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【TGS2022】GALLERIAブースで、未発表のIntel Arc搭載ゲーミングノートPCを発見!

2022年末までにIntel Arc搭載ゲーミングノートPCを2モデル発売予定

【GALLERIA UL7C-AA2】

年内発売開始

価格:未定

 3年ぶりにリアル開催となった東京ゲームショウ2022に、サードウェーブのゲーミングPCブランド「GALLERIA」が出展を行った。GALLERIAが、東京ゲームショウに出展するのは今回が初めてとなるが、ブースの規模もかなり大きく、会期中は毎日ゲストを招いてさまざまなイベントが行われる。初日の15日は、オープニングイベントとして小藪千豊さんとMasuoさんのトークショーや、GALLERIAコラボDAYと題し、渋谷ハルさんやZelariさんらが参加したイベントが開催された。小籔さんとMasuoさんのトークショーはとても面白かったので、別途紹介する予定だが、ここではGALLERIAブースにひっそり参考出展されていた未発表の新製品「GALLERIA UL7C-AA2」を取り上げる。

巨大なブースにはイベントスペースや壁面フォトコーナーも

 GALLERIAのブースは、ホール7のeスポーツコーナーにあり、eスポーツコーナーの中では最大面積を誇っていた。ブースは、イベントスペース、壁面フォトコーナー、Touch&Tryコーナー、コラボモデル展示コーナーの4つのコーナーから構成されており、イベント開催中は多くの観客が集まっていたほか、Touch&Tryコーナーでゲームをプレイする来場者も多かった。

【GALLERIAブースの様子】
GALLERIAブースの外観。ホール7に位置する
GALLERIA BASEと呼ばれるイベントスペース
壁面フォトコーナー。お気に入りのキャラの前に立って一緒に写真を撮れる
壁面フォトコーナーはかなり長くて目立つ
GALLERIA BASEで行われるイベントのタイムスケジュール
イベント開催中は多くの観客が集まっていた

Intel Arc搭載ゲーミングノートPCが密かに展示される

 Touch&Tryコーナーには、GALLERIAブランドのゲーミングデスクトップPCやゲーミングノートPCが多数並んでおり、さまざまなゲームをプレイできるようになっていた。ここに並んでいた製品は基本的に全て発表済みの製品であるが、唯一未発表の製品を発見した。

 それが「GALLERIA UL7C-AA2」である。GALLERIA UL7C-AA2は、15.6型WXUGA液晶(144Hz対応)を搭載したゲーミングノートPCだが、GPUとしてIntel Arc A730Mを搭載していることが特徴だ。

 Intel Arcは、インテルの単体GPUなのだが、インテルが単体GPUをリリースするのは、1998年に登場したIntel 740以来であり、実に24年振りとなる。現在の単体GPU市場は、NVIDIAとAMDの2強で独占されており、その牙城に割って入るのはインテルといえどもそう簡単ではない。Intel Arcのうち、ノートPC用の4モデルは2022年3月に発表されたが、Intel Arcを搭載した製品はまだ数製品しか登場しておらず、特に日本メーカーの製品は皆無である。

 今回展示されていたGALLERIA UL7C-AA2は、あくまで正式発表前の参考出品とのことだが、担当者に話を訊いたところ、2022年11月か12月には発売する予定で、恐らく日本メーカーの製品としてIntel Arcを初めて採用した製品になるだろうとのことだ。

 ノートPCのGALLERIA Uシリーズはインテルと共同で設計・開発されたシリーズであり、GALLERIA UL7C-AA2も、インテルとの深い結びつきにより誕生した製品である。ノートPC向けのIntel Arcシリーズは、下位からA350M、A370M、A550M、A730M、A770Mの5モデルがあり、GALLERIA UL7C-AA2には上位から2番目のA730Mが搭載されている。A730Mは、グラフィックスメモリを12GB搭載し、コアの基本動作クロックは1100MHzである。インテルのレビュアーズガイドによれば、A730Mのベンチマーク結果は、GeForce RTX 3050 Tiを上回るとされているが、現状ではドライバの成熟度がNVIDIAやAMDに比べると低く、今後ドライバが成熟すれば、まだ性能が向上する可能性はある。

 GALLERIA UL7C-AA2は、筐体やキーボードの設計も一新されており、現行のUシリーズに比べてキーボードの左右のスペースが広くなっている。なお、価格などは未定だが、スペック的にはミドルレンジクラスであり、現行のUシリーズよりは安くなりそうだ。また、GALLERIA UL7C-AA2だけでなく、下位のIntel Arc A370Mを搭載した製品も同時にリリースする予定とのことであり、正式発表に期待したい。

【Touch&Try!コーナーに展示されていたIntel Arc搭載ゲーミングPC】
Touch&Try!コーナーには、GALLERIAブランドのゲーミングデスクトップPCやゲーミングノートPCが並んでおり、実際にゲームをプレイすることができた
ゲームコントローラーやアーケードスティックが接続されているPCもあった
これがTouch&Tryコーナーで唯一の未発表製品「GALLERIA UL7C-AA2」。「鉄拳7」が動いていた
GALLERIA UL7C-AA2の仕様。GPUが「Intel Arc A730M 12GB」と書かれていることに注目
GALLERIA UL7C-AA2は、筐体やキーボードの設計も一新されており、キーボード左右のスペースが広い
こちらは現行の「GALLERIA UL7C-R37」。明らかにキーボードの設計が異なる

人気のコラボモデルも展示

 GALLERIAは、人気のeスポーツチームやストリーマー、VTuberなどとの積極的にコラボを行い、独自ケースや壁紙などを採用したコラボモデルを次々と発売していることも、魅力の一つだ。東京ゲームショウ2022のブースにもコラボモデル展示コーナーが用意されており、「ぶいすぽっ!コラボモデル」や「SHAKAコラボモデル」、「渋谷ハルコラボモデル」、「Crazy Raccoonコラボモデル」が展示され、注目を集めていた。

【コラボモデルも展示】
コラボモデル展示コーナーにはさまざまなコラボモデルが展示されていた。これは「ぶいすぽっ!コラボモデル」
こちらは人気ストリーマーの「SHAKA」とコラボした「SHAKAコラボモデル」
人気VTuber「渋谷ハル」とコラボした「渋谷ハルコラボモデル」
有名eスポーツチーム「Crazy Raccoon」とコラボした「Crazy Raccoonコラボモデル」。オリジナルデザインのケースを採用