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PS Vita「ラグナロク オデッセイ エース」体験版ファーストインプレッション
新システムはどうなのか? さらに開発者インタビューもお届け!!
(2013/8/8 00:00)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、8月29日に発売予定のPlayStation Vita用超高速巨人ハンティングマルチプレイアクション「ラグナロク オデッセイ エース」体験版の配信を8月8日より開始した。ここでは体験版のファーストインプレッションをお届けするとともに、後半では開発ディレクター入江和宏氏とリードプランナー大河原啓考氏のインタビューをお届けする。
体験版ファーストインプレッション~「エース」の新要素がサクサク楽しめるアクション体験版!~
今回の取材では、8月8日に配信される体験版を一足早くプレイさせていただいた。念のため説明しておくと、本体験版は「エース」の新アクションをいち早く体感してもらうのが主旨で、キャラクターデータのセーブは不可。体験版クエスト向けにパラメータやスキルがプリセットされた6職業が選択でき、初期キャラクターエディットに関しては製品版と同じ機能が使える。
職業は好きなものを選べるが、いちどクリアした後に「違う職業をやってみたい」というときは、スタートボタンメニュー「タイトルに戻る」の後、画面右側のメニュー「はじめから」を選択。これで再びキャラクターエディット(職業選択)が可能になる。収録クエストは3つで、すべてクリアすると体験版だけに収録された特典映像が閲覧できる。なお、本アプリを起動したままにしておけば、プレイ回数、職業別プレイ回数、ベストタイム(シングルおよび職業別)、タイトル画面「特典映像」メニューがそれぞれ保持される。アプリを終了すると、当然これらはリセットされてしまうので注意してほしい。
体験版クエストは、オーク20体を撃破する「イヴィングの亜人(難易度:★)」、ボス・オークヒーローを倒す「捲土重来の大英雄(難易度:★★★)」、ボス・グレンデルを倒す「体験、最果ての砦!(難易度:★★★★★)」の3つ。前作のプレイ経験がある人はお好きなものから、今回が初めてという人は難易度が低いクエストから順に挑戦していくことをおすすめする。本部で画面右側にいる男性NPC「アディルス」に話しかければ、一度見た各チュートリアル画面が閲覧できる。わからないことがあれば、ここで再確認するといいだろう。
クエストカウンターでクエストと傭兵ヘルパーをそれぞれ決定したら、画面右上にある出口から出発。余談ながら、傭兵ヘルパーは性別を選べるが能力は一緒。シングルプレイで仲間がいる感覚は、なんとも頼もしい……といいたいところだが、「イヴィングの亜人」ではそこそこの活躍をみせてくれた傭兵ヘルパーたちだったが、他のふたつのクエストではわりと頻繁に戦闘不能に陥っていく。ヘルパーの戦闘不能はクエストの成否と無縁のため、なんど倒されても構わないのだが……基本的にはターゲットが分散するくらいに考えておいたほうがよさそう。ちなみに製品版では、ゲームの進捗に応じて傭兵ヘルパーの能力が向上していくという。
調整されたアクションで1番の目玉は、空中で固有アクションが使えることだろう。傍で筆者のプレイを観察していた入江氏&大河原氏いわく「ポーションを飲む以外のことは、ほぼ空中でやれる」とのこと。余談ながら、ポーションはクエストが終了すると自動的にプリセット初期値まで補充される。よって、ピンチのときは遠慮なくグビグビいっていただきたい。
新要素「ACEスキル」は、前作で多くのユーザーをとりこにした爽快感バツグンの戦闘アクションを、さらに魅力的なものにしている。キャンセルできないアクションをACEスキルで強制キャンセルしたり、ACEスキルを別のACEスキルでキャンセルしてつなぐといった荒業も可能。ACEスキルは発動後クールタイムがあり、一定時間で少しずつ回復していく。製品版ではカードスキルにより回復時間をさらに早めることも可能といい、工夫次第で凄まじい威力を発揮しそうだ。
単体ボスの攻撃は、前作からさらに多彩になっている。1番少ないボスでも7~8パターンの攻撃手段を使いわけ、「こいつはコレやってりゃ楽勝」的なヌルイ戦術は通用しない。ボスの動きをみて、冷静沈着にスキをついてこそ活路が開けるというもの。余裕がある人は、体験版でボスの動きの変化をチェックしてみてはいかがだろうか。きっと新たな発見があるはずだ。
限られた時間ではあったが、今回の体験プレイで個人的に1番ツボだったのは、傭兵ヘルパーの存在で行動に余裕が生じた結果、各職業のテイストがより伝わりやすくなったこと。本作はとにかくスピーディにつき、立体空間を奔走するあまり「この職業はちょっとつらいかなぁ」と思っていたものが、実際やってみると「あれ、これ結構いいぞ?」なんて具合に、ゲームに対する理解度がグンと増した印象。前作のプレイ経験がある人は、四の五のいわずダウンロードしてプレイあるのみ! 今回初めて本シリーズを知ったという人も、この機会にぜひぜひお試しいただきたい。アクションゲームが好きなら、きっとあなたの琴線に触れるものがあるはずだ。