インタビュー

「World of Tanks」APAC FINAL日本代表Caren Tigerインタビュー

最後まで諦めなかった若虎たちが熱戦を振り返る

4月8、9日開催

会場:EcoARK in Taipei Expo Park

 「World of Tanks」のアジア大会「Wargaming.net League APAC シーズン II ファイナル 2016 - 2017」(以下、APAC FINAL)に2シーズンぶりの出場を果たしたCaren Tiger。半分ほどの選手が入れ替わり、新体制で再スタートしている同チームだが、久々の国際大会は準決勝で惜敗という残念な結果となった。

 若虎たちは、APAC FINALをどのような心積もりで戦い、戦いを通じてどのような収穫が得られたのか。試合後控え室に引き上げてきたCaren Tigerの選手達に、短い時間ながら話を聞くことができたのでインタビューをお届けしたい。なお、彼らの熱戦の模様についてはAPAC FINALレポートにまとめているので合わせて参照いただきたい。

良かったところは「最後まで諦めなかったところ」

リーダーのAki00v選手(右)と、Yupa選手(左)
試合が終わり控え室に戻る「いやあ、もったいなかったなあ、勝てたなあ」とYupa選手が悔しそうだった
今回のベストな作戦として挙げたBat.-Chatillon 25 tを自走砲で隠してキャップする作戦
キャップ勝ちを狙うMausを挟み込むAki00v選手のBat.-Chatillon 25 t
インタビュー後は早速Twitchの動画を見ながら反省会に入るCaren Tiger
途中からなぜかTeam Efficiencyのメンバーも加わる。実は彼らは非常に仲が良い

――お疲れ様でした。試合の感想を聞かせて下さい。

Caren Tiger: 経験が足りなかった、経験不足でしたね。オフラインでやるというのもひとつだし、海外で、しかもこういう暑い環境でやるというのも慣れてなかったので、集中力を欠いた部分があったかもしれません。

――試合では緊張しましたか?

Caren Tiger Aki00v選手: みんな口には出さないけど、相当緊張していました。

Caren Tiger Opelisk選手: ope 外から見ていると、明らかに会話が少なかった。

Caren Tiger Aki00v選手: そう。NadekoやHellkuraiなど新メンバーについては、本来の力が出し切れてなかったかな、もうちょっと出して欲しかったなというところがありました。

――昨日の出場チームインタビューで、色んな戦術を考えてきているのでそれを楽しみにして欲しいという発言がありましたが、実際、色んな戦術が見られておもしろかったですが、作戦はどの程度うまくいったんですか?

Caren Tiger: 勝ったラウンド! ムロヴァンカ! ムロヴァンカの自走砲で隠す奴は惜しい試合で、あれが僕たちの作戦の中で一番のものでしたね。

――APAC FINALで良かったところは?

Caren Tiger: 良かったところは、不利な展開から盛り返して勝つという、最後まで諦めなかったところですね。ステップとかプロホロフカにしても落としていてもおかしくなかった試合で最後まで諦めずに勝ちに繋げることができたことです。特にステップは、Ru251とBat.-Chatillon 25 tでうまく挟み込んで勝てた試合は良かったです。序盤で自走砲の一撃がBat.-Chatillon 25 tに貫通して撃破されて士気が下がったんですけど、あそこからよく盛り返せたなと。

――特にRu251で5輌も撃破したmoudame選手が良かったですね

Caren Tiger: そうですね。あと映像には映ってなかったみたいなんですけど、あと1発でやられるという状態で、フルヘルスのBat.-Chatillon 25 tを相手に30秒ぐらい岩の周りをぐるぐる回っていたんですよ(笑)。

――それは知られざる殊勲賞ですね。逆に悪かったなというところは?

Caren Tiger: 序盤のコミュニケーションミスですね。緊張しているところもあったけど、出るべき所に出ない、行くべき所に行かない、逆に行きすぎるとか。ヒンメルスドルフの攻撃ではMaroが出過ぎていたし、ムロヴァンカの防衛では、相手を見つけるところまで行って、相手のキャップルートを読むというのがセオリーなんですが、そこで1人2人出過ぎてしまってダメージを取られるとか。キャップ入ってからでも遅くないのに、その辺が良くなかったですね

――序盤では観戦していたopelisk選手から「冷静さを欠いている」と言っていたのですが、そういうところはありましたか?

Caren Tiger: そうですね。序盤のムロヴァンカに関してはもっと落ち着いていれば2本ともとれたかも知れない。相手が練習の通りに来ればあれでも良かったんですけど、練習の通りには来なかったので、そのときに作戦を練り直さないといけなかったんですけど、そこで判断ができている人とできなかった人にわかれたかなと。

――試合会場はとても暑かったですが、その影響はありましたか?

Caren Tiger: 試合中は夢中になっているので特にないですが、途中のインターバルの時に暑いなと思いましたね。

――これから行なう反省会ではどういったことを話し合いますか?

Caren Tiger: 全体ですね。マップ毎の細かいところもそうですけど、全体の雰囲気、声出しとか、そこも含めて来シーズンに向けて話し合っていきたいです。

――これでCaren Tigerの2016-2017シーズンは終わりましたが、来シーズンの目標は?

Caren Tiger: APAC FINALでのリベンジ、Grand Finalsへの出場を目標に頑張っていきたいと思います。

――試合中も、Twitter等で応援している日本のファンも多くいました。ファンに向けてメッセージを。

Caren Tiger Aki00v選手: 期待に応えられなかったのは申し訳ないですけど、これで終わりではないので、次のシーズンではまた1から頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いいたします。

――これからも頑張って下さい。ありがとうございました。