使って試してみました! ゲームグッズ研究所
連載第330回
メガドライバー必携のiPhoneカバー登場!!
某カセット風3DSカードケースやPS Vita 2000用グリップを試す
(2014/1/8 02:18)
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
新年明けましておめでとうございます。今年もたくさんのゲームグッズを試してお届けしていく所存ですので、よろしくお願い致します。
さてさて、新年1発目の今回は、3つの製品を試してみた。海外メーカーTOMMOが発売するiPhoneカバーのセガハードウェアシリーズから「Mega Drive “System” Case」を、2つ目はデイテルジャパンより発売されている某カセット風3DSカードケースを、さらに同じくデイテルジャパンよりPS Vita 2000用のグリップアタッチメント「アシストトリガーグリップ」を試してみた。
【今週のおしながき】
メガドライバー必携!? iPhoneの外観を初代メガドライブにできるこだわりのシリコンカバー
往年のセガハードをリアルに再現したiPhone 5/5s用のシリコンカバーケース「Mega Drive “System” Case (JP Ver.)」。「JP Ver.」とあるが、海外向けの同製品はメガドライブの海外版名称である「Genesis」をモチーフにしていたのだが、「JP Ver.」では初代メガドライブになっているため。なお、今後には「メガドライブコントローラー」、「セガサターン」、「ゲームギア」も発売予定だ。
パッケージには、メガドライブを再現したシリコンカバーの他に、メガドライブのロゴや本体シルエットがデザインされている画面保護フィルターもセットになっている。フィルターもセットで貼れば、前面・背面ともにメガドライブ一色のiPhoneに仕立てることができるというわけだ。
カバーの素材は全体がシリコンで、背面と側面を覆う形状。なんと言っても特徴はその背面で、背面カメラの開口部がある以外はまさにメガドライブそのもの。カートリッジスロット周りの丸い膨らみもしっかり再現されていて、左下には電源スイッチ、リセットスイッチ、ボリュームの特徴的なスイッチ類もしっかり作られている。ただそのぶん、重量は約48gとそこそこにある。
側面は、電源ボタンと音量調節ボタンはカバー越しに押す作りで、サウンドオン/オフスイッチのところは開口されている。底面は大きく開口されていて、スピーカー、マイク、ヘッドフォンジャックを使えるようになっている。
実際にiPhone 5に装着して使ってみた。まずは付属の画面保護フィルターの貼り付けていくのだが、フィルターは画面外の上下も含めた全体に貼り付ける作りになっていて、フロントカメラや受話口、ホームボタンの箇所は開口されている。そのため、位置合わせが少々難しいところがある。開口位置やフィルターのサイズはしっかりと合っているので、ホームボタンで位置を、左右のフチで角度を合わせるようにするとキレイに貼れた。フィルターそのものはツヤのある光沢タイプで透明度も充分に高い。ただし、指紋跡が少し目立ちがちなところがあった。
続いてシリコンカバーを被せる。カバーはシリコンが柔らかめで、iPhone本体への締め付けもそれほど強くはなく、手軽に被せやすい。だが、しっかりフィットし、手で持っていてもズレることもない。ほどよく固定される。ただ、底面が大きく開口されているのでホームボタン下の細い部分だけは、少しめくれがち。ポケットにしまう時にこの部分をひきずって伸びたり破損したりしないよう気をつけた方がいいかもしれない。
フィルターとシリコンカバーを着けたその外観は正面も背面もインパクト抜群。特に背面はただのプリントなどではなく膨らみや溝などがしっかり付けられている造形が、目を引く。少々重さや厚みが少し気になるところはあるが、カートリッジスロット周りの膨らみが手にフィットして持ちやすくなるという以外な効果もあり、使い心地は良好。カバー越しに押す電源ボタンやボリュームボタンの反応も良好だ。
海外メーカーTOMMOによるセガハードウェアシリーズ「JP Ver.」第1弾のメガドライブカバーだが、メガドライブの造形は凝っていて、シリコンカバーとしてもしっかりとした作り。オリジナルプリントになっている画面保護フィルターの存在も嬉しく、合わせて使うと愛着の持てる仕上がりになる。往年のメガドライバー諸氏はもちろんのこと、ゲームが好きでユニークなiPhoneカバーを探しているという方にもオススメだ。
レトゲームファン必携!? 往年のファミカセに3DSゲームカードをしまえるカードケース
昨年にはレトロ風味のハードカバーなど、懐かしさを感じるゲームグッズを発売したデイテルジャパンだが、今度は3DS用ゲームカードのケースを発売した。その見た目はなんと、あのカセット! 色はレッド、ブルー、イエローの3色となっていて、今回はイエローを試してみた。
形状はもとより、初期のカセットを彷彿とさせるタイトルラベルが貼られ、背面も注意書きのラベルがしっかり用意されている(注意の内容はこのカードケース用のものになっている)。素材は本物とは違い、少し柔らかい。素材の明記がないが、おそらくポリプロピレンを使用している(PP素材。他の3DS用カードケース等でも主にこの素材を使っている事が多い)。
底面から開くと、中に3DSゲームカード6枚を収納できるようになっていて、3DSに付属しているような伸縮タイプのタッチペンも1本収納できる(3DS LL付属のタッチペンはスペースが足りず入らない)。
ゲームカード収納はカード右上の突起の部分と左下の角で固定するようになっていて、着脱の感触は少々硬め。カードの金属接点側に指を入れて外すようになっているので、接点側に頻繁に触ることになるのはちょっと気になったところだ。
なんと言ってもその見た目の面白さが光るカードケース。いくつか購入して棚に並べてしまってみると、色とりどりのファミコンカセットが詰まっていた懐かしい光景が蘇る。同社の「レトロフェイスケース」と併せて使うとより雰囲気も出るので、このデザインに惹かれる人はぜひチェックして頂きたい。
PS Vita 2000ユーザー向けのスタンダードなグリップとトリガー式L/Rボタンを備えたグリップアタッチメント
PS Vita 2000こと、PSH-2000用のグリップアタッチメントがいよいよ登場してきた。今回試してみたのは、一番最初に発売が確認できたデイテルジャパンの「アシストトリガーグリップ(PS Vita 2000用)」だ。カラーバリエーションはブラックとホワイトがあるが、今回はホワイトを使ってみた。
スタンダードなハの字型のグリップアタッチメントで、L/Rボタンのところが押下ストロークの深いトリガーになっているのが特徴。ABS素材でできているが、表面はツルツル滑らかな鏡面加工になっている。形状も角がなく丸みがあり、表面加工もさることながら外観の印象も滑らかなものになっている。重量は約58g。
天面と底面は大きめに開口されていて、グリップを着けたままでも各種の端子やスロットにそのまま触れるようになっている。L/Rボタンはトリガーパーツ越しに押す作りになっていて、背面側に伸びている縦長の形状によって、より自然な持ち方でL/Rを押し込めるようになっている。
実際にゲームプレイ等に使ってみた。着脱はL/Rボタン側から枠に差込み、はめ込むだけと手軽。装着後のガタつきもほとんどなくフィット感は良好だ。ただ、底面側のグリップ付け根あたりにパーツの継ぎ目が広がっているところがあり、特に使用上の問題はないものの見た目としては気になるところだろうか。
手で持ってみると、ツルツル滑らかな手触りが独特ながら、グリップの形状はとてもよく出来ていて、手の平にしっかりと馴染む。スタンダードなハの字型の形状、グリップの大きさ、ともにバランスが良い。
L/Rトリガーにはスプリングによる反発がついているのだが、それは少々硬めの感触。押し込みのストロークは約3.5mmほどあるが、そのうち2mmほどまで押し込むとボタンが反応するという具合で、感触が硬めな事もあり、グッと力を入れる感じになる。ここはもう少し柔らかい方が扱いやすかったかもしれない。
スタンダードなハの字型のグリップで、ホールド感が良く、クセがなく万人向けなグリップだ。長時間のプレイも楽になる。特徴であるトリガータイプのL/Rボタンは、ボタン位置はより自然な位置になっているものの、押し込みの硬さは少し気になるところがあるが、そちらも不満というほどのものではない。初のPS Vita(PSH-2000)用のグリップということもあり、より快適にプレイを楽しみたい人はぜひチェックしてもらいたい。