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PS Vita/PSP「討鬼伝」クローズド体験会を開催

体験版リリース日と発売日をそれぞれ発表!

3月30日 開催

会場:会場:ソニー・コンピュータエンタテインメント SSJ品川ビル

ゼネラルプロデューサーの鯉沼久史氏
プロデューサーの小笠原賢一氏

 コーエーテクモゲームスとソニーコンピュータエンタテインメントは、PS Vita/PSP用ハンティングアクション「討鬼伝」の体験会「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」をソニー・コンピュータエンタテインメント SSJ品川ビルにて開催した。

 「『討鬼伝』×『プレコミュ』クローズド体験会」は、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンが運営するユーザー交流サイト「プレコミュ」で募集された40名が参加。14時と17時の2部構成で、ここではプレス向けに午前中に行なわれた体験会の模様をお届けする。

 本作のゼネラルプロデューサーを務める鯉沼久史氏は、冒頭の挨拶で開発チーム「ω-Force」に言及。元々“新しいジャンルに挑戦する”ために作られたという同チームだが、無双シリーズの大ヒットにより、その本分を尽くせずにいた。だが「そろそろ新しいものをやりたいなという想いが日々募ってきた」といい、その想いのあらわれからハンティングアクションというジャンルを選定。「コーエーテクモならではの要素を詰め込みつつ、王道、ど真ん中で勝負できるタイトルにしようと鋭意開発中」と鯉沼氏は言葉に力を込める。

 プレゼンを担当したのは、プロデューサーの小笠原賢一氏。キャッチコピーは「モノノフたちよ、“鬼”を討て!」。強大な鬼を相手に戦う緊迫感、高揚感、倒したときの達成感など、ハンティングゲームの根源的な魅力を樹立させるのがコンセプト。特徴として第一にとりあげられたのは「部位破壊アクション」。強大な鬼の部位を破壊する迫力と爽快感は、6系統の武器それぞれに異なる手ごたえが味わえるという。

 キャラクターの成長要素「ミタマ」は、英雄の魂を開放して己が力とするというもの。ミタマは日本史に登場する英雄がモチーフになっており、有名人や架空など200人以上が登場。後述する体験版には「源頼光」、「清少納言」、「濃姫」、「土方歳三」の4人が実装されている。ミタマは「攻」、「防」、「癒」、「隠」などの戦闘スタイルごとに特殊能力(タマフリ)を持ち、レベルが上がるにつれてスキルが増えていく。

 ゲームの世界観は「和」と「歴史」に彩られた壮大な歴史ファンタジー。プレーヤーは“鬼”討伐組織「モノノフ」に配属されたルーキーという立場でゲームがスタート。拠点村「ウタカタ」で任務を受け鬼討伐に出撃。古(飛鳥)、雅(平安)、武(鎌倉)、戦(戦国)、安(江戸)、乱(幕末)など、時空を超えたバトルフィールドが展開される。

 狩猟の対象となる“鬼”は、歴史上の英雄の魂「ミタマ」の力を体内に宿し凶暴化したもの。鬼はそのまま攻撃しても体力を減らせないが、武器ゲージMAX状態で使える「鬼千切」などで部位破壊を成功させるとダメージが通るようになる。鬼のどの部位を破壊できるかは、セレクトボタンで特殊能力「鬼ノ目」を発動させることでグラフィカルに確認できる。破壊された部位は放置すると再生してしまうが、破壊して地面に落下した部位を「鬼祓い」で浄化すれば再生を防ぐことが可能。

 プレーヤーキャラクターが装備する武器は、太刀、弓、手甲、槍、鎖鎌といった6系統が存在。武器は約400種類、防具は約100種類が登場。キャラクター外観は、性別、顔、髪型、色、ボイスなど自由にエディットが可能。

 ハンティングアクションは通常マルチプレイに注力されるが、本作はシングルプレイも等しく重視している。ストーリー上でプレーヤーとともに戦う仲間(NPC)として「桜花」、「那木」、「初穂」、「富獄」の4人が公開された。NPCのキャラクターデザインは「アーシャのアトリエ」などで知られるイラストレーターの左さん。

 PS Vita、PSPともにクロスプラットフォームにより最大4人までのアドホックマルチ協力プレイを実現。PSVita版はインフラストラクチャモードにも対応する。クエスト、武器、装備品などのダウンロードコンテンツが継続的に配信されるという。

プロデューサーの小笠原氏が製品概要を説明。ハンティングアクションの王道、ど真ん中で勝負するというω-Force渾身の一作だ

4月2日よりPS Vita体験版を配信開始! 発売日と価格も決定!

 会場では、4月2日よりPS Vita体験版の配信開始がアナウンスされた。同日より「プレコミュ」にてアンケートを実施。ユーザーから意見を募集し開発に反映したいとしている。アンケート回答者には特典としてPSNアバターが4月25日より配信される。PSP版「アクション体験版」は5月配信予定。

 発売日は、PS Vita版、PSP版ともに6月27日。価格はPS Vita版が6,090円(ダウンロード版:5,400円)、PSP版が5,040円(ダウンロード版:4,500円)。PS Vitaに鬼がデザインされたPS Vita同梱版「PlayStation Vita『討鬼伝』鬼柄」もソフトと同日発売される。同梱版限定特典となるミタマ「一寸法師」ダウンロードシリアル同梱で、価格は26,070円。

 早期予約特典は、体験版でも使えるミタマ「桃太郎」と製品版用ミタマ「新島八重」の各ダウンロードシリアル。「桃太郎」ダウンロードシリアルは4月3日以降の予約時に配布され、無くなり次第終了。「新島八重」ダウンロードシリアルは商品と同時に引渡しとなる。

 タイアップ関連では、角川書店“サムライエース”とソニー電子書籍ストア「Reader Store」にてコミカライズが決定。プロローグコミックを含む「討鬼伝」オリジナル電子書籍を「Reader Store」で4月下旬頃に先行配信するとしている。

6月27日に発売決定。ダウンロード版も用意される
鬼がデザインされたPS Vita同梱版を同日発売。デザインが渋い!

【PlayStation Vita『討鬼伝』鬼柄】
パッケージ内容:PS Vita(Wi-Fiモデル)『討鬼伝』オリジナルモデル(本体色:クリスタル・ブラック)、『討鬼伝』ゲームソフト、限定特典ミタマ「一寸法師」ダウンロードシリアル、USBケーブル、ACアダプター、電源コード、ARプレイカード一式、印刷物
会場にディスプレイされていたパッケージと実機のサンプル

【早期予約特典ダウンロードシリアル】
いずれも数量がなくなり次第、配布終了となる。予約はお早めに!

【コミカライズ】
角川書店“サムライエース”、ソニーの電子書籍ストア“Reader Store”、コーエーテクモゲームスの3社協力により実現。作家は神奈川県出身の彩乃浦助(あやのうらすけ)さん

 質疑応答では、まず体験版のデータ引継ぎに関して質問が飛んだ。体験版のセーブデータは製品版に引き継げないが、早期予約特典「桃太郎」ダウンロードシリアルは製品版でも使えるという。PS VitaとPSP版の売り上げ比率については「具体的にはいえないが、開発の気持ちとしてはPS Vitaのキレイな画面でプレイして欲しいというのはある。市場的には台数の差があるが、ロングライフで(結果的に)PS Vitaが上回って欲しい」とコメントした。

 目標とする販売本数は「ハンティングアクションの最高峰『モンスターハンター』シリーズを目指したい。ミリオンを目指したいとは思うが、現実的に新規IPでいきなりというのは(難しいと思っている)。発売後もしっかりとした告知、イベント、長期的なDLCを予定している。最終目標としては、そこまでいきたい(鯉沼氏)」と説明した。

【PS Vita体験版スクリーンショット】

昼食会にて 〜ハンティングアクションの王道、ど真ん中で勝負する!〜

 プレス向け体験会の終了後、昼食会にて鯉沼氏と小笠原氏の囲み取材が実現した。まず体験版の時点での完成度をおうかがいしたところ「75パーセントくらい」とのこと。収録ステージは体験版オリジナルだが、ステージコンセプトや細かいビジュアルなどは同一のものになるという。

 「ハンティングアクションのど真ん中、王道」というコンセプトについては、当初(王道とは)違ったテイストをアピールしようと考えていたが、鯉沼氏が「これじゃない。まっすぐ勝負して超えるんだ!」と再考をうながしたと説明。「開発者目線でいくと、一緒にしたくない、変えたがるというのはわかるが、歴史、和のテイストなどで十分違ったものになると思っていた。面白さの担保を変えてしまうと、ユーザーニーズとずれてしまう」といい「だから真正面でいこうよ!」と小笠原氏に伝えたという。

 やりこみが意識されるジャンルだけに、ついつい入れたくなる成長要素も「ミタマ」に集約。「あくまでもこれはハンティングアクション。操作の上手、下手がフィードバックされる。そこをはずさないよう、上手になれば鬼をしっかり倒せるというデザインですべてやっている(小笠原氏)」。ミタマも強弱ではなく、プレーヤーそれぞれのアクションスタイルにあったものが選べるようなバリエーションになるという。

 「将来的にゲーム大会などを開く予定はあるのか?」とうかがったところ、現在話し合いの最中とコメント。「(「プレコミュ」など)ユーザーさんの意見の場を作っていますので、ユーザーさんが“何を求めているのか”。こちらから押し付けるのではなく『こういうことをして欲しい』など盛り上がってきたときに、それをあわせて主催したほうがいいと思う。『こういうルールでやる』ではなく、どういう遊び方をされていて、どう盛り上がっているから、我々はこういう場を提供しましょう、というのがいいと思っている」という。

 「『売ったからもうオシマイ。後は俺ら知らないよ』ではない。新規IPは久々なので、失敗できないという確固たる想いがある。どうやってユーザーさんの輪を広げていくかは、状況を見ながら臨機応変にやっていきたい」という鯉沼氏。この点については具体的な施策があるようだが「まずは今回の体験版をプレイしてください!(小笠原氏)」とのこと。このあたり、ユーザーの方々には「プレコミュ」などでぜひご意見をお寄せいただきたい。

 「システムを理解するうえで初心者におすすめの武器は?」とうかがうと、小笠原氏は「モノノフということで、まずは太刀。ミタマはデフォルトの攻。どういうプロセスを経て鬼を倒すのかじっくり楽しんでいただきたい」と説明。「ほかのハンティングアクションにないタイプの武器(小笠原氏)」として鎖鎌もおすすめといい「マルチプレイでは戦闘スタイル“癒(治癒)”がいるとだいぶ楽になる」とアドバイスしてくれた。

(豊臣和孝)