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バンダイ、“魂”の祭典「TAMASHII NATION 2013」明日より開催
「超合金魂 ガオガイガー」発売決定! 新製品展示とイベント満載!!
(2013/11/1 00:00)
バンダイは11月1日より、秋葉原UDXにてコレクターズ事業部主催のホビーイベント「TAMASHII NATION 2013」を開催する。このイベントはバンダイのコレクターズ事業部が扱う新製品を中心に、これまでの取り組みや今後の活動を紹介するものとなっている。入場料は1,000円で、会期は3日まで。
会場では、「超合金ハローキティ」や「スーパーロボット超合金 ジェネシックガオガイガー」など公式ページで紹介している新製品のほか、「超合金魂 ガオガイガー」の製作が発表されたり、30cmの「メタルモデル ターンX」が参考出展されたりと注目の作品が多数出展されている。
本日は、イベント開催に先がけてメディア関係者向けのスペシャルプレビューが行なわれた。会場で行なわれるイベントや、様々な新製品を紹介していきたい。
注目は新製品だけじゃない! 超合金の歴史や、4mの巨大ロボも展示
「TAMASHII NATION 2013」は秋葉原UDXの2階と4階の2会場で開催されている。2階では今回のメインテーマである“超合金”にフォーカスし、代表的な作品や、最近の超合金の展示、新製品の紹介などを行なっている。4階はアクションフィギュアの「S.H.Figuarts」や、「ROBOT魂」、「聖闘士聖衣神話」といったブランドの最新作を展示していた。
“超合金”は、「超合金マジンガーZ」を第1弾として、1974年にスタートしたバンダイの合金玩具ブランドだ。超合金シリーズは時代の変化を受けつつも、現在でもバンダイの大きなブランドの1つであり、多彩な方向に分化しながら進化し続けている。「TAMASHII NATION 2013」ではこれまでのバンダイの超合金の歴史や、商品展開を見ることができた。
イベントでは1997年からの高年齢層をターゲットにした「超合金魂」シリーズの展示には力が入っていた。さらに会場では超合金が全盛だった1980~90年代のTVCMも流されており、超合金に夢中になった世代の心を揺さぶる演出も行なわれていた。
この他、現在の超合金シリーズを手掛けるクリエイターのコメントや作品を見ることができるコーナーや、マイクロソフトのKinectセンサーを応用した「ネメシス」というシステムで、ユニコーンガンダムの3Dモデルを手で動かすデモンストレーションも行なわれた。
“鉄”を使うアーティストの倉田光吾郎氏と吉崎航氏による制作チーム「水道橋重工」が手掛ける4mの実際に人が乗ることができるロボット「クラタス」も出展されていた。こちらは会場で動かすことはできないが、プロジェクションマッピングにより、装甲表面に様々な映像を映し出し、迷彩モデルの様にしたり、大きく雰囲気を変えるという演出が楽しめた。
イベントのほかに新製品も注目だ。目玉となるのは2014年発売予定の「超合金魂 ガオガイガー」の製作検討風景だろう。PCや3Dプリンター、開発検討用のイラストなどが展示されている。「メタルモデル ターンX」は全高30cmの製作検討用のモデルが展示されており、細かい作りに驚かされるし、「超合金魂 アルカディア号」なども確認できた。
PS3「マクロス30 銀河を繋ぐ歌声」に登場するゲームオリジナルのバルキリー「YF-30」をモチーフとした、「DX超合金 YF-30」の試作品は、これまでのVF-25シリーズとは全く異なる変形システムを採用しているということで、展示モデルから変形を想像するのが楽しい。この他にも新製品や試作品が多数出展されているので、ぜひ会場で確認して欲しい。
会場ならではの要素としては12月に発売される「METAL BUILD デスティニーガンダム」を実際に触ることができるコーナーがある。デスティニーガンダムは複数用意されており、タブレットPCでギミックの解説をしてくれるため、作品の魅力をたっぷり楽しめる。17,850円という高額商品だが、触ると思わず欲しくなってしまう、今回の目玉コーナーである。
これまで紹介した要素は全て2階のもので、4階は超合金以外の新製品の展示に注力したものとなっている「聖闘士星矢」、「ワンピース」、「黒子のバスケ」、「仮面ライダー」……他にも様々なキャラクターのフィギュアやアクションフィギュアの最新商品が展示されている。今回大きく紹介されていたのが、「セーラームーン」。バンダイは「セーラームーン」20周年を記念して、当時子供だった大人を対象にしたフィギュアや、劇中そのままのアイテムなど様々な商品を展開していく予定だ。
「TAMASHII NATION 2013」は多彩なキャラクターを最新の技術で再現しようというバンダイの取り組みを見ることができるイベントである。子供の頃に夢中になったキャラクターが、かっこよく、多彩なギミックで表現されている商品を見ることができる。玩具ファンでなくてもバンダイの技術力と、キャラクターへの“愛”に驚かされるだろう。週末に足を運んでみてはいかがだろうか。