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【テトモン攻略企画】第0回:これがイマドキの「テトリス」だ!

iOS版「テトリスモンスター」の攻略連載を開始!

8月21日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

 エレクトロニック・アーツが8月22日から配信を開始したパズルRPG「テトリスモンスター」! GAME Watch編集部では、そんな新感覚「テトリス」の「テトリスモンスター」の攻略連載を開始する。まずは、始めてみてほしい!

これまでの「テトリス」像を覆す、「テトモン」の特徴をご紹介

賑やかなタイトル画面。ストーリーもしっかり用意されている

「テトリス」と聞いて、皆さんはどの「テトリス」を思い出すだろうか。念のために説明しておくと、「テトリス」は旧ソ連のアレクセイ・パジトノフ氏が開発したパズルゲームで、テトリミノと呼ばれるブロックを積みながら、横のラインをそろえて消していくのが基本ルールとなる。

 国内では1988年のPC、ファミコン、アーケードを皮切りに、ありとあらゆるゲームマシンに登場している。いわゆる“落ちものパズル”としては古典の域に達している作品で、「見たことも聞いたこともない」という人は少ないだろう。

 そして最新の「テトリス」となるのが、EAがiOS版を配信した「テトリスモンスター」(以下、「テトモン」)だ。タイトル画面を見ると、かわいらしいキャラクターたちが並んでいる。これまでにもキャラクター性を追加した「テトリス」だってもちろんあったし、そこにはあまり違和感はない。ただ、実際にプレイを始めてみると……少々戸惑ってしまうかもしれない。誤解なきように断っておくと、決してネガティブな含みがあるわけではない。本質は紛れもなく「テトリス」である。

 ただ、「テトモン」はタッチスクリーンで操作するスマートフォンのアプリであり、モンスターがチームを組んで戦うRPGでもある。こうしたUIやジャンルの違いから、独自のルールがいくつか採用されている。あなたが最も慣れ親しんだ「テトリス」が、コントローラーやレバーで操作するエンドレスな落ちものパズルであるというのなら、「テトモン」はちょっとした衝撃を与えてくれるはずだ。ここまで来たら、正直言って遊んでもらうのが最も手っ取り早いのだが、今回はあえて注目していただくため、「テトモン」のパズルゲーム部分の特徴を紹介していきたい。

《特徴1》ゴーストをタッチして、テトリミノを落下させる

CYCLEボタンでゴーストを切り替え、最適な位置に落下させていく。ゲームに慣れれば、次々に配置して猛スピードで積むことができそうだ

 従来の「テトリス」は落下してくるテトリミノを左右に動かし、(必要ならば)回転させ、下を入力して地面に落とすというのが基本。それが「テトモン」では、あらかじめ落下地点の候補が白いフレームで描かれ、お好みの場所をタッチするだけで、瞬時にテトリミノがそのとおりに置かれる。

 この白いフレームを「ゴースト」と呼ぶ。置きたい場所がない場合は、右にあるCYCLEボタンをタッチすることでゴーストの位置が切り替わる。このシステムのおかげで、従来の「テトリス」とはテンポがかなり違って感じられる。テトリミノの落下速度は遅めで、考える時間は十分あるのだが、落下地点をタッチした瞬間にテトリミノの配置が完了し、ネクストが落ちてくる。この感覚はなかなか新鮮だ。

《特徴2》ラインをそろえても消えない!

スタックしたラインを消すときには、ライン数以外にもさまざまなボーナスがつく

 従来の「テトリス」に慣れ親しんだ人にとっては、ここが最も違和感を感じるところかもしれない。横のラインを揃えても、テトリミノは消えずに高さは変化しない。というのも「テトモン」では、揃ったラインは最下段に移動して「スタック」され、好きなタイミングでスタックラインをタップして消せる仕組みになっている。同時に攻撃を行ない、消したラインに応じたダメージを敵に与えられる。この「敵と戦う」という点も、通常の「テトリス」とは一線を画する要素と言える。

《特徴3》任意のテトリミノをホールドして、ストックしておける

ホールドでストックを引き出したあと、再度ホールドを押しても反応しないので注意しよう

 ホールドは、画面左にあるHOLDエリアをタッチすることで、落下中のテトリミノをストックできるシステム。すでにストックされた状態でホールドを行なうと、落下中のテトリミノと交換できる。必要に応じて引き出せるので便利。ホールドに関しては、近年の「テトリス」でも採用している作品が多いので、なじみのある人も多いだろう。

《特徴4》テトリミノが積み上がってもゲームオーバーにならない

トップアウトしてスタックが消えた場合は、通常の半分しかダメージを与えられない。無理に攻めるのはリスキーだ

 従来の「テトリス」は、テトリミノが最上段まで積み上がると即刻ゲームオーバーになる。それが当たり前というか、むしろそれ以外にはゲームオーバーになる要因がない(エンドレスモードの場合)。

 ところが「テトモン」の場合は、敵と戦うという大前提があるせいか、ペナルティはあるがゲームオーバーに直結するほどのものではない。「テトモン」ではブロックが積み上がることを「トップアウト」といい、ラインスタックがある場合は自動的にスタックが解放される。

 ただし、スタックがないと最大HPの半分のダメージを受けることになる。2回でゲームオーバーになる計算だが、スタックできないまま上まで積み上がるというケースは非常に稀なはずだ。

《特徴5》スキルを使用できる

スキルが使用可能になったモンスターは白く明滅する。右上にあるポーズを押せば、効果が一目瞭然だ

 冒頭や《特徴2》、《特徴4》で述べたように、「テトモン」はモンスターを集めてチームを組み、「テトリス」をプレイしながら敵と戦うパズルRPG。パズルゲームをプレイ中、テトリミノを決まった個数ドロップすると、味方モンスターのスキルが使用可能になる。

 スキルはモンスターをタッチすればいつでも発動でき、敵にダメージを与えるもの、テトリミノを消したり埋めるもの、HPを回復するものなど効果も多彩だ。スキルをうまく使えば、強敵との戦いもグッと楽になる。最初のうちはスキルの存在をうっかり忘れやすいので、しっかり使うことをクセづけよう。

 今回はあえて「テトモン」の特徴に注目してみたが、次回からはさっそく攻略をスタートしていく予定だ。ともあれ、「テトモン」を知るには実際に遊んでみるのが1番! 最初は戸惑ってしまうかもしれない独自のルールも、しばらく遊んでいればすぐに慣れるはずだ。まずは先入観を捨てて、始めてみてほしい。

【スクリーンショット】
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(氏家雅紀)