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PS Vita/PSP「討鬼伝」アクション体験版ミニインプレッション

〜あなたの意見が「討鬼伝」をより素晴らしいものに変えていく!〜

6月27日 発売予定

価格:
6,090円(PS Vitaカード版)
5,400円(PS Vitaダウンロード版)
26,070円(PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄)
5,040円(PSP UMD版)
4,500円(PSPダウンロード版)

 コーエーテクモゲームスは、PlayStation Vita/PSP用ハンティングアクション「討鬼伝」を6月27日に発売する。価格はPS Vitaカード版が6,090円、ダウンロード版が5,400円、オリジナルデザインのPS Vita本体とセットになった「PlayStation Vita 討鬼伝 鬼柄」が26,070円。PSPのUMD版は5,040円、ダウンロード版は4,500円。

 今回は、4月2日よりPlayStation Storeで配信中のPS Vita版「アクション体験版」インプレッションをお届けする。「討鬼伝」は開発チーム「ω-Force」が手がける完全新作。先日のクローズド体験会でゼネラルプロデューサーを務める鯉沼久史氏とプロデューサーの小笠原賢一氏が述べたように、本作は“ハンティングアクションの王道、ど真ん中”を目指して制作が進められている。

 アクション体験版を起動し、まずは「はじめから」を選択して「人物設定」に移行。ここではゲーム本編でプレーヤーが操作するキャラクター、つまりはプレーヤーの分身をエディットする。体験版につき項目やバリエーションは制限されるが、名前、性別、装備色、音声をそれぞれ自由に選ぶことができる。

【モノノフ】

プレーヤーは“鬼”討伐組織「モノノフ」に配属されたルーキーという立場。アクション体験版では省略されているが、製品版では拠点村「ウタカタの里」をベースに活動していく

 体験版メインメニューは「シングル専用任務」、「マルチ推奨任務」、「武器指南」、「戦闘解説書」の4つ。初めてプレイする人は「戦闘解説書」でボタン類の役割や画面解説、武器や鬼祓いなどの特殊操作、ミタマ、鬼の倒し方など、プレイするうえで必須となる情報をあらかじめ覚えておくといい。初見だと覚えることが多そうに思えるが、いずれも簡潔に要点を教えてくれるので難しいことは何もない。

 体験版で使える武器は「太刀」、「手甲」、「鎖鎌」、「弓」、歴史上の英雄の魂“ミタマ”は「源頼光(戦闘スタイル:攻)」、「土方歳三(戦闘スタイル:防)」、「清少納言(戦闘スタイル:癒)」、「濃姫(戦闘スタイル:隠)」から選ぶことが可能。先日お知らせしたとおり、早期予約特典のミタマ「桃太郎」を使うことも可能だ。

アクション体験版に収録されている武器は「太刀」、「手甲」、「鎖鎌」、「弓」の計4系統。製品版では「双刀」と「槍」を追加した全6系統になる

本作の成長要素は「ミタマ」に集約される。レベルが上がるとスキルが増えていく。単なる強弱ではなく、それぞれの特徴がきちんと打ち出されるといい、自分が1番扱いやすいミタマを模索するのが攻略の近道となりそう

 シングルプレイで最初に選べる任務は3つで、NPC「桜花」、「那木」、「富獄」を同行者として選べる。任務をクリアしていくと、以降順次新たな任務が選べるようになる。序盤の任務は小型の“鬼”の掃討だが、以降は大型の“鬼”を討伐する本格的なもの。過去記事でもご紹介しているように、“鬼”は歴史上の英雄の魂「ミタマ」の力を体内に宿し凶暴化してるため、そのまま攻撃しても体力は減らない。

アクション体験版に収録されている任務は計7つ。最初は小型の“鬼”が相手だが、2つクリアすれば大型の“鬼”と戦える本格的な任務が選択可能になる

 セレクトボタンを押して特殊能力「鬼ノ目」を発動させると、鬼の弱点となる部位が判別できるようになる。ここを集中的に攻撃し、武器ゲージMAX状態で使える「鬼千切」などで部位破壊を成功させて、はじめて本体にダメージが通るようになる。破壊された部位は地面に落下。放置しておくと再生してしまうが、落下した部位のそばでRボタン長押しの「鬼祓い」で浄化すれば再生を防ぐことが可能だ。

セレクトボタンを押すと特殊能力「鬼ノ目」が発動。破壊可能な部位がひと目でわかる
「鬼千切」の操作は全武器共通。隙は大きいが命中すれば一撃で部位を破壊できる
地面に落ちた部位は放っておくと再生してしまうため「鬼祓い」で浄化しよう

【ミフチ】
アクション体験版の登竜門となる“鬼”。突進や節足による攻撃も強烈だが、くらうとグルグル巻きで拘束される糸攻撃がいやらしい

【ゴウエンマ】
“This is ONI!”というほかない恐怖の“鬼”。威圧感たっぷりの外観もさることながら突進と拳など各攻撃のダメージ量がハンパない

 既にプレイ済みの方々は実感されていると思うが、体験版をプレイしてもっとも感心させられるのは“グラフィックスクオリティの高さ”と“独特の世界観”だろう。コーエーテクモが得意とする「和」と「歴史」をモチーフにした歴史ファンタジーを、据え置き機ばりの精細なグラフィックスで表現。体験版には含まれていないが、拠点となる村「ウタカタの里」はもちろん、日本の古代から幕末の、それぞれの特徴をもつバトルフィールドの造形にも期待が高まる。

 さて……肝心のアクション部分だが、鎖鎌の空中アクションなどに見られる“コーエーテクモらしさ”を随所に織り交ぜつつ、“ど真ん中”と称するハンティングアクションの王道を核とした作りは、明確に意見がわかれるものと推察される。キャラクターの挙動はもとより、部位破壊ひとつとっても不慣れな人は「固くてストレスが溜まる!」と不満の声をあげるだろうし、一方で熟練者は「ダメージが通る部位さえ確保すればあとは楽勝」となってしまう。筆者でさえ「ここがこうだったらなぁ」といった点がいくつもあり、コアな層はそれこそ枚挙にいとまがないはずだ。

 先日の「クローズド体験会」で鯉沼氏と小笠原氏がのべていたとおり、開発チームは体験版にまつわるユーザーの意見を切実に欲している。「この記事を見てアクション体験版の配信に気づいたけど、今から意見を送っても読まれる(反映される)の?」といった不安もあるだろうが、同社は、4月30日までPlayStation公式サイト「プレコミュ」に専用投稿フォームを設置するとしている。開発チームはユーザーコミュニティなどもチェックしているというが、現時点で確実に意見を届けたい場合は「プレコミュ」が最適かと思われる。

 余談になるが、ここ数年のコーエーテクモタイトルは「ユーザーの意見」を強く意識した作品作りが徹底されているように感じられる。直近の「ω-force」作品でいえば「真・三國無双6 Empires」や「真・三國無双7」が最たる例で、筆者の周辺からはほぼ賞賛しか聞こえてこなかったほど。筆者も前述の作品は寝食(……と仕事)を忘れるほど楽しませていただいたくちだ。

 “消費者の声を直接汲む”というのはマーケティング手法として珍しくもなんともないが、本当の意味で実践できているかどうかは商品や作品を見れば一目瞭然。「意見といっても、難しいことはいえないよ」と逡巡されているかたもおられるだろうが、別に難しく考える必要はない。「あの武器のモーションがもっと○×だったらいいな」などの簡潔な意見でも全然問題ないのだ。体験版をプレイした人の“生の声”が、「討鬼伝」の未来を確実に明るいものにしていく。本作に期待している人はもちろん、興味を抱かれた方はアクション体験版をプレイして、「プレコミュ」などに忌憚の無い意見をどしどしお送りいただきたい。

本当にちょっとしたことでもかまわない。気になるところがあれば「プレコミュ」などに意見を投稿してみてはいかがだろうか


(豊臣和孝)