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「Evolve」、ハンタークラス「メディック」と「サポート」の詳細情報を公開

3月5日発売予定

価格:7,700円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)

 2KとTurtle Rock Studiosは、3月5日に発売を予定しているPS4/Xbox One/Windows用マルチプレイサバイバルアクションシューター「Evolve」の最新情報を公開した。

 今回公開された情報は、ハンタークラス「メディック」と「サポート」について。「メディック」はハンターチームの回復役を担っており、「サポート」は、チームメイトの戦闘や生存、索敵といった行動の支援を得意としている。

「メディック(MEDIC)」について

回復からモンスターの弱体化までこなす「ヴァル(Val)」の特徴とスキル

 1人目のメディック「ヴァル」は、離れた距離から 1 人の味方を集中的に回復することができる“MedGun”を装備する女性ハンターだ。最初に使用可能なメディックながら、優れた回復能力と 2 種類のデバフ(弱体化)能力を併せ持つ「ヴァル」は、ハンターの中でも1、2を争う手数の多いテクニカルキャラクターであり、戦い方次第ではモンスターにとって恐ろしい脅威となるポテンシャルを秘めている。

 まずは、敵モンスターのターゲットとなったハンターの見極めと“MedGun”の使用に適した効果的な距離、敵モンスターのターゲットとなった際の回避行動、“Healing Burst”の使いどころに集中することで回復の基本を身につけたい。

 チームの生存力を高める基本的な行動を軸に、2 つのデバフでモンスターを翻弄できる距離を常に保つよう心がけたい。

モンスターの外皮を貫き弱点を作り出す“ARMOR-PIERCING SNIPER RIFLE”

 “Armor-Piercing Sniper Rifle”はボルトアクションの対物ライフルで、強力な弾丸でモンスターの熱い外皮を貫くことによって、モンスターの体に複数の弱点を付与することができる。通常、モンスターの胴体に当たった攻撃は通常量のダメージとなり、四肢に対する攻撃はダメージの最小値、頭部に対する攻撃はヘッドショットとして 2 倍のダメージに換算される。

 “Armor-Piercing Sniper Rifle”によって作り出された弱点は該当箇所のダメージを 2 倍にする効果があり、頭部への狙撃はモンスターにとって大きな脅威となるだろう。

1 人のハンターを集中的に回復する“MEDGUN”

 ヴァルを象徴する装備“MedGun”は 60 メートルの射程を持つビームを放つことで、ハンター1 人の体力を集中的に回復させることができる。このビームは対象との間に障害物が存在する場合、効果が途切れてしまうので、距離とポジションが重要となる。前線で戦う仲間を見下ろせる高台は理想的なポジションの 1 つだと言えるだろう。

 “MedGun”を使用し、モンスターと正面から対峙するアサルトを狙って回復させれば、パーソナルシールドの相乗効果と併せて、アサルトが最前線に立っていられる時間は大幅に増加し、結果的にモンスターのシールドと体力をより多く奪うことができる。

 モンスターが攻撃目標を変更した場合にはすぐさま狙いを変えられるよう、仲間の位置にも気を配っておこう。仲間の位置を把握することは“Healing Burst”の使用時にも重要な要素となることから、UI や全体マップ表示、視認による確認を身につけておきたい。

 “MedGun”のビームが届く距離を保ちながら、回復と 2 種類のデバフを切り替えることがヴァルの基本となる。もう 1 つ“MedGun”の重要な機能に、蘇生効果がある。ダウンした仲間は“MedGun”のビームを照射することによって蘇生できることを覚えておきたい。間違ってもダウンした仲間を通常の手段で蘇生するために前線に出てはいけない。

モンスターの動きを鈍らせる“TRANQUILIZER GUN”

 ダメージこそ与えないものの、モンスターの移動速度を低下させる麻酔銃“Tranquilizer Gun”は、あらゆるシーンで役立つヴァルの最も強力な装備の 1 つだと言える。

 モンスターの移動速度を低下させることは、仲間がモンスターの攻撃を回避するチャンスを増加させるだけでなく、追跡フェーズにおいてはモンスターの捕獲をより有利に展開することが可能となる。モンスターの動きを鈍化させることで、モバイルアリーナが展開されるまでにより多くのシールドを削っておくことができれば、勝率は大いに高まる。

 また、60 秒効果が続くモバイルアリーナが閉じる際には、モンスターが逃走する前に予め“Tranquilizer Gun”で敵の動きを封じておきたい。モバイルアリーナが閉じる前にトラッパーが効果時間の終了を告げる台詞を喋るので、見逃さないように注意したい。

優れた蘇生能力を持つ「ラザラス(Lazarus)」の特徴とスキル

モンスターの動きを鈍らせる“TRANQUILIZER GUN”

 「ヴァル」のキャラクターマスターを成長させることでアンロックされる 2 人目のトラッパー「ラザラス」は、“Healing Burst”以外のヒール能力を持たない代わりに、デスペナルティを伴わない迅速な蘇生が可能となる“Lazarus Device”を特色とする。

 “Lazarus Device”は、ダウン中のハンターだけでなく、ダウンタイマーを失い死亡したハンター、さらにはマップに存在する野生動物の死体さえ蘇生可能で、これを活用することで非常にトリッキーで戦術的なチームプレイが可能となる。

 また、安全な蘇生や前線の脱出を可能にする“Personal Cloak”を備えていることから、戦闘時における生存性はヴァルやカイラよりも高い。個性的な能力を持ち合わせる一方で、デバフと攻撃が一体化し専用のヒール能力を持たないことから、操作量は他の2人に比べて格段に少なく、“Lazarus Device”の特性さえ理解すれば扱いやすいキャラクターの1人だと言えるだろう。

モンスターの外皮を貫き弱点を付与する“SILENCED SNIPER RIFLE”

 ラザラスが持つ唯一の武器は、ヴァルのスナイパーライフルと同じく敵の外皮を貫くことで弱点を付与する“Silenced Sniper Rifle”だ。ヴァルのボルトアクションライフルに比べ、ラザラスの“Silenced Sniper Rifle”は10発まで連射可能で、モンスターの弱点を簡単に複数作り出すことができる。

 また、“Silenced Sniper Rifle”はサイレンサーを装備していることから、モンスターにプレーヤーの位置を悟られないまま攻撃が可能で、ラザラスの生存性をさらに高めている。

万能な蘇生ツール“LAZARUS DEVICE”

 “Lazarus Device”は「EVOLVE」世界において使用を禁止された違法な技術を利用する蘇生専用デバイスで、ハンターの体力を大きく損うデスペナルティを生じさせない迅速な蘇生が可能となる。

 これは、通常2回の死亡で行動不能扱いとされ強制的にリスポーンとなるペナルティさえ無視する蘇生で、“Lazarus Device”による蘇生さえ間に合えば何度でも前線で復活できることから、モンスターにとってはラザラスの存在自体が脅威だと言える。

 この驚異的なデバイスを最大限に活用するためには、ラザラス本人の生存が最も重要となる。会敵中に“Lazarus Device”を使用し仲間を蘇生させる場合は、一時的に姿を透明化する“Personal Cloak”の併用を忘れないよう心がけよう。

 また、腐敗が始まった野生動物の死体や吸収されたハンターの死体は“Lazarus Device”をもってしても蘇生することはできない。モバイルアリーナ内での戦闘など、乱戦時には仲間の位置と体力をしっかり把握し、素早い蘇生を行なうことが勝利の鍵となるだろう。

 さらにイレギュラーでトリッキーな“Lazarus Device”の活用方法として、高いヒール効果が上げられる。これは、治癒効果の低い“Healing Burst”に頼らず、傷ついたハンターを一旦故意に死亡させ、“Lazarus Device”の蘇生によって体力を一気に回復させるもので、活用には仲間との密なコミュニケーションと野生動物の利用が求められるうえ、モンスターに奇襲された場合には一気に全滅する危険性を孕むことから、チャレンジする際には周囲の状況に細心の注意を払っておきたい。

ラザラスの姿を一時透明化する回避用スキル“PERSONAL CLOAK”

 ダウンしないことが最も重要となるラザラスの生命線を握る“Personal Cloak”は、ラザラスの姿を一時的に透明化させるクローク能力で、安全な蘇生や前線の脱出を可能にする。“Personal Cloak”の効果は12秒程度持続し、再使用まで約25秒のクールタイムが必要となる。

 クローク中に“Silenced Sniper Rifle”を発砲した場合は1秒ほど姿を現わすが、その後再びクローク状態となる。“Lazarus Device”も同様に使用時にのみクロークが一時解除されることから、クローク中に蘇生を行なう場合も周囲の状況には十分注意を払っておきたい。

 このグレネードは、マップに潜む敵をいぶり出す手段や待ち伏せ、通過する可能性が高い狭所に展開しモンスターの移動を制限、もしくはコントロールする攻撃的な利用だけでなく、ダウンした仲間の周辺に毒ガスを展開させておくことで、モンスターの接近を躊躇させる防衛手段としても活用可能だ。

攻守に優れた装備でアグレッシブなプレイを得意とする「カイラ(Caira)」の特徴とスキル

 「カイラ」は、ラザラスのキャラクターマスターを成長させることで使用可能となる3人目のメディックで、回復と攻撃の両方に優れた効果を発揮するグレネードランチャーと、仲間の移動速度を飛躍的に向上させる“Acceleration Field”を使いこなし、積極的に戦闘に参加するアグレッシブなプレイを得意としている。

 カイラは、その性質上ヴァルやラザラスよりも前線に近いポジションで戦闘に臨むケースが多く、“Healing Burst”の使用もより直接的で、グレネードランチャーを利用した特有の回復も攻撃と同じスタイルで並行して行なえることから、手数はラザラスに比べてやや多いものの、ヴァルよりも一貫したプレイが楽しめるオーソドックスな攻撃型メディックだと言えるだろう。

持続する炎上ダメージを与える“NAPALM GRENADE LAUNCHER”

 カイラの武器は直撃ダメージと炎上効果による持続ダメージを同時に与える強力なグレネードランチャー“Napalm Grenades Launcher”だ。

 カイラのグレネードランチャーは機能を切り替えることで、ヒール用のグレネードと攻撃用グレネードのどちらかを選択して射出可能で、共に4発まで連続して射出可能となっている。“Napalm Grenades Launcher”を含む本作の武器は、プレーヤーが任意でリロード可能だが、全ての武器は別の武器を使用中に自動で弾薬が供給されるシステムを備えている。

 グレネードランチャーのリロード時間は長いが、ヒール用のグレネードに切り替え、2~3 発ほど射出する間に攻撃用グレネードのリロードは自動的に完了する。手動によるリロードは混戦時に無駄な時間を生んでしまうことから、直接戦闘時には“Napalm Grenades Launcher”と“Healing Grenades Launcher”を交互に切り替えながら、攻撃と回復が両立するスタイルを一連の動作として覚えてしまおう。

 仲間の体力に気を配りながら、“Napalm Grenades Launcher”の射出数を2から4発に調整しつつ“Healing Grenades Launcher”に切り替えることができれば、攻撃と回復効果が同時に大きく向上し、前線はさらに安定するだろう。また、武器の切り替え速度を向上させるパークもかなり効果的だと言える。

なお、“Napalm Grenades Launcher”の炎上効果は敵モンスターのシールド回復を妨げるだけでなく、視覚的なデバフ効果を併せ持つことも覚えておきたい。

範囲ヒール効果を持つグレネードを射出する“HEALING GRENADE LAUNCHER”

 “Healing Grenades Launcher”は、“Napalm Grenades Launcher”のカートリッジ機能を切り替えることで利用可能となるカイラの象徴的な装備で、治癒効果を持つグレネード弾を射出することにより、効果範囲内のハンター全員を同時に治療する。

 この範囲効果は、プレーヤー本人も治癒対象に含むことから、カイラは“Healing Burst”以外に唯一自分自身を回復する手段を持つメディックとして、戦いの最前線で回復と攻撃を同時に両立させることができる。

 “Napalm Grenades Launcher”の要素として紹介した通り、カイラのグレネードランチャーはリロードを武器の切り替えに任せることで、攻撃と回復の効率を同時に改善することができるので、切り替えの動作は一続きのコンボとしてマスターしたい。

 また、“Healing Grenades Launcher”による前線のヒールは、ハンターの組み合わせによってさらに大きなシナジーを発揮することが可能だ。ハンクが後方から射出するシールド“Shield Protector”でカイラのダメージを無効化し、“Personal Shield”を併用しながら最前線に立つアサルトをカイラが回復すれば、激しい前線をさらに安定させることができるだろう。

カイラと仲間の移動速度を飛躍的に向上させる“ACCELERATION FIELD”

 “Acceleration Field”は、発動中の効果範囲内に存在する仲間とカイラ本人の移動速度を大きく向上させる特有の能力で、攻守の両方に優れた効果を発揮する。

 “Acceleration Field”の移動速度上昇は13秒ほど持続し、再使用には約45秒のクールタイムが必要となることから、発動する際には目的をはっきりと定めておきたい。

 幾つかのモードにおける目標を除き、モンスターとの直接戦闘に的を絞った場合、“Acceleration Field”が効果を発揮するシチュエーションは大きく3つに分類される。

 1つは探索フェーズにおいてモバイルアリーナの展開を成功させるための追跡時。もう1つはモバイルアリーナの効果が切れる直前。最後はモンスターとの直接戦闘時における回避行動の強化となる。

 このうち、モバイルアリーナの効果が切れる直前と、特にモバイルアリーナ展開中の回避強化は、予め使用のタイミングが予測可能であると同時に、クールタイムの関係からモバイルアリーナ展開中に効果を発動した場合は、ドーム消失直後の追跡時に“Acceleration Field”を使用することは難しく、使用はほぼ二者択一となることを覚えておこう。

 中盤の直接戦闘時に余裕がある場合は戦闘中の“Acceleration Field”発動を控え、モンスター逃亡時に備えておき、終盤の決戦と思われる戦いに“Acceleration Field”を使用し、守りをより盤石とするのが有効だと言えるだろう。

強力な範囲ヒールを発動する“Healing Burst”

 3人のメディックは、何れも範囲内のハンターを瞬時に回復させる“Healing Burst”を備えている。メディックはモンスターが最優先、もしくは少なくとも2番目にダウンを狙うターゲットであり、味方の回復だけでなく、直接狙われた際の回避時にも役立つ。

 僅かな体力を瞬時に回復する“Healing Burst”の効果範囲は半径15メートルで、クールタイムは22秒となっている。使用前に仲間に一言知らせれば、その効果をさらに高めることができるだろう。

 また、“Healing Burst”を使用するために、前線まで移動する必要に迫られる場合もある。この際には前方へとダッシュした直後に“Healing Burst”を使用し、その後すぐにダッシュで後方へと戻れるようジェットパックの燃料に気を配っておきたい。

「メディック」の戦略

 モンスターに対するダメージ源となるアサルトや、モバイルアリーナの展開に目的が集約されるトラッパーに比べて、メディックの3人はその個性的な装備と能力によって、同一クラスとは思えないほどに大きく異なる固有のプレイスタイルを特色としている。

 非常にテクニカルでオールマイティな「ヴァル」と、シンプルながらトリッキーな戦術を得意とする「ラザラス」、自ら前線で戦い積極的にモンスターを追い詰めるアグレッシブな「カイラ」の戦略はその装備の特性に大きく依存しており、その詳細は各装備の解説をそれぞれ参照してほしい。

 一方で、この全く異なる3人に共通する最優先すべき目標として、メディックの“生存”が挙げられる。各メディックに用意された個性的な能力や装備、戦術の活用は全てメディックが“生存”することによって有効に機能する。第2形態に進化し手負いではない敵モンスターと対峙する場合、メディックを失ったハンターチームが勝利する可能性はほぼ皆無と言ってよい。

 この生存方法も「ヴァル」のデバフや「ラザラス」のクローク、「カイラ」の自己ヒールに移動速度上昇と、三者三様それぞれだが、モンスターの予期せぬ攻撃を避ける場合の回避行動は共通している。クラーケンの遠距離攻撃など、モンスターが放つ幾つかの攻撃は横方向にブーストボタンをダブルタップするダッシュ/ドッジ行動で回避でき、ゴライアスやレイスが接近してきた場合の攻撃を避けるにも効果を発揮する。

 ただし、ダッシュによる回避行動にはジェットパックの燃料が必要となるため、モバイルアリーナ展開中の直接戦闘時には燃料を無駄遣いしないよう心がけたい。なお、ゴライアスの突進やレイスの神隠し、一部の近接攻撃などについては、ダッシュよりも垂直方向への上昇による回避が有効な場合もある。いずれにしろ移動による回避はやや見極めが難しく難易度が高めだが、モンスターが直接メディックに狙いを定める機会は少なくないことから、基本的な移動アクションによる回避は是非マスターしておきたい。

 また、3人のメディックにはそれぞれに有効なモンスターとの距離が存在し、ヴァルは“MedGun”の射程60メートルの遠距離、ラザラスはクローク後の蘇生を間に合わせるための中距離、カイラは前線の仲間を“Healing Burst”でカバーできる最前線からやや後方の近~中距離がそれぞれに得意な位置関係となっている。

 この距離で有利なロケーションに位置どることができれば、メディックの生存率はさらに上がるだろう。

「サポート(SUPPORT)」について

最大の防御と攻撃の両方を兼ね備える「ハンク(Hank)」の特徴とスキル

 1人目のサポート「ハンク」は、チームメイトが被るダメージを完全に無効化するシールドと、非常に強力な2つの武器を使いこなす直接的な攻守に特化したハンター。ハンクは、索敵を支援する能力を持たないことから、プレイ時は戦闘そのものに集中することができ、サポートのみならずハンターの入門にも適したキャラクターだと言える。

 またハンクの要請によって地表にミサイルの雨を降らせる“Orbital Barrage”は、モンスターの体力を数ゲージ奪うポテンシャルを秘めた「EVOLVE」最大の攻撃力を誇る武器で、これを上手くモンスターに命中させることができれば、マッチ全体の流れが大きく変わるほどの威力を持つ。

ゲーム中最大の精度を誇る強力なレーザー兵器“LASER CUTTER”

 ハンクが使用するプライマリ武器“Laser Cutter”は、リコイルが全くないゲーム中最大の精度を誇るレーザー兵器で、モンスターの弱点を正確に狙い撃つことで、強力なダメージをモンスターに与えることができる。

 また、1度に射撃可能な時間が長く、キャラクターマスターの条件を満たすことによってダメージが強化される。モンスターとの直接戦闘時には、味方をダメージから守る“Shield Projector”を使用する頻度が高くなるが、リチャージ時や支援を必要としないタイミングを見極め、積極的な“Laser Cutter”の利用を心がけたい。

離れた仲間をあらゆるダメージから守る“SHIELD PROJECTOR”

 ハンクの象徴的な装備である“Shield Projector”は、味方をあらゆるダメージから守るシールドをビームとして照射する大型のガジェットで、連続使用時には約11秒に渡って全てのダメージを遮断させることが可能だ。

 “Shield Projector”の最大射程はヴァルの“MedGun”と同じく60メートルと非常に長いが、このビームは対象との間に障害物が存在する場合、効果が途切れてしまうことから、照射するポジションが非常に重要となる。前線で戦う仲間を見下ろす高台が理想的な位置だと
言えるだろう。

 “Shield Projector”は鉄壁の防御を誇る優秀な装備だが、連続使用には限度があり、再使用にはバッテリのリチャージが必要となる。照射していない場合は自動的にリチャージが行なわれるので、チームメイトがダメージを被る前後にシールドの照射を集中させるよう心がけたい。

 バースト気味な照射をマスターすれば、チームの生存力は大きく向上する。モンスターとの直接戦闘時には、メディックが標的となる可能性が高いことから、メディックのポジションは常に把握しておきたい。

 さらに“Shield Projector”はヴァルの“MedGun”や、カイラの“Healing Grenade Launcher”に対して非常に高いシナジーを発揮するほか、ダウンした仲間に照射できることも覚えておきたい。

衛星軌道上から大量のミサイルを降らせる“ORBITAL BARRAGE”

 “Orbital Barrage”は、ハンクが地表の目標地点を指示することによって、衛星軌道上から17発ものミサイルが地表に打ち込まれるゲーム中最も高い攻撃力と最も低い精度を併せ
持つ支援攻撃だ。

 モバイルアリーナの展開時を含む通常戦闘時に“Orbital Barrage”をモンスターに命中させることは非常に難しいが、トラッパーのデバフと組み合わせることで、命中率を向上させることができる。連携が上手くいった場合、または進化中のモンスターを運良く捉えることができた際には、一気に数ゲージもの体力を奪うことが可能で、マッチの流れを一瞬で変えてしまうポテンシャルを持つ。

 また、不安定な“Orbital Barrage”が一定の効果を上げるシチュエーションとして、Megamouth や Tyrant といった強力な野生動物の排除や、ダウンした仲間にミサイルを降らせることで、接近するモンスターを追い払うといった状況が挙げられる。

 なお“Orbital Barrage”は衛星から直接ミサイルを打ち込むことから、洞窟内の天井や物陰など、真上に障害物がある箇所を目標地点に指定することはできない。

索敵とエリアコントロールを得意とする「バケット(Bucket)」の特徴とスキル

 多彩な顔ぶれが集うハンターチームの中で最も異色な存在と言えるのが、唯一ロボットとして参戦する2人目のサポート「バケット」だ。仲間のダメージをダイレクトに遮るハンクや、モンスターの防御力を下げるキャボットに対して、バケットは直接的なサポート能力を持たず、間接的なエリア制圧と索敵支援を得意としている。

 手数も少なく、各装備の用途もシンプルながら、状況判断によってその効力が大きく変化することから、ややテクニカルで非常に奥深いキャラクターだと言えるだろう。

レーザー誘導可能な高威力のミサイルランチャー“GUIDED MISSILE LAUNCHER”

 バケットが使用するプライマリ武器は、レーザー誘導可能な弾速の遅いミサイルを4発まで発射可能な“Guided Missile Launcher”だ。ミサイルはモンスターに近づくことで自動的に爆発することから、それほど正確なエイムを必要としない。

 目標との距離によっては、4発のミサイルを全て射出し、まとめて誘導可能だが、移動するモンスターを的確に捉えるにはある程度の慣れが必要となる。まずは野生動物を相手に誘導の距離感を掴んでおくと良いだろう。

 また“Guided Missile Launcher”のリロードは非常に長く、自動リロードは他の武器に持ち替えた場合に制限されている。敵モンスターとの交戦時は決して手動リロードを用いず、一旦“Sentry Guns”に切り替え、タレットを1~2基設置後に自動リロードを終えた“Guided Missile Launcher”に持ち替えることで戦闘時のロスを最小限に抑えられるよう心がけたい。

射程範囲内の敵を自動的に攻撃するオートタレット“SENTRY GUNS”

 バケットは、自分の腹部に収納したオートタレット“Sentry Guns”を取り出し、マップ上に投擲することで5つまで同時に配置できる。このタレットは、22.5メートルの射程距離内に進入したモンスターや野生動物を自動的に攻撃するもので、巣窟モードの卵や神出鬼没なレイスに高い効果を発揮する。

 また、“Sentry Guns”は間接的なエリア制圧に適しており、ダウンした味方の周辺に複数設置することで、モンスターの接近を効果的に抑制することができる。ただし、“Sentry Guns”を設置する投擲距離は 6メートルと短い。ダウンした味方をサポートする場合は“Cloaking Field”を予め有効化しておきたい。

 なお、“Sentry Guns”はモンスターの攻撃で簡単に破壊されてしまう。モンスターの周辺にタレットを展開する場合は、モンスターを中心に大きく外周を囲むようにタレットを配置することで、タレットの生存時間をやや伸ばし、ダメージの出力を向上させることが可能だ。

自分の頭を小型偵察機として飛ばす“UAV”

 バケットは、腹部から取り出すタレットだけでなく、自身の頭部を小型の偵察機“UAV”としてマップ上に放ち、カメラのファインダーに一定時間捉えたモンスターにタグを付与し、以降30秒ものあいだ追跡することができる。

 “UAV”の航続時間は54秒で、やみくもに索敵を行ってもモンスターを発見できる可能性は低い。また、“UAV”の操作時はバケットの本体が無防備な状態となり、モンスターを追跡するハンターチームに大きく遅れを取ることから、使用にはモンスターの痕跡やチームメイトの索敵スキルを考慮する一定の計画と安全な状況が必要となる。

 また、確実な効果が得られるシチュエーションに、モバイルアリーナの終了直前が挙げられる。ドームが閉じる前に“UAV”を展開し、モンスターの姿を確実に捉えておけば、モバイルアリーナ終了後の追跡と索敵時に大きなアドバンテージを得ることが可能だ。

仲間の攻撃力を大きく増幅させる「キャボット(Cabot)」の特徴とスキル

 「キャボット」は、バケットのキャラクターマスターを進行させることで使用可能となる3人目のサポートハンターで、岩や建築物の向こうに存在する敵を射貫く強力なレールガンと、チーム全体のダメージ出力を大きく底上げするデバフを用いた攻撃型の支援を得意としている。

 また、バケットと同様に索敵を支援する能力を備えており、トラッパーの優秀な索敵スキルと組み合わせることによって、よりアグレッシブな追跡が可能となるだろう。

遮蔽物を超えて敵にダメージを与えるレールガン“RAIL CANNON”

 キャボットが装備するプライマリ武器“Rail Cannon”は、単発式のレールガンで、遮蔽物を無視して40メートル先の敵を捕捉することができる。“Rail Cannon”固有の貫通力は、敵の姿を一時的に視覚化するキャボットの索敵支援スキル“Dust Tagging”や、ヴァルの“Tranquilizer Gun”と組み合わせることによって、さらに高い効果を発揮する。

 なお、“Rail Cannon”のダメージは、貫通する遮蔽物の厚みによって減衰するが、スニーク移動時でさえ捉える“Dust Tagging”とのコンボは、モンスターの捕食行為を容易に阻止することができ、手負いのモンスターにとって大きな脅威となるだろう。

敵の防御力を下げることでチームメイトの攻撃を増幅させる“DAMAGE AMPLIFIER”

 “Damage Amplifier”は、ハンクの“Shield Projector”やヴァルの“MedGun”に似た性質のビームをモンスターに直接照射することで、敵の防御力を大幅に下げ、ハンターチーム全体のダメージを増幅させるキャボットの象徴的なサポートスキルだ。

 ただし、射程は“Shield Projector”と“MedGun”の60メートルに比べて35メートルとかなり短くなっており、直接戦闘時には近~中距離の危険な状況に身を置くケースが多い。他のビーム兵器と同様に、視線が遮られた場合には効果が途切れてしまうことから、できるだけ距離を保ち、可能ならば高台の有利な位置を保てるよう意識しておこう。

敵モンスターや野生動物の姿を広範囲で視認可能にする“DUST TAGGING”

 “Dust Tagging”は、キャボットが指定した目標地点を中心に衛星軌道上から放射性のチリを射出することで、半径60メートル以内に存在するモンスターと野生生物にチリを塗布し、その輪郭を20秒に渡って視認可能にする索敵支援能力だ。

 この効果はスニーク行動中のモンスターの姿さえ明らかにするもので、キャボットの武器“Rail Cannon”の効果をさらに高める利点を持ち合わせている。バケットの UAVと同じく、やみくもな使用や近距離の発動は効果が得られにくいことから、敵の痕跡やトラッパーの索敵能力を加味しながら、有力な位置にダストを打ち込みたい。

 また、効果が得られやすいシチュエーションとして、宇宙船から降下した直後に足跡が見つかった場合の予測射出に加え、もはや定番とも言えるモバイルアリーナ終了直前の使用が挙げられる。

 特に“Dust Tagging”の効果半径は60メートルとかなり広いことから、モバイルアリーナの中心近くを目標地点とするだけで、ドーム全体をチリで覆いつくすことが可能だ。これを忘れないことで、モンスターのシールド補給と立て直しを大幅に遅らせることができるため、モバイルアリーナ展開時の戦闘中は次の一手を常に意識しておきたい。

効果範囲内の味方を光学迷彩で不可視化する“CLOAKING FIELD”

 3人のサポートは、何れも半径10メートル以内に存在するチームメイトの姿を一瞬で消してしまう“Cloaking Field”を備えており、目前に迫る脅威からの回避やダウンした仲間の安全な回復が可能となる。なお、この効果は20秒持続し、再使用まで30秒のクールタイムを必要とする。

 モンスターとの遭遇戦やモバイルアリーナ内の戦闘時には、メディックのようなモンスターにとって優先度の高い目標のサポートや、ダウンしたチームメイトへの安全なアプローチに効果を発揮するが、ダメージそのものを無効化する効果はなく、クローク中の射撃を含む各種アクションはプレーヤーの姿を一時的に可視化させてしまう。

 他のクラスでプレイする場合には、メディックがモンスターに狙われた際や、仲間がダウンした場合に“Cloaking Field”が使用される可能性が高いことに加えて、クローク中にジェットパックを使用した際に、背中から噴き出す炎が視認可能であることを覚えておきたい。

「サポート」の戦略

 役割がはっきりと提示されるアサルトとトラッパー、それぞれに異なるプレイスタイルが用意されたメディックに比べ、サポートはメディック以上に3人の戦略や方向性、適性が全く異なる。その三者三様の多用性こそがサポート最大の特徴と言えるだろう。

 共通する範囲クロークを軸に、攻守に特化し索敵能力を持たないハンク、ディフェンシブなエリア効果と索敵でチームを支えるバケット、攻撃と索敵に特化し防御スキルを持たないキャボットの関係性は、ジャンケンにも似た構造となっており、4チームメイトのラインアップと敵モンスターの組み合わせによって多彩なシナジーが生み出される。

 こういった背景から、サポートの戦略はメディックと同様にその個性的な装備と能力に依存しており、60メートル規模の長距離戦を最も得意とするハンクから、35メートル以内の近~中距離を間合いとするキャボット、28メートル前後の近距離に接近するケースの多いバケットまで、有利なポジションと距離もそれぞれに大きく異なっている。

 こういったなか、3人に共通する最大の要素はジェットパックを利用した回避行動だけでなく、残る3クラスに比べて戦闘中の自由度が非常に高いことが挙げられるだろう。サポートの名が示す通り、現在の状況に合わせて最善の手札を選ぶことがサポートの醍醐味だと言える。

 また、戦闘中における自由度の高さは、非常時の対応についても同様のことが言える。例として、仲間の1人がダウンした場合、メディックは蘇生もしくは回復に徹することで、更なる被害の拡大を抑えつつ、自身の生き残りを最優先に考える必要があり、トラッパーはモンスターの移動を妨げるデバフの展開に集中、アサルトはパーソナルシールドの展開を含むタンク役を受けて立つケースが多いが、サポートは本人が任意に起動可能な範囲クロークを持っていることから、仲間の反応や行動に応じて蘇生役もしくは蘇生の基点を担うケースが自然と多くなる。

 こういった特性を念頭におき、メディックと同様にチーム全体の体力や攻守の状況をより正確に把握することができれば、文字通りのサポート役としてチームの勝利を大きく支えることができるだろう。

(安田俊亮)