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「Evolve」、戦いの鍵を握る重要クラス「トラッパー」の詳細情報を公開

各種スキルでモンスターを捜索し、「モバイルアリーナ」で敵を閉じ込めろ!

3月5日発売予定



価格:7,700円



CEROレーティング:D(17歳以上対象)

 2KとTurtle Rock Studiosは、3月5日に発売を予定しているPS4/Xbox One/Windows用マルチプレイサバイバルアクションシューター「Evolve」の最新情報を公開した。

 今回公開された情報は、4種類のハンタークラスの中で、モンスターの捜索と封じ込めを得意とする「トラッパー」クラスについて。進化するために逃避行動を取るモンスターを早期のタイミングで補足し、ドーム状の牢屋を構築する「モバイルアリーナ」で封じ込め、決戦に挑むという、もっとも「Evolve」らしいクラスと言える。

巨大なドームを展開する「モバイルアリーナ(Mobile Arena)」

 3人のトラッパーは、何れもモンスターを巨大なエネルギードームに閉じ込めることを可能にする「モバイルアリーナ」を装備している。ハンターチームの勝敗はトラッパーが放つこのドームが鍵を握ると言っても過言ではない。

 モバイルアリーナは、投擲後に半径50メートルのドームを60秒展開するグレネード型のデバイスで、再使用には60秒のクールタイムが必要となる。また、モンスターの捕獲に失敗した場合は、装備ボタンの長押しでドームを解除することができるので覚えておこう。

 なお、モバイルアリーナの展開中にトラッパーがダウンした場合は、ドームが解除されることから、トラッパーはモンスターの標的にされやすい。トラッパーはシールドやクロークといった、モンスターの攻撃を直接回避する手段を持たないため、モバイルアリーナの展開中はチームの支援に回りつつ、まずは生き延びることに集中しよう。

【モバイルアリーナ】

心強い相棒「デイジー(Daisy)」を連れた女性トラッパー「マギー(Maggie)」の特徴とスキル

マギー(Maggie)
MACHINE PISTOL
HARPOON TRAP
PET TRAPJAW

 1人目のトラッパー「マギー」は、モンスターの行方を優れた嗅覚でかぎ分け自律行動するペット「デイジー」を連れた女性ハンターで、4つあるスキルのうち1つがパッシブな「デイジー」に占められているためマッチ中の手数が少なく、トラッパーの役割を学ぶ入門に適している。

 まずは、モンスターを追跡する「デイジー」の行動を理解し、モバイルアリーナを展開する適切な距離やタイミングを学ぼう。モバイルアリーナによるモンスターの捕獲に成功すれば、敵の動きを抑える“Harpoon Trap”を設置することで、さらに有利な状況を作り出すことができる。

・近~中距離戦に秀でリコイルが強い“MACHINE PISTOL”

 マギーが装備する唯一の武器“Machine Pistol”は、良好なダメージと連射率を誇る一方で、リコイルが強く集弾率にばらつきがあることから、近~中距離戦闘においてその力を発揮する。強いリコイルを抑えるためにバースト気味な射撃を意識し、正確にモンスターの弱点を狙うよう心がけたい。

・モンスターの自由を奪う設置型の罠“HARPOON TRAP”

 “Harpoon Trap”は、モンスターを射程内に捕らえた際に行動の自由を奪う銛を打ち込む設置型の罠で、同時に5つまで地面に設置することができる。

 “Harpoon Trap”に捕らえられたモンスターは、射出された銛を攻撃することで解除できることから、モバイルアリーナ内での戦闘時には、モンスターを中心に円で囲むように罠を設置したい。

 また、モンスターの追跡中は、敵が通る可能性の高い曲がり角や通路に罠を設置しておくことで、モンスターの行動を邪魔することができる。また、“Harpoon Trap”は神隠しで奇襲を仕掛けたレイスに反応し、その場に留まらせておく効果を持つほか、空を飛ぶクラーケンに対して高い効力を持つことも覚えておきたい。

・モンスターを追跡する心強い相棒「デイジー」がチームに加わる“PET TRAPJAW”

 マギーを象徴する“Pet Trapjaw”は、5人目のハンターとも言えるAI操作のペット「デイジー」を従えるスキルで、プレーヤーによる操作を必要としないパッシブスキルとなっている。

 「デイジー」は、スニーク中のモンスターでさえ嗅ぎ分ける優れた嗅覚を活かした追跡と、ダウンした味方を回復させる能力を持っており、体力バーの上に表示されるアイコンの種類によって行動の内容を判別することができる。

 足跡アイコンはモンスターの痕跡を発見し追跡中であることを示し、“!”マークが表示された場合は付近にモンスターが存在していることを表している。このアイコンはトラッパーのみならず、全てのハンターが覚えておくべき基本の1つだと言えるだろう。

 ハンター側のプレーヤーがある程度ゲームに慣れ、追跡の基本を習得してしまうと、「デイジー」の追跡速度をプレーヤーが追い越してしまうケースが多く見られる。モンスターがステルスを多用し痕跡を隠した場合は、「デイジー」の嗅覚が頼りとなることを念頭において、チーム全体がばらばらに行動しないよう気を付けたい。

 また、チーム内にラザラスが参加している場合は、「デイジー」がメンバーの蘇生を控えることも覚えておこう。

広範囲なモンスターの検知を得意とする「グリフィン(Griffin)」の特徴とスキル

グリフィン(Griffin)
GAUSS SMG
HARPOON GUN
SOUND SPIKE

 マギーのキャラクターマスターを成長させることで使用可能となる2人目のトラッパー「グリフィン」は、広範囲な索敵を可能にする“SoundSpike”と直接モンスターを拘束することができる“Harpoon Gun”を特色とする。

・扱いやすさに秀でるサブマシンガン“GAUSS SMG”

 威力と連射率に優れる一方で扱いやすさに難のあったマギーのマシンピストルに比べ、グリフィンの“Gauss SMG”はリコイルが低く、精度に優れる取り回しの高さを特色とする一方で、ダメージが低く設定されている。

 直接戦闘時は他の装備によるサポートを優先した上で、“Gauss SMG”を利用したい。射撃時は扱いやすさを十分に活かし、弱点を狙うよう意識しよう。

・モンスターの行動を直接妨害し拘束する捕鯨砲“HARPOON GUN”

 モンスターの行動を妨害するグリフィンの罠は、“Harpoon Gun”と呼ばれる捕鯨砲で、巨大な銛を直接モンスターに打ち込むことによって、他のトラッパーに比べてより直接的で素早い拘束を可能にする。

 “Harpoon Gun”の最大射程は40メートルで、射出後のトラクタービームが射程を超えて7メートル以上伸びたり、モンスターとグリフィン間の視線を地形が遮った場合にはトラクタービームが切れて拘束が解けてしまう。

 戦闘時におけるグリフィンはこの40メートルを1つの規準として行動し、生存率を確保しつつ、モンスターの行動を可能な限り妨害したい。また、高台からモンスターを見下すことができる位置が“Harpoon Gun”の利用に優れていることも覚えておきたい。

・センサーによる広範囲な索敵を可能にする“SOUND SPIKE”

 グリフィンは、センサーを搭載した“Sound Spike”と呼ばれる杭を地面に打ち込むことで、モンスターが発する移動音を検知しHUDに表示することができる。

 このセンサーの効果範囲は半径50メートルに及び、同時に5つまで設置できる。この効果範囲はHUDのマップ表示を切り替えることで確認でき、効果範囲が重ならないよう上手く配置することで、マップを広範囲にカバーすることが可能だ。一方、モンスターは“Sound Spike”を容易に視認し、これを破壊できることから、設置する際は草むらや狭所など、一見して分かり難い場所を意識しよう。設置する場所は、野生動物が多く生息するモンスターの餌場や交通量の多い交差地点が効果的だ。

 また、50メートルの効果範囲はモバイルアリーナの大きさに等しいことから、捕獲に成功した場合はドームの中央付近に“Sound Spike”を1本打ち込んでおくことによって、モンスターを絶えず視界に捕捉することが可能となる。これはチーム全体のパフォーマンスを向上させる大きな効果を持つため、モバイルアリーナと常にセットで展開できるよう心がけたい。

モンスターを追跡可能な発信器を射出する「エイブ(Abe)」の特徴とスキル

エイブ(Abe)
CUSTOM SHOTGUN
STASIS GRENADES
TRACKING DART PISTOL

“エイブ”はグリフィンのキャラクターマスターを成長させることで使用可能となる3人目のトラッパーで、トリッキーな装備の数々を利用しモンスターを狩り立てるアグレッシブなプレイを特色とする。

・強力なダメージを与えるショットガン“CUSTOM SHOTGUN”

 バックショット(散弾)を利用するエイブの武器“Custom Shotgun”は、射撃する間隔に応じて変化する精度と強力なダメージを特色とする。

 “Custom Shotgun”を連射した場合、精度が大きく落ちてしまうが、狙いを定め、一定の間隔をおいて発砲することによって、より精度の高い射撃が可能となっている。

 さらに、モンスターを拘束する“Stasis Grenades”を先に投擲しておけば、“Custom Shotgun”をより効果的に運用することができるだろう。

・モンスターを拘束し移動力を低下させる“STASIS GRENADES”

 エイブが敵の移動を妨害するガジェットは、“Stasis Grenades”と呼ばれるグレネードで、投擲した箇所にモンスターを拘束する範囲エフェクトを一定時間発生させる。

 効果範囲内に進入したモンスターの移動力を最大で15秒間低下させることが可能だが、モンスターが効果範囲から離れた場合は効力が失われてしまう。“Stasis Grenades”は最大で5つまで設置できることから、効果範囲を重複させずにモンスターの移動を妨害できるよう経路を予測しつつ投擲しよう。

 また、対クラーケン戦時には高い崖や高所に“Stasis Grenades”を放つことで、クラーケンの飛行を制限するエリアを効果的に作り上げることが可能だ。

・モンスターや野生動物にGPSセンサーを打ち込む“TRACKING DART PISTOL”

 “Tracking Dart Pistol”は、GPSセンサーを射出することで対象の位置をHUDに表示するエイブの追跡用ツールで、モンスターに直接打ち込むだけでなく、餌となる野生動物や死体に仕込んでおくことで捕食後のモンスターまで追跡可能にする非常に優れた装備だ。

 また、ハンドガン風の見た目に反して、射程や射撃精度は優秀で、はるか前方を横切るモンスターに連射することで、比較的容易にGPSセンサーを命中させることができる。

 “Tracking Dart Pistol”の適切な利用は、熟練したプレーヤーが操作するモンスターのフェイントやスニーク行動を封じる非常に高い効果を発揮するだろう。

「トラッパー」の戦略

 トラッパーは、三者三様の個性的な装備と大きく異なるプレイスタイルを特色とするが、索敵と追跡を含む全ての行動は、モバイルアリーナの効果的な展開に集約されると言っても過言ではない。

 モンスターの追跡と捕獲は、究極のゴールであるモンスターの討伐において非常に重要な役割を担うもので、戦闘に至るまでの流れを組み立てるトラッパーの働きによって、4人のハンターチームが発揮するパフォーマンスは大きく変化するだろう。

 トラッパー毎に異なる多彩な装備でモンスターの追跡に成功し、一旦モバイルアリーナに敵を捕獲することができれば、ダウンによってドームを消滅させないよう生き抜くことを優先し、仲間の支援に回る慎重なプレイが必要となる。

 トラッパーには、シールドやクロークといった敵の攻撃を直接回避する手段が用意されていないことから、味方のサポートが得られない状況でモンスターのターゲットとなった場合には、立ち回りとジェットパックを駆使する以外に敵の攻撃を回避する術を持たない。

 エイブやマギーをプレイする場合、状況によってはモンスターに接近するケースも発生するが、モバイルアリーナ展開後の直接戦闘時は基本的にモンスターと一定の距離を保つことで、生存率を少しでも高めるよう意識しよう。

 また、トラッパーの“Harpoon Trap”や“Harpoon Gun”、“Stasis Grenades”といったモンスターの動きを封じる装備は、プレーヤー自身だけでなくパーティ全員の生存率を上げると共に、総合的なダメージ出力まで底上げする重要な役割を担うことを忘れてはならない。

モバイルアリーナの展開について

 トラッパーのプレイに慣れるまでは、モンスターをモバイルアリーナ内に高確率で捕らえるための距離感や間合い、行動の予測を身につけることが最初のステップとなり、しばらくは発見後、間合いに入り次第モバイルアリーナを展開するケースがほとんどだろう。

 この間合いとタイミングがある程度身に付いた場合、さらにチームの勝率を高める手段として、モンスターがLV2、LV3と進化するにつれて、モバイルアリーナを“いつ”、“どこで”展開するかという要素が新たに生じることになる。

 運良くLV1のモンスターを捕捉することができれば、如何なる状況にあっても、可能な限り早くモバイルアリーナに捕らえることが勝利への鍵となるが、例としてシールドを補充したLV2のクラーケンと見晴らしの良いオープンなロケーションで会敵し、モバイルアリーナに閉じ込めた場合、これはシールドを消費しハンターのダウンを幾つかでも奪っておきたい敵モンスターに体よく襲わされた可能性(※ モンスターは進化時にシールドを全て失うことから、貯め込んだシールドが全く無駄になってしまうことを嫌う)が少なからず含まれる。

 この場合、クラーケンはディフェンシブな立ち回りを優先し、ラザラスが居なければ蘇生されても構わない程度の心持ちで戦いに臨む可能性が高く、最終的にクラーケンのシールドを削り切れずに逃走されるケースが多い。基本的にモンスターはライフさえ失わなければ、再度シールドを補給することで、仕切り直すことができるばかりか、このケースにおいては、シールド消化後にLV3へと進化し、シールドを改めて補給される旗色の悪い展開さえ起こり得る。

 一方で、ハンターのダウンに伴うデスペナルティを取り戻す手段は存在せず、LV2進化以降はこの差がボディーブローのようにチーム全体の戦力を低下させることになってしまうのだ。

 こういった展開を避けるべく、1ランク上のトラッパーが目指す理想は、モンスターのシールドが少ない状況で、有利なロケーションにモンスターを捕獲することにあると言えるだろう。

 会敵時に有利なロケーションを思うままに選ぶことは非常に難しいが、少なくとも狭い洞窟内にゴライアスを閉じ込めたり、オープンな平地に高い石柱が数本聳えるようなロケーションにクラーケンを閉じ込めてしまうといった不利な状況を避けて、モバイルアリーナの投擲を控えることはできる。

 同様に、ハンターチームのシナジー(例:エイブとヴァル/カイラ、キャボットの組み合わせなど)と追跡が上手く機能し、逃げるモンスターのシールドが徐々に削られつつあるような状況であれば、モバイルアリーナの展開をやや遅らせることで、モンスターの体力により深い直接的なダメージを与えることも可能となる。

 この有利と不利、タイミングは対峙するモンスターとチームのラインアップ、マップによって大きく変化することから、経験を重ねることで有利な状況を判別できるよう意識しておこう。また、モバイルアリーナの展開と同じく重要な要素として、モバイルアリーナが閉じる際の準備が挙げられる。

 これは、60秒続くモバイルアリーナの効力が失われ、モンスターがここぞとばかり駆け出す逃亡を阻止するためのもので、モバイルアリーナが終了する数秒前から、次の追跡フェーズに向けた準備が始まることを意味している。

 他のハンタークラスでプレイする場合にも覚えておくと便利だが、トラッパーはモバイルアリーナの効力が切れる前に必ず“そろそろドームが解除されるぞ”と予告する台詞をボイスアクトとジャーナルを通じてチーム全員に伝える。

 これを耳にした場合(※ トラッパーは自身のクールダウンタイマーで確認可能)、マギーは“Hapoon Trap”を、グリフィンは“Harpoon Gun”、エイブならば“Stasis Grenades”を準備するだけでなく、ヴァルが“Tranquilizer Gun”(スロウ効果付与)を、カイラは“Acceleration Field”(チームの移動速度向上)、バケットが“UAV”(索敵とタグ付け)、キャボットならば“Dust Tagging”(モンスターの視覚化)の使用に備えるだけで、モバイルアリーナ終了後のモンスター捕捉が非常にスムースに運び、体力をさらに奪うだけでなく、シールド回復の機会をも損なわせることが可能だろう。

 こういった布石も全てトラッパーのモバイルアリーナ展開、ひいてはその追跡が鍵を握ると言える。優れたトラッパーがマッチの流れを掴み作り出すことが出来れば、チームの仲間は安心して厳しい戦いに臨むことができるだろう。

「トラッパー」の成長とアンロック

 「Evolve」の成長/強化要素は、各キャラクターを個別に成長させるキャラクターマスターと、プレーヤー自身のレベルを示すプレーヤープログレッションの2つに大きく分けられる。

 キャラクターマスターは、同じキャラクターを使用し続けることで、各スキルを強化するだけでなく、同一クラスの新キャラクターや外観を変更するスキン、バッジ用の素材を解除する手段としても利用される。

 一方、プレーヤープログレッションは、マッチを通じて得られる経験値を元に上昇するプレーヤー本人のレベルを示すもので、このレベルを上げることで基本パークと強化版パークが獲得可能となっている。

 プレーヤープログレッション用の経験値は、マッチ終了後にプレーヤーの多種多様な行動に応じて加算されるだけでなく、各種行動の累計値に応じて5段階の達成度と固有の名称、経験値ボーナスを持つチャレンジ要素が用意されており、これらの種類と進行を意識することでより効果的なレベルアップが可能となっている。

 なお、「Evolve」は勝敗よりも手に汗握るマッチの展開そのものを楽しむ作品としてデザインされており、マッチ後のキル/デス数やチーム内ランキングといった優劣は存在せず、経験値の取得やキャラクタースキルの成長に対して、ゲーム中の行動やチームへの貢献そのものを個別に評価する仕組みを採用していることも大きな特徴の1つと言えるだろう。

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(中村聖司)