、運の要素が苦にならずに、ワイワイやっているうちに、いつか手に入るさー、と考える方にはとても良い。しかし、時間がなく、実力でアイテムを獲得していきたい方には、やはり零式のほうが安泰です。

――ほほう、出にくいのですか?

吉田氏: アイテムレベル210が出難いかどうかは運次第です。確率ですので、出る人は1回目の探索で手に入る場合もあります。ただ、自分のメインジョブに合ったものが出るかどうか、グリードに勝てるかどうかというのもあります。また、アイテムレベルが210でも、サブパラメータに何が付くかが問題です。近接なのに、スペルスピードがやたら付いているとか……。ただ、210相当の最低基本性能は保障していて、近接DPSの装備ならVITとSTRの値は保証されています。この辺りも“引き”次第ですね。

――出たらラッキーくらいの気持ちですね。

吉田氏: うーん、いや、その言い方よりは良く見かけると思います。ある程度ドロップしてくれないと目標にはならないのでそのあたりのさじ加減はギリギリまで調整しています。

新インスタンスダンジョンは、「3.0」のダンジョンよりもやや上の難易度
「蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」は極蛮神扱いでかなり手ごわいらしい

――新たなインスタンスダンジョン(ID)の難易度はどうなるのでしょうか。「2.0」シリーズの時には、「アムダプール」や「ワンダラーパレス」と、次のパッチで実装された「シリウス大灯台」はかなり難易度に違いがありましたが。

吉田氏: そこまでではありませんが、さすがに今の「フラクタル」や「ネバーリープ」よりは少し難しくなっています。皆さんのILが上がっていることを前提に歯ごたえのあるものにしています。皆さんのILが上がってくれば、また速くお手軽に回れるようになります。僕らが考えているIDの役割は、1日1回こなして確実な報酬をそこで得てから、さて好きなコンテンツをやろう、という位置づけになっています。

――既存のレベル50向けIDから経験値取得はできるようになるのですか?

吉田氏: なります。それに「蒼天のイシュガルド」側のダンジョンも経験値を上げたので、レベリングが楽になります。今はプレイ時間の少ない方には、レベリングが辛くなってきていると思いますので、全体的に調整を施しました。

――極蛮神として追加される「蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」の難易度はいかほどですか?

吉田氏: 結構難しいです。

――「真アルテマウエポン」と比べるとどうですか?

吉田氏: 比べものにならないほど、「ナイツ・オブ・ラウンド」のほうが難しいです。冒頭で「零式」と「ノーマル」の間に何かあったらという話がありましたが、まさにそこの位置づけになっています。もともとは3層をなかなか越えられず、モチベーションの維持が辛い、という方に向けてと話していましたが、さすがにそれでは難しすぎるだろうと。零式1層はもう大丈夫だね、という人たちにちょうどいいくらいかと思います。零式3層が難しすぎる!という方は、結構いい武器が出ますので、ぜひ「極ナイツ」で武器を取って零式3層、4層を突破していただきたいです。

――それでは「極ラーヴァナ」よりも強いですか?

吉田氏: 強いですね。フェーズが10個ありますので、一歩ずつ後略に向けて進んでいくことになると思います。

――かなり手ごたえがありそうですね。

吉田氏: コンテンツとしてはすごく面白く仕上がったと思います。もともとの「ナイツ・オブ・ラウンド」もそうでしたが、「2.0」シリーズのギミックの集大成になっているので、今までレイドや極蛮神をやってきた方たちには、これはあれで……これとあれが組み合わさっている……という感じでギミックを楽しんでいただけるかなと。DPSチェックはそれほど高くはないです。

「アニマウェポン」と「聖アンダリム神学院記」は「3.15」で追加

イシュガルドにある「聖アンダリム神学院」。現在も入ることだけはできる
ゲロルトは「アニマウェポン」のストーリーにも絡んでくるのだろうか?
今は廃墟のイディルシャイアも、レブナンツトールのように発展していくのだろうか?

――あまり情報が出ていない新しいゾディアックウェポンについてですが、何か話せることがあれば教えてください。

吉田氏: 名称は「アニマウェポン」になりました。スタートは「3.15」からになります。

――1パッチ後からなのですね。今までベータを作っていた人にはアドバンテージはあるのですか?

吉田氏: ゼータを持っていれば、ゼータと引き換えにではあるのですが、1ステップ目をまるごと飛ばすことができます。新ジョブについては、ゾディアックウェポンがそもそも存在していないこと、また3.0でメインジョブを切り替えた方もいらっしゃると思いますので、どれかのゼータを完成させていれば、お好きなジョブのアニマウェポンをの1ステップを飛ばせるようにしてあります。世の中にはゼータを7本とか持っている方もいらっしゃるので、その方はお好きな7ジョブ分の1ステップ目を飛ばせますね(笑)。

――その飛ばせる1ステップ目は結構大変なのですか?

吉田氏: 結構大変です。飛ばせて良かった、と思えるくらいには……。とはいえ、「3.1」でゾディアックウェポンを作りやすくしていますが、それでも今からゾディアックウェポンを作るよりは、アニマウェポンを最初からやったほうがいいと思います。ゼータ目前の方は「3.1」が来たらゼータにしたほうがいいかなと思います。

――ゲロルトはまた登場するのですか?

吉田氏: 彼はゲスな人間でも、腕の良い職人ですからね。割とゲロルトは良いキャラに育ったと思います。ヒルディほどのカットシーンは作ってないですが、うまく味のあるキャラになったと思います。ちゃんと育ててという話はしているので、今後にご期待下さい。ロウェナも強欲な石交換おばさんだけで終わらない状態にはできたので、あのあたりはもう少し続けられればという話はしています。

――アニマウェポンにもまたアートマ集めのようなものがあるのですか?

吉田氏: さあ、どうでしょう……。また長く続きますので、あまり根を詰めて燃え尽きないようにご注意を。

――「聖アンダリム神学院記」については話せることがありますか?

吉田氏: それも「3.15」スタートの新しいサイドクエストシリーズです。ヒルディのシリーズではありません。「FF」には意外と学園ものシナリオがいろいろとあるので、ちょっと学園ものふうのドラマが始まります。

――「ドラゴンクエストX」の「アストルティア学園」のように、光の戦士が生徒になって入学するのですか?

吉田氏: そっちではないです。学生たちの物語に参加します。

――今度はその学園の生徒がいろいろと笑わせてくれるのですか?

吉田氏: いえ、ギャグではないので。

――ギャグではないのですか?

吉田氏: ギャグ担当はもう別にいるので(笑)

――ギャグ担当の“彼”は今どこで何をしてるのですか?

吉田氏: うーん、どこかの浮島にでも突き刺さってなければいいのですが……。

――「聖アンダリム神学院記」はどういったストーリーになるのですか?

吉田氏: いわゆるジュブナイル系なのか……なぁ。

――すがすがしい話になるのですか?

吉田氏: ぜひプレイしてお確かめください。

――ドマ少年冒険団のクエストは新しいものが入りますか?

吉田氏: 今回はお休みです。

――次回は「3.2」ですか?

吉田氏: あのクエストの担当者は実はシナリオチームではないのです。クエスト実装のリードスタッフで、彼が「余裕があるときに作ります(キリッ)」と言っていますので、ご声援をお願いいたします(笑)。

――イディルシャイアにいる子どもミコッテも、今後どういうシーンで出てくるのか気になります。

吉田氏: あちらも何か開発チームの一部が計画しているようです。いい加減仕様書を出せ、と僕が怒っているくらいです。

――将来的に何かに出てくる?

吉田氏: 仕様書が面白ければ……。あとはイディルシャイアもまた発展しますので。

――というと「3.1」で変わるのですか?

吉田氏: 変わります。

VRのタイタン戦は、将来への道筋を探る挑戦だった

「VRは参加者が全員同じ環境のイベントなどではとても面白いコンテンツになるが、プレーヤーの環境がバラバラだと喧嘩になってしまう」と吉田氏

――東京ゲームショウでPlayStation VRのタイタン討伐戦をプレイしましたが、既存コンテンツのVR化の可能性を感じさせる素晴らしいコンテンツでしたね。

吉田氏: 良い記事をありがとうございました。うちのマネジメントチームがすごく感激していて。今回VRタイタン討伐戦に対しての僕らの意図は、“今あるゲーム体験がVRを通してどう変わるのか”ということでした。ドライかもしれないですが、商売抜きにはどうしても考えられません。面白いかどうかは別として、VRに特化したゲームを作るということはある意味簡単で、お金さえかければある程度のものはできます。しかし、かけた資金の回収はどうするんだ、ということがついて回ります。

 やはり今までの既存の遊びが、VRによってどうかわるのか、それを体験した人がどう思うのか、それををきちんと自分たちもプレイしてみないとこの先の将来がわからないと考えました。そのテーマに沿って、「FFXIV」らしい操作感を残したまま、あえて極端にVRに特化せず、「どう体験が変わるのか」を見極めたかったのです。ですからGAME Watchさんのレポートに、「FFXIV」を知らない人に「100%ネガティブになるのは当然だ。でもそんなものは全く気にする必要がない」と書かれていたことに、マネジメントチームは感激していたのです。

――それは良かったです(笑)。実際やってみてどのような感想を持ちましたか?

吉田氏: 面白いとは思いました。確かに「体験が大きく変わる」という手応えもありました。しかし、予想したとおり、実際に作った上でも「既存のプレイをVRに置き換える」というアプローチの場合には、場所限定のアトラクションの方が向いていると感じました。

――それでは本編に実装することはなさそうですね。

吉田氏: 今のところないです。例えば次のファンフェスティバルで、SCEさんと一緒にもう少し最適化したタイタンを並べて、ファンフェス会場限定で、「FFXIV」プレーヤーみんなでやってみよう、というのは大いにアリだと思うのです。それをスペシャルイベントとして色々な地域でやるのは大賛成です。しかし、実際に商売とするのなら、「FFXIV」のリソースを使いつつ、ひたすらエオルゼアの中を観光して癒やされるとか、ひたすらミコッテを愛でるとか、そういうゲームにしないとたぶんダメだと思います。

――「VRタイタン討伐戦」は予想通り賛否両論ありましたが、私はすごくポジティブな印象を持ちました。「既存のコンテンツはVR化しても楽しめない」という定説があって、本当にそうかどうか、朝一で並んで体験したのです。私はすごく楽しかったんですが、ほかの人は、ウチのVRライターも含めてピンときていない。それは「FFXIV」をやったことがあるかないかの差だったんですね。

吉田氏: 全員が同じ環境下でやるという場所限定さと、同じ境遇の人たちで集まっているという一体感があるから楽しめるのだと思います。純粋に「FFXIV」がVR対応したとなれば、とある人はガチゲーミング環境下でプレイし、とある人はVRでプレイしている、これではコンテンツ内で喧嘩になってしまいます。

 アーケードゲーム的に300円支払って、みんなでVRを付けてという形なら完璧だと思います。VRはとても魅力的で、僕自身は可能性を大きく感じます。しかし、インターフェイスがバラバラで、環境もバラバラな状態の中でマルチプリエするわけにはいかない、ということです。

 個人的にはシューティングゲームを作ってみたいと強く感じました。360度空間の中で、VR専用の4人対戦で。それをゲームセンターではなく、家庭に持ち込む、というのが最大のハードルですね。

――最後にファンへのメッセージをお願いします。

吉田氏: いつものパッチからは3、4週間ほどずれて、ずいぶんお待たせしてしまいました。これからさらにボリュームのあるパッチや、スムーズに「4.0」を開発することを念頭に置き、この先の「FFXIV」のために費やした時間でもあります。プレーヤーの皆さんには今回遅くなった分は、今後のアップデートで少しずつお返ししていきたいと思います。

 パッチ「3.1」は、「3.0」がリリースされて「ちょっと足りないな」と思っていた部分、例えば「『零式』があって、『ノーマル』があるのはいいけれど、その間の難易度で8人で戦えるものがないよね」、「IDがあって、8人極やレイドはあったけれど、みんなでワイワイいけるものがなかったよね」、「今までの『FFXIV』の中には、自由度が高くて、みんなで話し合いながら探索できるものが無かったよね」、「とにかくレアモンスターを倒して、アイテムドロップを狙うという考え方がなかったよね」などなど、これらの声にお応えするパッチになっています。ぜひ色々なコンテンツを、それぞれのプレイスタイルに合わせて選択して遊んでもらえれば嬉しく思います。

 特に「雲海探索 ディアデム諸島」は今の時代のコンテンツドリブン型のMMORPGではないパターンの遊びになっています。できるだけルールを付けず、皆さんでルールを決める、という方針で開発していますので、ぜひフィードバックをたくさんいただき、今後に活かしていきたいと思います!

――ありがとうございました。期待しています!

(石井聡)