ニュース

PS Vita「ラグナロク オデッセイ エース」

新システム「傭兵ヘルパー」や新ステージを紹介

発売未定

価格:
4,935円(PS Vitaカード)
3,900円(ダウンロード版)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

パッケージ

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、PlayStation Vita用高速ハンティングアクション「ラグナロク オデッセイ エース」の新情報を公開した。発売日は未定。価格はPS Vitaカード版が4,935円、ダウンロード版が3,900円で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)。プレイ人数は、1人~4人。

 同作は「ラグナロク オデッセイ」を大幅にパワーアップし、調整が加えられた内容となっており、前作をプレイしたプレーヤーも楽しめる内容となっている。当初7月11日発売となっていたが、制作期間の延長により現在は発売未定となっている。

 今回明らかになったのは、「傭兵ヘルパー」と呼ばれる新システムや新ステージ、そして新たなる敵も発表された。

新システム「傭兵ヘルパー」

 同作では、最大4人までのマルチプレイが可能だが、シングルプレイも充実している。今回採用された新システム「傭兵ヘルパー」により、マルチプレイの苦手なプレーヤーでもマルチプレイらしさを堪能できる。

 「傭兵ヘルパー」とは、傭兵団にも所属していない流浪の戦士であり、主義・思想を持たず、国家存亡の戦いだろうと、汚れ仕事だろうが、Zenyさえもらえれば任務単位で仕事に参加してくれる連中。流浪の戦士として慣らした腕前を持ち、大きな助けに鳴ってくれることが予想される。

 「傭兵ヘルパー」は、シングルプレイにおいて本部でのクエスト受注したもののみ同行させることができる。最大で2人まで同時雇用可能。ヘルパーはそれぞれ独自の判断で敵と戦っていく。敵にやられてしまい戦闘不能になった場合は、一定時間で復活するが、何度も何度も戦闘不能になると、復活までの時間が長くなっていくこともあるという。

 傭兵ヘルパーには報酬を支払うことになっているが、基本的には成功報酬なので、クエストをクリアした時に獲得したZenyから支払うこととなる。また、傭兵ヘルパーの強さは、プレーヤーがゲームを進め、チャプター進行によってパワーアップしていく。

「傭兵ヘルパー」は、傭兵団にも所属していない流浪の戦士たち
最大で2人まで同時に雇用することができる
杖を駆使した連続打撃から魔法を放つ攻撃系魔法使いの「メイジ」

攻撃魔法を主体としたメイジなら、近接戦を得意とする傭兵ヘルパーを雇用しモンスターの足止めを狙うといった戦略も有効
近距離と遠距離をカバーできる傭兵ヘルパーを雇用し、自分はクレリックで回復支援といったパーティプレイも可能
傭兵ヘルパーがモンスターを引きつけている間に、アーチャーの連続攻撃でモンスターを倒すといった戦法も
プレーヤーが近接攻撃を一手に引き受け、攻撃魔法と回復支援は傭兵ヘルパーに任せるという方向で戦うこともできる

新ステージ・死者の街「ニヴルヘイム(Niflheimr)」

 「死者の街」はニヴルヘイムにある、冥府の門前街だと言われている。本来は、魂になってから訪れる場所であり、生者として進入するならば、相応の危険は覚悟すべき場所となっている。

新たなる敵

・新ボス・ロードオブデス(-Lord of Death-)

かなりリーチの長い武器を自在に操るということで、強敵となりそうだ

 死者を武力によって従わせる冥府の軍団長で、ニヴルヘイムを統べる領主であることから、別名「朱月の屍卿」とも呼ばれている。

 大巨人に匹敵する圧倒的な体躯と攻撃力もさることながら、何より危険視すべきは、馬上でありながら上体よりも巨大な長槍と大盾を巧みに操る、高い攻撃力だろう。

 そのほかにも、様々な新たなザコ的も登場する。

【デビルチ(Deviruchi)】
「咎人の拘束衣」。カワイイ容姿をした子悪魔のようにもみえるが、実は咎人の魂を捕縛するために作られた拘束衣であり、悪逆非道の限りを尽くした、咎人の魂が詰められている。拘束衣は動くたびに激痛が生じる作りになっており、デビルチの中に閉じ込められた魂は、その責め苦から逃れたい一心で、目の前にいる生者を攻撃してくる

【ミニデモ(Mini Demon)】
デビルチよりも責め苦がさらに強くなった拘束衣。中に閉じ込められた者はもはや自分が何者であり、何をしているかすら判っていない

【ソルジャースケルトン(Soldier Skeleton)】
ファンタジー作品ではお馴染みの「骸骨戦士」。本来、ニヴルヘイムは死して魂となり来る場所。しかし伝承によれば、戦士や冒険家の一部は、己の腕前の証明や飽くなき探求心のまま、生者としてニヴルヘイムに侵入したといわれている。おそらくではあるが、この骸骨戦士たちは、死者の領地に足を踏み入れた生者の成れの果てだと思われる

【ガガプー(Gagap)】
「漆黒より這い出し異形」。ガガプーは既知生物とは全く異なる特徴を持った謎多きモンスター。王立学会も精霊などとも違い、そもそも生命体かすら疑問なため、現代学問では説明できない“異形なる何か”だという見解を示した。まるで痛覚が無いかのような反応や、全個体が深層意識を共有しているような立ち振る舞いを見ていると、ある無責任な学者が言い放った、世界樹の先にあると言われる、漆黒なる空虚「ギンヌンガガプ」より這い出た異形だとする説も、あながち嘘では無いと思えてくる

【深淵の巨人(Dark Giant)】
「闇に染まりし巨人」。神々の黄昏が起きる以前からニヴルヘイムに住んでいるとされる巨人族。ヨトゥンヘイムの霜の巨人族と先祖は同じだとされているが、暗黒の瘴気で溢れかえるニヴルヘイムに適応をした結果、現在の様な姿になったと言われている

【深淵の巨人チーフ(Dark Giant Chief)】
「闇に染まりし巨人」。大ぶりな仮面を着けた深淵の巨人の部隊長。一族の中でも特に優秀な存在で、巨人族の特徴である仮面からは、無数の禍々しいツノが生えている

BGM制作に音楽業界の巨人が参加

 音楽を担当しているのは、前作同様「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」、「チョコボの不思議なダンジョン2」を担当した谷岡久美氏。さらに、“スペシャルゲスト”として「ファイナルファンタジー」シリーズの植松伸夫氏が参加している。

谷岡久美氏(たにおかくみ)
植松伸夫氏(うえまつ のぶお)

(船津稔)