「GALLERIA RM7C-R35T」レビュー

GALLERIA RM7C-R35T

14型で1.43Kgを実現! 圧倒的なモバイル性能を実現したデキるゲーミングノート

ジャンル:
  • ゲーミングPC
発売元:
  • サードウェーブ
開発元:
  • サードウェーブ
プラットフォーム:
  • Windows PC
価格:
189,979円(税込)

 2022年9月9日、パソコンショップ「ドスパラ」を全国展開しているサードウェーブは、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」ブランドのノートPCの新製品「RM7C-R35T」の販売を開始した。

 RM7C-R35Tは、コンパクトサイズの14型液晶を採用し、重さ約1.43kgという、GPU搭載タイプのゲーミングノートPCとしては非常に軽いことが魅力だ。モニターサイズがコンパクトになったことで、サイズ自体もコンパクトになったため、より気軽に持ち歩ける。これまでのゲーミングノートPCの常識を破る、高い携帯性を実現した本製品を早速レビューしていきたい。

 また、本製品との相性がぴったりのGALLERIAコラボゲーミングモニター「GigaCrysta LCD-GC252UXB/GAL」も用意した。ゲーミングモニターとセットで使うことで、どんな使い方が可能になるのかということも紹介したい。

インテルの最新CPU「Core i7-12700H」とNVIDIAの最新世代GPU「RTX 3050 Ti」を搭載

 ゲーミングブランドとして絶大な知名度と人気を誇るGALLERIAのPCは、上位からUシリーズ、Zシリーズ、Xシリーズ、Rシリーズという4つのカテゴリーに分かれている。今回登場したRM7C-R35Tは、型番が「R」から始まっていることから分かるように、一番エントリー向けとなるRシリーズに属する製品であるが、ゲーミングPCとしての基本性能は決して低くはない。基本スペックは以下の通りだ。

【GALLERIA RM7C-R35T】
14型液晶を搭載したゲーミングノートPC「GALLERIA RM7C-R35T」

【GALLERIA RM7C-R35T】
CPU:インテル Core i7-12700H(14コア/20スレッド、2.30GHz~4.70GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU(4GB)+インテル Iris Xe
チップセット:CPU内蔵
メインメモリ:16GB DDR4-3200MHz SO-DIMM(8GB×2)
ストレージ:512GB Gen4 NVMe SSD
液晶ディスプレイ:1,920×1,200ドット(WUXGA)、14型60Hz 非光沢液晶
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:90W ACアダプター(19V)
本体サイズ:313.8×219.7×19.9mm(横×縦×厚さ)
本体重量:約1.43㎏(バッテリー含む)
価格:189,979円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=30&ft=&mc=11556&sn=0

 スペックを順に見ていこう。まず、CPUには、インテルの最新CPUである第12世代Core i7-12700Hを採用している。第12世代Core iは、第11世代Core iとは設計が一新され、多くの点が強化されている。インテルのCPUとして初めて、性能重視と電力効率重視の2種類のコアを搭載することで、高性能と高効率を両立させていることが特徴だ。Core i7-12700Hのコア数は14だが、その内訳は、6個が高性能なPコア、残りの8個が高効率なEコアとなる。Pコアは、1つのコアで最大2つのスレッドを同時に実行できるので、合計で2×6+8=20ものスレッドを同時に実行できる。ベースの動作周波数は2.30GHzだが、負荷に応じて最大4.70GHzまで向上する。ゲーミングノートPCに搭載されているCPUの中でも、性能的には上位に位置する。

 また、CPUから発生する熱をヒートシンクに効率良く伝えるために、サーマルインターフェースマテリアル(CPUとヒートシンクの間に塗られる物質)として熱伝導率が高い液体金属が使われていることも高く評価できる。液体金属は一般的なシリコングリスよりも熱伝導率が格段に高く、より効率的にCPUの熱をヒートシンクに伝えることができ、CPUの性能を最大限に引き出せる。ただし、液体金属は導電性があり、一部の金属を腐食するため、シリコングリスに比べて取り扱いが難しい。そのため、他社の製品でも液体金属を採用している製品はそれほど多くはない。

 CPUと同等以上に重要なGPUとして、GeForce RTX 3050 Tiが採用されている。GeForce RTX 3050 Tiは、NVIDIAの最新世代GPU「RTX 30シリーズ」の中では、下位に位置する製品であるが、前世代のミドルクラスであるRTX 2060とほぼ同じ性能であり、フルHD解像度なら最新ゲームも快適に遊ぶことができる。

 メインメモリは16GBで、ストレージとしては512GB NVMe SSDが搭載されている。このSSDは、PCIe Gen4に対応した高速なものであり、メモリ、ストレージとも必要にして十分なスペックである。

厚さ19.9mm、重さ約1.43kgのスリムで軽いボディが魅力

 本製品は14型液晶を採用した製品であり、筐体も新しく設計されたものとなる。Rシリーズというエントリークラスの製品に、積極的に新筐体を採用した製品を次々投入してくるのは、なかなか素晴らしい。

 筐体の基本的なデザインは、GALLERIAの他のゲーミングノートPCを踏襲しているが、液晶ヒンジ部の左右に、斜めにカットされた青いパーツがはめ込まれており、より薄さを強調するデザインとなっている。ボディのサイズは、313.8×219.7×19.9mmであり、2022年6月に登場した、16型液晶搭載のZL7C-R37THの358×247×20mmに比べると、幅が44.2mm、奥行きが27.3mm小さくなっている。両製品を並べてみると、その差は歴然だ。いわゆるフットプリント(底面積)は、16型液晶モデルの78%ほどに縮小されている。

 なお、厚さに関しては16型液晶モデルとほとんど変わらないが、もともと16型液晶モデルの厚さ20mmというのはゲーミングノートPCとしてはトップクラスのスリムさであり、液晶サイズが小さくなっても厚さが薄くなるわけではないので、これ以上薄くすることは困難であろう。それでも厚さ19.9mmというのは非常にスリムで、カバンやリュックなどへの収まりもよい。

 本製品は、液晶サイズが小さくなり、ボディもコンパクトになったことで、重量も約1.43kgととても軽くなっている。ちなみに16型液晶モデルの重量は約2.15kgであり、その差は約0.72kgにもなる。この軽さはなかなか衝撃的だ。最初に持ったときに、「あれ? すごく軽いな」という印象を受けたほどだ。

 単体GPUを搭載していない、いわゆるオンボードのモバイルノートPCでは、14型液晶モデルで重量1kgを切る製品も珍しくはないが、単体GPUを搭載した本格的なゲーミングノートPCで重量1.5kgを切る製品は非常に珍しい。本製品は、14型液晶搭載ゲーミングノートPCとして最軽量クラスといってよいだろう。重さ2kg程度でも十分持ち歩けるが、1.43kgの本製品なら、普段の荷物にプラスして持っていくことも決して無理ではない。

 本製品は、液晶サイズが小さくなったことにより、消費電力もかなり小さくなっているようだ。16型液晶搭載モデルは、ACアダプターの容量が180Wまたは120Wであるが、本製品のACアダプターの容量は90Wである。重量は実測で498g(ケーブル込み)であり、本体と一緒に持ち歩いても2kgを切るというのは、高く評価できる。LANパーティなどに自分のPCを持っていくBYOD的な使い方も十分実用的だ。バッテリー駆動時間は公称約6.6時間であり、こちらも十分であろう。

【本体外観など】
RM7C-R35Tの上面
RM7C-R35Tの底面
液晶ヒンジ部の左右に青色のパーツがはめ込まれている
本製品と16型液晶搭載モデル(ZL7C-R37TH)のサイズ比較
16型液晶搭載モデルの上に本製品を載せたところ
本製品と16型液晶搭載モデル(ZL7C-R37TH)の厚さ比較
付属のACアダプター
ACアダプターの容量は90Wである
本体の重量は実測で1,427gと公称通りであった
ACアダプターの重量(ケーブル込み)は実測で498gであった

14型60Hz対応WUXGA液晶を搭載

 前述したようにRM7C-R35Tは、14型液晶を採用していることが特徴だ。解像度は、2022年6月に発売が開始された16型液晶搭載モデルと同じく1,920×1,200ドット(WUXGA)であり、ノートPCでは一般的な1,920×1,080ドット(フルHD)に比べると、横方向の解像度は変わらないが、縦方向が120ドット分増えているわけだ。最近のゲームなら多くがWUXGAにも対応しているが、フルHDしか対応してないゲームであっても、特に問題はない。

 WUXGA解像度が役立つのは、ゲームだけではない。Webブラウズや文書作成、表計算などを行う場合にも活きる。Webサイトや文書は縦長にデザインされていることが多く、120ドットとはいえ、縦解像度が高ければそれだけ作業効率が上がる。表面が非光沢タイプなので、ギラギラせず長時間使っていても目への負担が小さい。

 RM7C-R35Tの液晶のリフレッシュレートは60Hzで、一般的なノートPCと同じである。液晶上部には、HD画質のWebカメラとWindows Hello対応の顔認証用IRカメラが搭載されており、高精度な顔認証が可能だ。

【液晶ディスプレイ】
液晶の解像度は1,920×1,200ドット。非光沢タイプなので、目への負担が小さい
液晶上部には、HD画質のWebカメラとWindows Hello対応の顔認証用IRカメラが搭載されている

コンパクト化に伴いキーボードもテンキーレスに

 キーボードも従来とは一新されている。従来のXシリーズやRシリーズのGALLERIAノートPCでは、テンキー付きのキーボードが採用されていたが、本製品では液晶が小さくなり、ボディのサイズが小さくなったため、テンキーが省かれた全83キーのキーボードを採用している。キーピッチは19mmと余裕があり、配列も標準的なので快適にタイピングが可能だ。

 キーボードバックライトは2022年6月に発売が開始された16型液晶搭載モデルと同じく、ホワイト1色で、明るさのみ2段階(消灯を入れて3段階)で変更できるようになっている。レインボーカラーで光らなくても、実用上は何の問題もない。暗い場所での利便性を上げるためなら、ホワイトで光れば十分だ。

 ポインティングデバイスとしてはタッチパッドを採用。タッチパッドとクリックボタンが一体化したタイプだが、パッドのサイズが実測で約132×81mmと大きく、操作性も良好だ。

【キーボードとタッチパッド】
キーボードはテンキーレスの全83キーである
キーボードバックライトの発光色はホワイト固定である
キーボードバックライトをオフにした状態
従来よりも大きくなったタッチパッドを搭載

最新のThunderbolt 4を搭載し、インターフェイスも充実

 RM7C-R35Tは、コンパクトサイズにも関わらずインターフェイスも充実している。右側面にはUSB 3.1 Gen1 Type-AとThunderbolt 4/USB4(DP1.4対応/PD対応、100Wまで。PD動作時はパフォーマンスに制限が掛かる)、HDMI出力が、左側面にはUSB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen1 Type-A、ヘッドセット端子、SDカードスロットが用意されている。16型液晶搭載モデルと同様に、ボディが薄くなったことで、有線LANポートが省略されている。

 無線LANモジュールとして、インテルのWi-Fi 6 AX201NGWを搭載し、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応。MIMO 2×2仕様で最大2.4Gbpsでの通信が可能である。サウンドについても、バーチャルサラウンド機能やマイクノイズ抑制機能を備えたNahimicオーディオを搭載している。

【RM7C-R35Tのインターフェイス部分】
RM7C-R35Tの右側面
RM7C-R35Tの右側面のアップ。USB 3.1 Gen1 Type-AとThunderbolt 4/USB4(DP1.4対応/PD対応、100Wまで。PD動作時はパフォーマンスに制限が掛かる)、HDMI出力が用意されている
RM7C-R35Tの左側面
RM7C-R35Tの左側面のアップ。USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen1 Type-A、ヘッドセット端子、SDカードスロットが用意されている

「VALORANT」は最高画質で平均109fps、中画質で平均152fpsを達成

 それでは、ゲーミングノートPCながら重さ1.5kgを切るという、携帯性に優れた本製品のゲームでのパフォーマンスを見ていこう。まずは、人気のFPS「VALORANT」のフレームレートを計測した。グラフィック品質を以下の画面のように(ほぼ最高)設定し、Frapsを用いて実際のゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート、最低フレームレートを5回計測し、その平均を採用した。計測に利用したマップは「アセント」である。

 その結果、平均フレームレートは109fps、最高フレームレートが161fps、最低フレームレートが52fpsという結果になった。「VALORANT」は、最近のFPS/TPSの中では比較的負荷が軽い方だが、それでも最高画質で平均109fps出れば大抵のプレイヤーは満足できるだろう。もちろん、109fpsというのは、本製品の液晶のリフレッシュレートである60を大幅に超えており、本来は正しく表示できるわけではないのだが、垂直同期の制限を切って計測しているため、リフレッシュレートを上回る値が出る。通常は、垂直同期をオンにしてプレイすることになるが、本製品にはそれだけのフレームレートを出せる能力があると考えていただければよい。

 外部モニター接続時に、もう少し高いフレームレートでプレイしたいという人のために、設定を中にして同様に計測を行ったところ、平均フレームレートは152fps、最高フレームレートが195fps、最低フレームレートが117fpsという結果になった。

【VALORANT】
「VALORANT」のグラフィック品質の設定(ほぼ最高画質)
アセントで計測
「VALORANT」のグラフィック品質の設定(中画質)

 なお、本製品には、CPU内蔵のグラフィックス機能「Iris Xe」と外付けGPU「GeForce RTX 3050 Ti」の2つのグラフィックス機能が搭載されている。Windowsがアプリケーションに応じて、どちらのグラフィックス機能を利用するかを選択する仕組みになっており、負荷の高いゲームソフトは、基本的にGeForce RTX 3050 Tiが使われるはずなのだが、タイトルによっては自動判別がうまくいかない場合もある。また、外付けモニター接続時なども注意しないとCPU内蔵グラフィックス機能が優先されることがある。そこで、強制的にGeForce RTX 3050 Tiが利用されるようにする設定方法を紹介する。NVIDIAのツールでアプリケーションごとに優先するグラフィックス機能を設定することも可能だが、Windows 10/11では、Windowsの設定からも、グラフィックス機能の設定が可能になった。その手順は以下の通りだ。

 まず、デスクトップ画面の何もないところで右クリックしてメニューを開き、「ディスプレイ設定」を選択する。次に、関連設定にある「グラフィック」を選択して開く。すると、インストールされているアプリ一覧が表示される。設定したいアプリがここに表示されていない場合は、「アプリを追加する」を選んで、アプリを追加すればよい。次に、設定したいアプリを選んでクリックし、「オプション」をクリックする。グラフィックスの基本設定画面が表示されるので、優先するGPUを選択する。強制的に外付けGPUを使わせたいなら、一番下の「高パフォーマンス」を選択すればよい。

【グラフィックス機能の設定方法】
右クリックしてコンテキストメニューを開き、「ディスプレイ設定」を選択する
関連設定にある「グラフィック」を選択して開く
インストールされているアプリ一覧が表示される。ここに表示されていない場合は、「アプリを追加する」を選んで、アプリを追加する
設定したいアプリを選んでクリックし、「オプション」をクリックする
優先するGPUを選択する。強制的に外付けGPUを使わせたいなら、一番下の「高パフォーマンス」を選択すればよい

 さらに、国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行してみた。1,920×1,080ドット最高品質でのスコアは11,252で「とても快適」という評価に、1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)でのスコアは13,301で同じく「とても快適」という評価になった。この評価は、上から2番目の評価であり、ファイナルファンタジーXIVの最新拡張パックも最高画質で快適に遊べるといえる。

【「FFXIV」ベンチマーク結果】
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット最高品質の結果
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)の結果

 最後に、「CrystalDiskMark 8.0.4」を使ってストレージ性能を計測したところ、シーケンシャルリード(Q8T1)が6793.48MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)が4,794.12MB/sという非常に高速な結果になった。ロットによって搭載SSDが異なるため、あくまで参考値だが、シーケンシャルリードが6,000MB/sを超えるというのは非常に高速であり、ファイルサイズの大きなゲームの起動やマップロードなども短時間で済む。

【CrystalDiskMarkの結果】
「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果

外付けゲーミングモニターを使えば、60fpsを超えるフレームレートでさらに快適なゲームプレイが可能に

 本製品は、気軽に持ち歩けるサイズと重さを実現したゲーミングノートPCであり、普段使いにも向いた製品だが、ゲーミングノートPCとして見たときに気になるのが、液晶のリフレッシュレートが60Hzが上限であるという点だ。「VALORANT」を垂直同期オンにしてプレイすると、最高画質設定でもほぼ60fps近くで貼り付く感じになるため、十分快適にプレイはできる。普段、ゲーム機でFPSをプレイしている人なら、それほど違和感は感じないだろう。しかし、ベンチマーク結果からわかるように、本製品のCPUとGPUの性能なら、「VALORANT」の最高画質設定で平均109fps、中画質設定なら平均152fpsを出せるのだ。

 そこでおすすめしたいのが、高いリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターに接続して使うという方法だ。本製品と組み合わせるなら、フルHD解像度でリフレッシュレート165Hz以上の製品がおすすめだ。ここでは、先日サードウェーブから発売が開始されたばかりのアイ・オー・データ機器のGALLERIAコラボモニター「GigaCrysta LCD-GC252UXB/GAL」を用意したが、もちろん他のゲーミングモニターでもかまわない。

 GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALは、フルHD/240Hz対応で、3系統の入力端子を備えた高性能なゲーミングモニターである。GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALについては、別途レビュー記事が掲載されているので、そちらをご覧頂きたいが、本製品との相性は、性能的な面でもデザイン的な面でも最高だ。

 ゲーミングモニターの使い方は、大きく2パターン考えられる。一つは、本製品の液晶の表示はオフにして、外付けモニターだけに映像を表示する方法だ。FPSなどを集中してプレイするには、この方法が向いているだろう。もう一つは、外付けモニターと本製品の液晶の両方を利用する方法だ。外付けモニターをメイン画面、本製品の液晶をサブ画面として使い、別々の画面を表示することができるので、例えば、外付けモニターで、クラフト系のゲームや謎解き系のゲームを表示させながら、本製品の液晶で攻略サイトや攻略動画を表示させれば、それを参考にしつつプレイを進めることができる。

 実際に、GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALを接続して「VALORANT」をプレイしてみたが、プレイ感覚が大きく変わった。最高画質でも平均フレームレートが109fpsになるので、素早く振り向いても、動きが不自然にカクついたりすることがなくなり、エイミングもよりやりやすくなったと感じ、実際にキルレートなどの戦績も向上した。また、リフレッシュレートが高くなるというメリットだけでなく、単純に画面が大きくなるので(GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALは24.5型)、遠くの敵もより見やすくなり、ゲームの迫力も増すという効果もあった。

 もちろん、本体の液晶でも十分プレイはできるが、外付けモニターを繋ぐことで、さらに快適な環境で楽しめるようになる。「VALORANT」や「Apex Legends」などのFPS/TPSタイトルを頻繁にプレイするのなら、外付けゲーミングモニターを導入することを強くおすすめする。

 今度は、アドベンチャーゲーム「Forager」をGigaCrysta LCD-GC252UXB/GALでプレイしてみた。ノートPC側のモニターにはその攻略ページを表示。「Forager」のようなサバイバル系ゲームは、序盤何をどうすればいいのか分からなくてすぐゲームオーバーになりがちだが、攻略サイトを参考にしながらプレイすれば、そうしたストレスを解消できる。サバイバル系ゲーム、クラフト系ゲームをスムーズに進めたいという人には、こうした使い方をおすすめする。

 もちろん、ゲーム以外でもゲーミングモニターはとても便利だ。2つの画面を使うことで、さまざまな作業をより効率良く進めることができる。例えば、Webサイトで調べ物をしながら、レポートを書いたり、時間がかかるターン制ゲームなどでは、ゲームをしながら、メールを書いたり、ネットサーフィンをすることもできるだろう。また、GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALには、入力端子が3系統用意されているので、本製品を繋いで使うだけでなく、SwitchやPS4/PS5などのコンソール機を繋いでゲームをプレイしたり、Fire TV Stickを繋いで映画を見たりといった、さまざまな活用が可能になる。本製品の性能をフルに発揮するためにも、是非ゲーミングモニターの導入を検討してほしい。

【コラボモニター「GigaCrysta LCD-GC252UXB/GAL」と接続】
LCD-GC252UXBを繋いで「VALORANT」をプレイしている様子
このように、本体の液晶とLCD-GC252UXBに別々の画面を表示できる
LCD-GC252UXBでゲーム画面を表示させながら、本体の液晶でそのゲームの攻略サイトを確認できる

軽くてコンパクトなゲーミングノートPCが欲しい人におすすめ

 今回、レビューしたRM7C-R35Tは、最新CPUと最新GPUを搭載した本格的なゲーミングノートPCながら、重量約1.43kgという驚異的な軽さを実現していることが最大の魅力だ。ゲーミングPCとして液晶のリフレッシュレートが60Hzであることが残念だが、自宅でガッツリ遊ぶ際には、上で紹介しているように、外付けゲーミングモニターを繋ぐ手もある。本製品とGALLERIAコラボモニター「GigaCrysta LCD-GC252UXB/GAL」を一緒に購入すると6,600円引きになるので、ゲーミングモニターを持っていない人は、あわせて買うことをおすすめしたい。

 ゲーミングノートPCというと、大きくて重くて分厚いものと思っている方も多いだろうが、RM7C-R35Tはそうした先入観を打ち砕いてくれる革新的な製品といえる。価格的にも手頃であり、気軽に持ち歩けるゲーミングノートPCが欲しいという人には、特におすすめしたい製品だ。ゲーム以外の用途でも、動画エンコードやAI学習など、単体GPUが威力を発揮する場面は多い。3D CGを作るなど、モバイルワークステーション的な使い方をする人にもおすすめできる。

【GALLERIA RM7C-R35T】